2017年9月22日金曜日

チベタン・マスティフの悲劇

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


チベット高原原産の大型犬 チベタン・マスティフという犬種をご存じですか?

チベットを中心とするヒマラヤ山脈で、遊牧民と共に番犬として暮らしてきた犬です。

「東方神犬」という異名を持ち、最強の犬だと言う人もいます。

「虎型」「獅子型」の二種類に分けられていて、「獅子型」はライオンのようなたてがみがあるのが特徴。

数年前、中国の動物園で『アフリカライオン』と書かれた檻の中で”ワンワン”と鳴くライオンがいるとしてニュースになっていたのが、このチベタン・マスティフくんたちです。

さすがだな・・・中国(笑)

体高はおよそ70㎝、体重は70㎏ほど。

オスで体の大きな個体だと100㎏を超えることもある超大型犬で、番犬の他に軍用犬や闘犬として飼育されてきました。

現在、中国のチベット自治区内では このチベタン・マスティフが大量に野犬化し、1ヵ月に平均180人もの人が咬まれるなどして、大問題になっています。

どうしてこんなことになっているんでしょう・・・( ノД`)



【チベタン・マスティフ 翻弄された歴史】


●殺害命令によって絶滅危惧種に


チベタン・マスティフは、1800年代の中頃にはイギリスへ輸出され、その珍しさ故に王族に飼育されたという記録も残っていますが、戦争の混乱などを経て、現在では英国内においてはほぼ絶滅状態です。

原産地のチベットでも、中国共産党政府によるチベット併合後、多数のチベット市民が大量虐殺の対象となった【カンロの虐殺】の際に、

「全てのチベタン・マスティフを殺害せよ」

との命令が下ったことによって、チベタン・マスティフは絶滅が危惧されるほどに激減してしまいました。

そのため、2006年に中国の国家第二類保護動物に指定された当時、チベタン・マスティフの純血種は、全世界で200頭に満たないと言われていたんです。


人間の身勝手に翻弄されるチベタン・マスティフの悲運はまだまだ続きます・・・


●過熱する種の保存活動


絶滅を危惧する声が上がり始めたことで、チベタン・マスティフたちは一転して積極的に繁殖される犬種となります。

ヨーロッパやアメリカへ渡っていた個体から計画繁殖されたりという動きだけならまだしも、保存活動は過熱し・・・

2008年には韓国のスアム生命工学研究院の黄禹錫(ファン・ウソク)博士が、チベタン・マスティフ17頭のクローン犬を作り出したことを発表しました。
(2008年06月18日 中央日報)

クローン犬の問題点については、以前にこのブログでもご紹介しましたね。

【遺伝子組み換えクローン犬】の恐怖



●バブル期の到来


絶滅が危惧されるようになって、にわかにその希少価値が脚光を浴びたチベタン・マスティフは、富の象徴として富裕層の人気を集めるようになりました。

一時期は、1頭に数億円という値がついて話題になるほど・・・

富裕層の自尊心を煽るには、値段は高ければ高いほどいいんでしょう。

当然、一攫千金を狙う人々が、こぞってチベタン・マスティフを競い合って繁殖させるようになりました。



●バブル崩壊


その結果・・・数年前からはチベタン・マスティフは需要よりも供給が大幅に上回り、値崩れして、数億だった値段が数万円までになってしまったんです。

チベタン・マスティフは、市場から溢れただけではありません。

希少価値への興味と虚栄心を満たすためだけに安易に超大型犬の飼い主となった富裕層の多くが、飼いきれなくなって飼育放棄したのです・・・

典型的な犬バブル崩壊です。


●そして現在・・・


ほんの10年ほど前には世界中に200頭程度しかいなくて、絶滅を危惧されていたチベタン・マスティフは、狂乱のバブル期を経て今や行き場を失って路上に溢れかえっています。

中国紙「北京青年報」(電子版)によると、

青海省ゴロク・チベット族自治州には14000頭、嚢謙(のうけん)県には8000頭以上の野犬がいるとのデータがあって、その多くがチベタン・マスティフということです。

昨年(2016年)11月には嚢謙県で8歳の女の子がチベタン・マスティフの野犬に咬まれて命を落としました。

チベット自治区では月平均180人もの人が咬まれたという記録もありますし、羊などの家畜にも数多くの被害が出ています。

更に・・・野犬化したチベタン・マスティフとのエサの取り合いに敗れたユキヒョウが、今や逆に絶滅を危惧されている状況だというのです。

嚢謙県では地元政府が収容施設を作りましたが、増え続ける犬のエサ代工面に頭を悩ませています。

収容施設に入りきれないほどのチベタン・マスティフたち


溢れかえった収容所内では、エサの取り合いで犬同士の殺し合いも頻発しています。

そして現在・・・希少犬として人気を博し、数億円の値がついていたチベタン・マスティフたちの中には、屠殺されて食肉用になってしまう子もいて、動物愛護のボランティア団体や仏教徒たちが反対運動を繰り広げているそうです。

人間たちに殴られる 野犬化したチベタン・マスティフ


青海省にあるチベタン・マスティフ協会の幹部は、次のように語っています。

『本来は普通の犬。どう見てもあんな値段につりあうわけがなかった』

(参考:9/17 毎日新聞)


【生体販売の大罪】


チベタン・マスティフだけではなく、日本においても、流行りの犬種は多かれ少なかれ似たような目に遭っています。

流行が長く続いていればまだしも、たとえばシベリアンハスキーなどは、1980年代に爆発的に流行し、その後飼育が難しいという理由で急速に人気が衰退していきました。

気まぐれな市場の動きに翻弄されたハスキー犬たちは、大量に繁殖され、大量に余り・・・そして、大量に殺処分されていきました。

命あるものを、製品として製造(繁殖)させて、躊躇なく市場に送り出す”生体販売”というやり方は、やはり間違っているとしか思えませんね・・・




<今日のPet Hotel 11!>

今日もウリくんは絶好調!

ボスはウリくんに絶対に・・・

絶対に・・・

追いつけないー!!なんでだーー?!

