2018年4月5日木曜日

問題行動の原因その1【飼い主】②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前回記事からのつづきです。

犬の問題行動の原因を考える際の大前提は次の2つ。


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① 犬には何の落ち度もない。

② 犬が問題行動を起こす原因の多くは飼い主にあるが、原因の全てが飼い主にあるわけではない。


<問題行動の原因>

◇ 飼い主の問題

◇ 犬側の問題(犬にはまったく非がありません)

◇ 飼い主以外のすべての人間の問題
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前回の記事では、問題行動の原因ひとつめ「飼い主の問題」のうち、「しつけ」についてお話しました。


今日は「飼い主の問題」のふたつめ「飼い主の性格」についてです。



【飼い主の問題2 性格】



●噛む・唸る 攻撃性の高い犬



飼い主が愛犬を遺棄する理由のひとつ「問題行動」

その中でも最も深刻な問題行動は、飼い主や他の人を噛む・唸るなどといった高い攻撃性でしょう。

本気で噛みつくようになってしまったワンちゃんは、もはや「飼いにくい」のではなく「飼えない」状態になってしまいます。

米国では、飼い犬が人間を噛む事故が後を絶たず、毎年約450万件の咬傷事故が発生しています。

米国の人口は2017年時点で約325.8百万人。

つまり、72人に1人が犬に噛みつかれていることになりますね・・・(;´Д`)

日本の29000人に1人という割合に比べて恐ろしく高い数値です。

米国は日本に比べて大型の犬を飼っている人が多いことも原因のひとつだと言われています。

確かに日本では小型犬が圧倒的に多いので、飼い主が指を噛まれて少し血が出たくらいのことは「咬傷事故」としてカウントされていない可能性が高いでしょうね。

でも、おんなじことをピットブルがすれば、飼い主の腕の骨がむき出しになるほどの事故になってしまうのかもしれません。


いや・・・にしても72人に1人って、多くな~~~い?!(汗)


そのため、米国では愛犬の攻撃性に関する専門家への相談件数も大変多く、またそれが原因となる飼育放棄も問題になっています。




●攻撃性の高い犬の共通点


米国のサイトでは、咬傷事故を起こしやすい犬種のランキングなどがよく見られるのも、アメリカ人の関心の高さを示しているといえるでしょう。

ちなみに、2016年の噛み犬全米ランキング上位の犬種は、下記のようになっています。


Chihuahua(チワワ)
Bulldog(ブルドッグ)
Pit Bull(ピットブル)
German Shepherd(ジャーマンシェパード)
Australian Shepherd(オーストラリアンシェパード)
Lhasa Apso(ラサアプソ)
Jack Russell Terrier(ジャックラッセルテリア)
Cocker Spaniel(コッカースパニエル)
Bull Terrier(ブルテリア)
Pekingese(ペキニーズ)
Papillion(パピヨン)

Dog Bite Statisticsによる)



チワワ、ラサアプソ、ペキニーズ、パピヨンなんか、愛玩犬で、ぜんっぜん大型犬じゃあありませんね(;'∀')


この”噛み犬ランキング”を見て、共通点を見出すのはちょっと難しい気が・・・


そこで、ペンシルバニア大学の獣医学部のジェームズ・サーペル教授は、攻撃性が高い犬種1000頭についてアンケート調査を実施しました。


その結果・・・犬の年齢、性別、去勢の有無、攻撃性を見せ始めたきっかけなど、様々な観点で共通点を探りましたが、有意な結果を見出すことはできませんでした。




●攻撃性の高い犬の飼い主の共通点


やはり、犬には共通点がない・・・となると、気になるのは攻撃性の高い犬にしてしまった飼い主側の共通点ですよね?

