前回ブログのつづきです。
※前回をお読み出ない方は必ずそちらを先にお読みいただくようお願いいたします。
【答えの見えない議論】
●迷宮入りの議論
よく、食肉と動物愛護に関して意見の異なる者同士がネットなどで議論している場面を見かけますが、最後は必ずといっていいほど・・・いえ、わりと議論開始早々に口汚い罵り合いになって物別れしています。
その典型的なパターンは以下のようなものです。
※ブログの品位を保つため、言葉遣いは丁寧に直しています。
A)キミたちは犬や猫の殺処分に反対しているのに、牛や馬やブタや鶏を殺すのはOKなんだね?
それはずいぶんと都合のいい考え方だと気づくことができないのですか?
頭があまりよろしくないのでしょうか?
お気の毒に・・・
B)キミたちこそ、ご自分と意見の違う人に破壊活動や暴行事件を起こすなんて、乱暴すぎやしませんか?
動物を殺すのが非道徳的とおっしゃる方たちが何故人間を平気で傷つけたりするのでしょう?
人間だって動物なんですよ。
そんなこともわからないなんて、知性のかけらも感じることができないのですが・・・
おかわいそうに・・・
A)牛や豚が食肉に加工されるところや、動物たちが毛皮を剥がされるところをご覧になったことがありますか?
それをご覧になったら、人間がどんなに極悪非道かがよくお解りになりますよ。
そんな人間など、酷い目に遭って当然だときっとアナタも思うようになりますよ。
まあ、「犬が可愛そう~~」なんて言いながら平気でステーキにかぶりつくことができるアナタのような神経の人には、何を言っても理解なさることは難しいでしょうけれど・・・
B)そりゃあ、見たことはありますし、見れば可哀想だとは思いますけれど、ライオンやトラやオオカミだって獲物を捕らえて食べるでしょう?
その光景もかなり残忍なものですよ。
食物連鎖の一貫に、わざわざ感傷的になりすぎるのはかえって生き物として不自然じゃあないですかね?
逆に伺いますが、動物を食べるのはダメで植物や魚はOKというのはどういう理由からですか?
自然の中で生きている生命という意味では同じじゃあないんですか?
A)高等な道徳心のある人間とライオンを一緒にするなんて、やっぱりアナタの頭脳はその程度だということですね。
植物や魚がOKなのは、痛みや苦しみや恐怖を感じないからですよ。
それに哺乳類はいわばわたしたち人類の仲間でもあるわけですし・・・生きたいと思っている仲間に苦痛と恐怖を味わわせて殺して食べるなど・・・そのために飼うなど・・・とてもわたしにはできませんね。
B)ほーーお!じゃあ今後、科学が進歩してもしも魚類や植物も痛みや苦しみを感じているとわかったら、アナタたちは一体何を食べて生きるんですか?
痛みや苦しみがないなんて、アナタたちが勝手にそう決めつけているだけで実証されたわけではないでしょう?
もしかすると、アナタがムシャムシャ噛んでいるキャベツは「痛いよう痛いよう!」と泣いているかもしれないんですよ。
それと・・・「哺乳類は仲間だから」・・・ですか?
つまり、魚は獲って殺してもいけれど、イルカやクジラはダメだというのはそういうことなんですね?
すると、ライオンが仲間の哺乳類を捕らえて食べるのを見つけたら、アナタたちはそのライオンにさぞひどい罰を与えに行くのでしょうねぇ?
A)やめてください!バカバカしい!
まったく、アナタたちのような野蛮で極端な方とはお話するだけ時間の無駄ですね。
B)野蛮で極端なのはアナタのほうでしょう?
まったく、貴重な時間を無駄遣いしてしまいましたよ。
初めて意見が合いましたね。
●感情的な議論になる理由
上記のようなやりとりは、ほとんどの場合が聞くに耐えないような罵詈雑言で相手を罵り、人格をも否定するような捨て台詞で終わります。
「動物好きな人って・・・こわぁ~~い」
って思われちゃいそうですね(-_-;)
何故、この議論はそんなにも人を感情的にさせてしまうのでしょう?