脚が短いからに決まってるでしょ!(フンッ)

あ・・・ボクは壁ですから・・・気にしないでください。
コっちゃんは相変わらずビクビクしています(笑)
11才の柴犬 ヤマトくん。
優しいお顔の穏やかなおじいちゃんです。

ヤマトくん「おやぁ?確かこの辺にもう1匹いたような・・・」
コっちゃん「いませんいません。どこにもいません」
ウリくんがしつこく根気強く誘ってくれたおかげで
怖がりコっちゃんもちょっとだけ遊べたよ~!
ウリくん、ありがとね(^▽^)/





2017年9月21日木曜日

★星降る町の映画祭★

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


我が町、三浦市で催されるステキなイベントのご紹介です♪

三浦半島の最南端 神奈川県立城ケ島公園にて1日限りの映画祭が開催されま~す!

城ケ島公園は、ワンちゃん連れのお散歩にも最適な、綺麗に整備された公園です。

イベントにも、ワンちゃん連れで気軽に参加できますので、雰囲気だけでも楽しみに行かれてみてはいかがでしょーか?

せっかくの映画祭なので、ちゃんと映画も楽しみたい!という方は、ワンちゃんをPet Hotel 11!に預けてぜひ(笑)

※ 城ケ島公園内は、ノーリード禁止です。
※ Pet Hotel 11!へのご予約はお早目に~!


【星降る町の映画祭】


●開催日時

2017.9.30.sat 11:00~22:00 (21:00 上映終了予定)


●会場

神奈川県立城ヶ島公園
http://www.miura-info.ne.jp/kouen.html

●入場料

無料
くりかえします。無料お~~♪

●コンセプト


これからの日本映画を担う映画監督を応援し、日本映画を活性化していく取り組みです。

映画館では上映する機会がないオリジナル作品をオープンな場所で上映。

映画監督と観客が立場を超え、日本映画の可能性やアイディアを自由に語り合える場もあります。

第1回目となる今年は、3人の映画監督のオリジナル作品を上映。

総合演出は、逗子海岸映画祭など、国内外で野外映画館をつくる旅を続けるプロジェクトを手がけるシネマキャラバン。

三浦半島の最果ての島に1日限りの野外映画館を幻想的なライティングと演出でつくりあげます。

『最果て』って・・・・まあ確かに 笑)

映画を見ながら、食事やドリンクを楽しんだり、会話もできます。

(ワイワイ言いながら映画を観られるって、楽しいですよね♪)

ワークショップも予定。世代を問わずに楽しめる一日です。


●イベント


島のごはん(地元産のフードをドリンクと共に・・・)

スタンプラリー

シルクプリント体験

監督トークショー

城ケ島映像&サンセットライブ(17-18時)

18時すぎて、星が輝きだしたら上映会の始まりはじまり~♪


●上映作品


3つの作品は、いずれも本映画祭が初公開
ご来場いただくお客様が、初めての観客になります。


◆浅草スマイル


売れない夫婦漫才師・浅草スマイルのボケ担当・すみれが、交通事故で記憶障害に。

相方であり、夫であるマルオは、記憶障害で漫才のネタすらも忘れてしまったすみれと、もう一度舞台に立つことを決意する。

すみれに、手取り足取りゼロからネタを教える日々。

そして前途多難な浅草スマイルの漫才は、2人を全力でサポートするマネージャー平田の存在もあって、奇跡的にカタチになる。

そして迎える、本番当日。

記憶障害を乗り越えた2人は、観客から見たこともない爆笑と感動をかっさらう。

そこから一気にスターダムにのし上がり、鳴かず飛ばずだった日々が輝き出すのだが・・・

芸人としての死を恐れた先の決断に翻弄される、夫婦漫才師の儚く淡い物語。

想像を裏切る結末に、浅草スマイルの「生き様」が垣間見えてくる───。


浅草スマイルのツッコミ担当・夫マルオを演じるのは、『恋人たち』(15)で第39回日本アカデミー賞 新人俳優賞ほか数多くの賞に輝いた篠原篤。

ボケ担当・妻すみれを演じるのは、劇団ユニット「僕たちが好きだった川村紗也」(14) を立ち上げ、自らプロデュース公演を行い、幅広く活躍する川村紗也。

浅草スマイルのマネージャー・平田を演じるのは、『野火』(15)で第30回高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞した森優作。

個性豊かなキャストによる、「芸人たちの儚く淡い生き様」の幕があがる。

出演:篠原篤・川村紗也・森優作 ほか



◆大津 city 今恋心(ドキュメンタリー)


1970年代後半、関西を中心に熱狂的な人気を博したあるバンドがいた。

その名は「誰がカバやねんロックンロールショー」。

しかし、人気の絶頂期にバンドは解散。ボーカルのダンシング義隆(63)は他のバンドメンバーから絶縁関係に置かれ、生活保護を受給しながらロックを続け、暮らしていた。

そんな時、義隆の叔父、河合正雄(77)から義隆のもとに連絡が入る。叔父の正雄は義隆たちのバンドの再結成を熱望していたのだ。

正雄と共に、和解を求めて、かつてのメンバーを訪問する義隆。

果たして、正雄の願いは叶うのか?


出演:ダンシング義隆・河合正雄・松浦円一郎・Donメグ ほか

太田信吾 太田信吾Shingo Ota
(株)デューズ/映画監督・俳優
長野県出身、ソウル特別市在住。1985年9月12日生まれ。

早稲田大学文学部にて哲学・物語論を専攻。歴史叙述から零れ落ちるオルタナティブな物語を記憶・記録する装置として映画制作に興味を持つ。

処女作『卒業』がIFF2010優秀賞・観客賞を受賞。

『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が世界12カ国で配給される。

他に『解放区』(18年劇場公開)等。


誰がカバやねんロックンロールショー



◆巣鴨救急2030


西暦2030年、超高齢化社会となった日本において唯一、巣鴨だけが経済成長を続けていた。

そんな中、巣鴨を訪れていた2人の若者(鈴木裕樹・高松信太郎)が、ひょんなことから重傷を負ってしまう。

すぐに119番で救急車を呼ぶ2人だったが、巣鴨消防署の対応は、なぜか『音声ガイダンス』だった…。

一刻も早く救急車を呼ぶため、2人は複雑なガイダンスとの対決を余儀なくされる。

音声ガイダンスの裏にある、巣鴨の闇とは!?そして、 音声ガイダンスの果てに待っているものとは!?