そこで、ジェームス・サーペル教授は、攻撃性の高い犬の飼い主に対して、簡単な性格診断検査を行いました。


すると・・・


攻撃性の高い犬の飼い主には、性格診断結果に、次のような共通点が顕著に出たのです。


・感受性が強すぎる
・混乱しやすい
・感情的に行動する
・恥ずかしがり
・臆病である
・躊躇する
・社会規範に無頓着
・決まり事を守れない
・言うこととやることが矛盾している
・意欲満々
・ひどく興奮しやすい









更に、犬猫の問題行動専門家で、「犬と猫の行動学―問題行動の理論と実際」の著者 ヴァレリー・オーファレル女史も、攻撃性の高い犬の飼い主50人を対象にした調査を行いました。

調査内容は、犬への意識調査・接し方調査・飼い主の性格検査(モーズレイ性格検査テストによる)です。


その結果・・・


オ-ファレル女史は、高い攻撃性を持つ犬の飼い主が、次のふたつのグループに分けられることを発見しました。


--------------

1)犬に感情的に固執する「溺愛グループ」


・犬にのめり込みすぎて、犬が何かすると激しく狼狽し、一気に冷静さを失う傾向がある。

・犬が吠えて要求すれば散歩に連れて行き、犬がボールを持ってくれば遊んでやるといったように、犬の言いなりになる傾向がある。


・犬との付き合い方において、主体性がない飼い主。



溺愛グループの飼い主の殆どが共通して行っている行動は、

・犬と一緒に寝ている
・犬と一緒にごはんを食べている
・犬と一緒にソファに座っている

などでした。



2)犬への態度に一貫性を欠いた「神経症グループ」


・感情の起伏が激しく、犬に対して一貫性のある態度を示していない。


※このタイプの飼い主に飼われている犬は、攻撃性の他にも、

破壊行動・マウンティング・後追い・自傷行為、常同行動

などといった他の異常行動も示していることが多い。

--------------



 



●飼い主側の問題(まとめ)


やはり・・・あらためて、問題行動に関して、ワンちゃんの側にはまったく非がないことがよーく解りましたね。


「可愛い~~♪」


って言って買ってきた愛犬が攻撃的になったからといって、


「このバカ犬!ちっとも言うこときかないんだからっ!」


などと言って捨てる飼い主には、えんりょなく


「バカはそっちだ、ヤ~イヤ~イ!」


と言ってやりましょう(←危険ですから絶対にやめてください)



愛犬が問題行動を起こさないために、飼い主さん自身ができることは、


・命を預かっているという覚悟を持ち、犬について積極的に知るよう心がけて、愛犬とよくコミュニケーションをとりながら必要なしつけをきちんと行う。

・飼い主さん自身が心身ともに健全でいるよう心がけ、愛犬との適度な距離感を持ち、一貫した姿勢で犬と接するようにする。


ということですね。



さて、飼い主さんがこういったことを全てクリアしていれば、愛犬は問題行動を起こさないのでしょうか?



長くなるので、次回につづきます。





<今日のPet Hotel 11!>

朝のおさんぽ♪
畑の用水路を眺めるHちゃんとDくん
仲良しねぇ~(^▽^)

朝のおさんぽ♪
お花を眺めるボスと”なつ”
なかよしねぇ~・・・ん?ボスは食べてるんだっ!
「やめんかーーーーっ!!」

Hちゃん、何見てるのかな?


ああ~、うるさいヘリコプターだね(-_-;)

ンベ~~~ッ!!
いいぞ!Hちゃん(笑)

転げまわったり走り回ったり
今日も元気なDくん
Fくんもお庭遊び大好きだね~!
”なつ”はずっとそのスロープにいるけど
疲れないわけ?(;'∀')



「ね、ママー?ボクいっぱいお散歩してるよ!
ちょっとスリムになったかなぁ?」
・・・そんなことよりお鼻にお花がついてるよ(クスクス)

Hちゃんで~~~す!
初めてお泊りに来ました!ヨロシク~♪

ちょっとビクビクしてるけど、アタシ
頑張ってるの!!ママ、ほめてほめてっ!!

チャコは獣医さんで検査して「心配いらない」って
言ってもらったよ♪
ボスはチャコの枕になってあげてるんだね~
やさしいねぇ~~~・・・

・・・って思ったら、今度はチャコが枕にされてる

ボス・・・アンタって子は・・・(-_-;)







2018年4月4日水曜日

問題行動の原因その1【飼い主】①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前回の記事では、犬の問題行動が飼い主自身が愛犬を捨てる原因のひとつになっていることをおはなししました。


犬の問題行動の原因を考える際の大前提は次の2つ。


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① 犬には何の落ち度もない。

② 犬が問題行動を起こす原因の多くは飼い主にあるが、原因の全てが飼い主にあるわけではない。



<問題行動の原因>


◇ 飼い主の問題

◇ 犬側の問題(犬にはまったく非がありません)

◇ 飼い主以外のすべての人間の問題
-----------



ここからは、まずわたしたち飼い主自身の問題について考えてみたいと思います。


【飼い主の問題1 しつけ】


●正しいしつけってナニ?!


