2017年7月7日金曜日

ブリーダーさんを育てるのはアナタだ

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。

前回のブログで、わたしが考える、”良心的なブリーダーさん選びのコツ”をお話しました。

それ以外に、世間一般で言われていることとして

●1つの犬種のみを繁殖しているブリーダーさんを選ぶ方がよい。
●ブリーダー業だけで生活していけている業者は怪しい。
●アフターフォローがしっかりしているブリーダーさんを選ぶべき。

といった指標もご紹介しましたが、わたしはこれらの条件は必須だとは考えていません。

その理由をひとつひとつご説明していきますね。

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●1つの犬種のみを繁殖しているブリーダーさんを選ぶ方がよい?

将来、愛犬をドッグショーなどに出したいと考えていらっしゃる方は、こういった条件をブリーダーさん選びに加えてもいいかと思います。

確かに、1つの犬種に特化してブリーディングしている業者さんの方が、その犬種に精通している可能性が高いですね。
・・・というよりも、大変なこだわりを持って、その犬種を愛している、例えば【オタク】とか【フリーク】とか【マニア】みたいな方が多いわけです。

こういったブリーダーさんのおかげで、犬種のスタンダードが守られているのですね。

ですから、ドッグショーなどに出すことを前提に考えていらっしゃる方にとっては、その単一犬種のスタンダードにこだわったブリーディングをしている業者さんを選ぶことは、理にかなっているといえます。

ただ、だからといって、複数犬種のブリーディングをしているブリーダーさん=悪質ということにはならないと思います。

特に最近は、MIX犬(雑種犬のオシャレな呼び方)の人気も高いです。
現在、犬種図鑑などに載っている犬種のほとんどが、はじめは他犬種との掛け合わせによって生み出されたMIXだったことを考えると、そのうち新しいスタンダード犬種ができる可能性もあるわけです。

MIX犬に限らず、ただただ、健康な子犬を家族に迎えて、愛犬と一緒にしあわせに暮らしたい・・・そう考えている方にとって、必要条件ではないように思います。

とはいえ・・・

『ご注文はお決まりですかぁ~?どんな犬種でもありますよ~~♪』

というような、ファミレス的なことをおっしゃるブリーダーさんには

『なんで?』

と思っていただかなくてはなりませんね(^-^;

『魔法使いか?!』
『レンチンで子犬ができるのか?!』

というような疑問が発生します。

『ウチでは、〇〇と△△の犬種を扱っています』

ということが明確に言えないブリーダーさんは、日ごろから愛情を持って母犬を育てているのではなく、注文があれば、どこからともなく親犬になる犬を連れてきて種付けしちゃうというやり方だと推察できるからです。


●ブリーダー業だけで生活していけている業者は怪しい?

これも、理屈は解ります。

先ほども触れたように、ブリーダー業というのは

『えーと・・・こっち、ダックス1匹ね~!』

『はぁい!ご注文繰り返させていただきま~す♪ダックス1匹。以上でよろしかったでしょーかぁ~? しょ~しょっ お待ちくださぁ~い! ご一緒にチワワはいかがですかぁ~?』

というように、ファミレスのごとく商品が出てくる性質の商売ではありません。

健康な子犬を産ませようとすれば、当然、母犬の健康状態に配慮しなくてはなりません。
おのずと、出産させる回数や頻度も限られてきますから、子犬を量産できないはずですね。

しかも、産ませた子犬の買い手がつかなければ、ブリーダーさん自身が子犬を手元において飼育しなくてはなりません。
生きている”在庫” しかも、手がかかる”在庫”、更に、どんどん育つ”在庫”ですね。
商売としてはヒジョーにキビシイ・・・

要するに、良心的、人道的にブリーダー業をしていれば、大変な時間と労力がかかるうえに、コストもかかり、どう頑張ってもそれだけで生活できるほど、多売ができないはずなんです。

逆に【パピーミル】(子犬工場)のように、母犬の健康になんらの配慮もせずに子犬を量産させて、ペットショップへジャカスカ売っている業態は、低コストの多売が可能ですから、それだけで生活が成り立つかもしれませんね。

そういった理由で、『ブリーダー業だけで生活していけている業者は怪しい』と言われているわけです。

でも、これを絶対条件にするのはちょっと待った!と思うのです。

だって、もしかすると、そのブリーダーさんは、ものすごい資産家で、何もしなくても生活していける人かもしれないじゃあないですか?!
思い込みで決めつけてしまうのはキケンです。

結局、『母犬に会わせてほしい。飼育環境を見せて欲しい』という要望に応えてくれて、その実態が納得のできるものであれば十分ではないかと、わたしは思います。


●アフターフォローがしっかりしているブリーダーさんを選ぶべき?

