しつけたり叱ったりする事柄というのは、飼い主さんがワンちゃんに
●絶対にやって欲しいこと
●絶対にやって欲しくないこと
のどちらかです。
それは徹底すべきことですから、『犬に話しかけるのは意味がない?①』に書いたAの”軍隊方式”の方がいいと思います。
理由は、軍隊方式は単純明快で、ワンちゃんにとって断然解りやすいから。
・決まったコマンド(家族間でも統一)
・短いコマンド
・毅然とした態度
・怖い顔や厳しくするどい口調
これらはすべて、ワンちゃんをいじめているのではなく、ワンちゃんにとって解りやすくしてあげるためのもので、むしろ”愛情”です。
解りやすければワンちゃんが覚えるのも早い。
↓
早いから何度も何度も延々怒られることがない。
↓
飼い主さんもワンちゃんもストレスなくハッピー♪
ということですね。
けれども、犬に話しかけること自体は、おおいに意味があるとわたしは考えています。
どういう時に有効かというと、上記のような、しつけたり叱ったりする時以外のすべての時・・・とわたしは思っています。
例えば、ワンちゃんがとってもおりこうにしている時・・・
ちぎれんばかりの笑顔で、たくさん撫でたり抱っこしたりして、思いつく限りの賛辞を並べ立てて褒めてあげてよいと思います。
また、ワンちゃんが特によいことも悪いこともしていないけれど、例えば今からお客様が来るから、できればいい子にしていて欲しいな・・・というような時に
「あのね〇〇、今から大事なお客様なの。あまりワンワンしないでおりこうにしていてね~」
というようなことを言い聞かせること・・・これにも意味があると思っていますし、なんだったらワンちゃん相手に人生相談したって、仕事の愚痴をこぼしたっていいと思っています。
バッカじゃないの?犬には人間語は理解できないって自分で言ってたじゃないの?
と思わるかもしれません。
その通りです。犬には人間の言語は理解できません。
できるのは、ごく単純なコマンドのみです。
それは紛れもない事実だと思います。
それでもわたしが、犬に話しかけることに意味があると考えているのは、単純に経験則というだけのことです。
愛犬家のみなさんだって、そういう経験はたくさんお持ちではありませんか?
お客様が来られる前に言い聞かせておいたら、本当におりこうにしていてくれた・・・
だとか、
日ごろの悩みを愚痴っていたら、まるで慰めるようにペロペロ舐めて寄り添ってくれた・・・
といった経験です。
そんな時のワンちゃんは、人間の言葉が解っているとしか思えないような行動や表情をしてみせてくれますよね?
わたしはその理由を、次のように考えています。
長くなるのでつづきは次回にします。
眠たいよぅ~ 顔が重たいよぅ~~ |