ドラマ「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日)、「相棒Season13」(同)等刑事ドラマで活躍の他、ドラマ「家売るオンナ」(日本テレビ)、今年秋公開予定の映画「ハピネス」(SABU監督)、10月・11月上演の舞台「関数ドミノ」(作:前川知大・演出:寺十吾)など、気鋭の演出家、作家の作品に意欲的に出演している鈴木裕樹と、お笑いコンビ『火災報知器』のボケ担当であり、ヤンキーキャラ、田舎のおじさん等様々なコントキャラを多彩に演じる高松信太郎が、近未来の「巣鴨」で繰り広げるちょっとシュールなノンストップコメディー。

出演:鈴木裕樹、高松信太郎 ほか


●公式ページ


https://star-cinema-festival.com/event/concept.html



どうですぅ~~?

楽しそうなイベントでしょう?

とっても行きたいのですが、わたしたちはワンちゃんたちのお世話で出かけることができないので、普段と変わらぬ生活を送っておきます。

ワンワン! (;'∀')

(ウチのお庭でやってくれたらいいのに~・・・)

どうか、いいお天気に恵まれ、たくさんの星降る映画祭になりますように!!(^▽^)/





<今日のPet Hotel 11!>

今日からお泊りのコットくん
ちょっとまだオドオドビクビクしてまーす

”なつ”に壁際に追い詰められています
「イヤ~~ン こわいよぅ~~」(笑)

イイ感じの枝を見つけた”なつ”

器用に手で持ってガジガジ・・・夢中です

いい歯磨きになるねぇ~♪

ボスはボール遊び命!
「早く ヨシッ!って言ってくれないかなぁ・・・」





2017年9月20日水曜日

しつけのご依頼

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


【ペットホテルの使い方】として、4回に分けてWくんの例やCくんの例を挙げてきました。

よく、ブログを読んで下さった方や、どこかで噂を聞きつけた方から

『しつけをお願いしたい』

というご相談を受けることがあります。


【ただのペットホテルなんです】


Pet Hotel 11!はしがないペットホテル屋なんですぅ~。

それ以上でも以下でもないんですぅ~

しつけ教室はやってないんですぅ~

スッスッス~~~♪(←by マユマユ)(;'∀')


どこにも

『お宅のワンちゃん しつけます』

などとは謳っていませんし、もちろんメニューにもありません。

なのに、どうしてそのようなご依頼があるかというと・・・


●なんだか知らないけどいい子になって帰って来た


ワンちゃんをお預けいただいた飼い主さんたちから、そんな風に言っていただくことが多いんです。

とっても嬉しいお言葉なんですが、それが

『〇〇さんから聞いたんだけど・・・おりこうにしてくれるんですって~?』

という風に変換されて伝わってしまうようなのですね・・・(;'∀')


●リクエストの多いご依頼


具体的に、どんなご依頼があったかというと・・・

◆引っ張りグセを直して!
◆来訪者が来るとワンワン言うのをなんとかして!
◆お散歩嫌いで歩かないので歩くようにしてくれ!
◆お留守番中吠えていて苦情がきた。どうにかして!
◆退屈するとオシッコシートやタオルを引き裂くのをやめさせてー!

・・・という感じ。

でも、これら全てのご依頼対するわたしたちの答えはいつも同じです。


『ウチはしつけ教室はやっていないので、残念ながらご要望にはお応えできません。

ただ、お預けいただいている間は、その子の飼い主になったつもりで必要なしつけをする努力はしています。

現在、困っておられる問題行動があれば、滞在中のワンちゃんの様子を見て、

”こんな風にしたらよくなってきたようなので、ご自宅でもやってみてください”

というアドバイスをさせていただくことは可能です』


●しつけは飼い主さんの役目


このブログでも何度もお話していることですが・・・

ようちえんやしつけ教室にワンちゃんを通わせて、トレーナーさんにしつけてもらうことが、まったく無意味だとは思っていません。

けれども、ワンちゃんのしつけで一番たいせつなのは、飼い主さん自身がしつけをするということです。

トレーナーさんのところではいい子だったのに、おうちに帰ってきたら元通り・・・

というお話は、イヤッ!!ってほどよく聞きますね?


しつけ教室に通わせることでしつけが完了すると思っている飼い主さんは、ワンちゃんを見くびっていると思うんですねえ~。

犬はそこまで単細胞じゃないぞ!と・・・

ワンちゃんはとってもコミュニケーション能力の高い生き物です。

人間と同じように、相手を見て行動を変える柔軟性を持っています。

だから、ルールを徹底するトレーナーさんのところではおりこうにしているけど、気まぐれな対応をする飼い主さんの前ではやりたい放題やり放題~~~!

っていう使い分けを簡単にやってのけるんです。

もしかすると、飼い主さんを

『お?お?なんだなんだ?急にしつけモードか?張り切ってんなぁ~(笑)ま、でもコイツには従わなくてもダイジョウブ~~♪』

・・・ってな感じで見ているかもしれませんよ~(;'∀')


●成長の跡がみられるワンちゃん


Pet Hotel 11!のリピーターのワンちゃんの中には、最初にお預かりした時にあった問題行動が、目に見えてなくなっているワンちゃんがいます。

たとえばNくん。

お散歩に行くと、スタート地点から間もなく座り込んでしまうくらい、まったく歩かない子でした。

年齢は8歳。体型はポテポテ。お肉はタユンタユン♪。肉球はフワッフワで、普段あまりお散歩していないのが明らかでした。

それに、とっても引っ込み思案で、大好きなおやつでも、他の人からもらうと食べない子でした。

Nくんの滞在中にわたしたちがしたことは、

他のワンちゃんと一緒にお散歩に連れ出し、何度立ち止まっても励ましたり リードを操作したりしながらキッチリと歩かせること。

これだけです。

そして、お帰りの時に飼い主さんに

Nくんが健康で長生きするために、もっとお散歩させてあげた方がいいこと

Nくんが歩かなくなった時にわたしたちがやってみて効果的だった声かけや動作

以上をお伝えしただけです。

Nくんの飼い主さんは、それまでは歩かないNくんをすぐに抱っこしていたそうですが、それからは抱っこをやめて、ちゃんと歩くようにされていたそうです。

知っている場所よりも知らない場所の方が歩くからといって、車でちょっと離れた場所まで行ってお散歩させたりと、色々な工夫をされているようでした。

そして・・・何か月かぶりにPet Hotel 11!にお泊りにきたNくんは、飼い主さんの努力の跡がハッキリと見えるほど成長していました。

体型は以前より引き締まっていましたし、お散歩中に立ち止まってもリードをチョンと引けばすぐに歩き出します。

他のワンちゃんやお散歩で出会う見知らぬ人に対する態度も自信のあるものに変わっていました。

大好きなおやつを出すと、躊躇なく『チョーダイチョーダイ!!』です(笑)

飼い主さんがお散歩の仕方を変えたことによって、Nくんの たくさんの人や犬との交流も広がったようです。

それによって Nくんは歩くようになっただけでなく、自信がついて社交性が出てきたんですね!!