理想的な響きですね。

買ってきた子犬の様子が心配だったり、しつけがうまくいかなかったりした時に、アドバイスを求めることができるブリーダーさんだったら、とても心強いです。

ですから、わたしは『今後、なにかあった時に相談にのってもらえそうな人か?』は、ご自身の目でチェックすることをお勧めしています。

ただ、あえてこの条件を”必要条件”に入れなかったのは、『アフターフォロー』の考え方が、人によって違うからです。

もしも消費者側が、適切な健康管理を怠ったために、子犬が病気になったりして

『おたくで買った子犬、病弱ですぐに元気がなくなったから返金してよ』

なんて言ったり

根気よくしつけることができなかったために

『トイレットトレーニングができないんだけどぉ~?返品しちゃいたーい』

な~んちゃったりして、それに応じなければよいブリーダーさんとは認められないのだとすれば、それはもう、ブリーダーさんにとって生き地獄ですよ。

『やってられっかバーロー!』

ですよ(^-^;


ただ子犬に限らず、すべての売買契約に共通していえることですが、

アフターフォローとして、どのようなことをしてくれるのか?または、してもらえないのか?

ということは、キチンと納得のいくまで確認し、書面を取り交わしておくべきですね。

ですから、この条件は、ブリーダーさんを選ぶ指標というよりは、買い手のあなた自身が賢い消費者として、キッチリと確認すべき内容だと思うのです。

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『子犬を飼いたい(買いたい)』

そう考えた時にはぜひ、【パピーミル】といったような悪質極まりないやり方をしているブリーダーではなく、良心的なブリーダーさんを見極めてください

それは、命を軽んじて犬たちを虐待しているブリーダーを根絶するためにも、
ご自身が、心身共に健全な子犬を家族に迎えるためにも、

とても大切なことです。

ただ、ブリーダーさん選びにあまりにも細かい条件を付けすぎても、選択肢がなくなってしまうかもしれません。

ご自身が犬を飼いたいと思った動機や、これから愛犬とどういう風に暮らしていきたいか?

ということをよくお考えの上、ご自身に合ったブリーダーさんをぜひ探してみてください。


最後に・・・

あまりにも悪質なブリーダーが多いために、”ブリーダー” = ”悪者” みたいに思っている人がたくさんいます。

けれども実際には、愛情たっぷりに犬と真摯に向き合っているブリーダーさんは、ちゃーんといらっしゃいます。

悪質ブリーダーからは誰も子犬を買わないようになれば、悪質ブリーダーは自然に絶滅します。

反対に、良心的なブリーダーさんを、わたしたちが正しく評価し、リスペクトすることによって、いいブリーダーさんは増えていくはずです。

悪質ブリーダーがたくさんいるのは、それだけのニーズがあり、商売が成り立っているからだということを忘れないでください。

悪質ブリーダーを産み育てているのは、ほかならぬわたしたちだということです。

これからわたしたちは、もっと賢くなって、いいブリーダーさんをたくさんたくさん育てていこうではあーりませんか!


ハナちゃんがまたお泊りにきてくれました♪

ちょっと”なつ”!おとなりの”のぞき”はやめなさーい!

”なつ”「なんでよぉ~?!放っておいてよ~!」

プールで夢中の”ボス”
最初はギャラリーの女子がいたのですが・・・

ハナちゃんに愛想をつかされ・・・

”なつ”にも飽きられて・・・
それでも独り、はしゃぎ続けるのでした。


2017年7月6日木曜日

ブリーダーさん選び

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。

これからワンちゃんを家族に迎えたいと考えている方には、ぜひ【生体販売】しているお店から買うという選択肢以外の方法をご提案しています。

その理由は、↓の過去記事をごらんください。

【生体販売】の問題点(まとめ)

【生体販売】で買わないと子犬が売れ残ってかわいそう!?


今日は、ブリーダーさんの直販でワンちゃんを入手したいと考えている方のために、ブリーダーさん選びのコツなどをお話していきたいと思います。


●親犬に会わせほしいとお願いしてみよう!

大切な家族として迎え入れる子犬が、
健全で清潔な環境で飼育されている、健康なお母さんから産まれた子なのか?
ということを、事前に確認できるということは、ブリーダーさんから直接子犬を買い取ることの、最大のメリットです。

もし、正当な理由や納得のいく説明なしに、母犬の飼育環境や母犬自体を見せることを拒むような業者だったら、パピーミル(子犬生産工場)と呼ばれるような、無茶な出産回数を母犬に強いている、悪質ブリーダーの可能性が高いと考えられます。

十分な栄養と散歩と愛情抜きで、狭いケージに閉じこめられて出産マシーンのごとく子犬を量産させられている母犬は、心身共に不健康です。

そのような母犬から産まれた子犬は、先天的な疾患を抱えていたり病弱だったりする可能性も高いと言わざるを得ません。

※愛情をかけられた健全な母犬からは、必ず健康な子犬が産まれるというわけではありませんので、念のため・・・

よいブリーダーさんは、逆に購入希望者が画像やメールのやり取りだけで子犬を購入しようとしても

『原則として、足を運んでいただいて対面販売しかしていません』

というようなことおっしゃる場合が多いようです。


●たくさん質問してみよう!

