2017年6月7日水曜日

【天罰方式】はどうですか?④

わたしが【天罰方式】を取り入れていない理由について、4つの項目ごとにお話しています。

前回はその2番目

②飼い主さんが叱ることで、ワンちゃんとの絆にひびが入るの?

という疑問についての見解を述べましたが、読み返したところ、わたしの説明がヘタクソで、うまく伝わっていないかもしれないと感じました。

とても大事なところなので、今一度、極力解りやすくなるよう、まとめてみますね。

『飼い主さんが叱ることで、ワンちゃんとの絆にひびが入るの?』

その答えは、ひびが入るケースもあるし、入らないケースもある。

<ひびが入るケース>
●飼い主さんとワンちゃんの信頼関係がまだ築けていない場合
度を越した叱り方(ワンちゃんを怯えさせるような叱り方)をした場合

<ひびが入らないケース>
●飼い主さんとワンちゃんの信頼関係が十分に築けている場合
適切な叱り方(ワンちゃんを怯えさせない叱り方)をした場合

更に、”ワンちゃんを怯えさせない叱り方”について、

『そもそも怯えさせないような叱り方なら罰としての意味がなく、効果がないのでは?』

というご意見もあるかと思いますが、決してそんなことはありません。

何故なら、ワンちゃんにとって

『なんか・・・飼い主さんがそっけない。冷たい。機嫌悪い・・・怒ってるの?』

というだけで、十分な罰(イヤなこと)になっているからです。
ワンちゃんの今した行動を好ましく思っていないということを飼い主さんが示すために、大きな声で怒鳴ったり脅したりして怖がらせる必要はまったくありません。

むしろ、怯えさせてしまうと「こわいよこわいよ~~~!」ということでワンちゃんの小さな脳みそはいっぱいになってしまいますから、逆効果ですらあります。

もっと言えば、ワンちゃんを叱る最大の意味は、褒めている時とのギャップをつけて、褒めた時の効果を何倍にも際立たせるためといっても過言ではありません。

ですから、以前にも何度かお話したように、ワンちゃんの叱り方は

・決まったコマンド(家族間でも統一)
・短いコマンド
・毅然とした態度
・怖い顔や厳しく鋭い口調(決して怒鳴ったり大きな声を出したりしない)

これで十分なのです。
怖い顔に自信がない方は、なんならワンちゃんの顔も見ずに叱ってもいいくらいです。

いつも自分をほめてくれるときは、飼い主さんが高いトーンの声でピーチクパーチク喋りかけながら撫でたり抱っこしたりしてくれるのに、イタズラした時はその表情が一変・・・!無視してプイっとあっちへ行ってしまうか、押し殺したような低い声で鋭く「ダメ!」と言って一瞥されるだけ・・・

このメリハリは、なんといってもワンちゃんにとって、シンプルでわかりやすい

ですからわたしは、忍耐強く正しく叱ってあげることは、絆にひびが入るどころか、むしろ深まると思っていますし、それこそが飼い主さんの愛情だとも思っています。

伝わったかなぁ~~・・・?

伝わったことにして次、いきます。


③”天罰”を下していたのが飼い主さんだとバレたら信頼関係がゆらぐ?

先に結論を言ってしまいますが、ズバリ、ゆらぐと思いまーす(^▽^)/

いえ、正確には

バレないわけがないじゃないの!!ワンコ舐めんなよ!!

と声を大にして申し上げたい!

※あくまで私見ですのでどうかご理解ください。


でも、長くなりそうなので続きはまた次回にします。

あの~・・・
ボクのクマさんに関して質問があります

こんなに薄ら汚れてましたっけ??
・・・ってかキミ誰?

「あの白いモコモコのヤツがボクを・・・」


「キャハハハハハハハーーーーーーッ!!」

2017年6月6日火曜日

【天罰方式】はどうですか?③

わたしが【天罰方式】を取り入れていない理由をお話しています。

早速、昨日の続き

②飼い主さんが叱ることで、ワンちゃんとの絆にひびが入るの?

