2018年11月19日月曜日

食肉について考える①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





【動物の肉を食べますか?】


●目的は「考えること」


最初にお断りしておきますが、この話題は現時点で まったく正解や結論があるようなお話ではありません。

あまり突き詰めてしまうと自己矛盾に陥りますし、ネットなどでもしばしば議論や過激な論争、更には罵り合いにまで発展しているようなお話です。

そんな話題をブログに書くのは大変リスクがあることかもしれませんが、それでもわたしは、こういった難題について、ひとりひとりがまったく知らん顔でいるよりも、その矛盾点や課題について考えてみることそのものが大切なのではないかと思っています。

少なくとも、


「アナタはどう考えますか?」


と尋ねられた時に、


「え~~~~ よくわかんな~~~~い!」


みたいなゲンナリするお返事しかできないってことがないくらいにねっ!(笑)

このお答えが許されるのはティーンネイジャーまでですからねっ!(^_^;)



食肉問題に関して、熱い情熱がほとばしる、確固たる信念をお持ちの方にとっては、イライラするお話も多いことかと思いますが、どうか攻撃的な内容の不毛なコメントはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

※内容によっては、いただいたコメントに返信を差し控える、または削除させていただくこともありますので、予めご承知おきくださいませ。


今回の内容に関しては、議論する気がわたしにないこと。

議論を始めると収集がつかなくなることが目に見えていること。


というのがその理由です。



●お肉はお好き?


みなさんは、牛肉はお好きですか?

ステーキ、焼き肉、すき焼き、ビーフシチュー、しぐれ煮、ごぼう巻き、牛丼、テールスープ、牛モツ・・・美味しいですよねぇ~!

わたしは大好きです♪


では、豚肉は?

ポークソテー、豚カツ、生姜焼き、豚汁、ポークピカタ、餃子や肉まん、シュウマイに小籠包・・・美味しいですよねぇ~!

わたしは大好きです♪


じゃ、鶏肉は?

ガーリックチキン、フライドチキン、竜田揚げ、親子丼、焼き鳥、カウマンガイ、サラダチキン・・・美味しいですよねぇ~!

わたしは大好きです♪


では・・・犬肉は?

ハイ、もう悲鳴が聴こえてきました・・・あ、わたし自身の悲鳴でした(←バカなの?)

でも、犬肉を昔から食してきた文化圏はありますし、日本人もその昔、一部の地域だったり食糧事情からだったり・・・とにかく犬肉を食べていた時期はありました。

そういう、犬肉を食べることがあたりまえの文化圏の人にしてみれば、牛肉や豚肉や鶏肉と聞いて、先程わたしが料理をボワワ~~ンと思い浮かべてヨダレを垂らし


「美味しいですよねぇ~!大すき♪」


と言っていたのと同じように、犬肉を想像するだけでヨダレが出ちゃうはずなんですね。


このブログをお読みくださっている方の多くは、動物・・・特に犬が大好きな方でしょう。

わたしたち愛犬家はやっぱり、


「ええ、昨日のディナーはサイコーにウマイ犬肉鍋でしたよ!」


という人に会ったら、金輪際口もききたくなくなるほどの嫌悪感を抱いてしまうでしょう・・・

泣きながらポカスカしちゃうかもしれません(←ダメ、ゼッタイ!)



けれども、日本人だってかつては欧米人のことを


「牛の肉を食らう野蛮な民族」


と思っていた時代がありましたし、近年は鯨肉やイルカ肉を食べることで、欧米の動物愛護団体から


「日本人はなんて残酷な国民なんだ?!どーゆー神経してんだ?!(ポカスカ)」


と思われているんです。


こんな風に、文化や宗教、生活習慣によって食肉の常識はまったく異なるワケです。

だから、感覚や感情で議論しても、


「えー?!アナタって犬を食べるの?野蛮~~~!」

「は?クジラ食ってるオマエらなんかに言われたかーねーよ!!」


ってな感じで、お互いに矛盾だらけだってことに気づくばかり・・・(不毛よ不毛よ!)