飼おうと思っている子犬の情報、犬種の特性、不安に感じていることなど、たくさん質問してみてください。
その受け答えを注意深くきくことによって、ブリーダーさんの資質がある程度判断できます。

・犬(その犬種)に関する知識の深さ
・どれだけ愛情を持って犬と接しているか
・今後、何かあったときに相談に乗ってもらえそうか
・人として、お付き合いしていきたいと思える人か(信頼できそうか)

などといったことを、しっかりとチェックしましょう。


●いいことしか言われないとしたら疑ってみよう!

犬を飼うことは、大きな喜びと幸福をあなたにもたらすと同時に、大変な苦労を伴うことです。

・予防接種や定期的な健康診断などの医療費やフード代などの出費の大きさ
・毎日の、犬にとっては必須のお散歩の重要性
・しつけの大切さ。またその大変さや注意点。
・犬種ごとの先天性疾患の可能性
・犬種ごとのクセや問題点

などといった、購入者にとってはマイナスと思われるような要素についても、キチンと説明をしてくれるブリーダーさんは、よいブリーダーさんの可能性が高いです。

自分が産ませた子犬たちに愛情を持っていて、すべての子犬たちに幸せになってもらいたいと願っていれば、マイナス因子についてもキチンと理解し、覚悟を持って育ててくれる人に子犬を譲りたいはずだからです。

『たいしたお金はかかりませんよ~♪』
『しつけなんか、簡単ですよ~♪』
『おとなしくて、散歩なんかほとんど必要ありませんよ~♪』
『まったく手がかかりませんよ~♪』

などといった、耳ざわりの良いことばかり言って売りつけようとするブリーダーさんもいます。

それは、その言葉を鵜呑みにして安易に購入した飼い主さんが、後になって、経済的に苦しくなったり、しつけに失敗して手に負えなくなったりという理由で、結果的に犬を放棄してしまうことになったとしても構わないと考えているかもしれません。


●あなたのことを知りたがるかに注目してみよう!

上記と同じ理由です。
ブリーダーさんが、自分が産ませた子犬たちに愛情を持っていれば、あなたの家族構成や、生活環境、もしかすると経済状況についても、根掘り葉掘り訊いてくるかもしれません。
それだけ、あなたが子犬たちを、最後まで責任を持って育てられる方かどうかを心配しているということですね。

どの程度訊いてくるかは、ブリーダーさんの性格にもよりますが、逆にあなたのことをまったく何も訊きたがらないブリーダーさんであれば、少し注意が必要かもしれません。


●生後8週令より幼い子犬を売らないか、確認しよう!

8週令以前に、母犬や兄弟犬から引き離された子犬は、その後の健康や社会性に問題が出る可能性が高いというお話は以前した通りです。
→【生体販売】の問題点(まとめ)

犬への見識が深いはずのブリーダーさんが、もしも8週令より幼い子犬をホイホイとあなたに売りつけようとするはずがないのです。

ブリーダーさんによっては、母犬から引き離す時期について、最低ラインと言われる8週令ではなく、更にもう少し長い期間、子犬を母犬の元で育ててから譲り渡すという方もいらっしゃいます。

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ここまでは、よいブリーダーさんかどうかを見極めるのに有効だとわたし自身が考える方法を書きました。

それとは別に、一般によく言われていることとして

●1つの犬種のみを繁殖しているブリーダーさんを選ぶ
●ブリーダー業だけで生活していけている業者は怪しい
●アフターフォローがしっかりしている

などといった指標もあるようです。

でも・・・わたし個人としては、これらの条件は必ずしも絶対条件ではないような気がしています。


その理由は、長くなるのでまた次回にお話ししたいと思います。

大好きなボール遊びをたっぷりして満足気な”ボス”

大好きな虫さん探しを心行くまで楽しむ”なつ”

かわいい薄ピンクの桔梗(ききょう)が咲きました♪


2017年7月5日水曜日

みんなは一体、どこで犬や猫を入手しているの?