についてです。

【天罰方式】というのは

飼い主さんがワンちゃんを叱る方法だと、ワンちゃんが飼い主さんを怖がるようになり、絆にひびが入る可能性がある。
その結果として、ワンちゃんのしつけがうまくいかなくなることを避けるために、どこからともなく正体不明の”天罰”が下るという方式をとる。

というスタンスです。

確かに、飼い主さんとの信頼関係がまだしっかりと出来上がっていない時にワンちゃんをひどく叱れば、飼い主さんはワンちゃんにとって単なる”恐ろしい人”ということになるかもしれません。

また、いわゆる”度を越したしつけ”によって、ワンちゃんを恐怖に陥れるような叱り方をしたり苦痛を与えたりすれば、やはりワンちゃんとの絆にひびが入ることもあるでしょう。

だけど・・・とわたしは思うのです。

飼い主さんとワンちゃんとの間にしっかりとした信頼関係が既に築かれていて、叱り方もきちんと加減ができていれば、そう簡単に絆にひびが入ることはないのではないかと・・・

いつだって飼い主さんに褒められていたいワンちゃんにとって、飼い主さんから叱られることは決して楽しいことではないのは確かです。

けれどもだからといって、どこからともなく突然に心臓が止まりそうな音が鳴り響いたりする”得体のしれない恐怖”よりは、むしろ苦痛は少ないような気がするのですね。

一方、だからこそ飼い主さんは叱り方に十分気を付ける必要があります。

以前も書きましたが、ワンちゃんを叱る時に”恐怖”を感じさせるのはNGだとわたしは思います。

その理由は・・・

●飼い主さん=恐ろしい存在→身の危険を感じる→身を守るために攻撃性が高まる・・・という望ましくない条件付けが成立してしまう可能性がある。当然、飼い主さんとの信頼関係も崩れてしまう危険性がある。

●叱る目的は、『〇〇をすると怒られる→怒られるのは不快だからやめる』という条件付けで問題行動を改めることなのに、”恐怖”を与える叱り方だと単にワンちゃんが”恐怖”でやめる(フリーズする)だけになってしまう可能性がある。
その場合、条件付けは失敗し、怒られない時はやってしまうワンちゃんになってしまうので意味がない。

というものです。

わたしが心掛けているのは、感情的にならず、静かで、しかし威厳のある叱り方です。
「NO」だとか「イケナイ」といった決まったコマンドで「禁止」を伝えますが、怒鳴ったり叫んだりするのではなく、むしろ低いトーンで「わたしはそれを望んでいない」と表情や声で表現します。

飼い主さんに喜んでほしい。褒めてほしい。
と思っているワンちゃんにとって、本当は”無視”が最も効果があるのです。
けれども”無視”は一緒に遊んでいる場面では効果がありますが、向こうの方でワンちゃんが無駄吠えしている時やイタズラしている時は効果がありませんよね?

飼い主さんがわざわざ無視しにすっ飛んでくる・・・かなり理解しがたい行動です(笑)

ですから、ワンちゃんを叱る時には、その”無視”に準ずるような叱り方を心掛けるとうまくいくかと思います。
それだと、ワンちゃんは「やべっ!」とは感じてくれますが、身の危険を予感するような恐怖は感じずに済みます。

「すっごく不愉快~!居心地がわるぅ~い!でも恐怖は感じな~い」

とワンちゃんが感じる叱り方ができるのがわたしの理想です。
(これがなっかなか難しいのですけれど・・・(^-^;)

あ!例外として、ワンちゃんがあぶない目に遭いそうな行為をしている場面で、とにかく咄嗟にそれを中止させたい場合などは、天罰だろうがドスのきいた恐ろしい声でフリーズさせるのであろうが有効ですから使ってよいかと思っています。
背に腹は代えられねーヨと!



長くなるので続きはまた次回にします。


ウサギ?!

ミッキー?!

ちがうよ、ウリだよ~ん♪
あ~~・・・可哀相に・・・クマさん瀕死です

とにかくよく走り回りま~~す!

ダメだ・・・もう若いモンにはついていけん・・・


思い詰めているのではありません。
ただ、獲物を物色しているだけです。
お魚さん逃げてーーーっ!!


2017年6月5日月曜日

【天罰方式】はどうですか?②

ワンちゃんの問題行動を改める方法のひとつ【天罰方式】について、わたし個人の考え方を書いています。

前回は【天罰方式】とはどういうものか?というお話をしました。
更に、わたし自身は【天罰方式】を取り入れていないというお話もしました。

何故、取り入れていないのか?という理由を、以下の項目に沿って、ひとつひとつご説明していこうと思います。

①飼い主さんが叱ること VS 天罰が下ること。何が違うの?

②飼い主さんが叱ることで、ワンちゃんとの絆にひびが入るの?

