前回のブログで、愛犬が他の人を咬んでしまった時の対応シュミレーションをしてみました。
被害者の方のほとんどは、本当の被害者です。
加害者としては、愛犬がお相手に与えた痛みや恐怖に対して十分に寄り添って謝意を表するのが、人として当然のことです。
ただ、中には残念ながら、こんな悪意のある被害者もいるので、ご自身やご家族を守るため、気を付けてくださいね・・・
という意味で、本日のお話をさせていただきます。
【Pet Hotel 11!のお料理番】
犬の咬傷事故ではないのですが・・・お料理番が以前、実際に体験したことです。
あ、お料理番というのはわたしの相方のことです。
男性ながら、わたしなんかよりずーっとお料理が上手なので、全面的にお任せしております(;'∀')
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【突然の接触事故】
何年も前、まだ三浦海岸に越してくる以前のお話です。
ある日、お料理番が鼻歌まじりにゆっくりと自転車を走らせていると、突然横の茂みから男性が飛び出してきて接触事故を起こしてしまいました。
ある日、お料理番が鼻歌まじりにゆっくりと自転車を走らせていると、突然横の茂みから男性が飛び出してきて接触事故を起こしてしまいました。
『すみません!大丈夫ですか?!警察を呼びましょう』
と、お料理番が必死に引き留めるも、被害男性は
『大丈夫大丈夫。ホントに大丈夫ですから~』
と、爽やかにニコやかに立ち去ってしまいました。
と、お料理番が必死に引き留めるも、被害男性は
『大丈夫大丈夫。ホントに大丈夫ですから~』
と、爽やかにニコやかに立ち去ってしまいました。
お料理番が唯一できたことは、自分の名刺を被害男性に渡すことだけでした。
(被害者にこちらからは連絡が取れないということ)
お料理番はまた、たいした事故ではなかったことに、この時ちょっぴりホっとして、警察への通報をせず自分もその場を立ち去りました。
話を聞いたお庭番(わたしね)は
『ええ?!それ危ないなぁ。大丈夫~?なんで警察呼ばなかったのー!』
お料理番はとても楽観的に
『ええ?!それ危ないなぁ。大丈夫~?なんで警察呼ばなかったのー!』
【いい人そうだったヨ】
お料理番はとても楽観的に
『いや、ものすごくフツーな、とっても感じのいい人だったから、おかしなことは言ってこないと思うよ。それに大体・・・ぶつかったって言ったってホントにチョンっ!って感じだもの。たぶんかすり傷も負ってないヨ!』
と言って笑っていたのでした。
ところが翌日になって、被害男性から一本の電話が入ります。
『あのぅ・・・実はあの後、体に痛みが出てしまいまして・・・病院を受診してるんですが・・・』
あーあ、ホラ見ろホラ見ろ!(お庭番の心の声)
けれどもその段階でもお料理番はまだ、
『いやいや、そんな感じの人じゃなかったから。きっとホントに痛みが出たんだよ』
と言うのでした。
すぐに被害男性がいる病院に菓子折りを持って向かったお料理番。
待合室にいた被害男性を一目見て唖然とします。
たいしてスピードも出さしていなかった自転車と、チョンッと当たっただけだったはずの被害男性は、なんと
首・手・足に包帯グルグル巻きで松葉杖をついたミイラ男のような姿
で現れたのです!!
そして、ミイラ男は相変わらず穏やかな口調でこう言います。(コワイって~)
『すみませんねぇ・・・いやあ、わたしはあまり大事(おおごと)にはしたくないんですけどね。職場の上司がそれじゃダメだと言いましてね。加害者にちゃんと払わせろと言うんですよ。そうしないとわたし、殴られちゃうんで・・・上司に・・・』
コワイって~~~!!
とりあえずその日は、治療費と交通費を全額負担し、診断書をもらって帰宅するお料理番。
さすがにショボくれて
『ちょっと・・・怖くなってきた・・・』
おそいって~~~!!