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。

【生体販売】の問題点を踏まえて、犬や猫は、なるべく【生体販売】ではないところから入手していきたいですね・・・

というお話をしています。

前回、その方法として、以下の3つをご提案しました。


●良心的なブリーダーさんから直接買う

●保護犬を引き取る

●知人から引き取る


具体的な中身をお話する前に、我が国における、

犬&猫入手経路ランキング

を発表しておきましょう。
(発表しているのは環境省です。平成23年 環境省しらべです)


ペットショップ        33.5%
知人から譲り受けた      26.2%
ブリーダー直販        18.2%
自宅で繁殖して増えた     6.0%
保健所や動物愛護センターから 4.7%
拾った(つかまえた)     4.3%
インターネット通販      2.3%
民間の動物愛護団体から    1.6%
イベントや出張販売      0.4%

その他              2.9%


ん~~・・・ 謎ですね・・・ 『その他』って一体なんなんでしょう?!

「ただいま~♪」

って玄関開けたら犬がいて

「おかえりワンっ!ゴハンにする?お風呂にする?」

なーんてね・・・アハアハ。

気になる気になる・・・でも、お話を元に戻します。


赤字で書いたのは、おそらく【生体販売】だと思われる入手経路です。(36.2%)
青字で書いたのは、それ以外です。(61%) 

まず、やはりダントツで、ペットショップの【生体販売】からの入手が多いのはわかりますが、全体でみると、実は【生体販売】以外の方法で犬や猫を入手している人が61%もいることがわかります。

なんだか少し希望が湧いてくる数字ですね♪

もうこうなったら、ペットショップで犬や猫を買おうとしている人たちには

『ええ~?!今どきまだ、ペットショップぅ~?おっくれてるぅ~~~!!』

ぐらいのことを言っちゃって、【生体販売】以外に誘導してもダイジョウブな感じがします。


さて、これからお話していきたいのは、

『【生体販売】以外の方法で犬を入手したいと思っているんだけど・・・』

という方に向けた内容です。

ですから、

② 知人から譲り受けた
④ 自宅で繁殖して増えた
⑥ 拾った(つかまえた)

という受動的なケースは、ひとまず除いて考えます。

もちろん、例の【その他】ってやつも除きます(あ~気になる気になる)


上記ランキングの中で、能動的に【生体販売】以外の方法で入手しているケース・・・つまり、

③ ブリーダー直販

⑤ 保健所や動物愛護センター
⑧ 民間の動物愛護団体から

について、具体的にお話していきます。


※今現在、新しく犬を飼う予定がないという方でも、ぜひお読みいただき、お友達にアドバイスしていただけたら幸いです。


ヨッシャオラーーーっ!!やんのかコラーっ?!

オラオラオラオラーーーっ!!

なんちゃって~~ えへ♪

ねえねえボス~、モモナにボールちょうだ~い!
よし!もう誰にもボールは渡さないわ!!







2017年7月4日火曜日

【生体販売】で買わないと、子犬が売れ残ってかわいそう!?

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


前回のブログ【生体販売】の問題点についてお話しました。

今、動物愛護運動や、動物保護活動をしている人たちが、しきりに

『ペットショップで犬や猫を買わないで!!』

と言っているのは、


●国に【生体販売】を禁止する法令づくりを提言しているが、なかなか実現しない。

●その背景には、ペット業界(ペットショップやペットフードメーカー)の強い反対がある。

【生体販売】でペットが売れつづければ、『一定の需要がある』とみなされるため、【生体販売】の根絶は難しい。

●また、ペットショップは【生体販売】によって”儲け”が出れば、ますます強く【生体販売】の禁止法令に反対する。

●だから、ペットショップで【生体販売】をしても売れない。誰も買わない・・・という状況を作ってしまえば、事態が好転していくのではないか?


という考え方に基づくものです。

本来は、行政が人道的、道徳的な観点から法整備に取り組んでくれれば、それが一番早いのですが、残念ながら我が国は、そういった観念が、いまだ後れているんですねぇ。

『うつくしい国、ニッポン』

なんじゃないんか~~~~いっ?!

ペットショップの【生体販売】で子犬を買う人がいなくなれば、業者は【生体販売】では儲からないから

『アホらし!やーめた!』

となるでしょう。

ここで、よく言われている、悩ましい問題が出てきます。

『でも、ペットショップに既に並んでいる子犬たちは、誰も買わなければ、結局は悲惨な運命をたどるのでしょう?だったらせめて、その子たちの命を救ってあげる意味でも、やっぱりペットショップで子犬を買ってあげなくては・・・』

ということですね。

確かにそのとおりです。

けれども、日本中のペットショップで、今も、そしてこれからも、どんどんどんどん補充されていく、”在庫”としての子犬たちを、すべて引き受けて、健全な環境で育ててあげることは、誰にもできません。

現在のシステムで【生体販売】を続けていく限り、可哀相な子犬たちは後を絶たないことになるわけですから・・・

ですから、【生体販売】のペットショップで子犬を買わないという選択は、

ベストじゃあないけど、ベターなんだ。

ということになります。

わたしたち人間は、目の前にいる子犬が悲惨な目に遭うときけば、当然、感情移入して救いたくなります。
その反面、自分から見えないところで、名前をつけてもらえることも、可愛がってもらえることもなく、まるでゴミのように捨てられていく小さな子犬たちのことを忘れがちです。