③”天罰”を下していたのが飼い主さんだとバレたら信頼関係がゆらぐ?

④【天罰方式】の効果は?


①飼い主さんが叱ること VS 天罰が下ること。何が違うの?

どちらも、ワンちゃんが”悪さ”をするとワンちゃんにとってイヤなことが起きる。それを学習したワンちゃんが、イヤな目に遭いたくないから”悪さ”をしなくなる・・・

という図式は共通です。
”オペラント条件付け”というやつですね。

そう考えると、ワンちゃんにとっての”イヤなこと”であれば、

・飼い主さんに叱られる
・飼い主さんに無視される
・大きな音に驚く
・嫌いな臭いがする
・痛い思いをする

など、何でもいいということになります。

『ワンちゃんは反省することができない』

というお話をきいたことがある方は多いかと思います。
ワンちゃんに限らず、動物は人間のように過去をクヨクヨ振り返ってああかもしれない、いや、こうかもしれない・・・あの時こうしていれば・・・次からはこうしよう・・・などと考えを巡らせることはできないと言われています。
(わたし自身は、”まったくできない”とは考えていなくて、”人間と比較するとほとんどできない”という風に考えていますが・・・)

そのため、”悪さ”をした時は、その瞬間にワンちゃんにとってイヤなことが起きるようにして、”悪さ”と”イヤなこと”が結びつくようにするのです。

※ここでいう”悪さ”とはすなわち、人間がワンちゃんにして欲しくないことという意味です。

家に帰ってみたらリビングがワンちゃんのいたずらでグチャグチャになっていたので、

「もぉ~!!何度言ったらわかるの?!ママはガッカリよ。あなたはこの前も・・・くどくど・・・こんなにして~どうするの?!・・・ガミガミ・・・」

とやってもほぼ効果がなく、ワンちゃんには

「なんか今日はやけに機嫌がわりぃなぁ・・・」

と思われるだけなのですね。

”天罰”の中に、

いたずらされたくないものにワンちゃんが嫌がる匂いをつけておく

というものがありますが、そういう意味ではオペラント条件付けとは少し意味合いが異なりますね。

これをやったらイヤなことが起きた

ではなく、

対象そのものに近づきたくない・・・

という状況を作り出していることになるからです。

とすると例えば、クッションをカミカミしてしまうワンちゃんの飼い主さんが、クッションにビターアップルなどの香りをつけておくと、確かにそのクッションを噛まなくなるかと思います。

でも、香りをつけ忘れたクッションは? あるいはその臭いに慣れてしまったら?

という問題は残ります。

また、オペラント条件付けの難しいところは、ワンちゃんの頭の中で『何がどう結びついたか?』ということがこちらからは見えないことです。

クッションの例でいえば、運よく

「このフワフワのやつ、嫌いな臭いがする~。もうこのフワフワの仲間きらーい!近づかないようにしよーっと」

とワンちゃんが思ってくれたら成功ですが、大抵の場合そううまくはいきません。
臭いをつけ忘れたクッションは、まるで『耳なし芳一』のお経を書き忘れた耳みたいなものになってしまうでしょう。

それに・・・本当の目的は”クッションに近づいて欲しくない”ではないのですよ。
”クッションをカミカミする行為をやめさせたい”なのですからねぇ・・・

まぁ、とはいえ飼い主さんにしてみれば、ワンちゃんにクッションを噛まれることが大問題であって、それさえ解決すれば別にワンちゃんがクッションを嫌いになっても困ることはないのでしょうから、大きな意味では目的を達したことになりますね(^-^;

なにはともあれ、今すぐにクッションカミカミをやめて欲しければ効果はあるということになるでしょう。

いずれにせよ、オペラント条件付けとは少し違うとわたしは判断しましたので、わたしのブログ中では次回から【天罰方式】の”天罰”から、『ワンちゃんの嫌がる臭いをつける』という項目は除くことにします。

また、前回も書いたように、『敷物を引いて転ばせる』という項目も、わたしは論外だと考えておりますので”天罰”から除くこととさせていただきます。


長くなるので続きはまた次回にします。

”ボス”は落ち着き払っているのに
”なつ”はなにやら落ち着きがありません

こーんなに伸びちゃって・・・

こーんなに跳んじゃってるのは・・・
宿敵”郵便屋さん”がやってきたから(^-^;