こんな変化を見ることができると、わたしたちは本当に嬉しくなって小躍りしてしまいます♪


●きっかけづくり


Nくんのような事例は他にもあります。

長くなるので今回はご紹介しませんが、共通しているのは飼い主さんが普段の生活の中で、地道にしつけに取り組んでこられたという点です。


しつけ教室に行ったら問題行動がなくなって帰って来た♪

Pet Hotel 11!に預けたら、何故かいい子になって帰ってきた♪


といって、そのまま飼い主さん自身はそれ以前となんの変化もない接し方をしていれば、間もなくワンちゃんだって元通りになるのは当然ですよね?

変わらなくてはならないのは、ワンちゃんではなくて飼い主さんです!

ですから、わたしたちはメニューに”しつけ”を入れていないんです。


ただ、ペットホテルに預けることによって家族以外の人に客観的にワンちゃんの様子を見てもらうことには意味があると思っています。

飼い主さんご自身が問題だと感じていなかったことや、気づいていなかったことについて指摘してもらえることもあるかもしれません。

(しつけに関することだけではなく、体調いついても言えることです)


そういう意味で、わたしたちのホテルを

『ウチの子をしつけてくれるペットホテル』

ではなく、

『ウチの子のしつけのヒントを与えてくれるかもしれないペットホテル』

くらいに考えていただけたら、とても光栄です(^▽^)




<今日のPet Hotel 11!>

みんなと一緒にお庭遊びできて嬉しそうなMAXくん♪

「はのんちゃん、なにしてるの~?」
「しらな~い。
オスワリって言われたから座ってるだけ~」

今日はボールに夢中のデュークくん

お部屋で休憩中も離しません(笑)

ボールを追いかけてワナにはまっちゃいました。
犯人確保ーーー!!(笑)

上に乗りたいけど・・・脚がちょっと不安だなぁ・・・

「あのう・・・乗せてくださ~~~い」
ハイハイ(^▽^)

「ボクも上に乗せてくださーーい!」
自分で乗ってください!(笑)

海が大すきな3ワンズ。
涼しかったからいっぱいお散歩したよ♪

お客様からいただいた 実りの秋を感じるケーキ!
イチジク・マロン・パンプキン
とっても綺麗で食べるのがもったいないけど・・・
食べないともっともったいないからいただきまーす♪






2017年9月19日火曜日

ペットホテルの使い方④

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


飼い主さんのご旅行やお出かけ以外の理由でペットホテルを利用されている事例として、

◆ Wくんの場合
◆ Cくんの場合

のふたつのお話をさせていただきました。


【目的に合ったペットホテル選び】


●ストレス発散や社会性を身に着けるのに向いているのは?


Wくんのようにストレス発散したい子。
Cくんのように他のワンちゃんに対する社会性を身に着けたい子。

こういった目的でペットホテルを利用しようとする場合、ホテル選びは条件にけっこうこだわった方がいいですね。

◆ケージに閉じこめっぱなしではない(他のワンちゃんとの交流がある)
◆ドッグランが併設されていて他のワンちゃんとたくさん走り回ることができる
◆お散歩を重視していて、たっぷりお散歩させてくれる

というような条件が少なくとも必要かと思います。

当然、ケージに閉じこもっていればストレス発散には程遠いですし、他のワンちゃんと触れ合うこともありませんから社会性はまったく育ちませんよね?


●お散歩は関係ないんじゃあ?


ストレス発散させたい子の場合は、お散歩をたっぷりしてくれるホテルを選ぶべきだってことはわかるけれど・・・

『社会性を育てることとお散歩にどんな関係が?』

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ワンちゃん同士の社会性を育てたい場合、ただ単に一緒の空間にいるというだけではほとんど意味がありません

ワンちゃんにとって、一緒にお散歩するという行為はとっても重要な意味があるんです。

以前にもお話しましたが・・・

ワンちゃんにとってのお散歩は単なる”運動”ではありません。

よく

『ウチの子はお庭で1日中自由にしているからお散歩は必要ないんです』

と仰る飼い主さんがいらっしゃいますが、それは大きな誤解です。

犬は元来、群で生活している動物です。

そして、エサを求めて毎日一緒に長い距離を歩く習性があります。

そのため、犬にとってのお散歩には、次のような意味があるんです。

◆ストレス発散


本来の習性を満たす行動をすることで、満足感が得られるという意味でストレス発散にとても有効です。

本来の習性のひとつが、上記に書いた”仲間と長い距離を一緒に歩く”という行動ですね。

ワンちゃんが1頭しかいなくても、飼い主さんをリーダーとした群だとワンちゃんは認識しています。

ですから、飼い主さんと一緒に同じ方向に向かってたくさん歩くということが大切なんです。


本来の習性のもうひとつが、探索行動マーキングです。

他のワンちゃんのオシッコの匂いを嗅いだり、自分の匂いをつけたりして歩くことによって、様々な情報をキャッチしたり発信したりしているわけですね。


◆群としての絆を深める


エサを求めて仲間と一緒に長い距離歩くという行動は、チームワークそのものです。

飼い犬にとってのお散歩は、実際にエサを求めて歩くこととは違いますが、群で同じ目的に向かって同じ行動を共にすること自体が

『嗚呼!ボクたち(ワタシたち)仲間だもんねーー!』

という感覚をワンちゃんに毎回意識させることになります。

これが、絆の形成にとっても大事なわけです。

ですから、お散歩をたっぷりしているワンちゃんと飼い主さんとの絆はとっても深いですし、社会性をつけたいワンちゃんにとって、他のワンちゃんと一緒に徒党を組んでお散歩することは

『嗚呼!ボクって犬だーー♪』
『犬に生まれてヨカッター♪』
『犬仲間ってイイな~♪』

ということを認識してもらうのに、大変有効なんですねー!