「犬の問題行動は100%飼い主に責任がある」と言い切る人は、かなりの数いらっしゃいます。

そして、そういう人たちが口を揃えて言うのは


「正しいしつけができていないからだ」


ということです。

これは、ある意味正論です。

犬の飼い主さんには、愛犬が他人に迷惑をかけないよう、正しくしつける義務があります。

いわゆる「監督者責任」ですね。

そして、正しくしつけができていれば、飼い主さん自身が手に負えなくなって遺棄するようなことにもならないという考えですね。


けれども、ここで大きな疑問が湧いてきます。


「正しいしつけを知っている飼い主さんって実際どのくらいいるんだろう?」


「そもそも、正しいしつけってなんだろう?」



●正解はひとつではない


犬のしつけやトレーニングに関する書籍やネット上の情報の量は膨大です。

そして、困ったことにそれぞれがまったく違う方法を提唱していたりして、当然どれも「我こそが正解」と言っていますね。

方法論をキッチリ学んだ上で経験を積み、すばらしいトレーナーになっている人がいる一方で、方法論など一切知らないのに、しつけのプロも舌を巻くほどおりこうなワンちゃんを連れたホームレスの人もいます(というかけっこう多い!)


結局のところ、しつけの正解はひとつではないってことです。


ここまで読んで、


「じゃあ一体全体、どうすればいいっていうのよーうっ?!」


と、イライラされている方は、おそらく現在、直したいと思っている愛犬の問題行動があるか、子犬を飼い始めたばかりで、その子を絶対にいい子に育てたいと張り切っている飼い主さんではないでしょうか。

そもそも、既に飼っている愛犬に何の問題も感じていないような飼い主さんは、このテーマに興味を抱かれないかもしれません。



●飼い主さんの心得


わが国では、何の知識も資質もないような人であっても簡単に犬を飼うことができます。

そもそも、そこに大きな問題があるとわたしは考えていますが、今日はソコントコは置いておいて・・・


しつけに迷ったらまず、いきなり方法論を学ぶ前に、誰も教えてくれなかった


「犬を飼うということはどういうことか?」


という基本に立ち返ってみてください。


次の動物愛護読本「犬を飼うってステキです-か?」をぜひ一度、読んでみてください。


犬を飼うってステキです-か?(1/4)
犬を飼うってステキです-か?(2/4)
犬を飼うってステキです-か?(3/4)
犬を飼うってステキです-か?(4/4)


これから犬を飼おうと思っている人向けに作られた内容ではありますが、現在犬を飼っている人にとっても、初心を思い出させてくれる大変いい内容だと思います。

愛犬のしつけで一番たいせつなことは、飼い主である私たちが「あきらめないこと」「投げ出さないこと」だという点は、決して忘れてはならないことですね。



●方法論について


どういうしつけ法、トレーニング方法が正しいのか?

についてはここでは触れません。

分厚い本1冊分ほどの内容になってしまうからです。


飼い主として、ご自身に何かが足りないと感じたり、愛犬の問題行動をどうにかしたいと少しでも感じておられるなら、漫然と日々を過ごすのではなく、行動してください。


知識が足りないと思うなら、インターネットで調べたり、本を読んだり、他の飼い主さんからお話を聞いたり、プロといわれる人に相談したりしてみてください。

ひとつの方法に固執するのではなく、できるだけ多くの情報に”触れる”ようにしてみてください。

そうしているうちに、方法論は確かにそれぞれの主張がまったく違うように見えるけれど、犬についての基本的な考え方に、ある程度の共通点も見出せるでしょう。



●しつけについて学ぶ際のヒント


意見が分かれるところですが、あえて個人的な見解を申し上げるなら、両極端な方法にはリスクが伴うと心得ておいた方がいいと思います。

具体的に言うと、罰してばかりの方法と、褒めてばかりでまったく叱らない方法は、あまりお勧めしません。

人間の子どもを育てる際に、叱ることしかしない育て方や、褒めてばかりの甘やかしがいい方法か?を考えていただければ解りやすいかと思います。

もっと言えば、罰してばかり または 甘やかしてばかりという育て方は、いずれもワンちゃんの尊厳を無視した自己満足に陥りやすい方法なので、うまくいく可能性が低いばかりか、大変な問題犬を育成してしまうリスクが大きいのです。

