今回のお話は、ぜひたくさんの飼い主さんに知っておいていただきたい内容です。
わたしは、この実態を知り、驚きと憤りを感じています。
では順を追ってお話していきましょう。
【おなかを壊したMくん】
●1週間のお泊り
Mくんは、pethotel11!にはもう何度もお泊りしたことがあるトイプーの男の子です。
先日、1週間のお泊り予定の初日に、いつものように車でご自宅にMくんをお迎えに伺ったところ、ご両親は不在で対応に出てくれたのは小学生のお子さんたちでした。
「Mはちょっとお腹を壊しちゃってるんです。」
「でももう、治ってるの~~!」
「でも、荷物の中にお薬が入っているので、ごはんの時に飲ませてもらえますか?」
お子さんたちは お母さんから言いつけられている通りに、キチンと上手に説明してくれました(*^_^*)
本当は、Mくんがお腹を壊している原因について飼い主さんに詳しくお話を伺いたかったのですが、お子さんしかいなかったので仕方ありません。
とりあえずMくんをお預かりしてホテルに戻ってきました。
●原因が判るまでは・・・
わたしたちは、とりあえず連れてきたMくんに、いつものようにpethotel11!の連絡先がついた首輪をつけ、一旦他のワンちゃんたちとは柵で仕切られたエリアにいてもらうことにしました。
わたしたちのペットホテルは、夜眠る時以外はお預かりしているワンちゃんたちをケージに入れずに自由にさせている、いわゆる”ケージレス”です。
いつもなら、Mくんと他の犬たちに挨拶させ、お互いの相性などを見極めるのですが、この時はMくんを他の犬たちと接触させることなく柵で仕切っておいたんですね。
何故なら、わたしたちにはMくんがお腹を壊している原因がまだ判らなかったからです。
お子さんたちは
「もう治ってるの~~」
と教えてくれましたが、オジサンとオバサンはそれを鵜呑みにするワケにはいかないんだよ~~~(^_^;)
Mくんのかかりつけの獣医さんがお薬だけ処方して特に注意事項もなくおうちに返しているくらいですから、いわゆる人獣共通感染症や、他の犬たちに空気感染するような類のものではまずないでしょうってことは想像できました。
それでもなお わたしたたちが恐れていたのは、Mくんが他のワンちゃんたちと一緒の空間で
ピーーーッ♪
とか、
ゲーーーッ♪
とかしてしまって、それを他のワンちゃんが
ペロリッ♪
って舐めちゃうこと・・・(;´Д`)
もしMくんがやっかいな細菌に感染していた場合、たちまち他の犬たちに感染が広がってしまうことになるからです。
そうなればもう、pethotel11!の犬舎は
「細菌の宝石箱や~~~♪」
・・・って、ゆーてる場合か!!
そんなワケで、Mくんを一旦隔離しておいたのですが・・・
挨拶してしまえば、互いの素性がわかって静かになる犬たちも、柵越しに佇んでいる新入りに、なかなかざわめき(ってゆーかワンワンっ!)が収まりません(-_-;)
「まーまー、マテマテ・・・静まらんか~~~い」
などと言いながら、まずはMくんのお母さんに電話で聞き込みをすることにしました。
●原因不明(その1)
聞き込みの結果、判ったことは以下のみでした。
--------------
一昨日、Mが下痢をしたので、かかりつけの病院に連れて行きました。
原因については特に先生から何もお話はなく、お薬をいただきました。
お薬を飲み始めた翌日(昨日)にはもう普通のウンチをしていました。
以降、下痢はしていません。
お薬の内容は、よく解っていません。
(先生を信じて、特に内容を伺っていません)
--------------
要するに・・・お子さんたちが教えてくれた以上の新情報は判明しませんでした。
お子さんたちっ!キミたちは、ちゃんと全ての情報を開示してくれていたんだね!
子どもだからってみくびっていたオジサンとオバサンを許してねっ(;O;)
●原因不明(その2)
Mくんに下痢ピーをさせていた犯人はいまだ不明のままですから、犬たちを隔てているゲートを開放することはできません。
そこで今度は、お薬の袋に書いてある動物病院に電話をして訊いてみることにしました。
わたしたちがペットホテルであること
Mくんを今日からお預かりすること
ケージレスでお預かりするに当たり、Mくんの下痢の原因を知りたいこと
をお伝えすると、何人かいらっしゃる獣医さんの中から担当の獣医さんを電話口に呼んでいただくことができました。
その時交わされた会話の内容は以下の通りです。
--------------
「Mくんの下痢の原因について細菌検査はされましたでしょうか?」
「いいえ、特に検査はしていません」
「すると・・・処方されているお薬の内容は何でしょうか?」
「ええと・・・それは、抗生物質 と 下痢止め と 胃薬 です」
「では、Mくんを他のワンちゃんと一緒にしても大丈夫だと思われますか?」
「原因が判らないのですから一緒にされない方がいいんじゃないですかねぇ~」
「・・・ですよねぇ~(-_-;)」
--------------
●フンガーーーッ!!
「原因が判らないのですから一緒にされない方がいいんじゃないですかねぇ~」
・・・って、モシモシをーーーい?!(ハリセンバーン!)
わたしは、次のセリフをグっと飲み込んで電話を切りました。
そ・・・そこに動物病院の意味はあるんけ~~~~~っ?!
原因も判らず、下痢止めと抗生剤と胃薬を渡すだけなら、次からもうビオフェルミンでも飲ませておいたらいいんちゃうんかーーーいっ?!
ソコんとこ、ちゃんと知りたいから飼い主さんはわざわざ動物病院に連れて行ったんちゃうんか~~~いっ?!
わたしがここまでフンガフンガ血圧を上昇させて怒っているのには理由があって・・・
実はMくんはある持病を持っているワンちゃんだという経緯があるんです。
他のワンちゃんと一緒にしてもいいかどうかの判断材料がほしかったのはモチロン、Mくんの持病についてもとっても心配だったんですね。
なにしろお預かり期間は1週間・・・決して短い期間ではないのですから・・・
そこで、わたしたちはMくんを改めていつもお世話になっている獣医さんに診てもらうことにしました。
長くなるので続きはまた次回にお話させていただきまーす!
<今日のpethotel11!>
Rくん、楽しかったよ♪ またお泊りにおいでね~(^▽^)/ |
時々ザーーっと強い雨が降って 風も強くなってきた・・・ 西の方の人たち、台風大丈夫かなぁ・・・ |
グ~タラグ~タラ・・・ |
「ねぇ~~」 |
「起こしてぇ~~」 自分で起きなさーーい(-_-;) |
「お外行きたーい!」 うん、今なら雨もほとんど降ってないし・・・ |
チャコも起きたし(笑) |
お外行っていいよーー(^▽^) 「キャッホーーウ♪」 |
♪ |
「ちょっと~、見ないで~~」 失礼しました(笑) |
夕方のお散歩は、お天気の様子を見て ちょっぴり早めに出発したよ! |
風がビュービュー! 波も高くなってきたよ。 明日の朝、お散歩行けるかなぁ・・・ |
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