2017年4月15日土曜日

迷い犬を見つけたらどうする?①

たとえば・・・

あなたがお散歩していたら、向こうからワンちゃんが寄ってきました。

『あらこんにちは♪ご主人はどこ?見慣れない子ね。どこからきたの?』

近くに飼い主さんの姿は見当たりません。
見たところ、飼い主さんに繋がる手掛かりとなりそうな鑑札や迷子札もありません。

さて困った・・・

こんな時、あなたならどうしますか?

今回は、誰にでもその可能性があるのに、知っていそうで意外と知らない人が多い、

【迷い犬を保護したらどうすべきか?】

というお話をします。


ではまず、

【迷子(人間の)を保護したらどうすべきか?】

だったらどうでしょう?
どうすべきか判らないという人はいませんね?

まずは、すぐ近くに保護者がいないか探してあげるかもしれませんが、さほど時間をかけずに次のようにしますね?

そこがなんらかの施設であれば、スタッフさんに事情を話して対応してもらう。
道端などの屋外であれば、交番や警察に連れて行って対応してもらう。

けれども、迷い犬の場合は、そんなに単純なことではすまないのですね・・・

迷い犬を見つけた、心優しい人は、

『ここで、見て見ぬふりをしたら、あの子は交通事故に遭ってしまうかもしれない』
『放置していたら、近所の子供が噛まれてしまうかもしれない』
『可哀相に!飼い主さんと離れて心細そう・・・なんとかしてあげなくちゃ!』

といった気持ちから保護するわけです。
善意ある人なわけです。

ところが残念ながら現状では、そういった善意ある人々が迷い犬を見つけた後、どうしたらいいか・・・どうするべきなのか・・・となると、そこには人間の迷子ちゃんを見つけた時とは比べ物にならないほどの、とても悩ましい問題がたくさん横たわっているのです。

今回は、いくつかのケース別に考えていきたいと思います。

1)迷い犬を自宅で保護できる。飼い主が見つかれなければそのまま飼える。

2)迷い犬を一時的になら自宅で保護できる。でも終生飼養は難しい。

3)迷い犬を自宅で保護することはできない


大前提として、いずれの場合も、迷い犬を見つけた時に、不用意に近づいたり触ったりするのは大変危険です。無理にひとりで捕まえようとして噛まれたりしては大変ですから、必ず2人以上で対応しましょう。

また、迷い犬がとても人慣れしていて、向こうから近寄ってきて安心して体に触れることができる時以外は、警察に連絡するなどして協力してもらってください。
特に、首輪をしていない犬を制御するのはよほど犬の扱いに慣れていないと難しいです。

もしかするとあなたも明日、迷い犬に出会うかもしれません。

一緒にどうすればよいか、想像力を働かせながらぜひご一緒に考えてみてください。

長くなるので続きはまた次回に・・・

迷子犬ではありません。
エアコン室外機の下に入り込んだボールを取ろうとして
顔を泥だらけにしたボールバカ”ボス”です。

お庭でひなたぼっこ。
「あ~~気持ちいい~ なんもやる気しな~~い」

ねぇねぇ、何してんの?え?お掃除してんの?
お掃除なんかいいからボクと遊ぼうよ!








2017年4月14日金曜日

A.I. で犬のお絵描き

GoogleのA.I. Experimentsで公開された「AutoDraw」というソフトを試してみました。

Google公式サイトの説明によると、

『才能のあるアーティストからの描画と機械学習を組み合わせることで、誰もが視覚的にすばやくあらゆる絵を作成できるようになる』

とのこと。

WEB上のサービスなのでダウンロードも不要で無料(無料だから試してみたんだな)
パソコン、スマホ、タブレットなどで作動します。

簡単に言うと、こちらが描画しようとしているものをAIが推測して、『コレが描きたいんじゃない?』とお手本みたいな絵を返してくれるんです。

現在のところ、プリセットされている画像はまだ数百程度ということですが、今後追加されていくそうです。

さて・・・次の画像は、お庭番♂が描いた”ボス”の絵(笑)


これはヒドイ!ひどすぎる!(by ボス)

そしてAIが『コレを描きたいんじゃない?』と返してくれた絵が次。


おおおおっ!そうです!私が描いたのはソレなんですぅ~~♪
(てか、よく判ったねぇ>AIくん!)
ボスなんか、実物よりもずっと凛々しくてイケワン!
嬉しくなったお庭番♂は、隣にまたがお花を描き足しました
(しおれとるやないかいっ!)