ワンちゃんは、アナタの奴隷でもなければ、アナタの抱き人形でもありません。

しつけは、個々のワンちゃんの理解度や習熟度を見極めながら行う、究極のコミュニケーションだと考えていただけるといいかと思っています。


●一歩踏み出せば新しい発見が・・・


しつけについての色々な情報に触れているうちに、


「なるほど納得!このやり方をぜひうちの子に試してみたい!」


そう感じるものに出会ったら、ぜひ愛犬と一緒に楽しみながらトライしてみてください。

トライすれば、新たな課題にぶつかるでしょう。

そうなると、もっと知りたいと感じて更に学びたくなるでしょう。

愛犬とアイコンタクトを取りながら学んだことを実践し、試行錯誤するうちに、


「あーそっか、最適なタイミングはこれか!」


と、突然光が見えたり、今まで愛犬がちっともできなかったことができるようになったりするのは、本当にステキな体験です。


愛犬と一緒にチャレンジするその取り組みは、お互いの信頼関係を深める、実に楽しいものになるはずです。



●犬の行動生態学についても学ぼう


しつけの方法論にばかり捕らわてしまうと忘れがちなのが、犬という動物についての知識です。

犬はわたしたちとは違う種の動物ですから、その行動や生態について何も知らなければ適切なコミュニケーションが取れるわけがありませんね。

しつけにつまづいていた人が、犬の生態について何かで読んで知識を得た結果、


「ハッ!!何をやっても直らなかったうちの子の無駄吠えは、実はお散歩が足りていなくてストレスがたまっているのが原因だったんだーーー!!」


みたいな気づきを得ることもアルアルなんですよ。




長くなりました。つづきはまた次回にお話しまーす!





<今日のPet Hotel 11!>

朝の海岸さんぽ♪

Fく~~~ん、みんなが写らないよー!

Fくん「あ、スンマセーン」

やっぱりダックスはボールが好きなのか?

ママー、ちゃんとイイコにしてるよ~!

ウリなんだよ~~ん。
前は仲良しだったのに、最近Dくんのことが
怖くなっちゃったの( ノД`)
Dくんは前みたいに遊びたいだけなんだけど・・・

ウリくん「キャーー助けてぇーーーっ!!」

すると・・・ウリくんを心配したチャコが

タッタッタッタ・・・って来て・・・
Dくんとウリくんの間に入って・・・

「大丈夫だよ!」ってウリくんを


ペロペロしてあげて・・・

「ホラね!ぜんぜん大丈夫~!」って
仰向けになって見せていました。
チャコの社会性ってやっぱりすごい!!

そんなウリくんだけど、あの女帝”なつ”のことは
ぜーーんぜん怖がってなくて(ちっちゃいから)
なつ「やめんかーーーっ!!」
ウリくん「やめなーーーいっ♪」

昨日の朝から元気いっぱいごはんをモリモリ
食べていたチャコですが・・・
つい先ほど、ネンネの前に再び吐いてしまったので
明日の朝一番で病院に行くことになりました。
はぁ・・・ホっとしていただけに落ち込んでいます・・・
早く元気になぁれーー!!