Cくんの場合も、Pet Hotel 11!に3泊しようと4泊しようと、ただ単にフリースペースで他のワンちゃんと空間を共にする・・・というだけでは、おそらく社会性の成長はみられなかったでしょう。

きっと、滞在中ずーーっと他のワンちゃんから ひたすら気配を消して、お部屋やお庭の隅っこに丸まって過ごしていたに違いありません。

実際、他のワンちゃんと一緒にたくさんたくさんお散歩するたびに、Cくんの行動や表情に変化が現れてくるのを、わたしたちは目の当たりにしています。

そのくらい、お散歩というのは重要なんですヨ!


◆運動不足解消


もちろんお散歩の役割のひとつとして、運動不足を解消するということもありますね。

ただ、お庭で遊ばせていれば運動量は十分だからお散歩は要らないということにはならないっていうのは、もうこの記事を読んでいらっしゃる飼い主さんにはお解りいただけたことと思いまーす!


●目的や個性によって合うホテルは違う


では、ケージに入れっぱなしではなく、お散歩をたっぷりしてくれて、ドッグランがある・・・

こういったホテルが理想的かといえば、そんなことはありません。

例えば、

老犬でほとんどお散歩が必要なく、他のワンちゃんが苦手・・・

こういったワンちゃんの場合は、他のワンちゃんとフリースペースで過ごすよりも、むしろケージに入れっぱなしで預かってくれるホテルの方がワンちゃんが感じるストレスは少ないでしょう。

あるいは、

元気はあるけれど、他のワンちゃんとの交流が苦手で、そのため咬みつくなどの攻撃的な行動に出てしまう・・・

こういったワンちゃんは、フリースペースで預かるタイプのホテルには向いていませんね。

他のワンちゃんに怪我をさせてしまうかもしれないからです。

こういうタイプのワンちゃんを、ケージに入れっぱなしにしたくないからと、ペットホテルにありのままを申告せずに預けてしまった飼い主さんが、 旅行の最中にホテルから電話がきて

『すぐに引取に来てください!』

と言われて困った・・・

などというお話もよく聞きますので、気を付けて下さいね。

そうでなくても、他のワンちゃんにとって危険だとホテル側に判断された子は、ケージやお部屋に隔離されてしまうことがほとんどですから、はじめからケージでお預かりするタイプのホテルにした方がいいですね。

大抵は、ケージでお預かりするホテルの方が料金はお安いですから。


逆に、ケージ慣れしていないワンちゃんや、まだ若くて元気に走り回りたいようなワンちゃんを、料金が安いからという理由だけで、ケージに入れっぱなし、お散歩もなし! というスタイルのホテルに預けたら、旅行から帰ってきてみると、ワンちゃんの様子がおかしくなっていた・・・

というお話も、これまたよく聞きます。

ですから、大切なワンちゃんのためのペットホテルを選ぶ時には、予算だけでなく、飼い主さんが求めているものは何か?愛犬のライフスタイルはどういったものか?ということをよく考えて決めてあげてくださいね!




<今日のPet Hotel 11!>

群だじょ~~~~!
(弱そうな群だこと・・・クスクス)

拾ってきた松ぼっくりの正しい遊び方

拾ってきた松ぼっくりの間違った遊び方
(遊んでいるのはボスではなくお料理番)

昔、一緒に暮らしていた”なつ”と”モカ”
本当に仲良しさんです♪
 
気の強い”なつ”が唯一頭の上がらないお相手が
この”モカ”ちゃんなんです。
モカちゃんは、ちっとも怖くないんですけどね・・・
なんちゅーか、物事に動じない威厳のあるオーラかな(笑)


そらくん、今回は夜、あんまりワンワンしなかったね!
えらいっ!!
また遊びにおいで~~(^▽^)/




2017年9月18日月曜日

ペットホテルの使い方③

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


前回のブログのつづき、飼い主さんのお出かけ以外の理由でペットホテルを利用される例(Cくんの場合)です。


【Cくんの社会化合宿】


飼い主さんのご希望は

『4泊でも5泊でもいいので、Cが他のワンちゃんと遊べるようになるまでお願いします!』

ということでしたが、料金もかかることですので一応 区切りを決めさせていただくことにしました。

『ではまず3泊してみましょうか。

もしかすると、そんなにかからないかもしれませんし、もう少し延長した方がいいということになるかもしれません。

様子を見て、都度ご相談させてくださいな』


箱入りワンコ Cくんの社会化を目指す合宿は、こうして始まったのでした。



●合宿1日目


初日は、前回同様に他のワンちゃんはまったくダメ。

終始、気配を消して

「ボクはいませんから・・・放っておいてくださ~い」

というシグナルを発していました。


ただ、前回の1泊トライアルの時はボイコットしていたごはんを、今回はちゃんと食べてくれましたし、夜もグッスリ眠っていました。

Pet Hotel 11!のことは覚えていて、少なくとも

「ここはキケンな場所じゃあないんだ」

ってことは認識してくれている様子でした。


●合宿2日目


オドオド ビクビクは変わりません。

お庭遊びの時間は、他のワンちゃんと遊ぶことなく、常にわたしたちの足元にくっついている状態です。

けれども、少しだけCくんに変化が見られました。

まず、お散歩中に他のワンちゃんとすれ違ってもいちいち止まることはなくなりました

一緒に連れている他のワンちゃんとも、必要以上に距離を取ることはなくなりました

それから、お部屋やお庭で、一緒にお泊りしている他のワンちゃんのお尻を、隙をみてそぉ~~っとクンクンすることができるようになりました。

盗み嗅ぎ・・・(笑)

2日目に、新しく加わったJくんに対しては、自己主張してずいぶんワンワン吠えていました。

Jくんは、堂々と奔放に振る舞う子でした。

Cくんは、新入り=下っ端がやって来たので自分を大きく見せて威張りたい気持ちと、Jくんのことが怖いという気持ちが混在していたのではないでしょうか・・・

『なんだよう!オマエ新入りのくせにー!コッチは先輩なんだぞ!態度デカいんじゃないの?!キャァーー、コッチ来るなー!オ、オ、オレに触ると怪我するんだぜ~!』

Jくんに向かって、しきりに吠えてはJくんに唸られて後ずさり・・・という行動を繰り返していました。

”忍び”のように存在や気配を消していたことを思えば、どんな形であれ他のワンちゃんと関りを持とうとすることは進歩だと感じました。

とはいえ、ずっと吠えられているJくんのイライラがピークにくれば、ガブリ!とやられてしまいかねませんので、わたしたちはお庭遊びの時間以外、お部屋でお昼寝させる時間などは仕切りをして両者を接触させないようにしていました