わたしはその理由は次のように考えています。
おそらく・・・どちらの考え方の人も、自分自身スッキリと納得できるようなところまで考え方が煮詰まっていないのではないでしょうか・・・
お互いに相手の矛盾点を突っつき合っていますが、それなりに突っつかれると痛い部分がありそうですよね?
それに対して理論的に美しく相手を論破することができないために、まるで子供が癇癪を起こすかのようにキレちゃうんじゃないでしょーか。
きっと・・・ずっとずっと昔、人間がまだ石斧や弓矢で自分たち家族や仲間が食べる分だけの動物を狩り 自分たちの手でさばいていた時代には、こんな自己矛盾に苦しむことはなかったのかもしれません。
だからといって、地球規模の天変地異でも起きて、人類存亡の危機にでも遭遇しない限り、そのような時代の生活に人類が自らが戻ることは現実的に不可能でしょう。
それはきっと、動物性食品は一切拒否しているアニマルライツ主義の人々も頭の片隅で理解しているように思います。
また、人間による食肉を容認しているアニマルウェルフェア主義の人々もまた、今の先進国の動物に対する姿勢があまりにも傲慢で行き過ぎていて、矛盾に満ちていることへの自覚や罪悪感があるからこそ、姿勢を見直そうとしているのだと思います。
さて、ふたつの意見の落とし所は果たしてあるのでしょうか?
次回はわたし自身の現時点での考え方をお話したいと思います。
<今日のPetHotel11!>
「としおちゃぁ~ん!」のリクエストにお応えして・・・
あと数ヶ月もすれば子犬の面影はなくなっちゃいまーす!
Aくんのハウスまで押しかけてワンプロする”としお”
子犬の時にコレを経験できるかどうかは
その子の一生に大きく関わるんだろうなぁ~・・・
朝の海岸さんぽ♪ |
Kくん、みんなと仲良くなれた? |
Kくん「あったりまえだよ~!」 おお、頼もしいね(*^_^*) |
Rおじいちゃんも、元気いっぱい 先頭きって歩いたよ! |
Rおじいちゃん「としお、ボクみたいに 立派なおじいちゃんになるんだよ」 としお「はぁーい!」 |
赤ちゃんとおじいちゃんにはみんな優しく接します |
「ねえねえボス兄さん!」 |
いないいない・・・ |
いないいな~い・・・ |
いないいな~い・・・ |
いないいないいな~い・・・ |
バァ~~~~ ボス「・・・・で?」 |
R兄弟はKくんと遊んであげたんだよね~ |
正確にはR弟くんの方がね! お兄ちゃんは行司さんしてただけ(笑) |
Bくん「撫でてください」 |
はいはい(^_^;) |
Aくん、もう犬相手ならすっかり社交的な子に なったねぇ~!! 顔つきまで自身に満ちてるよ(ヒューヒュー♪) |
Rおじいちゃん、冷えてきたからお部屋に戻ろう 「はぁーい」 |
Rおじいちゃん「なんだ?!このデカいのは?!」 |
Gくん「ここ、ボクのおうちなんですけど・・・」 Rおじいちゃん「なんだ、それならそうと早く言えばいいのに」 |
Rおじいちゃん「ウチはココだった」 |
Bくん「いえ・・・その・・・言いにくいんですけど そこは・・・ボクの・・・」 Rおじいちゃん「え?なんだって?」 Bくん「いえいえ、どうぞお使いくださーい」 |
Aくんのおうちに無理やり押しかけているとしお 「おーい、オシリペンペーン!」 |
Aくん「やるか~~?!」 としお「きゃ♪やるやるぅ~~!」 |
なんでそんな狭いところでワンプロを・・・ Rおじいちゃんが呆れて見物中 |
Rおじいちゃん、また違うよ~! そのちっちゃいおうちはKくんのだよー(^_^;) |
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