2018年4月3日火曜日

犬の問題行動は誰のせい?②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前回のつづきです。

前回の記事は↓コチラ↓をご覧ください。

「犬の問題行動は誰のせい?①」



【犬はひとつも悪くない!】


一番愛する飼い主さんから捨てられることが、ワンちゃんにとってどんなに酷か・・・というお話をしてきました。

そんなワンちゃんを1頭でも減らすために何ができるかを考えるためには、飼い主が犬を遺棄する理由を知る必要がありますね。


●飼い主が犬を捨てる理由


センターに愛犬を「もう飼えません」と持込む際の、飼い主の言い分・・・つまり飼育放棄する理由には、次のようなものがあります。


・引っ越し(引っ越し先ではペットが飼えない)

・子供が動物アレルギーなので。

・飼い主の高齢、病気、死亡などの理由で面倒がみられなくなった。

・経済的に苦しくなったから。


なるほどなるほど・・・

確かに、人生は何があるかわからないものです。

ペットの寿命は、今や平均で15歳にもなっています。

飼い始める時に、いろいろな可能性を考慮して大丈夫だと思っていたにも関わらず、予想もできない状況に置かれ、不本意ながら手放さざるを得ないことだってあるでしょう。

飼い主さんが置かれた状況によっては、


「このままウチで無理をしてこの子を飼うことによって、愛犬がかえって不幸になってしまう」


というようなつらい決断をせざるを得ないケースもあるかもしれません。


けれども、どんな理由があるにせよ、センターに連れて行けば愛犬がどうなるかは判っているはずですから、せめてご自身で新しい飼い主さんを見つけてあげて欲しいですね。

飼い主さんが急病や急死によって飼えなくなったような特殊なケースを除いて、愛犬を託せる人を見つけようともせずにセンターに持ち込んだり遺棄したりするのは、やはり飼い主としての責任に欠けるとしか思えません・・・

少なくとも、愛犬には何一つ責任がないことだけは確かです。



飼い主がペットをセンターに持ち込む理由を続けます。


・ペットが高齢または病気になって介護が大変だから。

・思ったより臭かったから。

・抜け毛がすごいから。

・もう可愛く思えないから。

・子供が飽きたから。


いろんな理由を並べ立てているけどもさぁ~~・・・

これらの理由の中に、飼育放棄の理由として、納得や共感が得られるものはひとつも見当たりませんね・・・(-_-;)


「おまんらっ!おんなじこと言われてガス室に入れられても文句言ったらあかんぜよ!!」


と、ヨーヨー片手に説教したいような気持ちになります。(←古すぎてわかりませんね)


そもそも、犬を飼う資質のない人が犬を飼えるシステムになっているということでしょう。

そのシステムを許していること自体、広い意味での動物虐待なんでしょうね・・・



そして・・・飼い主が愛犬をセンターに持ち込む理由として、時代を問わず必ず挙げられているものに、


・ペットの問題行動が直らないから。


というものがあります。


●愛犬の問題行動を理由とした遺棄


「飼い主が犬を捨てる理由」は、ほとんどが飼い主側の都合によるものですが、問題行動については、飼い主自身が「ワンちゃん側の落ち度」という風に考えているフシがあります。


「愛情をかけて一生懸命しつけたのに、この子は本当におバカで・・・まったくも~~(タメイキ)」


ということなのでしょうが・・・


さて、では果たしてワンちゃんの問題行動は、本当に「ワンちゃんの落ち度」なのでしょうか?



●飼育放棄の原因になる問題行動


犬の問題行動といわれるものには、次のようなものがあります。


・鳴き声がうるさく近隣から苦情がきた。

・噛みつく(攻撃的で手に負えない)

・トイレの失敗が多く家を汚す。

・留守番ができない。


よくある問題行動は、こんなものでしょうか。


では、このような犬の問題行動はいったい誰のせいで起きると思いますか?



●「100%飼い主の責任」 説


犬の問題行動について、よく


「100%飼い主の責任だ。正しいしつけをしないから問題行動を起こすんだ。」


と言われているのを聞きます。

実際、飼い主さんが愛犬への適切なしつけ方法を学んだり、愛犬への接し方を変えることによって問題行動が改善することが多いのは事実です。


けれども、さまざまな研究から、問題行動が100%飼い主さんの責任だと言うのが、あまりにも乱暴だと言わざるを得ないことが判っています。

では、飼い主さん以外にいったい誰に責任があるというのでしょう?