2017年6月4日日曜日

【天罰方式】はどうですか?①

以前、お客様から

「うちの子、どうしても無駄吠えが止まなくて・・・【天罰方式】というのをテレビでやっていて、とても効果がありそうだったのですが実際どうなんでしょう?」

というご質問がありました。

そこで、今回はこの【天罰方式】について考えてみたいと思います。

結論を先にお話してしまうと、わたしは常々、しつけ方法に正解も不正解もないと思っていますから、大賛成も大反対もする気はありません。

ですから、その時も

「一定の効果はあるかもしれませんし、試してみる価値はあるかと思います」

とお話しました。と同時に・・・

「ただ、わたし自身は【天罰方式】は取り入れていません」

ともお話させていただきました。
わたしの考え方や【天罰方式】を取り入れていない理由については順を追ってお話していきますね。


まず、ご存じない方のために【天罰方式】ってなんだ?ということをご説明します。

”天罰”って言葉がもう恐ろしいですね~
わたしなどは、”天罰”と聞くと『神の雷(いかづち)』とか『ピカチュウの電撃』的なものを想像して泣きべそをかきそうになります。

なんだか虐待の匂いがプンスカするぞ・・・と身構える方もいらっしゃるかと思いますが、どうやらこのしつけ方法が生み出されたそもそもの発端は、飼い主さんが目を三角にして厳しくしつけることを避けるという考え方に基づいているようです。

いわゆる【叱らないしつけ方法】なのですね。
そうすると、虐待などとは真逆の考え方のようです。よかった。少し安心しました♪


厳しくしつけると、ワンちゃんが飼い主さんに怯えてしまうようになる。



怯えてしまうようになると、絆や信頼関係がゆらいでしまう可能性がある。



だから飼い主さんはあくまでも優しく愛情を注ぐ存在であった方がよい。



その為には”叱る”しつけでなく”褒める”しつけが望ましい。



だけど、ワンちゃんが悪さをした時に叱らずにやめさせるにはどうすればいいの?



飼い主さんに叱られるのではなく、天罰が下るという方法を使えばいいのさ!


・・・という考え方ですね。なるほどフムフム・・・

具体的な方法としては、例えば『吠えてほしくない場面で吠えた』などの、禁止したい行為をワンちゃんがした時に、間髪を入れずに”天罰”を下します( ゚Д゚)!

”天罰”はワンちゃんが嫌がることならなんでもよくて・・・
【天罰方式】を推奨しているトレーナーさんやサイトによれば

●ペットボトルにビー玉やコインを入れたものを床に落としたり、ドラム缶を叩くなどして大きな音をたてる。

●噛んだりイタズラされたくない物にワンちゃんの嫌がる匂いをつける。

●ワンちゃんが乗っている敷物をサッと引いてわざと転ばせる。

などというやり方の例が書いてあります。

※話を先に進める前に、我慢できずに言ってしまいますが、最後の『転ばせる』は少なくとも絶対にやめてあげていただきたいですね。怪我を負わせる可能性がありますから・・・お願いです( ノД`)


そして、大事なコツは
『決して飼い主さんが天罰を下していることがワンちゃんにバレないように行う』
ということは共通しているようです。

理由は、それがバレてしまうと、ワンちゃんが飼い主さんに不信感を抱いてしまう可能性があるから・・・とのことです。

なるほどなるほど・・・フムフムフムフム


長くなるので続きは次回にします。




ドッグラン。土エリアの一部に柵を取り付けました!
画像では解りづらいのですが、向かって右側の方が左側よりも段差が少し高くなっています。
今までPet Hotel 11!のドッグランで怪我をしたワンちゃんはいません。
けれども、高い段差から勢いよくジャンプして、足の細い子が万が一骨折やケガをしてしまってはいけないと考えて、予防策を取りました。
柵だけに・・・(←やかましい)

大事な命をお預かりするのですから、念には念を入れないと~・・・です!