けれども、見えようが見えまいが、ひとつひとつの命の重さは等しく、たいへん重いもののはずです。

悲惨な犬たちの数は、今のままでは増え続けるばかりだということを、冷静に考えていくべきではないでしょうか。

【生体販売】での不買運動を展開している人たちの多くは、売れ残った子犬(子猫)はもちろん、飼い主が責任を放棄した成犬(成猫)の保護活動と里親探しに、日々奔走し、涙ぐましい努力をして、悲惨な現状をその目で見ている人たちです。

そういった人たちが、『【生体販売】でペットを買わないで』と言っているのは、決して目の前の子犬を見捨ててもいいと思っているからではありません。

現に、売れ残った子犬については、そういった人たちが必死で保護してくださっているのですからね。

『事件は現場で起きているんだ!!』

ですから、現場で必死で頑張っておられる人たちをリスペクトして、せめてその活動の助けになることこそすれ、決して邪魔はしないようにしたいものです。


さて・・・

『犬を飼いたいと思っているんだけど、ペットショップで買わない方がいいなら、一体どこで買えばいいの?』

ということになるかと思いますが・・・

これは、
ペットの【生体販売】を禁止している国で、人々がどのようにしてペットを入手しているか?
ということが参考になるかと思います。

具体的には、次の3つ。


●良心的なブリーダーさんから直接買う

●保護犬を引き取る

●知人から引き取る


3つ目はともかく、最初の2つについては、色々と不安のある方も多いでしょう。

そこで、次回からは


『良心的なブリーダーさんの見分け方』

『保護犬を引き取るのは大変なんじゃない?』


ということについて、お話してみたいと思います。



モモナちゃんの、この仕草!かわいすぎます♪

”ボス” ながっ!!

台風が近づいてきています。
「今夜は荒れそうねぇ~」






2017年7月3日月曜日

【生体販売】の問題点(まとめ)

こんにちは。”ボス”じゃないよ!
神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番だよ!(←やかまし!)

前回まで、【生体販売】について、お子様にも解るように書いてきましたが、あらためて、【生体販売】の問題点を、大人の方向けにまとめておきますね。


①社会化が不十分で問題行動を起こしやすい子犬が流通する

子犬は、生後すくなくとも8週令(56日)までは、母犬や兄弟犬と一緒に過ごすことが、その後の社会化に大変重要だということが、研究によりわかっています。

母犬に叱られたり、兄弟犬とじゃれあいながら、やっていい行動と、いけない行動、犬同士の作法などを学ぶための大切な時期が、この8週令なのですね。

たとえば・・・

いきなり咬み付いちゃだめ!その前に唸って警告しなくちゃ!・・・

このくらい咬み付くと、相手が傷ついちゃうよ!・・・

などといったことも学んでいくわけです。

8週令以前に親兄弟と引き離された犬は、犬としての社会性が未発達なままです。

現状、我が国の法律では、表面上は

『ホントは生後56日を経過しないと販売しちゃダメなんだけど~!』

とか言いながら、実際にはその経過措置として

『いつか、そう決めるまでの間は、生後49日でいいよん♪』

と言っちゃってるんですよん!!(”よん” じゃないよ ”よん” じゃあ!)

販売する前には、母犬と引き離して、セリにかけられて、流通して・・・ってプロセスがあるわけですから、生後49日ピッタリでペットショップに並んでいるってことは、もっと前に親兄弟から離されていることに気づかなくてはなりません。

その結果・・・

やたらと吠えたり、ひどく臆病だったり、他のワンちゃんと接触できなかったり、いきなり本気咬みしちゃったり・・・

といった、先天的な問題行動を抱えたワンちゃんがたくさんたくさん流通してしまっているというわけです。

こういう問題を抱えたワンちゃんは、その後、飼い主さんがお手上げになって、見放される可能性が非常に高いわけですから、不幸なワンちゃんを増やしている一因になっていると言わざるを得ません。


②パピーミル(子犬生産工場)の問題点

利益優先の悪質ブリーダーの元では、母犬は、極めて不衛生な、せまいケージに押し込められ、外へも出してもらえないような過酷な環境に置かれています。

その中で、可能な限りくりかえし交配させられ、妊娠・出産をさせられています。

母犬が感染症などになれば、適切な治療を施されることなく、亡くなっていきます。

どんどん産ませて、どんどん売りましょう!

ってことですね。悪魔なんでしょうか?