それに対して最終的にAIが『コレですね?』と判断した絵はこうなりました↓


いやぁ~~・・・すごい時代になりましたねぇ~~!

遊んでみたい方は、PC、スマホ、タブレットなどで以下のURLへ。

https://www.autodraw.com/


桜の花びらカーペット♪
今日からお泊りのゴン太くんも上機嫌です(^▽^)
ボス、ボス!ついてるよ!!(笑)




2017年4月13日木曜日

特定の音に怯える③

つづきです。



【特定の音に怯えるワンちゃんの克服方法】


簡単に言うと、その音に慣れさせてしまうという方法ですが、単に聞き慣れるということだけではなく、

【苦手な音がしても、何も怖いことはない。怯える必要はない】

とワンちゃんに実感してもらうことが大切です。


●準備



◇音源を用意する



多くのワンちゃんが苦手とする音は、雷・花火・バイクなどでしょうか。
雷が鳴ったり、花火大会があったりすると、その日や翌日に迷子犬情報が飛び交ったりするようですね(笑)

今は大変便利な時代で、そういった音源は、インターネットで簡単に探せます。
『効果音 著作権フリー』といったワードで検索すると見つけることができるかと思います。

それ以外にも「なんでこんな音が?」と笑ってしまうような音を怖がるワンちゃんもたまにいますが、インターネットで入手困難な場合は、手作業で録音するなどしてみてください。

今回の事例のような”携帯の着信音”というのも珍しいかと思いますが、鳴らすのは簡単ですね。

できるだけその音源を、少し間隔を空けて連続で鳴らせるようにします。
延々同じ音を録音するか、ループ再生が可能な機器を用いるなどしてください。


◇ワンちゃんにリードをつける


怯え方の程度にもよりますが、慌てふためいて暴れたり、走って逃げてしまうことを防止するため、念のためリードをつけて飼い主さんがしっかりと握っておいてください。


◇周りに危険なものがないようにする


これも、ワンちゃんが予測不能な動きをした時に危険がないようにするためです。
ポットなどの熱いもの、ガラス製品・陶器などの壊れやすいものをはじめ、落ちると大きな音がするものなどもどかしておいた方がいいでしょう。

苦手な音がしても何も怖くないんだよ・・・と教えるために行うわけですから、

『苦手な音がしてビックリして飛びのいたら熱湯でやけどした』
『苦手な音がして逃げようとしたらガッシャーーーンッ!と大きな音がした』

などということがあっては本末転倒なわけですね。


●実践


① まずは、飼い主さん自身がリラックスしてください。リードをつけた状態で、ワンちゃんのすぐそばにいてあげます。


② ワンちゃんの苦手な音を鳴らしますが、できれば音源の操作は少し離れたところにいる別な人にしてもらってください。

(あ、この人がわざと鳴らしているのか・・・と判らない方が効果があるからです)


③ 問題の音が鳴ってワンちゃんが怯えて暴れたり逃げ出そうとしたら、リードをしっかり引いて、毅然とした冷静な態度で、飼い主さん自身が余裕しゃくしゃくの様子であることを示しながら「大丈夫だよ」と伝えてあげます。

どうしたの?おばかさんね(ピープー♪)くらいの涼しい態度でOKです。

※ここでとても大事なことは、怖がっているワンちゃんをなぐさめたり、優しくしたり、撫でたり抱っこしたりしてはいけません。

怖がっていることを飼い主さんが肯定してくれたと勘違いしてしまうからです。


④ 音は、間隔をおいて何度も何度も鳴らします。その間、飼い主さんの態度は一貫して冷静を保ってください。


⑤ 音が鳴ってもワンちゃんが動揺せずにいられたら、間髪入れずに褒めちぎってください。

大好きなおやつをあげてもいいですし、撫でてあげても抱きしめてあげてもいいです。ワンちゃんの一番喜ぶことを・・・♪


⑥ すべての訓練に共通していることですが、飼い主さん自身でワンちゃんの様子や体調を見極めながら行ってください。

今回、ご相談をいただいたワンちゃんの場合は、前回のブログでも書いた通り、現に日常生活に支障をきたしておられたことと、その都度飼い主さんご家族が動揺して、恐怖症の強化につながりそうだったことに加えて、他にもワンちゃんを飼っていらっしゃるということも、【克服法】をおすすめした大きな理由です。

