前回のブログのつづきです。
【天才犬=”としお”②】
●ごはん前の「マテ」
出入り口の「マテ」を早々にマスターしてしまった”としお”
けれども その日のお夕飯の時・・・いざごはんを目の前にしてしまうと、”としお”の興奮度はMAXで「マテ」のコマンドなどまるで耳に入らない様子でした。
食べ盛りの”としお”はまだ1日3回食。
食欲は大変旺盛で、フードが吹っ飛ぶくらい勢いよく器に顔を突っ込むんです(笑)
”としお”をケージに入れ、扉を閉めて・・・
「オスワリ」と言いますが、”としお”はごはんの器に釘付けでジタバタ・・・覚えたはずのオスワリもできません。
そこで、ごはんの器を持ったまま踵を返し、知らんぷりをして他のことをしていると、しばらくはキュンキュン言ってごはんを欲しがっています。
(ううう・・・早くあげたいよぅ~~~~!でもガマンガマン!)
少し経って、”としお”の興奮が収まってからふたたび「オスワリ」と言うと、ヨッシャ~~!ちゃんとできました♪(天才だっ!!!)
すかさず「マテ」と言って扉を開け・・・器を置こうとすると・・・
”としお”はうり坊(イノシシの子供)みたいに突進してきます。
そこで、”としお”の首輪を捕まえて物理的に食べられないようにして「マテ」・・・
”としお”が諦めて引っ張らなくなるまで待って、やっと力を抜いておとなしくオスワリしたところから数秒まって
「ヨシッ♪」
これをごはんやオヤツの度に、回数にして4~5回したでしょうか・・・
遂に”としお”は食べ物を前にしての「マテ」もちゃ~んとできるようになりました!
もぉ~~~ね、ちゃんとできた時は、それはそれは嬉しくて可愛くて、思わず
『勝訴』
と書いた紙を広げながら海岸通りに走り出したい気分でした(←意味不明だ)
「食べ盛りだってゆーのに、こんなにも早くごはんを待てるようになるなんて、”としお”・・・お前はなんて天才なんだーーーっ!!」
※次の動画は練習中の”としお” ごはん前の「マテ」が完璧になる一歩手前の段階です。
●甘噛み禁止
”としお”は、やってきた時は子犬らしくよく甘噛みする子でした。
特に首周りを触ると、じゃれるようにカプカプします。
その仕草はとんでもなく可愛く、また甘噛みなので出血するようなことはないのですが、パピーの小さくて針のような歯が手に当たると「イテテテ・・・」となります。
今のうちに
「人間に歯を当てたらゼッタイにあかんよっ!!」
ということを教えておくことがとってもダイジです。
これは、犬種や大きさに関わらずすべてのワンちゃんに教えるべきことなのですが、特に”としお”は和犬の血が入っていると思われ、成犬になれば中型犬になることが予想されるため、将来まかり間違って人間に噛み付いたりしたら大きな事故に繋がりかねません。
そこで、”としお”に人間に対する甘噛をやめるよう教えたところ、これも1日ですっかりやらなくなりました!
具体的にどうやったかというと・・・
”としお”を抱っこして、優しい声であやしながら思う存分可愛がります。
ときどき、”としお”が甘噛みしたくなるように わざと首周りをナデナデ・・・
”としお”がカプッ!と甘噛みしてきたら、さっきとは打って変わって低い声で「ダメ」と言いながら、”としお”の鼻の上の部分にキッ!と爪を立てます。
”としお”が「キャンッ!」と鳴いて甘噛みを止めたら、ふたたび甘ったる~い声で「イイコイイコ♪」とあやしながら、体中をいっぱいナデナデしてやります。
この繰り返しを5~6回もしたでしょうか・・・以來”としお”は人間に対する甘噛みをすっかりしなくなりました。
鼻の上に爪を立てる理由は、間違ったことをした子犬の鼻の上の部分に母犬が歯を当ててしつけるからです。
お読みの方の中には、
「いたいけな子犬が痛がるようなことをするなんて・・・虐待よ虐待よ!!」
と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしは子犬を傷つけることがない程度の痛みを与えることによって、絶対に必要なしつけをなるべく早く入れることは、むしろ虐待とは真逆の行為だと考えています。
その理由は次のようなものです。
◇しつけの旬に解りやすく短期間で
子犬は頭も心も素直で柔軟、そして驚くべき吸収力があり、 しつけが入りやすいのは人間も犬も同じです。
この時期に、
・犬として犬らしく振る舞うための社会性
・家庭犬として人間との暮らしに必要なマナー
をしっかりしつけておくことは、その犬の一生を左右するほど大切なことだということです。
「三つ子の魂百まで」
ってことですね。
もし、その時期に
