② 吠えるのを制止できるようにする(制御) のつづき
ワンちゃんを制御するには、大前提として飼い主さんがリーダーだっていうことをワンちゃんが認めている必要があるとお話しましたね。
難しく言うと”主従関係の構築”です。
そこをすっ飛ばして、手っ取り早く指示に従わせようとすると、かえってワンちゃんを混乱させたり、意地でも指示に従わない、”やさぐれ不良犬”になってしまう可能性が高いですから、まずは主従関係をしっかり構築してくださいね。
実は、吠えないように制御する方法の8割くらいは、この主従関係の構築でクリアできてしまいます。
ワンちゃんによっては『ザッツオール』 つまり、それだけでもう他のワンちゃんに吠えなくなることもあります。
なぜかって言うと・・・
頼れるリーダーと一緒にお散歩しているとワンちゃん自身が実感できていると、それだけでもう安心感がすごいんです。
『ママ(パパ)と一緒だから何にも怖くないや!!』
てな感じですね。
もう、誰とすれ違おうが余裕~~~♪
ですから、前回のブログで、リーダーウォークの記事を読んで下さいと書きました。
それが実践できたらもう勝ったも同然(んナッハッハ♪)
【他のワンちゃんに吠えるのを制止する方法】
◇いつもうちの子が吠えちゃうワンちゃんがきた!
◇いかにもうちの子が吠えちゃいそうなワンちゃんがきた!
◇なんとなーくうちの子が吠えようとしている風情があるぞ!
こういったタイミングで制御の準備をします。
リードは短く持って、ワンちゃんを飼い主さんの身体の横にピタリと引き付けておきます。
ワンちゃんが、【今まさに吠えかからんとス】ってタイミングでリードをチョンッ!!
と引きます。
同時に、いつも使っている『NO』を示すコマンドを低く毅然とした声で言います。
(『イケナイ』でも『ダメ』でも『アカン』でも・・・)
低く毅然とした声というのは、感情的な声とは正反対の声です。
むしろ感情を押し殺したような有無を言わせぬ命令調の言い方です。
リードをチョンッと引くコツについては、以前書いたこちらの記事を参考にしてください。
↓↓↓
引っ張りグセをなんとかしたい③
最初のうち、チョンッで効かなければグイッでもクイッでもいいです。
決してグイ~~~!とかズルズル~~!とかいった引っ張り方はしないよーにお願いします。
●それでも吠え始めちゃった!!
ワンちゃんの性格にもよりますが、1度ですんなり吠えなくなる子もいれば、身に着いたクセとか習慣で
『すみません。ついつい・・・へへ・・・』
みたいな子もいるわけです。
カワイイじゃあないですか・・・(笑)
お宅のワンちゃんが、こんなカワイイ子だった場合、絶対に守っていただきたいことがあります。それは・・・
■感情的にならない
も~~~これはぜーったいにダメです。
チョンッってやって「NO!」って言ったのに吠えちゃったから
グイッ!ってやって「NO!NO!」って言って、それでも吠えてるから
ズルズル~~ッ!って引っ張って
「NOでしょ!NO!NO!NO~~~!!」
・・・身に覚えはありませんか?
アナタがそんな風になっているとき、ワンちゃんは完全にパニックになっています。
もー何に対して吠えているのかもわからなくなって、ひたすらワンワンワン!!
地獄絵図・・・(;'∀')
これ、やっている飼い主さんを見かけると、ついその飼い主さんに
「NO!!」
って言っちゃいそうになるくらいです。(神に誓ってやっていません)
■余計なことを言わない
ワンちゃんをトレーニングしている時には、トレーニングに徹しましょう。
つまり、ワンちゃんと”サシ”で真剣勝負しましょうってことです。
お散歩コースですれ違う人の目を気にして、ついつい自分の状況説明をアピールをしてしまう人・・・結構多いんですよね。
チョンッってやって「NO!」って言ったのに吠えちゃったから
『NOでしょ~〇〇ちゃん!まったくも~~~困ったわねぇ。どうしていっつも吠えちゃうの~?ほらほら落ち着いて~~』
『すみませんねぇ~~ごめんなさいねぇ~~!』(お相手飼い主さんに)
身に覚えはありませんか?
アナタのワンちゃんが、ギネスに載るくらいの天才的な言語理解能力がない場合、アナタがこうなっているとき、ワンちゃんは完全に混乱状態になります。
もー何言われているのかぜんっぜん解らなくって、ひたすらワンワンワンッ!!
完全に喋りすぎです・・・(;'∀')
愛するワンちゃんがおりこうになるためには、人目なんぞ気にするのは二の次です。
相手の飼い主さんには、アイコンタクトで謝意を表せば十分。
なんなら後日、ワンちゃんがすっかりおりこうになってから立ち話でもして、笑い話のネタにしちゃいましょう。
■では正解は・・・?
制止したのに吠えてしまった場合、その吠え始めのできるだけ早いタイミングで再び
最初にしたのと同じ要領で制止します。
その時、禁止のコマンドを言う口調は変えずに、リードの引き方だけを最初よりも強めにガンッ!!という感じにします。
このガンッ!!という感じ・・・
言葉だけきくと、ちょっと虐待みたいに感じてしまう人がいるやもしれません。
決して虐待にならない程度に、ワンちゃんを
( ゚д゚)ハッ!
とさせる感じなんですが・・・
どう表現すれば、そのやり方が伝わるかしらん・・・
ちょっと説明の仕方を考えておきますので、つづきは次回にさせてくださ~い(;^_^
<今日のPet Hotel 11!>
パールくんが好きすぎて マウンティングしてしまう”ろいろくん”。 今日も愛しのパールくんとは離れ離れに・・・ |
ろいろくんに見せつけているとしか思えない この2人・・・ チュッチュ♪ |
あは~~~ん♪ (”なつ”は絶対に確信犯) |
とどめに、ふたりして柵の向こうの”ろいろくん”を見て ・・・・笑った!!!(ヒィッ!) |
”ろいろくん” もーーお 辛抱ならーーーんっ!! もう少しで柵を飛び越えてしまうほどの 素晴らしい跳躍力を見せました(笑) ろいろくんもパールくんも また遊びにおいでね~~! |