それを探るために、ここからは犬の問題行動の原因を次のように分類して、それぞれについて考えていきたいと思います。


◇ 飼い主の問題


◇ 犬側の問題(犬にはまったく非がありません)


◇ 飼い主以外のすべての人間の問題



ザックリしてんな~~~~!!(我ながら・・・)


まず、「犬側の問題」について「犬に非がない」としているところに注目していただきたいと思います。

これは、あくまでわたし個人の見解ですが、


「問題行動を起こす犬の中に本犬さんに落ち度がある子は1頭たりともいない」


と考えていることをハッキリ申し上げておきたいのです。



●犬の問題行動を考える大前提


これは大変重要なポイントです。

上記で挙げた


・鳴き声がうるさく近隣から苦情がきた。

・噛みつく(攻撃的で手に負えない)

・トイレの失敗が多く家を汚す。

・留守番ができない。


などの問題行動は、誰にとっての問題行動でしょうか?

すべて、人間にとって都合の悪い行動でしかありませんね。

つまり、これらの行動を問題だと考えているのは人間以外にはいません

人間は、犬をペットにする以上は、人間社会に犬を適応させる責任を負っているということを、絶対に忘れてはならないのです。

適応させることができなければ、それがたとえどんな原因に起因していようが、すべて人間の責任だってことです。

犬というペットに対する監督責任を担っているのは、飼い主はもちろん、犬に関わる人間すべてだということ・・・これを大前提としてお話を進めていきたいと思います。




次回はまず、飼い主の問題についてお話しまーす!




<今日のPet Hotel 11!>

Dくん「Fくん、何して遊ぶ~っ?」
Fくん「え?!ボク、一言も遊ぶなんて言ってないよ」

Fくん「きっとボスが遊んでくれるよ。ねえボスくん?」
・・・無理だよFくん(-_-;)

Fくん「あ!Dくん、誰か来たみたいだよ!
あの子と遊んだら~?」

小さいお客さんMくんがきたよっ!

Dくん「あそぼあそぼっ♪」
Dくん・・・あんまり怖がらせないでね~(;'∀')

「みんな、大騒ぎしちゃって・・・」
Hちゃんはいつものように高みの見物

・・・かと思ったら、”なつ”と一緒に
ガン嗅ぎしとるやんけーーー!!(笑)
Mくん、これに懲りずにまた遊びにきてね~(^▽^)/

夕方のおさんぽが待ちきれない様子だったFくんは・・・
キャラに似合わぬアグレッシブさで
海にどんどん入っていっちゃうのね~(;'∀')

「えへっ!意外でしょ、ボク海大好きなの!」
知らなかったよーーーう!!

ご心配いただいていたチャコの体調不良ですが、
こう見えてゴハンモリモリ元気になっています♪
この”ペチャンコ”は、
「海でもっと遊びたーーい!」
のペチャンコでやんす。紛らわしい・・・(-_-;)






2018年4月2日月曜日

犬の問題行動は誰のせい?①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




【最も残酷な捨てられ方】



●飼い主に捨てられる犬たち


平成28年度の環境省統計資料によると、保健所や愛護センターにおける犬の引取り数は41175頭。

そのうち、所有者不明の犬が36512頭。

残りの4663頭は、飼い主自身が持ち込んだワンちゃんたちでした。

単純計算で毎日12~13頭・・・

ずいぶん減ってきたとはいえ、この数字は愛犬家であるわたしたちにとって、やはりショッキングな数字です。


以前は、飼育できなくなった犬を飼い主が保健所に持ち込んだ場合、行政は必ず引き取らなくてはならないことになっていました。

そのため、「定時定点収集」という、まるでゴミ収集車のようなトラックが巡回してきて、不要なペットを回収していくシステムが全国にありました。

ペットを遺棄したい飼い主は、センターに自分で犬を連れて行く必要すらなかったんですね・・・

※「定時定点収集」は廃止運動を受けて、現在はほとんどの地域でなくなっていますが、今でも一部の地域ではまだ行われています。



●定時定点収集とは


定時定点収集について、9年前のAERAという雑誌で特集された時の記事を一部ご紹介します。

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2009年2月中旬の木曜日、茨城県内のある自治体庁舎の駐車場に、その犬は50歳前後の女性にひかれてやってきた。

名前はベル。8年ほど前、女性の上の子が飼いたいといって拾ってきた、オスの雑種だという。いつもと変わらぬ散歩だと思うのか、茶色いしっぽを振って女性に寄り添うように歩く。だが、その先に待ち受けていたのは「捨て犬収集車」だった。 