2017年6月3日土曜日

三崎警察署がステキすぎる件

突然ですが、私はおまわりさんを見ると自分がおまわりさんに咎められるようなことをなーんにもしていなくても、本能的に逃げ出したくなります。

それはたぶん、以前に何度か車に乗っていておまわりさんに高額キップを切られたことがトラウマになっているからだと思われます。

今でこそ黄金に輝く憧れのゴールド免許を所持していますが(←自慢でーす)、昔、仕事で車に毎日乗っていたころには、

●スピード違反
契約先へと急ぐあまりの違反でした。決してスピード狂などではございません。
「左に寄って停まりなさーい!」と巨大スピーカーで言われた時のことを思い出すだけで背中を汗が伝います。

●駐車違反
取引先付近に駐車場が見つからず、時間もなかったため、「大丈夫でありますように!」と念じながら停めたところ、戻ってみると営業車の片耳に大きな黄色いイヤリングをはめられておりました。

●携帯電話
やはり取引先からの電話でした。電話に出て、話しながら「今まさに路肩に停めんとス!」ってところだったのにぃ~~!なんで今見るかなぁ、おまわりさんのいけずぅ~~!

●車間距離
こんな違反もあるのですよ。ご存知でしたぁ~?エッヘン(←だまらっしゃい)
本当は高速でのスピード違反だったんです・・・ でもでも・・・その時のわたしときたら、スピード違反の点数を引かれてしまうと免停になってしまうという状態でしたのオホホ( ´艸`)
その時のおまわりさん(ガレッジセールのゴリ似のナイスガイ)に涙ながらに謝りすがったところ”忖度”していただいて~・・・

「じゃあ車間距離のキップにしておいてあげるからっ!気をつけなさいよ!」

と・・・・何もなかったことにはしてもらえませんでした(^-^;

いずれも20年以上も前のお話です・・・


ついでに申し上げると、わたしの母もおまわりさんにはよく叱られた人です(ですから遺伝なんです。私の責任ではないのです)

母はかなりの天然素材で、手っ取り早く”サザエさん”を思い浮かべていただければかなりニアリーです。

実家のすぐ近くで母が車を運転していた時のことです。母は交差点の向こうに近所のおまわりさんが立っているのを発見しました。
母がいつも”ふとっちょのおまわりさん”親しみと愛情を込めて呼んでいる方です。

母は嬉しくなって(←? この神経は実の娘のわたしにも理解できかねます)

「おーーい!おまわりさぁ~~~~ん!!」

と窓を開けて手を振りながらゆっくりとおまわりさんの前を通り過ぎ・・・ようとしました。

すると、ふとっちょのおまわりさんがニコニコしながら母に停まるようジェスチャーしたので

「はぁい?どうなすったのおまわりさん?何か御用?」

と車を停めると

「いや・・・奥さん・・・御用というか・・・今赤信号でしたよ!わたしも責任を感じますが、さすがに目の前で信号無視されて見逃すわけにはいきませんので・・・」

というようなとほほエピソードの持ち主です。


そのとほほ親子2人で、つい先日、三崎警察署へ行く機会がありました。
母の免許の住所変更の手続きに行ったのであって、今回は叱られに行ったわけではありませんので念のため・・・

おまわりさんを見ただけで逃げ出したくなるわたしですから、そのおまわりさんの、いわば”巣窟”とも呼べる警察署など、本来近づくこともイヤなのですが・・・耳の遠い母をサポートするために仕方なく連れだって中へ入りました。

すると・・・目の前の空中を何か”黒い物体”が横切るではないですか?!

「へっ?!」

驚いてよく見ると、それはツバメでした。
警察署の”前”ではなく、”中”をツバメが飛んでいるのです。

更にわたしを驚かせたのは、ツバメが1羽ではないことです。
2・・・3・・・いや、4羽・・・いやもっとか?!

十分驚いているわたしを尚も唖然とさせたのは、警察署内で机を並べて公務に当たっておられる職員さんたちが、ご自分たちの頭の上を悠々と飛び交っているツバメたちに気を取られることもなく涼しい顔をしてお仕事されていたことです。

「わぁわぁ!ツバメがいる!ツバメだツバメだー!」

と喚くわたしに、ひとりのオジサン(すみません役職不明なもので・・・)がニコニコしながら近づいてきて

「こっちに来てごらん!」

母を放ったらかして言われるままについていくと、警察署の奥の廊下にツバメの巣が・・・

なんと毎年、裏口から入ってきてそこに巣を作ってヒナを育てているとのことです。

ツバメは幸せを運んでくると言われているので、軒先などに巣を作られても撤去しない人が多いことは知っていますが、融通が利かずルールでガッチガチの公務員、しかも警察署の方たちが(←先入観のクセがあまりに酷いと我ながら思います)不法侵入のツバメたちにこんなにも寛容であることに、わたしは目頭が熱くなってしまいました。

ツバメが巣を作っている壁の向い側には、ご丁寧にダンボール製の”止まり木”(作:おまわりさん)までもが取り付けられていました。

「よぉ~~く見るとね、ヒナが顔を出すよ!ホラホラ!今顔を出しただろ?な?かぁわいいだろぉ~~~?」

と、目じりを下げてお話してくださったオジサン(←本当にスミマセン)を見て、

嗚呼!三浦に越してきて本当によかった!わたしはもうおまわりさんを見かけても逃げ出さないぞ~!