まず、この状況そのものが、非人道的で問題なのは言うまでもありません。

更に、こんな環境で産まれてきた子犬たちが、遺伝的疾患を抱えていたり、病弱だったりという問題があるのです。

子犬には製造者責任がありませんから、消費者に売っぱらってしまえば、病弱でもなんでも構わないということなのでしょうか・・・


③本当の意味での殺処分ゼロは程遠い

ペットショップは、いつでも可愛い子犬をズラリと並べています。
売れ頃は、せいぜい生後3か月までです。
それを過ぎると、だんだん都市部から地方のショップへ回され、値引きされ・・・それでも売れ残って、生後半年を過ぎたらもう【賞味期限切れ】というのが現実です。

現在は、業者が保健所に「売れ残ったんでヨロシク」と子犬を持ち込むと、行政が断ることが可能になりました。
(逆に、以前は受け入れて殺処分にしていたんです)

ああよかった!じゃあ売れ残りの子たちはもう、保健所につれて行かれないからだいじょうぶなのね♪

なんて思ったら大間違いです。

『じゃあ、どこへ行くっていうのさ?!』

っていうトーゼンの疑問をもたなくてはなりません。

現状、行政が誇らしげに

「殺処分ゼロを実現しました!」とか
「殺処分頭数が、こーんなに減りました!」とか

言っている背景には、愛護団体やボランティアの方たちが受け皿となって、里親探しをしている、涙ぐましい保護活動があるわけです。

そして、それも限界を迎えつつあります

そりゃそうでしょう。お米や野菜みたいに「生産調整」のようなことをしていないわけですから。

産ませっぱなし

売りっぱなし

売れ残りは保護団体やボランティアに投げっぱなし

それが現実です。

そして、限界を迎えている保護活動の裏で、【ひきとり屋】が暗躍しています。

処分に困った業者や個人から、お金を受け取って犬や猫を引き取る商売ですね。

彼らは引き取りさえすれば、お金が入ってきます。
引き取った後、【ひきとり屋】が犬や猫をどうしようが、誰にもわかりません。

まさに、闇に葬られているのですよ!

大抵は、人知れずどこかに捨てられるか、極めて劣悪な虐待環境に犬や猫を置き、衰弱死を待つばかりにさせているのです。

飼い主が見つからず、処遇に困っている犬たちがたくさんいるのに、一方ではパピーミルで、『産めよ増やせよ!』とやっているんですね。

闇に葬られた犬たちは、行政の【殺処分頭数】にはカウントされません。

それで、『殺処分頭数が減った』などと言っているのは、引田天功もビックリの、数字のイリュージョンだってことに、誰もが気づけなくてはなりませんね。



次回は、

ペットショップがダメなら、犬を飼いたいと思っている人は、どうするのがいいの?

というお話をしたいと思います。


モモナちゃんと”ボス”はボール遊びに夢中

おーい、モモナちゃん、早くプールからボール出して~!

お水キライな子たちは、日陰でまったり

海が見張らせる、サイコーに気持ちいいお散歩コース♪


2017年7月2日日曜日

【生体販売】(せいたいはんばい)ってなあに?⑦

こんにちは。ボスだよ。また来てくれて、ありがとう!




今日は、とってもかなしいお話をするけど、ちゃんときいてほしいな。



●すてられちゃった子犬たちは どうなるの?●

ペットショップで【売れのこり】になっちゃった、子犬たちのために、やさしい人たちが、いっしょうけんめい、あたらしいかぞくをさがしてくれたり、じぶんのおうちにつれてかえったりしているけど・・・

どんなにがんばっても、【子犬工場】で、たくさんの子犬がうまれて、どんどんペットショップにつれて来られちゃうから、【売れのこり】になっちゃった子犬のぜんぶを、たすけてあげることはできないんだ。


たすけられなかった子犬たちはね、こんなふうになってしまうんだよ。


◆こっそり、山の中にすてられちゃう子◆

まだ、小さくてよわいんだもの。きっと、しんでしまうだろうね。

中には、にげられないように、足をしばられたり、ふくろに入れられて、すてられる子犬たちもいるんだ。

子犬たちが、しんでしまうのが、わかっていて、そんなひどいことをするんだね・・・


◆保健所(ほけんじょ)につれて行かれちゃう子◆

保健所(ほけんじょ)は、すてられた子犬たちにとって、さいごのチャンスなんだ。

でも、そのチャンスは、だいたい10日間くらいしかもらえない。

10日まっても、かぞくが見つからなかった子犬たちは、保健所(ほけんじょ)で、ころされてしまうんだよ。

そういうふうに、にんげんがきめた ”きまり” なんだって・・・


◆動物実験(どうぶつじっけん)の施設(しせつ)につれて行かれちゃう子◆

動物実験(どうぶつじっけん)っていうのは、食べものや、おくすりを、どうぶつにあげてみて、それが、あんぜんかな?毒(どく)じゃないかな?っていうことを、たしかめる場所だよ。

