あなたがお散歩していたら、向こうからワンちゃんが寄ってきました。
『あらこんにちは♪ご主人はどこ?見慣れない子ね。どこからきたの?』
近くに飼い主さんの姿は見当たりません。
見たところ、飼い主さんに繋がる手掛かりとなりそうな鑑札や迷子札もありません。
さて困った・・・
こんな時、あなたならどうしますか?
今回は、誰にでもその可能性があるのに、知っていそうで意外と知らない人が多い、
【迷い犬を保護したらどうすべきか?】
というお話をします。
ではまず、
【迷子(人間の)を保護したらどうすべきか?】
だったらどうでしょう?
どうすべきか判らないという人はいませんね?
まずは、すぐ近くに保護者がいないか探してあげるかもしれませんが、さほど時間をかけずに次のようにしますね?
そこがなんらかの施設であれば、スタッフさんに事情を話して対応してもらう。
道端などの屋外であれば、交番や警察に連れて行って対応してもらう。
けれども、迷い犬の場合は、そんなに単純なことではすまないのですね・・・
迷い犬を見つけた、心優しい人は、
『ここで、見て見ぬふりをしたら、あの子は交通事故に遭ってしまうかもしれない』
『放置していたら、近所の子供が噛まれてしまうかもしれない』
『可哀相に!飼い主さんと離れて心細そう・・・なんとかしてあげなくちゃ!』
といった気持ちから保護するわけです。
善意ある人なわけです。
ところが残念ながら現状では、そういった善意ある人々が迷い犬を見つけた後、どうしたらいいか・・・どうするべきなのか・・・となると、そこには人間の迷子ちゃんを見つけた時とは比べ物にならないほどの、とても悩ましい問題がたくさん横たわっているのです。
今回は、いくつかのケース別に考えていきたいと思います。
1)迷い犬を自宅で保護できる。飼い主が見つかれなければそのまま飼える。
2)迷い犬を一時的になら自宅で保護できる。でも終生飼養は難しい。
3)迷い犬を自宅で保護することはできない
大前提として、いずれの場合も、迷い犬を見つけた時に、不用意に近づいたり触ったりするのは大変危険です。無理にひとりで捕まえようとして噛まれたりしては大変ですから、必ず2人以上で対応しましょう。
また、迷い犬がとても人慣れしていて、向こうから近寄ってきて安心して体に触れることができる時以外は、警察に連絡するなどして協力してもらってください。
特に、首輪をしていない犬を制御するのはよほど犬の扱いに慣れていないと難しいです。
もしかするとあなたも明日、迷い犬に出会うかもしれません。
一緒にどうすればよいか、想像力を働かせながらぜひご一緒に考えてみてください。
長くなるので続きはまた次回に・・・
迷子犬ではありません。 エアコン室外機の下に入り込んだボールを取ろうとして 顔を泥だらけにしたボールバカ”ボス”です。 |
お庭でひなたぼっこ。 「あ~~気持ちいい~ なんもやる気しな~~い」 |
ねぇねぇ、何してんの?え?お掃除してんの? お掃除なんかいいからボクと遊ぼうよ! |