2018年9月20日木曜日

チャコ 倒れる!!②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前回ブログのつづきです。


【一難去ってまた一難】


●診断結果


獣医さんに向かう車の中で、チャコはみるみる普段の様子を取り戻して、


「どーしたの?」


みたいな顔をしてわたしを眺めています。


「アナタがおさんぽ中に突然倒れたんでしょーーーがーーー!!」


獣医さんに着くと、運よく他に待っている人はおらず、すぐに診察室に呼んでいただけました。

(やっぱりツイてる~~~・・・けど、複雑ぅ~~~)


「先生、今おさんぽ中に、チャコが突然動かなくなって・・・そのまま横倒しに倒れて・・・体が硬直して・・・硬直しながらもジーっとこっちを見ていて・・・ウンチやオシッコはふつうにいいのが出ていますし、拾い食いも今日はしていなくって、吐いてもいないみたいなんですぅ~~~~」(←とてつもなくバカっぽいしゃべり方になっていたはず)


先生は「どれどれ~~?」と、チャコの眼圧、粘膜の色、気道などを診て下さり、


「眼圧も、粘膜の色も問題ないね。

呼吸が止まったりはしていなかったってことだね。

それと、拾い食いで何かが喉に詰まったのなら、ありえないくらいヨダレをダラダラ垂らしてもっと苦しそうにしているはず・・・」


「するとやっぱり・・・てんかん?」


「うん、たぶんね」


「はぁあああ・・・(タメイキ)」



●チャコの受難


チャコは、推定年齢5~6才の、おそらくシーズー×ヨーキーMIXの女の子です。

まだわたしたちのところに来て1年経っていません。

元飼い主・・・というか元所有者は、いわゆる繁殖屋

茅ケ崎の河川敷に建てられた小屋の中にいた30匹の犬たち・・・そのうちの1匹がチャコでした。

茅ケ崎保健所の職員さんに仲間と一緒に保護され、その数日後の昨年の10月29日に急遽開催された緊急譲渡会の会場で、わたしたちは出会いました。

劣悪な環境にいたせいでひどい皮膚炎を患い、やってきた当初は被毛も爪も伸び放題・・・頭部以外の毛は脱毛が激しくてスカスカ。

オシリやシッポ、後ろ脚はほぼハゲている状態でした。

投薬と薬用シャンプー、ヒバ油浴や乳酸菌など、懸命に治療に励んだ結果、見違えるように皮膚は健康を取り戻し、今ではシャンプー後に乾かすのが超タイヘンなくらいに被毛が密集しました。

あまりにも毛量が多くてすぐに伸びるため、最近では


「生えそろったのはとっても嬉しいんだけど・・・

刈っても刈ってもすぐボーボー!!

生えすぎだっつーーのっ!!」


なんて罰当たりなボヤきが出ていたくらいです。


けれども、ボヤきながらもわたしたちは、最初の痛々しい状態を知っているだけに、ボーボーのチャコが愛おしくて嬉しくて・・・


「辛い目に遭ってきた分、これからはう~んと幸せな犬生を送らせてあげようね~~!」


と、目を細めていた矢先の出来事でした。


「てんかんかぁ・・・ 神様、もういいんじゃない?もうチャコにイジワルしないでよ。

チャコは十分頑張ったよ?!」


そんな風に神様に毒づきたい気持ちになりました。



●今までどおり


わたしは、その時まで


「てんかんだとしたら、これからチャコは一生お薬を飲み続ける生活になるのだろう」


と思っていたのです。

皮膚炎を克服するために自己免疫を強化しようと乳酸菌を与え、やっと健康になりつつあったチャコの体に、この先ずっと薬物投与を続けることには正直ものすごく抵抗がありました。

皮膚の健康は取り戻したものの、繁殖屋の元での不健康な生活や(おそらく一度も屋外に出ない生活をしていたようです)劣悪な環境・・・そして、何度も出産をさせられていたのか、推定年齢の割にはとても疲れやすく、すぐにグッタリとしてしまうチャコ・・・

