2017年6月29日木曜日

【生体販売】(せいたいはんばい)ってなあに?④

こんにちは。ボスだよ。またきてくれたんだね。うれしいよ!



今ね、おふろに入っていたんだ!

あれ?どうしたの?元気がないね。

え?今日はボーロをもってこられなかったって?

いいんだよ!そんなこと、ぜんぜん気にしなくてさ!

だって、ボクはキミが会いにきてくれただけで、とってもうれしいんだから!

うれしくて、シッポがかってにフリフリうごいちゃうよ!


さあ、今日はなんのお話をききたい?

ああ、そうか。
ペットショップのガラスケースにいた、ほかの子犬たちのお話だね?



●ペットショップで【売れのこり】とよばれる子たち●

ボクは、すずさんにおうちにつれて帰ってもらえたから、今とってもしあわせだけど・・・

あのガラスケースに入れられて【生体販売】(せいたいはんばい)されていた子犬が、みーんなボクみたいに、だれかのおうちにつれて帰ってもらえるわけじゃあないんだよ。

みんな、

「はやく、だれかやさしい人が、おうちにつれて帰ってくれないかな~」

って思いながら、まいにちまいにち、あのたいくつなガラスケースの中で、ジロジロ見られるのをガマンしながら、まっているんだ。

でも、だれにもつれて帰ってもらえない子は、ガラスケースの中で、どんどん大きくなって、おとなになっていくよね?

そうすると、ますます、つれて帰ってくれる人はいなくなっちゃうんだ。

だって、赤ちゃんの方が、おとなの犬よりもかわいくて、人気があるからね!

おおきくなって、おとなになってしまった子は、あのガラスケースから出されちゃうんだよ。

どうしてかって?

ペットショップの人は、子犬をたくさん売るのがおしごとだからね。

ガラスケースの中には、いつだって、人気があって売れそうなかわいい赤ちゃんだけを入れておかないとならないんだよ。

だから、おとなになってしまった、人気のない子たちは、もうジャマだから、売れそうなかわいい赤ちゃんが入れるように、ガラスケースからどかなくちゃならないってわけ。


ボクたちは、お母さんからうまれて、たった1か月でペットショップのガラスケースに入れられて・・・

ガラスケースの中で、だれかがおうちにつれて帰ってくれるのをまっていられるのは、長くてもたった5か月くらいなんだ。

その5ヵ月のあいだに、だれにもつれて帰ってもらえなかった子は、ガラスケースから出されて、またべつなところへ行くんだよ。


そういう子のことを、にんげんは【売れのこり】ってよぶんだ。

いつまでたっても【売れないでのこっている子たち】っていういみさ。

ボクはさ、すずさんに”ボス”っていうカッコイイなまえをつけてもらった。

だけどさ、だれにもつれて帰ってもらえなかった子たちは、なまえもつけてもらえなくて、かわりに【売れのこり】なんてよばれちゃうんだよ!!

ホント、かわいそうだよね!


ボクたちのお母さんは、にんげんのために【子犬工場】にされて、『暗くて、くさくて、きたなくて、せまいオリの中』でボロボロになりながら赤ちゃんをたくさんうまされているのに・・・

にんげんのために、うんであげた赤ちゃんたちが、そのにんげんに「ジャマだよ!」って言われたり、【売れのこり】なんてよばれていることを、もし、しったら・・・


「それなら、どうしてわたしたちに、こんなにたくさんの赤ちゃんをうませたんですか?

ジャマなら、その子たちをわたしにかえしてください!」


って言って、きっと、すごくかなしむんじゃないかなぁ・・・




あ、すずさんがよんでる!

そういえば、まだ体をふいてもらってるとちゅうだったっけ・・・


ねえ、また会いにきてくれるよね?

まってるからね。きっとだよ!


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デュークはモモナちゃんを気に入ったみたい♪

レトコンビ♪とっても仲良くなりました!

はのんちゃんは、お気に入りのベンチでニッコリ

MAXくん、絵になるねぇ~!


「自分のにもつは自分でもたなくちゃね!!」
そうだね。ついでにヨダレも拭かなくちゃだね(笑)

朝の海岸さんぽ。ハナちゃん、また遊びにおいでね~!
みて!こんなに掘ったよ!!