Cくんはまだ、他のワンちゃんとの距離の取り方や、相手に嫌がられてやめなければいけないタイミングなどがわからないのです。


●合宿3日目


他のワンちゃんと遊ぶまでは、まだいきません。

でも、常にわたしたちの足元にいるということはなくなりました

そればかりか、他のワンちゃんたちがボールで遊んでいると、Cくんも遊びたそうに、ほんの少しだけボールを追いかけるのです。

他のワンちゃんが勢いよくボールに向かってくると、すぐに逃げてしまいますけれど、遊びに加わろうとしたのはこの日が初めてでしたので、大きな進歩だと感じました。

お散歩やお庭遊びを何度か共にするうちに、慣れてきたようでJくんにも吠えなくなりました

CくんとJくんを隔てていた仕切りはもう必要なくなりました

CくんのすぐそばをJくんが歩いても、平気な顔をしているようになったからです。


いいぞいいぞ~~う♪



翌日にCくんのお帰りを控えたこの日の夕方、わたしたちは相談して、Cくんをもう1泊させたいと飼い主さんに申し出ることにしました。

Cくんが、ひとつ大きな壁を越えようとしていると感じたからです。

そして、飼い主さんのお返事は・・・

『もう1泊でも2泊でも、ぜひよろしくお願いします!!』

とのことでした。


●合宿4日目


Cくんに劇的な変化が見られたのはこの日でした!

お散歩で他のワンちゃんから逃げ回っていたCくんはどこへやら・・・?

数頭でお散歩にでかけると、自信たっぷりに風を切ってグングン歩きます!

お庭遊びでは、他のワンちゃんと一緒に追いかけっこをして、ボール遊びもします!


『なにコレ?!楽し~~~~~い♪』


他のワンちゃんたちと犬らしく走り回ったりする喜びに目覚めた瞬間を目の当たりにして、わたしたちも本当にうれしく感じました(^▽^)/

飼い主さんは

『もう1泊でも2泊でも・・・』

と仰ってはいましたが、この喜びを知ったCくんならば、もう大丈夫! そうわたしたちは判断して、

『明日、Cくんをお迎えに来てあげてください』

と飼い主さんにご連絡しました。


●本当に嬉しい!!


翌日、Cくんの飼い主さんはご夫婦そろってお迎えに来てくださいました。

Cくんと他のワンちゃんがいるお庭にご案内すると、もちろんCくんはちぎれんばかりにシッポを振って大喜び♪

それから、

『ねえ、パパママ、見てて!ボクすごいでしょ!?』

とでも言っているように他のワンちゃんたちとかけっこを始めるCくんを見たお母さんは

『すごいすごい!Cが他のワンちゃんと一緒に、こんなに楽しそうに遊んでいるなんて!!』

と、目を細めて喜んでいらっしゃいました。

そのあと、飼い主さんご夫妻・Cくん・わたしたち は涼しいお部屋に移動して、しばしCくんの成長ぶりについてお喋りしていたのですが・・・

ふと気づくと、嬉しそうに飼い主さんご夫妻の足元にいたCくんが見当たりません。


『あら?Cは?いないわ!どこへ・・・

まあ!わたちたちを放ったらかしてお庭に遊びに行っちゃってるわー!!』


とお母さん。


他のワンちゃんがいると、体が固まって一歩も動けなかったCくん。

お庭でも人間の足元に縮こまって、他のワンちゃんと一切かかわろうとしなかったCくん。


それが今や、お迎えに来たお父さんお母さんのところを離れて、仲間たちと楽しそうに遊んでいるのです。

飼い主さんは、ちょっぴり寂しそうな、でもその何倍も嬉しそうなご様子でCくんと一緒に帰って行かれました。


こんなときは、

『この仕事をしていてよかった~~~♪』

とわたしたちが感じる瞬間のひとつなんです。


長くなりました。つづきはまた次回に・・・



<今日のPet Hotel 11!>


台風一過で晴天の海岸を朝んぽ♪
波はまだザップ~~ン!!だね。

ごん太くん、とってもおりこうさんだったね!
また遊びにおいでねー(^▽^)/
おや?何かいる?
”なつ” 擬態?!



穏やかで誰とでも仲良くなれるナルくんは
みんなの人気者でした!また遊びにきてね!
お外から涼しいお部屋に帰って来たはのんちゃん。
「今日は久しぶりに暑いわ~!」
デュークくん
「ねえねえ!晴れたんだから土のところに行かせてー!」
まぁだだよ!乾いてからねー!(笑)



ちょっと前まで脚に痛みがあって元気がなかったMAXくん
今日はこんなに元気いっぱいにお庭で遊んでいます!
ヨカッタヨカッタ本当にヨカッタねぇーーー!
今日も元気にワンワン!な”そら”くん。
今夜は静かにネンネできるかな~~?

夕方のおさんぽから加わったモカちゃん♪
昔一緒に暮らしていた
”なつ”との再会にテンションUP!(^▽^)


2017年9月17日日曜日

ペットホテルの使い方②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


前回のブログにひきつづき、飼い主さんのお出かけ以外の理由でペットホテルを利用される例です。



【Cくんの場合・・・】



●箱入りワンコ?!


Cくんは、いつもお父さんと一緒にお父さんの会社に出勤しています。

Cくんです♪


そうして1日中、職場の人たちに可愛がってもらって過ごしている、とっても幸せなワンちゃんです。

面倒をみてくれる人間がたくさんいるため、至れり尽くせりですし、待たされたり独りぼっちにされたりということがほとんどない、ワンもうらやむ贅沢な生活を送っています。

ただ、そのせいで、”超”がつくほどの箱入りワンコ

極度の”犬見知り” いや、自分が犬だという自覚がそもそもないようなワンちゃんでした(人間のつもり)

そして、ガマンすることや待つことに慣れていませんでした。


●ドラクエ散歩


そんなCくんが初めてPet Hotel 11!に1泊のトライアルでやって来た時は、お散歩に連れ出すと、

『ドラクエかよ!(笑)』

というくらい、何度も何度も立ち止まってちっとも前に進めない状態でした。

〈スライム・・・いや、ティーカッププードルが現れた!〉

〈ポメラニアンが現れた!〉

・・・って、いちいちワンちゃんが視界に入るたびにCくんはピタリ!

