【ワクチン接種は本当に1年に1回必要か?】
というタイトルで9回にもわたってお話してきたことをまとめると・・・
【愛犬思いのワクチン接種のために】
●ワクチンについて飼い主さんが知っておくべきこと
■ワクチン接種は甲状腺機異常、アレルギー性皮膚炎、外耳炎、膀胱炎、関節炎、てんかん、ガンなどといった自己免疫疾患を誘発する恐れがあり、アナフィラキシーショックで亡くなるという悲しい事例もある。
■感染症の中には感染力が強く命に関わるものもあるため、必要に応じて打つべきだが、上記のような副作用のリスクを最低限にするため、種類を厳選した上で、根拠に基づいた接種回数に抑えるべき。
■日本の現行法律で飼い主さんの義務とされているのは狂犬病ワクチン接種(年1回)のみ。
■任意だが、多くの犬が受けるべきとして推奨されているのは、ジステンパー・パルボ・アデノの3種類。
■上記以外はライフスタイルや居住地域、旅行先などに応じて必要なら接種するもの。
■海外(ペット先進国)では感染症ワクチンの接種は3年に1回が主流。
■WSAVA ワクチネーションガイドライン(2015年 日本語版)では、コアワクチン(狂犬病・ジステンパー・パルボ・アデノ)の成犬になってからの追加接種は3年以上間隔を空け、更に抗体価検査で陰性を示したワクチンのみにするべきだとしている。
上記を踏まえて・・・今日は毒を吐きまくります!(がるるるる~)
【エビデンス・ベースドとは程遠い日本の現状に喝!】
エビデンス・ベースドというのは”根拠に基づいた”という意味ですね。
根拠に基づいて、必要ならワクチンを接種するし、不必要なら接種しない。
あったりまえのことじゃーないですか?!
●製薬会社や獣医師に喝!
なのに・・・我が国日本の現状ときたら・・・まったく根拠のない迷信みたいなものを未だに飼い主さんたちに吹き込んで、毎年接種を奨励している製薬会社や獣医がいっぱいいるわけです。(そう、佃煮にするほど)
こんなにも学術的なデータがたくさん出そろっている現代において、ペットの身体に多大なリスクがあると判っているワクチン接種を、不必要に危機感を煽って飼い主さんに毎年接種を勧めるのは、実に罪深いことだと思っています。
だって・・・
製薬会社や獣医さんたちが、WSAVA ワクチネーションガイドラインを知らないはずがないんです。
『え?なにそれ?知らないよ?』
とスっとぼける専門家がもしいるとしたら、その人たちは・・・
『□□小学校ですが、〇〇くんのお宅ですか?』
『ハイハイ。あらセンセ、何でしょう?』
『今日、〇〇くんはどうしました?2学期の始業式に来ていないんですが・・・?』
『ええ?!今日でした?ぜんぜん知りませんでした~!まだ〇〇は寝てますぅ~』
・・・って、学級通信も読まずにブっこいちゃう〇〇くんのママと同じくらい非常識だと言わざるを得ません。
■毎年接種を勧める専門家の言い分へのツッコミ
ワクチン接種のリスクや、毎年ワクチンを接種することに根拠も意味もないことを十分に知りながら、未だに1年に1回のワクチン接種を勧める専門家の言い分はほとんど同じです。
『最近、飼い主さんから”本当にワクチンを毎年接種する必要はあるのでしょうか?”というご質問を受けます。
きっとWSAVA ワクチネーションガイドラインを読まれたか、海外では3年に1回だという話を聞かれたのだと思います。
確かに感染症ワクチンには何年も有効なものもありますが、抗体が定着しない子もいるため、毎年の接種が安心です。
それに、日本ではレプトスピラのような、ワクチンの持続期間が短い伝染病の流行があることや、ウイルス単体のワクチンが手に入りづらいため、犬の3年に1回のワクチンは実現が難しい状況です。』
だいたいみーんな、こんな感じ・・・
をーーい 山田君!ハリセン持ってきて~!
なにをゆ~~~?!
『抗体が定着しない子もいるため』だあ~?
だったら定着したかしないか、抗体価検査でキッチリ調べたらんかいっ!
『レプトスピラのような持続期間が短い伝染病ウンヌンカンヌン』だあ~?
眠たいこと言ってんじゃないよ!このトンチキ野郎め!
こちとら、レプトスピラのワクチンが半年くらいしか効果が持続しないのは判ってんでいっ!
だったらそういうワクチンだけ単体で半年に1回接種をすればいいでしょーが!
レプトスピラのワクチンは、流通量は少ないながら、ちゃんとあるのは判ってんだじょ!
だいたい・・・レプトスピラ感染症での死亡例はないわけだし、ワクチンにしたって、半年しか効果が持続しないのに今まで1年に1回の接種で大丈夫だったんなら、ほぼ要らないレベルってことなんじゃないんスか?!
■製薬会社に喝!
ワクチン接種のリスクをもっとキチンと飼い主さんに伝える努力をしろーい!
そんでもって、すべてのワクチンをアラカルトメニュー方式にして、単体接種が可能な状態にせーや~!
売るだけ売って儲けまくっておいて、アレルギーやガンで苦しむペットを増やし続けていると、今に天罰が下るんだからねーー!
●国に喝!
■狂犬病に関して
狂犬病は、致死率100%と言われ、人獣共通感染症で人にもうつるため、神経質になるのは解ります。
毎年接種にしても、法律だからわたしたち飼い主は守ります。守ってますよ!
でもねぇ・・・1年に1回の接種義務は、いくらなんでもやりすぎだって、お国もご存じですよねぇ?