今現在、携帯の着信音になんの恐怖も感じていない他のワンちゃんまでもが、飼い主さんの慌てた様子から、恐怖症になってしまう可能性があると感じました。

けれども、恐怖症を抱えているワンちゃんが、高齢や病気などによって、肉体的に厳しい状態の場合、あえて克服させるか否かは、飼い主さんご自身で判断するのが一番です。


⑦ 恐怖症を克服させる訓練をすると決めたら、やりきってください。

これも、全ての訓練に共通していることです。

ワンちゃんの体調に異常をもたらすほどではないのに、怯えるワンちゃんを飼い主さん自身が「可哀相で見ていられないわ!!」という理由で、中途半端になぐさめたりヨシヨシすることだけは絶対にやめてあげてください。

理由は・・・もうお解りですよね?

ワンちゃんの恐怖症を肯定することは、より一層の恐怖症の強化への道ですから、やらない方がまだマシです。


苦手な音を克服することができれば・・・

ワンちゃんも飼い主さんも、もうその音に怯えて過ごす必要はなくなります。

何よりも、ワンちゃん自身が、頼れるリーダー(飼い主さん)と一緒に苦手なことを克服したという成功体験をすることで、グンと自信をもてて、犬生の幸せ度が増しますし、飼い主さんとの関係も前よりずっと良いものになりますよ!


がんばってくださ~い (^▽^)/



波の音が苦手なワンちゃんは聞いたことがありません。いるのかなぁ~

桜も見納め。今年もありがとう♪



2017年4月12日水曜日

特定の音に怯える②

昨日のつづきです。
ご相談の内容は以下のとおりでした。

---------
●ワンコが、携帯のLINE受信音といった電子音が苦手なようだ。
(ワンちゃんは、元保護犬です)

●具体的には、その音を聞くと驚いてハウスに逃げ込んでしまう。
(大好きなおやつの時間でさえも・・・)

●そういう時、「大丈夫よ」と逃げないように必死に抑えてもダメ
 (大型犬ですから、必死になった時のパワーは相当なものでしょう)

●そのため家では携帯の音を消し、来客にもそう頼んでいるが、うっかり消し忘れることもあり、そのたびにご主人に叱られてしまう。
---------

現在、飼い主さんが実践されている【回避法】に代わって、わたしがご提案したのは、【克服法】です。

実は、ご相談を受けた時、わたしは一瞬【回避法の徹底】でも構わないかな・・・と思いました。

なぜならば、件のワンちゃんは老犬です。元保護犬ということで、実際の年齢は不詳ですが、獣医さんの見立てでは既に12才ぐらいなのでは・・・?というお話を伺っていました。
その年齢になってから、あえて苦手なものを克服させる必要があるかどうか・・・このまま苦手なものから遠ざけておいて平穏に過ごさせてあげる方がワンちゃんのためかもしれない・・・というのは悩みどころです。

それでも、最終的には敢えて【克服法】をご提案したのは、

●気を付けていてもついウッカリ音を消し忘れることがある
●そのたびにご主人に叱られてしまう

というお話を伺ったからです。

ウッカリというのは、人間ならば必ずあります。

『家にいる時は携帯の音を消すってだけのことじゃない?』

と言うのは簡単ですが、毎日のことですし、バタバタと忙しい生活をしている飼い主さんにとって、しょっちゅう

『あれ?携帯の音消したっけ?』

だとか、来客に対して慌てて

『あ、すみません。携帯の音を消してください!早く早くぅ!』

などと言わなくてはならないこと自体、日常生活に小さなストレスの蓄積をもたらします。

更に、恐怖症のあるワンちゃんにとって一番まずいのは、ウッカリ音を消し忘れていて電子音が鳴り響いた時の飼い主さんの動揺そのものです。

ちょっと想像してみてください。

ピンポロパ~ン♪と音が鳴った瞬間、もちろんワンちゃんは自分の苦手な音に怯えます。
更に、音を消し忘れていた奥さんも『しまったぁっ!!』と焦り、ワンちゃんが暴れたりしないようにあわててなだめようとします。
そして、その奥さんをご主人が『なんで消し忘れるんだ?〇〇が可哀相じゃないか!』と叱ります。

