つい先日『鹿を襲ったシェパードの目撃情報①』という記事を書きましたが、まさにその直後、アメリカから対照的なニュースが伝えられました。
逆に、小鹿の命を救ったワンちゃんのお話です。
フリーリーさんは、ニューヨーク州ロングアイランドの海岸を日曜日に愛犬2頭とお散歩していました。
愛犬のうちの1頭:ゴールデンレトリーバーのストームくんが、水中に飛び込んで泳ぎだしたと思ったら、何かを加えて岸に戻ってきました。
それが溺れている小鹿だと気付いたフリーリーさんは、ストームを励まします。
「いいこだ。ストーム!そいつを連れて来るんだ!!」
見事、岸まで小鹿を連れ戻したストームくん。
(まさに、レトリーブ(連れ戻す)したんですね~!)
それだけでも驚きましたが、何よりわたしを感動させたのは、その後のストームくんの行動です。
ストームくんは、グッタリと地面にうずくまって浅い呼吸を繰り返す小鹿に寄り添い、心配そうに舐めたり、起き上がらせようと小鹿のお腹の下に鼻先を突っ込んでみたり、『ねえしっかり!』と言うように前脚で小鹿をトントンしたりするのです。
感動して、何度も繰り返し動画を見てしまいました~(はぁと)
その後、パニックになった小鹿は、せっかくストームくんに助けてもらったのに、なんと再び海に飛び込んでしまったそうです(をーーい小鹿っ!!)
が、今度は既に駆けつけていたレスキュー隊によって無事に救助され、命をとりとめたそうです。
(参照元:ワシントンポスト https://www.washingtonpost.com/)
先日の、京都でシェパードらしき野犬が鹿を襲いましたが、これは生きるための捕食行動でしょう。
捕食や、身の危険を感じた時以外に、動物は無駄な殺生をしないとよくいいますが、猫なんかは、小さな生き物を食べもしないのにいたぶって遊びますよね・・・
けれども、本能的に溺れている小鹿を助け、介抱するような振る舞いをするレトリーバーのこの映像を観て、犬はやっぱり元来やさしい動物なのだろうな・・・と改めて思いました。
Pet Hotel 11!にくるワンちゃんたちを見ていても、実際にそう感じる場面は何度もあります。
きのうの記事にも登場した、超長期お預かり犬”女帝なつ”をはじめ、わりとオラオラ系のワンちゃんであっても、高齢犬や、かよわいパピーちゃんに対する振る舞いは、明らかに優しく、丁寧になるのです。
ああ、やっぱり犬って好きだなぁ・・・
大好きだなぁ・・・
ちなみに・・・
京都のシェパードらしき野犬は、本日現在、まだ捕獲されたという情報は入っておりません。
どうやら、農作物を鹿が荒らした形跡がいくつもあるため、
農作物を狙って鹿が山から下りてくる。
↓
その鹿を狙って野犬が山から下りてくる。
という構図らしいですね。
ですから、シェパードは、害獣駆除をしてくれているという考え方もあるんですが・・・・・
目撃情報があった地域の小学生たちは夏休みに入ったのにラジオ体操は当面中止になったそうですし、近辺の住民はこどもたちを守るためにパトロールを強化したり、忌避剤としての木酢液を散布したりと対応に追われているそうです。
やはり、近隣の住民の方々にとっては、鹿はこどもを襲わないけれども、野犬はこどもを襲うかもしれないと思うと、そりゃあウェルカムという気持ちにはなれないでしょうね・・・
なんとか無事に保護されて、そして生かされてほしいと願うばかりですね。
<今日のPet Hotel 11!>
ヒャッホーーイ!!プールたーのし~♪ |
ちょっとボス! アンタのせいでレンズに水滴ついたじゃない! |
なにぃ~?水滴くらいでガタガタいうなよ! |
フッ!ワイルドだろ~~~~? (ボス・・・鼻、曲がりすぎー) |