「あまりに可愛いから厳しくしつけなんかできないわぁ~~~!」
「可哀想で、イヤがることなんかしたくないわぁ~~~!」
などと言って ただただ甘やかしていると、スポンジのような子犬の吸収力は時間が経つごとにどんどん落ちていって・・・いざ問題行動を起こすようになってから
「困ったコねぇ・・・ヨシ、ちゃんとしつけましょ!!」
な~んて思ったころには、しつけに何倍もの時間と労力が必要になってしまいます。
何度教えても なかなか思うように覚えてくれない愛犬に飼い主さんはイライラ・・・
今までずーっと許されていたことが急に禁止になって混乱している上に、ゴキゲンの悪い飼い主さんとの ちっとも楽しくない訓練に愛犬もイライラ・・・
お互いにフラストレーションが溜まって、愛犬はますます反抗的に・・・
飼い主「アイツめーー!(イライラ)」
愛犬「アイツめーー!(イライラ)」
・・・という具合にイライラ連鎖が起きてしまい・・・最悪の場合、
「こんなバカ犬だと思わなかった!!」
などと勝手なことを言って、極端な場合は犬を遺棄してしまう飼い主まで出てきてしまうんですねぇ・・・(TдT)
そんな悪循環に陥るくらいなら、ワンちゃんの覚えがいい時期に最も解りやすい方法で短期間にしつけてあげた方が、何よりワンちゃんにとってストレスが少なくて済むんです。
どのみち、しつけはキチンとしなくてはならないのですからね。
※もちろん、トラウマになるほど怖がらせたり過度に痛がることをしてはいけません。
そういった恐怖体験もまた「三つ子の魂百まで」
ずっと尾を引いてしまうことになりますから・・・
”としお”はパピーらしく、現在遊び相手担当になっているチャコと日に何回もワンプロをして遊びます。
ワンプロでは”としお”はチャコの脚や首元にカプカプ甘噛みしています(それが正しいワンプロの遊び方ですからご心配なく)
もちろんチャコも”としお”に同じようにカプカプ甘噛みします。
そして”としお”が強く噛みすぎるとちゃーんと叱っています。
子犬はこのようにして、どの程度の強さで噛むと相手が嫌がって怒るか(ケンカになってしまうか)という力加減を学んでいくんですね。
”としお”がエライのは、甘噛み自体がダメなのではなく、人間に対する甘噛みは許されないということを正しく理解できたことです。
その証拠に、チャコには甘噛みし放題のくせに、わたしだけでなくお料理番にもまったく甘噛みをしなくなりました。
”としお”に甘噛みはダメだというしつけをしたのはわたし(お庭番)だけだったにも関わらずです。
「人間に歯を当てたらダメだってことを、あんなに短期間で正しく理解できたなんて、”としお”・・・お前は本当に本当に天才犬だねぇ~~!!」
大丈夫ですか?
みなさん、わたしの激しい「にわか親バカっぷり」に呆れ返っていませんか?(←いるに決まってるヨ)
”としお”のお話は次回にまだつづいちゃいま~~~す(*^_^*)
<今日のPetHotel11!>
今朝の三浦海岸 |
Hちゃん、もうお帰りだね。 一泊なんてあっという間だねぇ |
憧れのGくんのマネっこに夢中な”としお” |
としお「Aくん、ボクとワンプロしない?」 |
Aくん「いやだよ~~~だ」 |
遊びの天才=ウリくん「ボクが相手してあげるよ!」 Aくん「おー、そーしろそーしろ~」 |
チャコと練習したからだいぶいい感じで 遊べています♪ |
ワンプロよりも追いかけっこの方が好きなはずの ウリくんも、”としお”に合わせてワンプロして くれているんだよ!! (あのウリがねぇ~!お兄ちゃんになったねぇ~~!) |
Hちゃん、お帰りの準備で車に荷物積んでることに感づいたね!(笑) |
3匹が待ち焦がれているもの・・・それは・・・ |
焼き芋♪ |
みんないい子にちゃーんとオスワリして 待ってるね~~! (チャコの腰が浮いちゃってるけど 笑) |
夕方のお散歩で、海の他にお山の畑まで 連れてきてもらったのは・・・ |
ウリくんとAくん! やったねっ♪ |
畑の帰りにまた海に寄って・・・ もうガマン出来ずに走り出すふたり(笑) |
波打ち際でもいっぱい遊んだよ! 今日はとっても暖かいね♪ |
としお「ねえねえGく~ん」 |
としお「ねえったら~~~」 |
としお「寝ちゃわないでボクと遊んでよぅ~」 コラコラ、Gくんはお散歩で疲れてネンネだから そっとしておきなさーい! |
やーめーなーさーーーーーい!!(笑) 優しいGくんはみんなの人気者なんだよ! |
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