2017年7月6日木曜日

ブリーダーさん選び

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。

これからワンちゃんを家族に迎えたいと考えている方には、ぜひ【生体販売】しているお店から買うという選択肢以外の方法をご提案しています。

その理由は、↓の過去記事をごらんください。

【生体販売】の問題点(まとめ)

【生体販売】で買わないと子犬が売れ残ってかわいそう!?


今日は、ブリーダーさんの直販でワンちゃんを入手したいと考えている方のために、ブリーダーさん選びのコツなどをお話していきたいと思います。


●親犬に会わせほしいとお願いしてみよう!

大切な家族として迎え入れる子犬が、
健全で清潔な環境で飼育されている、健康なお母さんから産まれた子なのか?
ということを、事前に確認できるということは、ブリーダーさんから直接子犬を買い取ることの、最大のメリットです。

もし、正当な理由や納得のいく説明なしに、母犬の飼育環境や母犬自体を見せることを拒むような業者だったら、パピーミル(子犬生産工場)と呼ばれるような、無茶な出産回数を母犬に強いている、悪質ブリーダーの可能性が高いと考えられます。

十分な栄養と散歩と愛情抜きで、狭いケージに閉じこめられて出産マシーンのごとく子犬を量産させられている母犬は、心身共に不健康です。

そのような母犬から産まれた子犬は、先天的な疾患を抱えていたり病弱だったりする可能性も高いと言わざるを得ません。

※愛情をかけられた健全な母犬からは、必ず健康な子犬が産まれるというわけではありませんので、念のため・・・

よいブリーダーさんは、逆に購入希望者が画像やメールのやり取りだけで子犬を購入しようとしても

『原則として、足を運んでいただいて対面販売しかしていません』

というようなことおっしゃる場合が多いようです。


●たくさん質問してみよう!

飼おうと思っている子犬の情報、犬種の特性、不安に感じていることなど、たくさん質問してみてください。
その受け答えを注意深くきくことによって、ブリーダーさんの資質がある程度判断できます。

・犬(その犬種)に関する知識の深さ
・どれだけ愛情を持って犬と接しているか
・今後、何かあったときに相談に乗ってもらえそうか
・人として、お付き合いしていきたいと思える人か(信頼できそうか)

などといったことを、しっかりとチェックしましょう。


●いいことしか言われないとしたら疑ってみよう!

犬を飼うことは、大きな喜びと幸福をあなたにもたらすと同時に、大変な苦労を伴うことです。

・予防接種や定期的な健康診断などの医療費やフード代などの出費の大きさ
・毎日の、犬にとっては必須のお散歩の重要性
・しつけの大切さ。またその大変さや注意点。
・犬種ごとの先天性疾患の可能性
・犬種ごとのクセや問題点

などといった、購入者にとってはマイナスと思われるような要素についても、キチンと説明をしてくれるブリーダーさんは、よいブリーダーさんの可能性が高いです。

自分が産ませた子犬たちに愛情を持っていて、すべての子犬たちに幸せになってもらいたいと願っていれば、マイナス因子についてもキチンと理解し、覚悟を持って育ててくれる人に子犬を譲りたいはずだからです。

『たいしたお金はかかりませんよ~♪』
『しつけなんか、簡単ですよ~♪』
『おとなしくて、散歩なんかほとんど必要ありませんよ~♪』
『まったく手がかかりませんよ~♪』

などといった、耳ざわりの良いことばかり言って売りつけようとするブリーダーさんもいます。

それは、その言葉を鵜呑みにして安易に購入した飼い主さんが、後になって、経済的に苦しくなったり、しつけに失敗して手に負えなくなったりという理由で、結果的に犬を放棄してしまうことになったとしても構わないと考えているかもしれません。


●あなたのことを知りたがるかに注目してみよう!

上記と同じ理由です。
ブリーダーさんが、自分が産ませた子犬たちに愛情を持っていれば、あなたの家族構成や、生活環境、もしかすると経済状況についても、根掘り葉掘り訊いてくるかもしれません。
それだけ、あなたが子犬たちを、最後まで責任を持って育てられる方かどうかを心配しているということですね。

どの程度訊いてくるかは、ブリーダーさんの性格にもよりますが、逆にあなたのことをまったく何も訊きたがらないブリーダーさんであれば、少し注意が必要かもしれません。


●生後8週令より幼い子犬を売らないか、確認しよう!

8週令以前に、母犬や兄弟犬から引き離された子犬は、その後の健康や社会性に問題が出る可能性が高いというお話は以前した通りです。
→【生体販売】の問題点(まとめ)

犬への見識が深いはずのブリーダーさんが、もしも8週令より幼い子犬をホイホイとあなたに売りつけようとするはずがないのです。

ブリーダーさんによっては、母犬から引き離す時期について、最低ラインと言われる8週令ではなく、更にもう少し長い期間、子犬を母犬の元で育ててから譲り渡すという方もいらっしゃいます。

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ここまでは、よいブリーダーさんかどうかを見極めるのに有効だとわたし自身が考える方法を書きました。

それとは別に、一般によく言われていることとして

●1つの犬種のみを繁殖しているブリーダーさんを選ぶ
●ブリーダー業だけで生活していけている業者は怪しい
●アフターフォローがしっかりしている

などといった指標もあるようです。

でも・・・わたし個人としては、これらの条件は必ずしも絶対条件ではないような気がしています。


その理由は、長くなるのでまた次回にお話ししたいと思います。

大好きなボール遊びをたっぷりして満足気な”ボス”

大好きな虫さん探しを心行くまで楽しむ”なつ”

かわいい薄ピンクの桔梗(ききょう)が咲きました♪