2017年6月7日水曜日

【天罰方式】はどうですか?④

わたしが【天罰方式】を取り入れていない理由について、4つの項目ごとにお話しています。

前回はその2番目

②飼い主さんが叱ることで、ワンちゃんとの絆にひびが入るの?

という疑問についての見解を述べましたが、読み返したところ、わたしの説明がヘタクソで、うまく伝わっていないかもしれないと感じました。

とても大事なところなので、今一度、極力解りやすくなるよう、まとめてみますね。

『飼い主さんが叱ることで、ワンちゃんとの絆にひびが入るの?』

その答えは、ひびが入るケースもあるし、入らないケースもある。

<ひびが入るケース>
●飼い主さんとワンちゃんの信頼関係がまだ築けていない場合
度を越した叱り方(ワンちゃんを怯えさせるような叱り方)をした場合

<ひびが入らないケース>
●飼い主さんとワンちゃんの信頼関係が十分に築けている場合
適切な叱り方(ワンちゃんを怯えさせない叱り方)をした場合

更に、”ワンちゃんを怯えさせない叱り方”について、

『そもそも怯えさせないような叱り方なら罰としての意味がなく、効果がないのでは?』

というご意見もあるかと思いますが、決してそんなことはありません。

何故なら、ワンちゃんにとって

『なんか・・・飼い主さんがそっけない。冷たい。機嫌悪い・・・怒ってるの?』

というだけで、十分な罰(イヤなこと)になっているからです。
ワンちゃんの今した行動を好ましく思っていないということを飼い主さんが示すために、大きな声で怒鳴ったり脅したりして怖がらせる必要はまったくありません。

むしろ、怯えさせてしまうと「こわいよこわいよ~~~!」ということでワンちゃんの小さな脳みそはいっぱいになってしまいますから、逆効果ですらあります。

もっと言えば、ワンちゃんを叱る最大の意味は、褒めている時とのギャップをつけて、褒めた時の効果を何倍にも際立たせるためといっても過言ではありません。

ですから、以前にも何度かお話したように、ワンちゃんの叱り方は

・決まったコマンド(家族間でも統一)
・短いコマンド
・毅然とした態度
・怖い顔や厳しく鋭い口調(決して怒鳴ったり大きな声を出したりしない)

これで十分なのです。
怖い顔に自信がない方は、なんならワンちゃんの顔も見ずに叱ってもいいくらいです。

いつも自分をほめてくれるときは、飼い主さんが高いトーンの声でピーチクパーチク喋りかけながら撫でたり抱っこしたりしてくれるのに、イタズラした時はその表情が一変・・・!無視してプイっとあっちへ行ってしまうか、押し殺したような低い声で鋭く「ダメ!」と言って一瞥されるだけ・・・

このメリハリは、なんといってもワンちゃんにとって、シンプルでわかりやすい

ですからわたしは、忍耐強く正しく叱ってあげることは、絆にひびが入るどころか、むしろ深まると思っていますし、それこそが飼い主さんの愛情だとも思っています。

伝わったかなぁ~~・・・?

伝わったことにして次、いきます。


③”天罰”を下していたのが飼い主さんだとバレたら信頼関係がゆらぐ?

先に結論を言ってしまいますが、ズバリ、ゆらぐと思いまーす(^▽^)/

いえ、正確には

バレないわけがないじゃないの!!ワンコ舐めんなよ!!

と声を大にして申し上げたい!

※あくまで私見ですのでどうかご理解ください。


でも、長くなりそうなので続きはまた次回にします。

あの~・・・
ボクのクマさんに関して質問があります

こんなに薄ら汚れてましたっけ??
・・・ってかキミ誰?

「あの白いモコモコのヤツがボクを・・・」


「キャハハハハハハハーーーーーーッ!!」