Pet Hotel 11! お庭番のブログ①: おさんぽ中に弱った子猫を見つけて・・・

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!（ペットホテルワンワン）のお庭番です。

【迷子の迷子の子猫ちゃん】

●ひとりぼっちの弱った子猫

午後の海岸さんぽをしていたところ、草地に埋もれるようにして小さな子猫がうずくまっているのを見つけました。

ネコを見かけると大騒ぎして突進していくワンちゃんたちも、子猫がじっと動かないでいるため、なんと気づいていません！！（←犬ってこういうマヌケなところ、ありますよね～　笑）

犬連れのため、あまり近づくことはできませんでしたが、明らかに弱っている様子でした。

ひとりぼっちで海岸の草むらにいた子猫

●保護ネコボラさんに連絡

目の前で弱っているひとりぼっちの子猫がいるのに、何もすることができなかったわたしたちは、以前ネットで見かけて知っていた地元の保護ネコボランティアをしている方に連絡することにしました。

直接のお知り合いではなかったため、Facebookのメッセンジャーで簡単な状況説明と電話番号を送りましたが、すぐに読んでいただけるかも、対応していただけるかもわからない状況です。

たくさんの犬たちを連れたままそこにいることは、ただ子猫ちゃんを恐怖のズンドコにいさせることにしかならないので、その場を後にしてしばらく歩いていたところ、Oさんと名乗るボランティアさんからお電話が入りました。

子猫がいた場所を説明すると、すぐに向かっていただけるとのこと。

ああよかった♪

ほどなくして、再度Oさんから電話。

「言われた現場に来ていますが、見当たりませんよ？」

またお散歩中だったわたしは、犬たちを連れてすぐに引き返すことにしました。

「今向かいますから待っていてください！」

●動いたっ！！

初めてお会いしたOさんは、とても優しそうな女性でした。

現場に着くと、子猫はまださっき見つけた場所にそのままの姿勢でうずくまっていました。

あまりにも草に埋もれるようにしてうずくまっているので、よ～～く見ないと見つけられないくらいだったんです。

「アレです！ホラ！あそこに！！」

「ああ！本当だ！」

Oさんが持参したクレートを片手に子猫に近づくと、子猫は慌てて1メートルくらい離れた場所に移動しました。

「あ！動いたっ！動けるんだ？！」

でも、それ以上は逃げようとしません。

うずくまっている時はとても小さく感じていましたが、思ったよりもう少し大きな子でした。

Oさんが子猫の様子を見ている間、子猫ちゃんを怖がらせないように少し離れた場所で待っていることにしました。

●生きていけるか・・・

しばらくして、Oさんは私のところに来て、次のようにお話くださいました。

「この子、耳カットされていました。

どうしてこんなところにいるのかわかりませんが、誰かが既に不妊手術を受けさせている子みたいですね。

とても弱っているので、ここで生きていけるかはわかりませんが、とりあえずゴハンを取ってきてあげておきますね」

「そうでしたか・・・ありがとうございます。よろしくお願いします」

その後、ワンちゃんたちと帰宅して改めてOさんにお礼のメッセージを送ると、

「今、海岸の猫にカリカリと水をやってきました。

とてもお腹が空いていたようで、がっついていました。

可哀想に。

耳に疥癬らしきハゲがありました。

左耳がカットされているのでオスだと思います。

あそこで生きていかれるとは思えません…どこかへ自力で行けるといいのですが。」

との返信がありました。

「本当ですね・・・」

わたしにはそれしか言えませんでした。

●生まれてきても過酷な現状

このところ、PetHotel11!の近所でも野良猫のベビーラッシュのようで、確認できているだけでも２組のベビーグループがいます。

元々、この辺りには地域猫がけっこういます。

中には近所のお宅で飼われている猫ちゃんが自由に出歩いているケースもあります。

わたしたちは、それで特に困ったこともなかったのですが、最近のベビーラッシュについては

「まずいぞ・・・」

と感じています。

飼い主のいない子猫は、トンビにさらわれたり車に轢かれたり、感染症にかかったりして不幸な目に遭う可能性がとても高いんです。

今回生まれた子猫たちはすぐに成長して交配し、また子供が生まれます。

猫の繁殖能力はとても高くて、１匹のメス猫が１年間で２０匹の子猫を産むと言われています。

あまりにも野良猫が増えると糞尿の問題など、人間の暮らしへの影響も必ず出てきます。

このあたりは農家さんが多いので、作物への被害も出てくるでしょう。

そうなれば、捕獲されて殺処分になってしまう子も少なからず出てきてしまうはずです。

犬たちだって影響を受けるかもしれないんですよ！

野良猫が増えて近隣の人が困った結果、駆除を目的として毒エサを草むらなどに置いておくようになるかもしれません。

「アラ？ずいぶん熱心にクンクンしてるけど、どうしたのかしら～？」

ってよく見たら、何やら様子がおかしくなって・・・なんて、想像したくもないですね(-_-;)