何のお肉ならいいの?その線引きはどこにあるわけ?って論争の矛盾に疲れ果て・・・自己嫌悪に陥り・・・

もうこんな不毛な議論に終止符を打ちたいと考えた人々が行き着いたのが、ビーガンっていう主義なのかもしれません。




●ビーガン(ヴィーガン)ってなに?


「ビーガンとは・・・ビービー玉を飛ばすピストルのオモチャである」

って答えた人・・・ブビーッ!!違います(←そんなヤツいないと思いまーす)


以前、アニマルウェルフェア と アニマルライツ という動物愛護の2つの主義についてお話しました。

(お読みでない方はサラっと以下をご参照くださった方がお話が解りやすいかと思います)


「対立する2つの流派①」

「対立する2つの流派②」



食肉に関して、アニマルウェルフェア主義は「アリ」という立場です。

ただし、食肉用の動物たちの飼養環境は、その動物が快適に過ごせるように配慮すべきだし、殺し方に関しては、苦しみや痛みを感じることがないようにしてあげるべきだという考え方ですね。


他方、アニマルライツ主義は食肉そのものが「ナシ」という立場です。

ですから、アニマルライツ派の人たちは動物のお肉を一切食べません。

そればかりでなく、アニマルライツは動物から人間が搾取すること自体を否定する立場を取っていますから、乳製品や卵、はちみつなども食べません。


このように、動物性の食材を一切口にしない主義のことを、ビーガン(完全菜食主義)といって、そういう主義の人をビーガニスト(完全菜食主義者)といいます。


「それって・・・気取った言い方してっけど、結局はアレでしょ?”ベジタリアン”のことっしょ?!」


とお思いの方・・・そ、まあそうなんですけどね・・・

でも別に気取ってるワケじゃーないから(笑)



●ベジタリアン と ビーガンの違い


ベジタリアンは菜食主義のことですね。

ベジタブル(野菜や葉っぱ)ばっか食べてる人をイメージする方も多いかと思いますが、このベジタリアンっていう言葉の語源はベジタブルじゃなくて・・・

ラテン語のvegetus(ベジェトゥス)「健全な」「新鮮な」「活力ある」が語源なんですって!

ま、そもそもベジタブル(野菜)って言葉の語源がこの「ベジェトゥス」なんじゃないか?って感じもしますね。

どーでもいいお話でした~?まあ、飲み会やなんかで得意げに語ってみてください(笑)


で・・・ベジタリアンといっても色々な流派があるようで・・・


・植物性食品のみ食べてもいい ビーガン

・植物性食品と乳製品は食べてもいい ラクト・ベジタリアン

・植物性食品と乳製品と卵は食べてもいい ラクト・オボ・ベジタリアン

・植物性食品と乳製品と卵に加えてお魚も食べていい ペスコ・ベジタリアン(ペスクタリアン)


などがあります。

(ココ、テストに出ませんから覚えなくてイイです!)


つまり、ビーガンというのは、ベジタリアンのひとつの流派なんですね。


更に余談ですが、ビーガンの中にも


・口にする物だけでなく、レザーや毛皮といった動物製品も使わない エシカル・ビーガン

・動物製品は一切口にしないけど衣料品なんかにはこだわらない ダイエタリー・ビーガン

・動物製品は一切口にせず、植物製品も植物を傷つけるものは口にしないで果実や木の実といった植物が落とすものだけを食べる フルータリアン


など、様々な流派があるんです。

ちなみに・・・マハトマ・ガンディーはフルータリアンでした。

彼は


「殺されるのをいやがっている者を食べない」


という信念に基づいてフルータリアンとなりました。




さて、ここまでお読みになって、モヤモヤした矛盾を抱かれた方は多いのではないでしょうか?

次回のお話までに、ひとり静かに


アナタはお肉が好きですか?

何のお肉なら食べて、何のお肉なら食べませんか?

その理由はなんでしょう?


