②それ以外の時は、可愛い我が子に接するようにたくさん話しかけた方がよい。
前回、そんなお話をしました。
今日はわたしが②のように考えている理由をご説明します。
ワンちゃんが人間の言葉を、特に長いセンテンスを理解できないのは明白な事実です。
愛犬家としては、ワンちゃんが自分の長話を理解していると思いたくなりますし、そうとしか思えないような場面もありますが、それはあまりにファンタジックすぎますね?
でも、つい最近の研究で、ワンちゃんたちは人間が話す短い言葉ならば、想像以上に理解しているということが判ってきています。
特別な訓練をしていない子でも200~250くらいの単語を覚えるそうです!
ですから、ワンちゃんにたくさんたくさん話しかけることによって、理解できる言葉が増えていくことが期待できますね♪
ワンちゃんに話しかけることに多いに意味がある理由のもうひとつは、人間側にあります。
人間は、進化の過程で言語を手に入れ、そのおかげで他の動物とは比べ物にならないような進化を遂げてきました。
けれども、その言語にあまりに頼りすぎているために、言葉を使わずに感情や思いを伝えたり読み取ったりする能力は退化していると思わざるを得ません。
試しに、目の前の愛犬に、まったく声を発することなく、しばらくの時間あなたの”愛情”を伝えようとしてみてください。
優しい微笑みを浮かべ、愛おし気な目をして愛犬の体を撫でたり抱っこしたりするでしょう。
けれども、その所作はどこか、ドラマで見たかのようなわざとらしい感じになって、自分自身がちょっと白けた気分になったりしませんか?
または、「愛よ、伝われ~~伝われ~~」と、超能力者のような固い表情になって愛犬を怯えさせてしまったり(笑)
そうこうしているうちに、頭の中では段々と
「なんか違うかなぁ・・・もっとこんな感じかなぁ・・・伝わってるかなぁ・・・」
だとか、
「今日の晩御飯は何にしようかしら?」
だとかいった”雑念”が浮かんできます。『いかんいかんいかーーんっ!!』と振り払っても振り払っても”雑念”はあなたをあざ笑うかのようにやってきます。
つまり、人間は情けないことに言葉なくしてはもはや感情を十分に伝えることができないばかりか、自分自身が伝えたいことに集中することすら困難な生き物なのです。
一方、言葉に頼らないワンちゃん(動物たち)は洞察力に優れていて、言葉以外の様々なシグナルを、五感 + 第六感で”感じ取って”います。
飼い主さんが怪しい表情でナデナデしてくれながら、自分に集中しきれずにヘンテコな状態に陥っているのだってお見通しなのです。
「なんだぁ~?今日のご主人さまは、なんかヘンなの!気味悪~~い」
なーんて思っているかもしれません。
ですからわたしは、ワンちゃんにどんどん話しかけよう。
それにはとても意味がある!
そう思っているわけです。
話しかけているその言葉は、ワンちゃんにとってはBGMのようにしか聴こえないかもしれません。
けれども、ワンちゃんに集中して、懸命に何かを伝えようとしていること・・・その内容が大体どういった感じのものなのか・・・ということを、ワンちゃんたちはちゃーんと”感じ取って”くれているのだと思います。
そして、その”懸命に何かを伝える”ために、わたしたち人間は言葉を駆使しなくてはならないのです。
その結果、不思議と言い聞かせたことが伝わったかのような振る舞いをするワンちゃんを見て
「感動~~~!うちの子やっぱりわたしの言葉を理解しているのね~~!」
って思うのではないでしょうか・・・
「なんだか・・・いつもいつもまどろっこしくて悪いわねぇ~。お世話かけますぅ~」
と、愛犬たちに謝りたい気持ちになるのは、わたしがどうかしているのでしょうか(笑)
時折、文明の進化は本当に人間を幸せにしているのだろうか?という疑問を、犬たちと接していると抱くこともありますね。
さて、ワンコたちとお喋りしてこようっと♪(^▽^)/
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