2017年8月13日日曜日

戦争に翻弄される犬たち①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


米朝のトップ同士が、

『小学生のケンカかよ?!オッパイ飲みたいの~?』

と思わず言ってしまいたくなるようなセリフの応酬でヒートアップするなど、なんだかきな臭い空気が漂っていますね・・・

まさかとは思いますけれど、いつの時代も戦争って、ホント元をただすと、くっだらな~いことで簡単に始まってしまっていますから、ニュースを見るたびにブルーな気持ちになっています。

今回は、そうやってアホみたいな理由で人間が始めた戦争に駆り出された犬たちのお話をしようと思います。

はぁ・・・既に気が重い。
どうか、冷静沈着に、キタナイ言葉など使用せずにブログを書き続けられますように~・・・


【戦争に振り回され続けた犬たち】

人間の勝手で始めた戦争に犬たちは常に巻き込まれて犠牲になってきました。

この写真の子は”スタビー軍曹”といって、第一次世界大戦でもっとも活躍したアメリカの軍用犬です。

スタビー軍曹
勲章なんか美味しくもないし、欲しくないやい!


もともとは第26ヤンキー師団第102歩兵部隊のマスコット犬でしたが、途中から軍用犬になりました。

前線で毒ガス攻撃を受けた経験から、ガスに敏感になって、攻撃を察知して大騒ぎするために、それが味方への警報となったそうです。

また、負傷兵を発見することも得意で、ドイツ軍のスパイを発見し拿捕の役に立ったといいます。

スタビー軍曹は、17回もの戦闘に参加して2回の負傷を経験させられたそうです。


次の画像は、旧ソ連軍が戦闘に利用していた”対戦車犬”を描いたものです。

身体につけられているのは、自爆テロリストが身に着けているような爆薬と起爆装置です。




対戦車犬となった犬たちは、実際には相手の陣地に着く前に射殺されたり、爆音に怯えて自陣に戻ってきて味方の兵士もろとも爆発したりで、ほとんど役には立たなかったといいます。

そんなこと・・・ちょっと考えればわかりそうなものですが、戦争って本当に人間を大バカヤローにしてしまうんですね。

いや、大バカヤローだから戦争するのか・・・



【太平洋戦争時の日本の犬たち】

●軍用犬

『勝つために犬の特別攻撃隊を作つて 敵に体當り(体当り)させて立派な 忠犬にしてやりませう』




って・・・

はぁ?!バッカじゃないの?!ばーかばーか!

嗚呼…失礼しました。

こんなこと、当時言っていたらたちまち憲兵にしょっ引かれていたのでしょうね。

これは、お国への犬の献納を呼びかける回覧板に書かれていた内容です。

『忠犬にしてやりませう』

ってなんスか?!どのツラさげて、その上から目線?!

という感じですね。(メラメラメラ~)

当時の日本軍部は、今の北朝鮮さながらの現実離れした夢想家集団だったのですね。

もう、犬たちまで出征させて特攻させなくちゃーならない状態に陥った戦争になど、勝てるはずがないってことにも気づかないんですから・・・

おそらく、頭の中では小鳥が巣を作り、産卵と巣立ちをしていたんではと・・・
(耳の穴からの巣立ちとか・・・あーやだやだ)

すみません。コーフンしすぎてわたしが夢想家になってしまっていました。
反省反省・・・

ふぅ~~~ つづけます。

戦場に駆り出された犬たちの活躍は、しばしば当時の新聞で伝えられていました。

けれども実際には旧ソ連の軍用犬がそうだったように、成果と呼べるような活躍はなく、単に無駄死にしていたというのが真実のようです。

活躍してもいない軍用犬の活躍をしきりに報じた目的は2つ。

『勇敢に戦う犬たちと、戦場で犬を可愛がる心優しき兵士たち』

という美しいイメージ演出のためがひとつ。

『犬さえも勇敢に働くのに、ましてわれわれ人間はがんばらねば』

と、国民に思わせて士気を高揚させるため・・・というのがふたつめ。

(参考文献:『犬たちも戦争にいった 戦時下大阪の軍用犬』森田敏彦/日本機関紙出版センター)




そんな・・・そんなことのために?

『鬼畜米英』とか言ったのはどの口だぁ?!
当時の日本人が犬に行っていたことは、まさに鬼畜の所業じゃーないですか?!


太平洋戦争当時、多くの犬たちは、このバカバカしくも残酷な作戦のせいで無駄に戦地に散っていきました。


更に当時、戦地に連れて行かれなかった犬たちも、狂気じみたお国の政策に翻弄されるのです・・・


もう血圧の限界なのでつづきは次回にします。



<今日のPet Hotel 11!>

パーティくん「ボクは強いんだよ!」
マメくん「・・・ノーコメント」


パーティくん「お泊りなんか楽勝だよ!ウヒヒ♪」
マメくん「・・・ノーコメント」

ハナちゃん「ここだけの話、パーティくんたら
最初、怖くてチビりながら咬みつこうと・・・」

パーティくん「ここにいるんですけど?!」
ハナちゃん「・・・・寝たふり」

ププちゃん「見てみて~!飛ぶよ--!」

ヤッホーイ!たーのし~~♪

ハナちゃん「ここだけの話、ププちゃんたら
最初、ぜんぜんお散歩で歩かなくて・・・」

ププちゃん「え?ワタシが?なになに?」
ハナちゃん「ハッ・・・!!」

ププちゃん、すぐにお散歩大好きになって、
先頭きって歩いてたもんね~!
「ワタシはひとりで遊ぶ方が好きなんだもーん!」
お友達が苦手でナーバスになっていた風子ちゃん。
また遊びにおいで!
お友達がいっぱいできますように(^▽^)