発作を抑えるお薬を飲み続けることによって、チャコの身体はどんなダメージを受けてしまうのだろう・・・

肝臓は大丈夫だろうか・・・


そんな風にイヤなことばかり考えてしまうわたしに、獣医さんはこうおっしゃいました。


「今までどおりの生活をつづけていていいよ!今はお薬は必要ない」


「えっ♪♪♪」


「発作が起きたら記録をつけておいてね。

ひどい発作を頻繁に繰り返すようになったらお薬も考えよう。

でも、この程度の軽い発作で、しかも頻度が低ければお薬はむしろ害になるだけだからね。

てんかんは、根本的な治療方法はまだ見つかってないんだよね。

だから薬は単に発作を抑制するだけ。

しかもその薬の目的は・・・発作を月に3回程度に抑えるってことだけなんだよ。

だから、月に3回を超えて発作が起きているのでないなら、お薬を与える必要はないってことなんだよ。」


そーーーだったんだぁ~~~!!(へえへえへえ~~~)


チャコが我が家にやってきてから1年弱・・・チャコが発作を起こしたのは今回が初めてですから、今後急に発作の回数が増えたりしない限りは、今までどおり生活していられるってことなんですね♪



●注意すべきこと


その他に先生からいただいたアドバイスは、次の通りでした。


「発作が起きるとワーーッ!って人間の方がパニックになりがちだけど、決して慌てないこと!

発作が収まるまでとにかく落ち着いて静かに見守って様子を観察して。

よく、気道を確保しなくちゃって思ってアレコレ手を出そうとする飼い主さんがいるけど、発作を起こしている時の噛む力はものすごいんだからね!!

絶対に口をこじ開けようとしたりしないで、とにかく静かに見守って。

きっと時間がとても長く感じるだろうけど、実際の時間は短いから安心して。

身体は硬直していても意識はある子も多いから、飼い主さんが慌てふためくと犬も余計に焦ってしまって、かえって発作が長引いちゃったりするんだよ~」


なるほど・・・チャコも体は金縛りにあったように硬直していましたが、目の焦点はしっかりしていて、


「タスケテェ~~」


というような顔でお料理番を見つめていたそうです。


可愛いチャコのため、いつまた発作が起きても落ち着いて見守ることができるよう、獣医さんのアドバイスを心に留めておくことにします。



それから・・・これは獣医さんのアドバイスではありませんが、いろいろと調べていて


納豆菌がてんかんにいいらしい


という情報を見つけました。

納豆ならば、もし効き目がなくても害はありませんし、乳酸菌と共に与えることで、更に免疫を高める効果も期待できそうです。

そこで、今後はチャコに納豆もあげることにしました~~(^▽^)

※真偽のほどは明らかではありませんので、ご判断は自己責任にてお願いいたします。


菌活だねっ!

女子力高すぎるぞっ チャコ!!





<今日のPetHotel11!>

雨コンコン

ウリくん「お庭で遊びたーい!」

ボス「お庭でボールーー!」

雨が降ってるからダメ!

チーーーン・・・

仕方ない。ガレージで遊ぶか!

イチャイチャ

イチャイチャ

チャコ「やめて!」
ウリくん「・・・・」

ゴロゴロ・・・

ゴロゴロ・・・

ボス・・・ウリくんに冷めた目で
見られてるよ~(-_-;)

雨の中おさんぽしてカーリーヘアーに
なっちゃった(笑)

ボス「ねえチャコ~、おもちゃを独り占めするの
やめてくれない?」
チャコ「いやっ!」

チャコ「だってひとつだけなんて選べないんだもん!」
ボス「・・・汗」

おーーい、モカちゃ~~~~ん!?

モカちゃん「え?なあに?」
さっきからモカちゃんが占領しているそのクッション
Tくんのだよ(;^ω^)

モカちゃん「だって居心地いいんだも~ん」
ナツ「そーだそーだー!」
仲いいねぇ~~(笑)

・・・とか言いながら、珍しくおもちゃに
興味を持ったナツ?!

ブンブンブンブンッ!!!

フッ!やってやったぜいっ!!

(ノД`)・゜・。

そんなみんなを
ただおっとりと眺めるTくん

あはははーー

楽しそうだな~~♪

おーだーやーか~~~(笑)









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