一歩も進めなくなっちゃいます。

大きなワンちゃんだったりすると、取り乱してしまって大変!

『キャーーーツ!』

と言わんばかりの勢いでピョーンと飛び上がって逃げまどい、わたしたちの足にリードが絡まってしまう始末でした。

飼い主さんは数か月後に旅行を予定されていて、

『こんなんじゃあ、この子を預けてなんて出かけられない・・・汗』

と思われたようで、事前に1泊トライアルを希望されたというわけです。


●お預かりには支障なし


1泊トライアルの間中、Cくんは他のワンちゃんと遊ぶことなく、常にお部屋の隅っこのなるべく狭ぁい空間に入り込んで過ごしていました。

その間、Cくんが休むことなく懸命に取り組んでいたことがあります。

それは・・・

気配を消すこと ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

そして、多くの神経質なワンちゃん同様に、滞在中はごはんを一切食べませんでした

(ペットホテルでハンガーストライキをする子はけっこういま~す)

そんなCくんの様子からは

『なんだココは?・・・犬ばっかりじゃないか?!なんでボクが犬なんかと一緒にこんなところにいなくちゃならないんだよぅ・・・ワァ~ン!早くおうちに帰りたいよぅ!』

という心の叫びが聞えてきそうな感じでした。

クスクス・・・いいこと教えてあげようか?キミも犬なんだよ~!


Cくんの他のワンちゃんに対する臆病ぶりは相当のレベルではありましたが、彼の抱えている恐怖心は、なにも過去に怖い経験をしたトラウマが原因というわけではありません

そのため、怯えるあまり他のワンちゃんに牙を剥く・・・というようなことは決してありませんでした。

スクスク育ったお坊ちゃまなので、スレてないんですねぇ~。

わたしたちがCくんの様子をお話すると、

『本番の旅行前に、何度か1泊のお泊りをさせて、慣れさた方がいいでしょうか・・・』

と飼い主さん。

『本番のご旅行はまだ少し先ですが、ウチとしてはCくんのお預かりには全く問題はないと判断しましたので、どうかご安心下さい』

わたしたちは、飼い主さんが本番のお泊りのことだけを心配されているのだと思っていたのです。


●老犬ならば・・・


わたしたちの目から見て、Cくんはもう少し社会性を身に着けた方がいいのは明らかでした。

もしもCくんが老犬や、それに近い年齢だったなら、わたしたちは迷わず、飼い主さんに次のように申し上げたことでしょう。

『ウチでお預かりすることにまったく問題はありません。

ご希望でしたら喜んでお預かりします。

ただ、ウチのスタンスは、飼い主さんと離れて寂しい想いをしているワンちゃんに、少しでもストレスを感じることなくお留守番してもらうようにすることです。

Cくんの場合は他のワンちゃんと関わることが大きなストレスになるようなので、他のワンちゃんと距離を置いて、自分だけの安全な空間を作ってあげるというお預かりの仕方になるかもしれません。

つまり、ケージに入っている時間が長い状態でお預かりするということです。

そういう状態でお預かりするのであれば、ウチよりももっと安い金額で預かってくれるホテルがいくらでもあります。

もし、そういったホテルをご希望でしたら何件か知っていますのでお教えしましょうか?』


・・・・実際に、そのようにお話して近所のホテルをご紹介したことも何度かあるんです。

『老犬で他のワンコが苦手なのでずっとケージに入れておいてください』

と飼い主さんが言われたりすると、そうご案内しています。

ケージに入れっぱなしでお預かりするなら、排泄とごはんのお世話以外は放っておいても大丈夫ってことになりますね。(ラクチ~ン♪)

目が離せないワケでもなく、手間暇がほとんどかかりませんから、うーんと安い金額でサービスを提供できるんですもの~。

ウチの金額では申し訳なくって・・・というのが正直なところです。

(貧乏ヒマなしなので、本当は1件でも多くお預かりしたいのはヤマヤマなんですけどねぇ・・・)


●飼い主さんの想い


・・・というわけで、もしCくんが老犬だったなら、今のまま最後まで可愛がってあげて下さい・・・でいいかもしれなかったのですが、Cくんはまだ1才でした。

他のワンちゃんをあんなに怖がっていては、毎日のお散歩さえキライになってしまいそうで、実に可哀相ですね。

ただ!そうは感じていても、飼い主さんには飼い主さんの主義やお考えがあるため、そういうことを押し付けるようなことがあってはいけないというのが、これまたわたしたちのスタンスなんです。

そういうわけで飼い主さんには、わたしたちから見たCくんの様子をありのまま、オブラートに包むことなくお話することと、本番のご旅行時には支障なくお預かりできる・・・ということをお伝えするに留めたわけです。

けれども、Cくんの飼い主さんが心配していらしたのは、本番のお泊りのことだけではありませんでした。

『Cに他のワンちゃんたちと一緒に遊ぶ楽しみを教えてやりたいんです!そうしたらもっとあの子の世界が広がって、楽しい犬生になると思うんです!』

おおーー!スバラシイ!(喝采)そういうことなら合点承知の助!(腕まくり)

Cくんのことを本当に考えていらっしゃる飼い主さんの愛情深いお言葉に、感動して思わずハグしちゃいたくなりました(もちろんしませんしません)

・・・ちゅーことで、CくんはPet Hotel 11!で3泊の錬成合宿をすることになったのでした。


長くなったのでつづきはまた次回にしまーす。


<今日のPet Hotel 11!>

よう!最近どうよ~~?

ごん太くん「カブくん写真だって♪一緒に映ろーぜ」
カブくん「あ・・・う、うん・・・」
はじめまして!ナルくんで~す♪



ボス「キミ、カワイイねぇ~~(はぁと)」
ナルくん「ボク、男の子だよ!!」

なつ「あーあ・・・男子の抜け毛まみれなんですけど~!」





2017年9月16日土曜日

ペットホテルの使い方①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


ペットホテル・・・みなさんはどんな時に利用しますか?