と、実にあったかーい気持ちになった1日でした♪

そうよ、だってわたしはゴールド免許所持者なんだし!(←めったにないことだから重ね重ね自慢したい)


え?犬の話題はどうしたって?
すみませんすみません。生き物つながりということで、たまにはお許しください・・・


ボスの出産シーンではありません(男の子ですからね)
チャオくんは、かなり積極的に嗅ぐんです(笑)

三崎警察署内のツバメさんの巣
(もちろん、ご許可いただいて撮影しています)

ダンボール製の手作り”止まり木”

何度も何度も行き来してヒナにごはんをあげていました♪





2017年6月2日金曜日

犬に話しかけるのは意味がない?⑤

①ワンちゃんは人間の言葉が理解できないので、混乱を避けるため、しつけたり𠮟ったりする時は毅然としたリーダーになりきって厳しくする。

②それ以外の時は、可愛い我が子に接するようにたくさん話しかけた方がよい。


前回、そんなお話をしました。

今日はわたしがのように考えている理由をご説明します。

ワンちゃんが人間の言葉を、特に長いセンテンスを理解できないのは明白な事実です。
愛犬家としては、ワンちゃんが自分の長話を理解していると思いたくなりますし、そうとしか思えないような場面もありますが、それはあまりにファンタジックすぎますね?

でも、つい最近の研究で、ワンちゃんたちは人間が話す短い言葉ならば、想像以上に理解しているということが判ってきています。

特別な訓練をしていない子でも200~250くらいの単語を覚えるそうです!

ですから、ワンちゃんにたくさんたくさん話しかけることによって、理解できる言葉が増えていくことが期待できますね♪


ワンちゃんに話しかけることに多いに意味がある理由のもうひとつは、人間側にあります

人間は、進化の過程で言語を手に入れ、そのおかげで他の動物とは比べ物にならないような進化を遂げてきました。

けれども、その言語にあまりに頼りすぎているために、言葉を使わずに感情や思いを伝えたり読み取ったりする能力は退化していると思わざるを得ません。

試しに、目の前の愛犬に、まったく声を発することなく、しばらくの時間あなたの”愛情”を伝えようとしてみてください。

優しい微笑みを浮かべ、愛おし気な目をして愛犬の体を撫でたり抱っこしたりするでしょう。

けれども、その所作はどこか、ドラマで見たかのようなわざとらしい感じになって、自分自身がちょっと白けた気分になったりしませんか?

または、「愛よ、伝われ~~伝われ~~」と、超能力者のような固い表情になって愛犬を怯えさせてしまったり(笑)

そうこうしているうちに、頭の中では段々と

「なんか違うかなぁ・・・もっとこんな感じかなぁ・・・伝わってるかなぁ・・・」

だとか、

「今日の晩御飯は何にしようかしら?」

だとかいった”雑念”が浮かんできます。『いかんいかんいかーーんっ!!』と振り払っても振り払っても”雑念”はあなたをあざ笑うかのようにやってきます。

つまり、人間は情けないことに言葉なくしてはもはや感情を十分に伝えることができないばかりか、自分自身が伝えたいことに集中することすら困難な生き物なのです。

一方、言葉に頼らないワンちゃん(動物たち)は洞察力に優れていて、言葉以外の様々なシグナルを、五感 + 第六感”感じ取って”います。

飼い主さんが怪しい表情でナデナデしてくれながら、自分に集中しきれずにヘンテコな状態に陥っているのだってお見通しなのです。

「なんだぁ~?今日のご主人さまは、なんかヘンなの!気味悪~~い」

なーんて思っているかもしれません。

ですからわたしは、ワンちゃんにどんどん話しかけよう。
それにはとても意味がある!