だーれも悪くありませんね?
奥さんだって、わざとウッカリしたわけではありませんし、怖がるワンちゃんをなだめようとしています。
ご主人がそんな奥さんを叱るのだって、ワンちゃんへの溢れんばかりの愛情があればこそです。

けれども皮肉なことに、この場面は本犬さん側からみれば、嫌なことが3つも同時に起きてしまっているという最悪の事態なのです。(赤字で書いた部分がその3つですね)

ワンちゃんたちは、人間と違って言葉でコミュニケーションしませんから、飼い主さんがどんなに一生懸命『大丈夫よ』と言っても、実際に焦ったり慌てたりイライラしたりしていれば、その不穏な空気を察知して怯えてしまうものです。

ワンちゃんの頭の中では・・・

【あ!あのキライな音がした!そうしたら大好きな飼い主さんたちがすごく動揺したり機嫌が悪くなったりした!やっぱりあの音は不吉なこわぁ~い音なんだ・・・ブルブル・・・】

という風に、恐怖症が強化されてしまうのですね。

そういう状態であれば、飼い主さんご家族にとってもワンちゃんにとっても、このまま【回避法】を続けていくよりは、思い切って【克服法】をお勧めしようという判断だったわけです。

具体的な方法ですが、長くなるのでまた次回にします。


”ボス” つくしんぼ、食べちゃダメよぉ~!

コラ”なつ” ダメだったらっ!





2017年4月11日火曜日

特定の音に怯える①

いつもPet Hotel 11!に愛犬を預けてくださる飼い主さんから、次のようなお話がありました。

---------
●ワンコが、携帯のLINE受信音といった電子音が苦手なようだ。
(ワンちゃんは、元保護犬です)

●具体的には、その音を聞くと驚いてハウスに逃げ込んでしまう。
(大好きなおやつの時間でさえも・・・)

●そういう時、「大丈夫だから」と逃げないように必死に抑えてもダメ
 (大型犬ですから、必死になった時のパワーは相当なものでしょう)

●そのため家では携帯の音を消し、来客にもそう頼んでいるが、うっかり消し忘れることもあり、そのたびにご主人に叱られてしまう。
---------

特定の音に怯えるワンちゃんはけっこういます。
そのきっかけを飼い主さんがハッキリと認識できている場合もありますが、そうでないことの方が多いでしょう。

今回の場合は、元々保護犬だったワンちゃんなので、飼い主さんと出会う前に、その音に怯えるようになる何かしらの出来事があったのかもしれません。

いずれにしても、特定の音にワンちゃんが怯えるということは、ワンちゃんの頭の中で、その音とネガティブな出来事(怖いこと・痛いこと・嫌いなことなど)が、何らかのきっかけで強く結びついてしまっていると推察できます。

実際には、なんの危険もない日常的な音にいちいち怯えてしまうというのは、実に可哀相ですよね。

しかも、飼い主さんの日常生活にも不便をもたらしています。
うっかり消音し忘れていた時に、大型犬が恐怖からパニックになり、たまたま熱いティーポットかなにかをひっくり返してしまったりしては大変です!

さて、具体的な対処法は2つあります。

ひとつは、飼い主さんご自身がされているように、パニックを起こしそうな特定の音から愛犬を遠ざけておくという【回避法】

けれども、実際に”うっかり”が起こっているわけですし、予想外の場面でその音に出くわす可能性も否定できません。

ですから、私はもうひとつの方法をお勧めしたのですが、長くなるので続きはまた次回に・・・


雨ですなぁ~・・・
ホントですなぁ~春はいつまででも眠れますなぁ~
ダラダラダラダラ~~

オジサン犬(ボス)とオバサン犬(なつ)がダラダラしているのに
14才のチロおじいちゃんは、お昼寝をあまりしません(^-^;
「おいっ!ワシと遊ばんかいっ!ワンワン!!」