そういうことを、少し考えてみてくださいね。

ひとりで考えていただきたいのは、周囲の人とケンカにならないようにです(笑)



お話は次回につづきます。





<今日のPetHotel11!>

朝のおさんぽ(クンクン♪)

としお・・・やっぱりなんかコブタっぽい(-_-;)

コラー!お散歩中はワンプロ禁止ー!

チャコも応じるなーーー!!(-_-;)

Gくん・・・11才になるとやっぱり違うねぇ~!
後光が射しておごそかや~ん!!

R兄弟がまた揃って来てくれたよ♪
R兄・・・太った?
R兄くん「いいえ、気のせい毛のせい」

カワイイお顔のRおじいちゃんも
やってくるとすぐに大好きなお庭の散策へ・・・

R兄弟は他の子のオシッコに頭をツッコむから
気をつけなくっちゃ・・・って、コラーーッ!!
(^o^;)

Rおじいちゃん、散策を堪能したら
定位置での~んびり♪
慣れたもんだね(*^_^*)

ボス「R兄くん、ボクがいるから何も心配いらないよ!」

R兄くん「それが一番心配なんだよねぇ~~・・・」
ボス「ガーーーーーン!!」

としお「Eくん、このバケツの中にボールがあるんです。
取ってくれますか?」
Eくん「ああ、イイヨ!こんなの簡単さ♪」

Eくん「オエッ!!」
としお「・・・・」

としお「ムリですか?できないですか?」
Eくん「いや・・・できるよ!」

Eくん「オエッッ!!」
としお「もういいですよ・・・」

Eくん「取ってぇえええーーーー!!」

はいはい、じゃあね、こうしてあげる・・・

これなら取れるかな?

Eくん「も・・・もちろんさっ!」

Eくん「ううう・・・怖いよぅ~~~」

Eくんの名誉のために・・・このあと
ちゃーんとボールを自分で取れました(*^_^*)

冬毛でまんまるになったBくんがお泊りに来てくれたよ!
「首輪スッポ抜け事件」でおなじみのBくんが(笑)

「首輪スッポ抜け事件」はコチラ↓


飼い主さんが「ご迷惑をおかけしたので・・・」と
新しいピッカピカの首輪をつけて下さっていました(笑)

残念だったね、Bくん( ̄ー ̄)
  
「ねえ、どうしてそっちへ行っちゃダメなの~?」

今から新しいお友達が来るからだよ!

「えーーーっ?!新しいお友達っ?!
そんならなおさらソッチに行かせて~~~!」

ダーメ!大勢でワーーって行ったら
怖がっちゃうでしょ?(^_^;)

新しいお友達=Kくんです!
Kくん「ヨロシクです~!今回はひとりできました~」

はぁい!いっぱい遊ぼうね~♪

Kくんは最初キンチョーしてみんなに歯を剥いていたけど
すぐに慣れて、Aくんとおいかけっこを
したんだよ!

としおは昼食後の強制食休みでケージにいまーす!

としお「早くワンプロした~~~い」

R弟くん「あの・・・ちょっと・・・Aくん?」

Aくん「あ・・・ゴメンゴメン!」

R弟くん「Aくんは顔は怖いけど、とっても優しい
イイコだったよ!お兄ちゃんもこっちに来ない?」

R兄くん「ムリ~~~ サファリパーーーク!!」

なんだそりゃ?(-_-;)

お庭でオシッコとウンチを済ませると
お昼寝しに自分のお部屋に戻るGくん

でもその途中で人を見つけると必ず・・・
「撫でて~~~! あ~ソコソコ~~~」

Bくん、Aくん、Eくん
みんなすぐに仲良くなったね(*^_^*)

覗いてる覗いてる(笑)

午後のお散歩は4回に分けて・・・
Kくんは海のお散歩慣れてるのかな?
波打ち際もちっとも怖がりませんでした!


Bくんは子犬のとしおにどう接していいか
まだちょっぴり戸惑っているみたい







0 件のコメント:

コメントを投稿