にんげんが、じぶんの体でためして、もしも毒(どく)だったらコワイから、ボクたちどうぶつの体をつかって、”ためす”んだね・・・


◆【子犬工場】につれて行かれちゃう子◆

ボクのお母さんが、こわいおじさんに、『暗くて、くさくて、きたなくて、せまいオリの中』にとじこめられていた、あの場所だよ。

『暗くて、くさくて、きたなくて、せまいオリの中』でうまれて、

ペットショップで【売れのこり】になっちゃった子犬たちが、

『暗くて、くさくて、きたなくて、せまいオリの中』につれて行かれて、

こんどは、たくさんの子犬をつくるための【子犬工場】にされちゃうんだね・・・


◆【ひきとり屋】につれて行かれちゃう子◆

ひきとり屋っていうのは、だれにもかぞくにしてもらえなくて、保健所(ほけんじょ)にも、ことわられた犬たちを、【お金】をもらって、ひきうけている人たちのことだよ。

だけど、ひきとり屋は、子犬のかぞくになってくれるんじゃあないんだ。

【子犬工場】とおなじように、『暗くて、くさくて、きたなくて、せまいオリの中』に、犬たちをギュウギュウづめにして、とじこめているだけなんだ。

中には、犬たちにちゃんとごはんをあげないようなひきとり屋もいるんだよ。

だから、たくさんの犬たちが、ガリガリにやせてしまったり、びょうきになったりして、すぐにしんでしまうんだよ・・・





どこも、ボクたち犬にとって、ホントにおそろしい場所なんだ。

ボクだってね、もしも すずさんが、ペットショップからつれてかえってくれなければ、こういう場所に、つれて行かれていたかもしれないって、かんがえると・・・こわくてこわくて、ブルブルふるえちゃうよ。


ねえ、キミはさ、

うまれてから1度も、なまえをつけてもらえない子犬たちのこと、かんがえたことがある?

うまれてから1度も、だきしめられたことがない子犬たちのこと、かんがえたことがある?

うまれてから1度も、やさしいかぞくに会えない子犬たちのこと、かんがえたことがある?


そんな、子犬たちは、いったいぜんたい、なんのためにうまれてきたんだと思う?


にんげんに、すてられちゃうためなの?

にんげんに、ころされちゃうためなの?








あれ?キミ・・・・

ないているの?

子犬たちが、かわいそうだって?


ありがとう!ホントにありがとう!


ボクはね・・・

すててしまうくらい、たくさんの子犬をお母さん犬にうませちゃう にんげんって・・・

もしかして、ボクたち犬よりも、おバカさんなのかなあ~?

って、ときどき思ってたんだよね。


買ってくれる人が、いるかいないかも、わからないのに、
ペットショップのガラスケースの中に、いつだって、生きた子犬たちを、まるで、スーパーに、おかしがならんでいるみたいに、たくさんならべている。

それを、わらって「カワイイ!」って言いながら見ているにんげんって・・・

ホントにそれは、ひどいことだって、わからないのかな~?

ってね。


でも、キミはちがうよ!

キミはとってもアタマがいいし、
それに、かわいそうな子犬たちのために、泣いてくれる、とってもやさしいにんげんだよ!!

きっと、キミみたいに、アタマがよくて、やさしいにんげんは、たくさんいるんだと、思うんだ。


だからね、ボクはキミに、おねがいしたいんだよ。

キミみたいに、やさしいにんげんたちに、ボクがしたお話を、おしえてあげてほしいんだ。


そうして、どうすれば、かわいそうな子犬たちが、いなくなるのかを、いっしょうけんめい、かんがえてほしいんだ!!



ボクのお話は、これでおしまい。

だけど、お話がおわったって、また あそびに来てくれるよね?


きっとだよ!!



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仲良し兄妹のムギ&サクラ
初のお泊り体験中~!
JKなみに、ポージングが決まる2ワンズ!
おおおお!! カンペキな相似形になるっ!
”なつ”と狛犬さんではありません。

そんな空気がまったく読めない”ボス”
冷ややかな視線もなんのその!(ヘヘンッ!)

ボクはスケボーが気に入ったよ~~~~~ん
”じろべえ”くん、また遊びに来てね~(^▽^)/





2017年7月1日土曜日

【生体販売】(せいたいはんばい)ってなあに?⑥

こんにちは。ボスだよ。また来てくれたね!うれしいよ。

わあ!キミ、今日はなんだか、とってもイイにおいがしてるね!

え?食べ放題のバイキングに行ってきたの?!

いいなぁ~!すごくあこがれちゃうなぁ~・・・
ヨダレがいっぱい出ちゃうよ!



えーと・・・キミになにか、かんがえてきてっておねがいしていた気がするんだけど・・・

なんだっけ???