2017年4月10日月曜日

見つめていたい

昨日のブログで、

【MRIで犬の脳をスキャンした結果、飼い主に褒められた時の犬の脳は、食事を与えられた時と同程度、またはそれ以上に強い反応を示した】

という研究結果をご紹介しました。

今日はもうひとつ、日本の麻布大学、自治医科大学、東京医療学院大学の研究グループのステキな研究のお話をします。

研究チームは、

『戦略的知能はチンパンジーの方が優れているが、比較認知科学における「心のありよう」がヒトに近いのはむしろ犬だということが最近の研究で明らかになっている。たとえばヒトが示す協力的シグナルの理解は、チンパンジーや、犬と共通の祖先種をもつオオカミよりも優れている。』

という前提から、次のような仮説をたてます。

『ヒトと犬は、見つめあうことでオキシトシンが分泌される。それは、人間の母子間のアタッチメント行動とオキシトシンのポジティブ・ループと同様なものである。更に、犬はこのポジティブ・ループを進化の過程で獲得した』

ちょっと小難しいですね・・・(^-^;
噛み砕いてみます(モグモグバリバリ・・・)

一般的に動物というのは、目を合わせる行動は”威嚇”のサインとなることはご存じですね?
ところが、人間という動物は変わり者で、むしろ目を合わせる=見つめあうという行動は、威嚇ではなくポジティブなサインになりますよね?
目を合わせない人は、なんとなく信用できませんし、よそよそしい感じがします。

人間のお母さんと赤ちゃんの関係では、見つめあうことで脳からオキシトシンという物質が出ることがわかっています。
このオキシトシンというのは、絆の形成に関与するホルモンといわれていて、お母さんの脳からオキシトシンが分泌されることによって、母乳の出も促進することが知られています。

アタッチメント行動というのは、愛着行動ともいいます。
自分を理解してくれる特定の人に対して特別な愛情を持つもつことで、安心感の関係という言葉に置き換えることもできます。

この”互いに見つめあう”という行為が、飼い主さんと愛犬の間でも、人間同士と同様の意味合いを持ちます。飼い主さんと愛犬が見つめあうことが威嚇のサインになっているとは思えませんよね?
・・・ということは、飼い主さんと愛犬の間にも、人間のお母さんと赤ちゃんの様に、見つめあうことでお互いにオキシトシンが分泌され、愛着や安心感を形成するという、他の動物には見られない特殊なコミュニケーション反応が起きているのでは・・・?!

という仮説を立てたのですね。
(余計に解りづらくなっていませんように ^-^;)

さて、その研究結果は・・・
仮説の通りでした!!

つまり、飼い主さんと愛犬は、見つめあうことにより、お互いにオキシトシンの分泌が促されていることが判ったのです。

相手に見つめられることによりもう一方のオキシトシンも分泌される・・・
オキシトシンが分泌されるから愛おしさが増して、更に相手を見つめ返す・・・

という、第三者からみたら「んもう~勝手にしろ!やってられんぞ!ピイピイ♪」的な見つめあいの応酬がどうにもとまらないわけです。
これが、オキシトシン分泌によるラブラブのポジティブ・ループなわけですよ奥さん!

更に、犬の祖先と言われるオオカミには、この反応は見られませんでした。そもそもオオカミは飼い主さんを見つめるという行為をほとんどしませんでした。

すごいと思いませんか?

人間と犬は、アイコンタクトによるコミュニケーションという意味では、他の動物とはまったく異質の、しかも共通の進化をしてきたことが判ったわけです!

「目っと~目っで~通じ合うぅ~♪ そーゆー仲になりたいわぁ~♪」

ってな歌がありましたが(若い人は知らないかもしれませんねぇ・・・遠い目)
異種でありながら、それができちゃうのは人間と犬だけ!

そりゃ~絆も深まるわけですね(^▽^)

さ、愛犬家のみなさん、今までにも増して、可愛いワンちゃんの目を見つめてあげようではありませんか!
そして、見つめながらたくさん褒めてあげようではありませんか!