被害男性はお料理番に、自分の仕事は風俗嬢の送迎だと語ったそうです。
そして、すぐ殴るこわぁい上司がいる・・・
被害男性は決してハッキリとは語らないのですが、聞いた方のお料理番が『ヤ』のつく集団を想像してゾゾゾォ~~っとするのに十分な情報です。
そして、この状態では仕事に穴を空けてしまう。大変困ったことになった。という内容のお話を繰り返しされたのです。
お気楽お料理番といえども、この期に及んでさすがにもうヘラヘラしてはいられなくなったんですねぇ~。
先方は決して具体的な要求をしてこないたため(”誠意”という表現のみ)、こちらからも具体的なことは言わず、
『大変申し訳ございませんでした。今後も誠意をもって対応させていただきます』
ということだけ告げて別れたそうです。
『どーーしよ~~~~っ?!』
泣きそうなお料理番。
『仕事できないって言ってたから治療費以外に収入の補償もしなくちゃだよね・・・はぁ・・・』
『いやいやいやいや、そんなもん、具体的にかかった金額だけじゃなく、”誠意”を請求されてるんだから、言われるままに払ってたら幾らだって際限なくタカられちゃうよ!』
『え~~~~!それは困る! でもなぁ・・・どう考えてもあんな大げさな怪我になるような事故じゃなかったんだけどなぁ・・・』
『だからその場で警察呼ばないとダメだったんでしょ!軽い事故だったかすごい事故だったか、当事者以外に誰も証明する人がいなければ、相手は何とでも言えるでしょ!』
『そーだよねぇ・・・幾らくらい覚悟しないといけないんだろう・・・』
『まずは警察。今からでも事故証明を取って。それから弁護士を手配して。今後は自分でコンタクトを取っちゃだめだよ。あとボイスレコーダー買ってきて!もし先方から何か言ってきたら、すべての会話を録音して!』
『えーー?でも・・・弁護士にもボイレコにも費用もかかるし、そこまで必要かなぁ・・・』
『まだ言うかー?!相手は間違いなくプロだよプロ!素人がなんとかできる問題じゃないよ!』
『嗚呼~~ん ショックぅー!いい人そうだったのになぁ~~~!』
・・・ということで、警察に事故証明を出してもらい、弁護士さんに間に入ってもらってなんとか示談にすることができました。
この件にかかったお料理番の勉強代は・・・
◆被害男性の医療費および病院への交通費(実費)
◆示談金(20万円)
◆弁護士費用(5万円)
でございました。
医療費の実費ですが、具体的な金額は忘れてしまったものの、
お相手が保険に入っていなかったため、すっごく高くつきました( ノД`)
ただ、弁護士さんを間に入れたことにより、今後一切お料理番に接近しないという確約書を取り付けることもできたので、なんとか無事に平穏な日々を取り戻すことができました。
お料理番が被害男性に本当に大怪我を負わせたのであれば、それはもう仕方ないことです。
それどころか、お金には代えられないほどのご迷惑を被害者におかけしたと考えざるを得ません。
けれども・・・事実は違ったわけですから、やはりこの勉強代はあまりにもお料理番にとって痛い出費だったと思います。
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お料理番が警察も呼ばずに相手に言われるままに事故現場を後にしてしまった理由は次のふたつです。
◆相手がいい人そうで、まさかこんなことをするような人には見えなかった。
◆事故が本当にたいしたことなく、相手に外傷も見られなかった。
もし、アナタの愛犬がお散歩中に誰かを軽く咬んでしまったとして、
お相手が
『いえいえ。ホントに大丈夫ですよ~!どうかお気になさらずに~♪』
なーんて言ってくれちゃう、とても感じのいい人だったら・・・
そして、実際たいした傷も負わせていないとアナタ自身も感じたら・・・
アナタは
警察を呼べますか?
強引にでも病院へ行ってもらえますか?
いかにもワルそうなワルはプロではありません。
プロって怖いのよ~~~!!
・・・というお話でした。
ところが翌日になって、被害男性から一本の電話が入ります。
『あのぅ・・・実はあの後、体に痛みが出てしまいまして・・・病院を受診してるんですが・・・』
あーあ、ホラ見ろホラ見ろ!(お庭番の心の声)
けれどもその段階でもお料理番はまだ、
『いやいや、そんな感じの人じゃなかったから。きっとホントに痛みが出たんだよ』
と言うのでした。
【ミイラ男】
すぐに被害男性がいる病院に菓子折りを持って向かったお料理番。
待合室にいた被害男性を一目見て唖然とします。
たいしてスピードも出さしていなかった自転車と、チョンッと当たっただけだったはずの被害男性は、なんと
首・手・足に包帯グルグル巻きで松葉杖をついたミイラ男のような姿
で現れたのです!!
そして、ミイラ男は相変わらず穏やかな口調でこう言います。(コワイって~)
『すみませんねぇ・・・いやあ、わたしはあまり大事(おおごと)にはしたくないんですけどね。職場の上司がそれじゃダメだと言いましてね。加害者にちゃんと払わせろと言うんですよ。そうしないとわたし、殴られちゃうんで・・・上司に・・・』
コワイって~~~!!