おそらく、旅行・長時間の外出・入院・・・といったように、飼い主さんがご不在の間のペットのお世話を依頼することがほとんどではないでしょうか。

それから、飼い主さんはおうちに居るけれど、流行りの『断捨離』や、ご自宅のリフォーム、あるいは法事といった、ワンちゃんに邪魔されては困るイベントがある時に利用することもあるでしょう。

Pet Hotel 11!の場合も、そういった目的でご利用いただくことが多いんですが~・・・

実は、それ以外の目的でやってくるワンちゃんもいるんです。

今回はそんなワンちゃんたちの例をご紹介しまーす(^▽^)/


Wくんの場合・・・】


●発散させてっ!


常連のWくんです(笑)



Wくんは愛嬌たっぷりで遊ぶの走るのだーい好き!

飼い主さんは、もちろんWくんをたっぷりお散歩させてあげて、日々エネルギー発散に努めておいでなのですが・・・

そんなんじゃ~ぜんぜん物足りないくらいに、Wくんは元気玉が有り余っているワケですね。

おうちには もう1匹、高齢になってからヘルニアの手術をした老犬くんがいるのですが、Wくんは遊んで欲しくてついその老犬くんにもちょっかいを出してしまいます。

それが老犬くんにとってはストレス。

だから飼い主さんは老犬くんからWくんを引き離す。目が離せずストレス。

引き離されたWくんは遊び相手がいるのに遊べなくてストレス。

という具合になってしまうのですね。


●そうだ、11行こう!

そのせいか、Wくんはお散歩の途中で出会うワンちゃんに遊んで遊んで!と言うように『ワンワン』してしまって、飼い主さんは少し困っていらっしゃるようでした。

飼い主さんとしては、老犬くんの安静や健康も尊重したいし、遊びたい気持ちをガマンばかりさせているWくんのことも可哀相だというジレンマを感じておられたのでしょう。

今は、ほぼ週に1度くらいの頻度で、Wくんをお預けいただいています。

飼い主さんは、週間天気予報とにらめっこしてお外遊びができそうな日を選び、連絡をくださいます(笑)

Wくんは、Pet Hotel 11!に到着した瞬間から、お部屋には入らずにお庭に一目散!

他のワンちゃんと一緒に、朝からお庭で思う存分 跳んだり跳ねたり走ったり遊んだりして、夕方になると、これでもかっ!ってくらいたっぷりお散歩してからおうちに帰ります。

さんざんお庭で発散した後なので、夕方のお散歩でWくんが他のワンちゃんに吠えることは一度もありません。

おうちに帰る車の中ではグゥグゥ眠ってしまうくらいクタクタになっています(笑)


●継続可能なHAPPYのために


Wくんがストレス発散している間、飼い主さんは普段Wくんがいるとなかなかできないことを片付けたり、老犬くんとゆったりした時間を過ごしたりできるんですね。

そうやって、Wくん・飼い主さん・老犬くん それぞれのたまったストレスをガス抜きする時間としてペットホテルを利用されるのは、残りの6日間を健全な精神状態で過ごすために、とっても有効だと思います。

もしも、ガスを溜めたままにしていると・・・

きっとWくんは、いつもいつも叱られてばかりいて、有り余るエネルギーのはけ口を失い・・・キャンキャンや、イタズラ老犬くんへのちょっかいがエスカレートしていくかもしれません。

当然、飼い主さんのイライラストレスも増えていって、Wくんは更に叱られる・・・

そんな両者が醸し出す不穏な空気の中、ゆったりと安静に過ごしていたい老犬くんは常にハラハラドキドキ・・・

想像しただけで、ちょっと胸がハアハアしてしまいます~(;'∀')


●頑張りすぎ屋さんにならないで!


飼い主さんの中には、愛犬や子供のお世話を他人任せにすることに対して罪悪感を強く感じてしまう方がいらっしゃいます。

『自分の家族のお世話は、責任もって全部自分がやらなくては!!』

という感じで・・・

その心がけは素晴らしく、本当に頭が下がります。

けれども、無理をしすぎてご自身の肉体や精神の健康を損ねてしまっては元も子もないですよね。

そうなってしまってからの方が、ご家族やワンちゃんは今よりもうんと困ることになるはずですから・・・

優しさのあまり、野良猫や保護犬をどんどん引き取ってしまって多頭崩壊に陥ってしまう人にも、こういった【頑張りすぎ屋さん】が多いんです( ノД`)

Wくんの飼い主さんは、ご自身やワンちゃんたちの状況を、とても冷静に客観的に見ることができる方なのだと思います。

『こうあるべき!こうしなくては!』

という焦りに囚われて、気持ちがささくれ立っていると感じている方は、深呼吸してゆったりとお茶を飲んだり、お昼寝したり、ウインドウショッピングしたりする時間を作るためにだけ、愛犬を預けてみるということを試してみてはどうでしょう?

ただし、預けることで逆にワンちゃんにストレスが溜まるようなホテルは、もちろん逆効果ですから、ワンちゃんの性質によく合ったホテルを納得いくまで探してみてくださいね。

飼い主さんも愛犬もすっかりリフレッシュして再会すれば、愛おしさも可愛さもひとしおだと思いますヨ~!


Wくん同様に、ストレス発散を目的として日帰りステイをご利用くださっているワンちゃんは他にもいます。

Wくんとも仲良しのDくんもその1ワンです(^▽^)



<今日のPet Hotel 11!>


トライアル中のカブくん。遊ぶのだーーい好き♪

夕方になってやってきたごん太くん。
『ネオくん、もう帰っちゃうの?もう1泊すれば~?』
ネオくん『いやあの、パパとママが待ってるから・・・汗』

雨降りなので、お部屋と屋根付きガレージで遊びます

なつ「ごん太くん、オムツして足上げてもねぇ~ 笑」

「もうお部屋に入りなさーい!」って呼ぶと
一番に帰って来るのはネオくん

次にボスと”なつ”
(ちんたらちんたらしてますがー・・・(-_-;))

つづいて、ごん太くん。
「うわっ!シッポシッポ!」

最後まで帰ってこないのがカブくん(笑)
「イヤダーー!ボク、もっともっとお外で遊ぶー!」