※詳しい実験方法などについて、ご興味のある方は、麻布大学のHPにて論文が公開されていますので、そちらをどうぞ。
http://www.azabu-u.ac.jp/files/150417_press.pdf

MAXくん、また遊びにきてくれてありがとう♪
とーーってもよく見つめてくれます❤

ひさびさの晴れ♪お庭でのんびり過ごします

大好きなボールをかじったり・・・
海岸で拾った木の枝をガジガジしたり・・・

ゴロニャ~ンとひっくり返って甘えたり・・・




2017年4月9日日曜日

愛犬を失った悲しみは・・・

以前、このブログで「ペットロスを考える」というテーマについて書きました。
その中で、

【心理評論家の植木理恵氏が「ペットロス症候群の深刻さは、犬は猫の約40倍と言われる」と仰っていた。】

と紹介しましたが、いやもう猫と比較している場合ではないのです!
今回は、興味深いコラムを読みましたので、その内容をかいつまんでご紹介したいと思います。

それによると、愛犬を失った人は、友人を失った時よりもストレスを感じることがあるそうです。

2016年11月に発表された研究では、愛犬を失った飼い主さんは、いないはずの犬が動いているような気がしたり、亡くなった愛犬の息づかいが聞こえたりといった、見間違いや聞き違いを経験する傾向があることも判明しているとのこと。
この現象は愛犬が亡くなった直後に出現し、愛犬との絆が強ければ強いほど生じるようです。

犬を飼ったことがない人からしたら、

「猫と比較して、失った悲しみが大きいのはまあいいとして、友人が亡くなったときよりストレスに感じるって、どんだけ~~~?!理解できーーんっ!」

という感覚なのでしょうが、愛犬家の方たちは、そこまで驚かないのではありませんか?
むしろ、

『うんうん。わかるわかる。そりゃ、当たり前田のクラッカー!』(←ふるっ)

と大きく頷くかもしれませんね。

米国ノックス大学の心理学教授:Frank T. McAndrew氏は、かつてご自身も愛犬を失くされた悲しい過去がありました。
その経験から、愛犬を失うことによって、友人を失くした以上の深い悲しみや強いストレスを感じている多くの愛犬家たちが、

『自分は、ペットを失くしたくらいでこんなにもクヨクヨしているなんて情けない』

といった羞恥心や後ろめたさを払拭できたらいいな・・・という思いから、

【人と飼い犬の間にどれほど強い絆が生まれているのか?】

というテーマの科学研究をされた、素晴らしい方です。

McAndrew氏の研究によると、犬と人間の絆が人間同士の絆よりも強くなる理由は、

『犬が無条件・無批判でポジティブなフィードバックを返してくるため』

だということです。
犬の持つこの性質は、偶然の産物などではなく、長年にわたって意図的に品種改良をされてきたためだといいます。

興味深いのは、MRIで犬の脳をスキャンした研究です。
飼い主に褒められた時の犬の脳は、食事を与えられた時と同程度、またはそれ以上に強い反応を示したのです!
あの!ワンコが大好きなごはんの時間と同じか、それ以上ですよ奥さん!!!

また、犬は人間を認識して、その顔の表情だけで感情を読み取ることができる能力を持ちます。
ですから犬は飼い主の意思や意図を理解して、時に飼い主を助けようとする行動をとったり、飼い主に対して危害を与える人から飼い主を守ろうとしたりもします。

このような犬の健気な性質に対して、人間もまたポジティブな反応を返そうとします。
『しあわせの相互作用』なのですねぇ~~!

犬を見るだけで人は笑顔になるとも言われていて、犬を飼っている人は猫を飼っている人よりも幸福度が高いという研究結果も発表されているほどです。

もうひとつ、面白い研究結果があります。
2016年10月に発表された研究で、

『犬を飼っている家族は、たびたび家族の名前と犬の名前を呼び間違うことが判明。この傾向は、猫を飼っている家族にはほとんど見られず、犬が家族の一員として認識されることを示す研究結果だ』

とされています。つまり、犬を失うことは家族を失うことに近いということが、証明されたわけですね。

家族を失う悲しみ > 友人を失う悲しみ

であれば、なるほどなるほど、納得!ですよね?!


ね!犬ってすごいでしょっ?エヘン!

オジサンに抱かれるオジイサン犬”チロくん”
「そうなんじゃ~ 犬はすごいんじゃよ~~!」

「お馬さんってすごいなぁ~~~はぁと」byなつ