それが証拠に、日本への入国時に提示が必要なのは【1年以内の狂犬病ワクチン接種証明】ではなく【狂犬病の抗体価検査結果】じゃーないですか!
しかもその【抗体価検査】の有効期限は2年間ですよね?!
(↑の内容がわかる動物検疫所のサイトはコチラ)
つまり、少なくともお国は、実は狂犬病ワクチンは2年は絶対に有効だと知っているわけじゃーないですか?!
なんで、清浄国の日本国内で飼っている子たちに対して、毎年の接種を強要するんですー?!
虐待レベルだぞーう(ブーブー)
現状、飼い犬で狂犬病ワクチン接種をしているのは全体の50%未満だと言われています。
パンデミックを未然に防ぐには、ワクチン接種の回数よりも接種割合を増やすこと・・・つまり全体の70%以上が抗体を持っている状態を保つこと・・・というのが学術的な常識ではないスか!
だったら、狂犬病のワクチン接種は、 『毎年抗体価値を検査の上、陰性なら接種を義務付け』と言う風にしませんか?
更に、ワクチン接種を無償化して、もっと接種率を上げる努力をせんかーーーっ!!
同様に、コアワクチンについても無償化により、必要最低限の接種をもっとたくさんの飼い主さんが受けられるように努力しろーーいっ!!
■人へのワクチン接種でも・・・
我が国のワクチン接種に関する矛盾は、本当に目を覆うレベルでして・・・
1988年~93年まで実施されていたMMR(三種混合)ワクチン(国産)では、1000人に1人がその副作用によって無菌性髄膜炎を発症するという悲劇を生みました。
無菌性髄膜炎は、それまで数百万人に1人も発症しないとされていたのにです。
更に家庭内二次感染も起きるに至ってやっと接種中止になりました。
海外ではこの日本製のワクチン副作用報告が出てすぐに接種を中止する国が相次ぎましたが、日本では初期の副作用報告を軽視して、ワクチンの在庫がなくなるまで接種が続けられた結果、被害が拡大しました。
この三種混合ワクチン事件については、2003年の大阪地裁判決で、阪大微研会と国、双方の賠償責任を認定しました。
ところが2006年の大阪高裁判決も一審判決をほぼ踏襲したものの、一審後に阪大微研会が賠償全額を支払ったため、損害は填補されたとして国に対する請求を棄却したのです。
結局、国の責任についての最高裁の判断を経ないまま訴訟は終結しました。
そのため国は、現在でも
「判決は認めがたく、謝罪もできない」
として責任を認めていないのです。
なんでしょうか・・・?
「オマエら、もう金受け取っただろ?!だまれ!」
ってことなんでしょーか?
それが、被害を受けた小さいお子さんやその親御さんに対する国の姿勢なんですか・・・
現在も、本件に関する真相究明を求める運動は続いていて、経緯を見守りたいですね!
三種混合ワクチン事件に関して国に出された質問書(最も新しいもの)
それに対する国の答弁書
予防接種法が1994年に改正されて、予防接種は義務接種から任意接種へと変更されました。
理由は・・・義務接種だと行政と製薬会社が予防接種被害の賠償責任を全面的に負わなければなりませんが、任意だとリスクを知って受けた国民側に責任があることになるからですね。
んなこと言ったって、どーせ義務接種の賠償責任だってバックレてるくせに~・・・って思いますよね?!
そのくせ、任意だと言いながら、実体は
◇入学時や就職時に、ワクチン接種証明の提示が求められ、接種履歴がないと接種を強要されるケースが散見される。
例として・・・たとえば こんな感じ
◇ 予防接種を受けさせない母親が虐待呼ばわりされる事例が頻発している。
という現状です。
もちろん、感染症やパンデミックは恐ろしいものですし、ワクチンに一定の予防効果があることは解っています。
でも、
『任意接種にしてるけど、接種しないと入学できなかったりと社会生活が困難かもね~』
『副作用で病気になっても知らないよ。だって自己責任だもんね~』
というのは、あんまりにも国民に対して無責任な逃げ口上じゃーないですか?
感染拡大による甚大な被害が予想される一部の感染症については接種義務とするのもひとつの国策でしょう。
その場合は、ワクチン製剤の安全性を十分に国が検証することと、副作用の被害者に対する補償は速やかに行うという約束と実行が伴うべき!
または、任意接種=自己責任を貫くのであれば、学校法人や企業に対して、接種を拒否する人を排除してはならないと是正勧告をすることや、感染拡大を防ぐためのワクチン以外の手立てを直ちに講じるべき!
どっちかにシッカリハッキリしてよね!!
って思うのはわたしだけでしょーか?
人間のワクチンについても、こんな状態なのですから、ワンちゃんたちのワクチンに対する姿勢があまりに杜撰(ずさん)な現状を打開するのは、わたしたち飼い主が本気で声を挙げていかないと、まだまだま~だ遠い遠い未来のお話になってしまいますね。
声を挙げましょう!
ダダこねまくりましょうよ!
<今日のPet Hotel 11!>
朝のおさんぽで・・・ 美月ちゃん「わあ!キレイ~~~~♪」 ろいろくん「キミの方がキレイだよ・・・」 |
美月ちゃん「またまた~!なーにバカ言ってんだか~」 ろいろくん「いや、ホントホント。これホント」 |
涼しかったので最初はお洋服を着ていたろいろくん・・・ |
諸事情により、この後脱ぐハメに・・・(;'∀') |
初めてのお泊り、よく頑張ったね 美月ちゃん。 また来月、待ってるからね~~(^▽^)/ |
ええ。どうしてもって言うなら、来てあげてもいいわよ~♪ |