●TNRという取り組み

Oさんは、主にTNRという活動をされています。

TNRというのは、

Trap（捕獲する）、Neuter（不妊手術する）、Return（元の所へ戻す）

の頭文字で、（不幸な）野良猫を増やし過ぎないために、人間が最低限の介入をするという動物愛護の方法です。

野良猫の自由な生活を尊重しつつ、繁殖しすぎて人の迷惑になり、結果的に人の手によって殺されるような子を増やさないようにする取り組みなんですね。

不妊手術が済んで、暮らしていた元の場所へ戻される野良猫ちゃんは、不妊手術済みだということがわかるように目印として耳に三角のカットが施されることになっています。

男の子は左耳、女の子は右耳という風に分けることで、雌雄もわかるようになっているんですね！（これはOさんのお話で初めて知ったことです）

こうした根気のいる地道な活動をずーーっと続けて下さっている方がいらっしゃるおかげで、わたしたちは近所をのんき（そう）に歩く野良猫ちゃんの姿を微笑ましく見ていることができるってワケですね。

野良猫が増えすぎて実害が出てくるようになれば、グルリとペットボトルに囲まれた敷地で暮らし、猫を見れば目を吊り上げてホウキで追いかけ回すような生活になってしまうかもしれないんですから・・・

しかも、自治体によってはTNR活動の不妊手術に対する助成金が出るところもあるようですが、三浦市にはそのような制度があるとは聞いたことがありません。

つまり、ボランティアさんは自腹で不妊手術を野良猫たちに受けさせているということになりますね・・・

本当に頭が下がります。

●近所の野良子猫たち

わたしたちは、近所の野良子猫たちにも、できれば不妊手術を受けさせたいと思っていました。

ただ、猫についてはまったくのシロウトのわたしたちには、猫をどうやって捕獲すべきかがわかりませんでした。

下手に近づいて逃げられてしまっては、結局どこか別な場所で繁殖を繰り返すだけです。

そこで、図々しいとは思いながら今回お会いできたOさんに、捕獲をしていただくか、または捕獲器を貸していただけないかと思い切ってご相談したところ、

「捕獲器を貸し出して使い方をお教えすることならできます」

とのお言葉をいただきました！

ありがたいっ♪

ただ、現在は捕獲器が出払っているとのことで、改めてご連絡いただけることになっています。

近々、もしかするとこのブログでみなさんにご報告できる日が来るかもしれません。

海岸で見かけた子猫ちゃんについては、わたしがこれ以上してあげられることはありません。

このブログを書いている間も、頭から子猫ちゃんの顔が離れませんが、できることには限りがあります。

なんとか無事に生きていけるよう、祈るばかりです。

そして、突然ですが・・・

【応援しています！】

PetHotel11!は今回の参院戦でれいわ新選組を応援しています。

団体ロゴに肉球マークをつけた、あの山本太郎氏が率いるれいわ新選組です。

その理由は、れいわ新選組が「政権とったらすぐにやります！」と掲げている選挙公約のうち、動物愛護に関する次の公約です。

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ペットショップでの生体販売禁止。ブリーダーからの直接譲渡や、保護犬猫の譲渡を促進。動物実験の削減を強化、義務化。畜産動物のアニマルウェルフェアを世界レベルに。
依然として動物虐待や劣悪飼育といった問題が後を絶たない現状を改善するため、最低限の飼育環境・設備の基準を定め、立入を義務化。実験動物使用数の削減を義務と強化。畜産業においても動物福祉が守られるよう国際的な基準を踏まえた飼育や処分方法に関する基準を定める。犬猫殺処分ゼロに向け自治体による引き取り・収容・殺処分を改善します。
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動物愛護以外の公約はコチラ

選挙区に関わらず、全国どこでも”比例区”でれいわ新選組の候補者に投票できます。

比例候補の辻村ちひろさんは、環境問題のスペシャリストです。

みんな！愛する犬たちを守るため、選挙に行って貴重な一票の権利を行使しましょう！！

＜今日のPetHotel11!＞