ああ!そうだったそうだった。

どうして【売れのこり】になっちゃう子犬が、ぜんぜんいなくならないのかってことだね。

え?かんがえてみたけど、よくわからなかったって?

じゃあ、お話してあげるから、よくきいてね。



●どうして【売れのこり】になる子犬はいなくならないの?●

キミは、バイキングに行ってきたんだよね?

おいしそうなものが、いっぱいならんでいて、ぜーんぶ食べたくなっちゃうよね?

もしキミが、よくばって、ゴハンをたくさんとって来たけど、もうおなかがいっぱいになって、食べられなくなっちゃったら、のこったゴハンはどうなるかしってる?

うん、そうだよ。お店の人が、すてちゃうんだ・・・もったいないよねえ。

そこでもし、キミのおとうさんやおかあさんが、キミがのこしたゴハンをぜんぶ食べてくれたら、たべものをすてなくていいよね?

だから、おとうさんやおかあさんが、いっしょうけんめい、キミののこしたゴハンを食べてくれる。

それなのに、またキミが、あたらしいゴハンをとって来たら、どうなると思う?

え? ハハハ! おかあさんに、すごくおこられるって?

うん・・・そりゃそうだ。きっと、ものすご~くおこられるだろうねえ・・・

だって、キミも、おとうさんもおかあさんも、もうおなかがパンパンで食べられないんだからね。

そうするとさ、やっぱりゴハンをのこしちゃうことになるよね?

で、のこったゴハンは・・・

そう。すてられちゃうんだよ。もったいないよねえ?


そんなことにならないようにするには、どうしたらいいと思う?


そのとおり!キミが、食べられるぶんだけしか、取ってこないようにすればいいだけさ!



・・・さ、これでわかったでしょ?!

え?ゴハンのお話なんかじゃなくて、子犬たちのお話をききたいって?

う~ん・・・だからさぁ・・・

あのね、ペットショップで【生体販売】(せいたいはんばい)されている子犬たちも、バイキングのゴハンとおんなじってことだよ。


キミがバイキングでとって来たゴハンは、
ペットショップのガラスケースに入れられた子犬たちといっしょ。

キミが食べきれて、ちゃーんとキミのえいようにしたゴハンは、
誰かが、おうちにつれてかえって、かぞくにしてもらえた子犬たちといっしょ。

キミが食べきれなくて、のこしたゴハンは、
ペットショップで【売れのこり】になっちゃった子犬たちといっしょ。

キミがのこしたゴハンを食べてくれる、おとうさんやおかあさんは、
【売れのこり】になっちゃった子犬を、おうちにつれてかえってくれたり、あたらしいかぞくをさがしてくれる、やさしい人たちといっしょ。

キミが、食べきれないかもしれないくせに、ゴハンをどんどんとって来ちゃうのは、
子犬たちが【売れのこり】になるかもしれないのに、【子犬工場】で、お母さん犬に、どんどん赤ちゃんをうませているのといっしょ。



ペットショップで、子犬を買って、おうちにつれて帰る人よりも、ずっとずっと、たくさんの子犬たちが、どんどん【子犬工場】でうまれるんだからさ・・・

【売れのこり】になっちゃう子犬たちが、ぜーんぜん、いなくならないにきまってるでしょう?


そしてね・・・


●子犬たちが すてられちゃう?●

キミがのこしたゴハンを、おとうさんやおかあさんが、がんばって食べてくれたけど、どうしても食べきれなくて、やっぱりのこってしまったゴハンが、すてられちゃうみたいに・・・

【売れのこり】になっちゃった子犬に、やさしい人たちが、がんばってあたらしいかぞくをさがしても、どうしても見つけられなくて、やっぱりのこってしまった子犬たちは、すてられちゃうんだよ・・・



わかるかい?

そうなんだよ。

のこった子犬たちは・・・

すてられちゃうってことなんだよ!!






え?ゴハンをすてちゃうみたいに、子犬たちをすてちゃうはずがないって?


・・・ざんねんだけど、ホントなんだよ。

キミには、しんじられないかもしれないけどね、

たくさんの子犬たちが、ホントにすてられちゃってるんだよ。



あ、すずさんだ!

ゴハンだってさ!!

もちろん、ボクは、ゴハンをのこしたりしないから、あんしんして!!


え?なあに?

すてられちゃった子犬たちが、どうなるか、ききたいの?

それは、とってもかなしいお話だけど、ホントにききたいの?


うん・・・わかった。

じゃあ、こんど来てくれたときに、そのお話をしてあげるからね。


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モモナちゃん
前回、きてくれたときよりも、ずっと落ち着いたね!

うふふふ・・・”じろべえ”くん、いいお顔だよ!

くもり空だけど、みんな お外が大すき♪