2017年5月3日水曜日

あなたはそれを虐待だと思いますか?⑥

愛犬ジャックラッセルテリアの耳を整形手術した飼い主のニュースにつづいて、もうひとつ、『これは虐待か?』を考えていただきたいニュースのご紹介です。

②愛犬に1年間毎日コーラを飲ませた飼い主

今年の3月に英紙『Metro』や『The Sun』で伝えられたニュースです。

イギリス在住、一児の母で中学校教師をしているケイトさん(46歳)は犬を2匹飼っています。

4才の”テッド”と20才になる”レディ”というジャックラッセルテリアです。
(何故かまたジャックラッセルテリアの飼い主なのは単なる偶然です (^-^;)

ケイトさんは今年20才になる老犬”レディ”に、数年前、毎日コーラを与え続けていました。その期間は実におよそ1年間。

1年間毎日コーラを飲んでいたコーラ大好き犬”レディ”
出典:UK metro

その結果”レディ”の歯は虫歯になりボロボロに・・・
結局12本もの歯を抜歯する羽目になってしまったというニュースでした。

きっかけは些細なことだったようです。
ある日、ケイトさんがサイドテーブルに置いていたコカ・コーラに”レディ”が興味を持ち、ちょっぴり飲んでしまったのですね。
そして”レディ”はコーラが大層気に入ってしまいます。

毎日ケイトさんにコーラをおねだりする”レディ”・・・

そのころのことをケイトさんはこういっています。

「グラスに注いであったコーラの底の部分を数センチ飲むだけですが、飲むとレディは子供のように興奮してはしゃぎました。私も甘やかして与えていたものだから、すっかり中毒になってしまっていたようで、欲しいと震えることもありました。レディが寝る前にグラスに入ったダイエットコークをあげていたんですが、それをしないとすごく拗ねる態度を取ったりしました」

砂糖とカフェインがたっぷり入ったコーラが犬の健康によくないのは明らかですね。
しかも、ダイエットコークなどに入っている人工甘味料は健康被害があるという研究者もたくさんいます。

気の毒な老犬”レディ”はやがて虫歯だらけになってしまいました。
ケイトさんは”レディ”を獣医さんのところに連れて行き、16本のうちの12本を抜歯してもらうことになってしまいました。

ケイトさんは

「本当は怖かったんです。老犬だし、麻酔したらもう目が覚めないんじゃないかと思って。でも元気に回復してホッとしました。抜歯された12本は容器に保管してあるの。今は4本の歯しかないのよ。レディの歯は元々あまりいい状態じゃなかったし老犬だから、あくまでもコーラだけが原因だとは思っていません。甘やかしていたのは事実だけど、周りの人には私を酷い飼い主だとは思ってほしくないわ」

とおっしゃっています。

”レディ”を抱くケイトさんが笑顔で見せているのは
抜歯した”レディ”の12本の歯
出典:UK metro

現在、認知症を患っている老犬”レディ”。コーラを飲むのは3年ほど前にやめたそうです。
でもその代わりに、今でもチョコレート(←え?!)やオーツ麦のパンケーキ、紅茶など変わらず過多に糖分を摂取しているそうです。

”レディ”の抜歯手術をした獣医のクララによると

「犬で20歳というとかなり高齢ですが、レディは術後の回復も良く元気です」

とのこと。

けれどもRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)や動物保護団体は、ケイトさんが犬に与える不健康な食事はよくないとして

「犬が必要とする飲み物は水だけです」

と述べています。

今年1月29日に”レディ”はめでたく20歳になりました。それでも過去にコーラを毎日、さらに現在でも甘い食べ物を与え続けているというケイトさんに対して世間は次のような批判の声をあげています。

「何を考えているの?虐待に等しいわ!」

「こんな女が教師だなんて。自分の子供には絶対に教えてもらいたくない」

「愚かな飼い主としか言いようがない」

「無責任にもほどがある。こんな人ペットを飼うべきじゃない」


さて、いかがでしょうか?
あなたはこれを虐待だと思いますか?

どうでもいいけど”レディ”は立ち耳のかわいい子ですね。
整形手術はされなかったようです(^-^;

わたし、このブロックの細いところで見張ってるの大好き~♪

あ、また”ボス”がごはんを急かして怒られようとしてるわ。バカねぇ

お昼寝だってここでしちゃう

みんなドッグランの土のところが大好き♪
おっと失礼・・・

ボスおじちゃんにおもちゃ盗られましたぁ


わたしも現場、目撃してましたぁ