そう思っているわけです。

話しかけているその言葉は、ワンちゃんにとってはBGMのようにしか聴こえないかもしれません。
けれども、ワンちゃんに集中して、懸命に何かを伝えようとしていること・・・その内容が大体どういった感じのものなのか・・・ということを、ワンちゃんたちはちゃーんと”感じ取って”くれているのだと思います。
そして、その”懸命に何かを伝える”ために、わたしたち人間は言葉を駆使しなくてはならないのです。

その結果、不思議と言い聞かせたことが伝わったかのような振る舞いをするワンちゃんを見て

「感動~~~!うちの子やっぱりわたしの言葉を理解しているのね~~!」

って思うのではないでしょうか・・・

「なんだか・・・いつもいつもまどろっこしくて悪いわねぇ~。お世話かけますぅ~」

と、愛犬たちに謝りたい気持ちになるのは、わたしがどうかしているのでしょうか(笑)

時折、文明の進化は本当に人間を幸せにしているのだろうか?という疑問を、犬たちと接していると抱くこともありますね。

さて、ワンコたちとお喋りしてこようっと♪(^▽^)/


暑い暑い!日陰で仲良く涼をとる
”はのん”ちゃん&デュークくん

MAXくんがまた遊びにきてくれました♪
新しいカラー、似合ってたよ!

とっても元気にたくさんお散歩しました!
初めてお泊りにきてくれたチャオくん。おりこうでーす♪

ボスの最近のお気に入りは
水滴を飛ばしてもらってパクンっとすること

”なつ”は今日も独自の遊びに夢中。
カラスを追いかけるのに飽きて日陰で休憩中~


2017年6月1日木曜日

犬に話しかけるのは意味がない?④

犬をしつけたり叱ったりする時に、人間の子供にするように言葉を尽くして優しく諭すことは、かえって犬に解りづらく、逆効果だとお話しました。

しつけたり叱ったりする事柄というのは、飼い主さんがワンちゃんに

●絶対にやって欲しいこと
●絶対にやって欲しくないこと

のどちらかです。

それは徹底すべきことですから、『犬に話しかけるのは意味がない?①』に書いたAの”軍隊方式”の方がいいと思います。

理由は、軍隊方式は単純明快で、ワンちゃんにとって断然解りやすいから。

・決まったコマンド(家族間でも統一)
・短いコマンド
・毅然とした態度
・怖い顔や厳しくするどい口調

これらはすべて、ワンちゃんをいじめているのではなく、ワンちゃんにとって解りやすくしてあげるためのもので、むしろ”愛情”です。

解りやすければワンちゃんが覚えるのも早い。



早いから何度も何度も延々怒られることがない。



飼い主さんもワンちゃんもストレスなくハッピー♪

ということですね。


けれども、犬に話しかけること自体は、おおいに意味があるとわたしは考えています。

どういう時に有効かというと、上記のような、しつけたり叱ったりする時以外のすべての時・・・とわたしは思っています。

例えば、ワンちゃんがとってもおりこうにしている時・・・
ちぎれんばかりの笑顔で、たくさん撫でたり抱っこしたりして、思いつく限りの賛辞を並べ立てて褒めてあげてよいと思います。

また、ワンちゃんが特によいことも悪いこともしていないけれど、例えば今からお客様が来るから、できればいい子にしていて欲しいな・・・というような時に

「あのね〇〇、今から大事なお客様なの。あまりワンワンしないでおりこうにしていてね~」

というようなことを言い聞かせること・・・これにも意味があると思っていますし、なんだったらワンちゃん相手に人生相談したって、仕事の愚痴をこぼしたっていいと思っています。

バッカじゃないの?犬には人間語は理解できないって自分で言ってたじゃないの?

と思わるかもしれません。

その通りです。犬には人間の言語は理解できません。
できるのは、ごく単純なコマンドのみです。
それは紛れもない事実だと思います。

それでもわたしが、犬に話しかけることに意味があると考えているのは、単純に経験則というだけのことです。

愛犬家のみなさんだって、そういう経験はたくさんお持ちではありませんか?

お客様が来られる前に言い聞かせておいたら、本当におりこうにしていてくれた・・・

だとか、

日ごろの悩みを愚痴っていたら、まるで慰めるようにペロペロ舐めて寄り添ってくれた・・・

といった経験です。

そんな時のワンちゃんは、人間の言葉が解っているとしか思えないような行動や表情をしてみせてくれますよね?

わたしはその理由を、次のように考えています。

長くなるのでつづきは次回にします。

眠たいよぅ~ 顔が重たいよぅ~~