とりあえずその日は、治療費と交通費を全額負担し、診断書をもらって帰宅するお料理番。
さすがにショボくれて
『ちょっと・・・怖くなってきた・・・』
おそいって~~~!!
【『ヤ』?】
被害男性はお料理番に、自分の仕事は風俗嬢の送迎だと語ったそうです。
そして、すぐ殴るこわぁい上司がいる・・・
被害男性は決してハッキリとは語らないのですが、聞いた方のお料理番が『ヤ』のつく集団を想像してゾゾゾォ~~っとするのに十分な情報です。
そして、この状態では仕事に穴を空けてしまう。大変困ったことになった。という内容のお話を繰り返しされたのです。
お気楽お料理番といえども、この期に及んでさすがにもうヘラヘラしてはいられなくなったんですねぇ~。
先方は決して具体的な要求をしてこないたため(”誠意”という表現のみ)、こちらからも具体的なことは言わず、
『大変申し訳ございませんでした。今後も誠意をもって対応させていただきます』
ということだけ告げて別れたそうです。
【対策】
『どーーしよ~~~~っ?!』
泣きそうなお料理番。
『仕事できないって言ってたから治療費以外に収入の補償もしなくちゃだよね・・・はぁ・・・』
『いやいやいやいや、そんなもん、具体的にかかった金額だけじゃなく、”誠意”を請求されてるんだから、言われるままに払ってたら幾らだって際限なくタカられちゃうよ!』
『え~~~~!それは困る! でもなぁ・・・どう考えてもあんな大げさな怪我になるような事故じゃなかったんだけどなぁ・・・』
『だからその場で警察呼ばないとダメだったんでしょ!軽い事故だったかすごい事故だったか、当事者以外に誰も証明する人がいなければ、相手は何とでも言えるでしょ!』
『そーだよねぇ・・・幾らくらい覚悟しないといけないんだろう・・・』
『まずは警察。今からでも事故証明を取って。それから弁護士を手配して。今後は自分でコンタクトを取っちゃだめだよ。あとボイスレコーダー買ってきて!もし先方から何か言ってきたら、すべての会話を録音して!』
『えーー?でも・・・弁護士にもボイレコにも費用もかかるし、そこまで必要かなぁ・・・』
『まだ言うかー?!相手は間違いなくプロだよプロ!素人がなんとかできる問題じゃないよ!』
『嗚呼~~ん ショックぅー!いい人そうだったのになぁ~~~!』
・・・ということで、警察に事故証明を出してもらい、弁護士さんに間に入ってもらってなんとか示談にすることができました。
【勉強代】
この件にかかったお料理番の勉強代は・・・
◆被害男性の医療費および病院への交通費(実費)
◆示談金(20万円)
◆弁護士費用(5万円)
でございました。
医療費の実費ですが、具体的な金額は忘れてしまったものの、
お相手が保険に入っていなかったため、すっごく高くつきました( ノД`)
ただ、弁護士さんを間に入れたことにより、今後一切お料理番に接近しないという確約書を取り付けることもできたので、なんとか無事に平穏な日々を取り戻すことができました。
お料理番が被害男性に本当に大怪我を負わせたのであれば、それはもう仕方ないことです。
それどころか、お金には代えられないほどのご迷惑を被害者におかけしたと考えざるを得ません。
けれども・・・事実は違ったわけですから、やはりこの勉強代はあまりにもお料理番にとって痛い出費だったと思います。
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【ポイント】
お料理番が警察も呼ばずに相手に言われるままに事故現場を後にしてしまった理由は次のふたつです。
◆相手がいい人そうで、まさかこんなことをするような人には見えなかった。
◆事故が本当にたいしたことなく、相手に外傷も見られなかった。
もし、アナタの愛犬がお散歩中に誰かを軽く咬んでしまったとして、
お相手が
『いえいえ。ホントに大丈夫ですよ~!どうかお気になさらずに~♪』
なーんて言ってくれちゃう、とても感じのいい人だったら・・・
そして、実際たいした傷も負わせていないとアナタ自身も感じたら・・・
アナタは
警察を呼べますか?
強引にでも病院へ行ってもらえますか?
いかにもワルそうなワルはプロではありません。
プロって怖いのよ~~~!!
・・・というお話でした。
<今日のPet Hotel 11!>
14才のミミちゃんでーす! どうぞヨロシクね♪ |
いつもペロッとしているのがチャームポイントなの♪ |
ワタシのお部屋はココに決まったのよ~! |
あ、チョットなつ・・・ジャマ~~! |
んで、なんでボスは悪い”のび太”みたいな顔になってんの?(笑) |