隔週の木曜日、決められた時間帯、この駐車場には捨てられる犬とその飼い主が集まってくる。時には行列もできる。茨城県による捨て犬の定時定点収集が行われているからだ。 

つまりこの場所は「犬捨て場」であり、この日、この時間が「燃えるゴミの日」ならぬ「捨て犬の日」なのだ。 

定時定点収集とは、自治体が犬猫を捨てていい場所と日時を定め、それにあわせて飼い主が捨てに来る犬猫を、収集車が巡回して集める制度のこと。茨城県の場合、42カ所の「捨て犬場」があり、捨て犬が多い地域では隔週、それ以外は月に1度、「捨て犬の日」が設けられている。

収集車の荷台から保管用のケージが降ろされ、女性がベルをそのなかに入れようとする。異変を感じたのかベルは抵抗するが、収集業者の男性と2人がかりで押し込まれた。 

なぜ8年も一緒に暮らしたのに、捨てに来たのか。 

「連れて来たくなかったのですが、家族を噛むんでどうしようもないんです」 

そう説明し、女性は立ち去っていった。その後ろ姿を、ベルはケージのなかで静かにお座りをし、しばらく見つめていた。 

女性の家ではもう1匹、2歳のラブラドルレトリバーを飼っているという。下の子がどうしても飼いたいといい、ペットショップで購入してきた。この翌日、殺処分されることになるベルとは大きく明暗が分かれた。 

(AERA 2009年4月13日号掲載)
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●法改正で飼い主による遺棄は減ったのか?


2012年に改正され、2013年から施行された動物愛護管理法では、飼い主の「終生飼養」が初めて法律で義務化され、センターは終生飼養の原則に反する飼い主による持込については拒否できることになりました。

2018年度にセンターで引取った犬のうち、11%が「飼い主から」で、残りの89%は「所有者不明」です。

けれども、この「所有者不明」の犬たちの中には、行政によって引取りを拒否された犬たちが含まれていると言われています。

実際、「もう飼えない」と考えた飼い主が、センターに拒否されたからといって、「わかりました」と捨てようとした子を適正に可愛がるようになるかというと、残念ながら現実的にその可能性は低いと考えるべきでしょう。

センターに引取りを拒否されたり、回収車に収集してもらえなくなった犬たちは、山に捨てられたり、「引取り屋」と呼ばれる闇業者によって引き取られると言われていて、このことがかえって実態を見えにくくしているという意見もありますが、今回のテーマとはずれちゃいますから、ここでは詳しくお話しません。


●どうすれば不幸な犬を減らせるのか?


前回のブログでお話したように、犬は特定の人間を信頼できるかどうかを自分の経験を踏まえて判断するほどの社会的認知能力とコミュニケーション能力のある生き物です。

その犬たちが、世界で一番愛する飼い主さんに捨てられる(捨てられた)ことを知った時、一体どのような気持ちになるのかを想像すると、胸がつぶれるような思いがして、


「どうすれば飼い主に遺棄させる犬を1頭でも減らすことができるんだろう?」


と考えずにはいられません。


このブログで何度も取り上げているように、人間によって生み出され、人間によってゴミのように捨てられる犬たちを減らすことは、一方向のアプローチではとてもできることではありません。


・繁殖~小売りというペット業界の流通システムの問題

・飼い主のモラルや知識の低さの問題

・法律の抜け穴の問題


などなど、多くの問題が山積みで、どこから手を付ければいいのかわからないくらいです。


今回は特に、飼い主の飼育放棄にスポットを当てて考えていきますが、それはあくまで不幸な犬たちを生み出している原因のごく一部にすぎないことをお断りしておきます。



長くなるので、つづきはまた次回にお話しします。




<今日のPet Hotel 11!>

Dくん、いいお顔♪
もう葉桜だねぇ~~

ボスとなつは元気いっぱいだけど・・・

チャコは昨日からちょっと体調不良ですぅ~

おさんぽでも最初は張り切ってたけどペチャンコに・・・
このあと離脱しておうちに帰りました。

Hちゃんが心配そうに見送ってくれました。
ありがとうね~~(^▽^)/

なつはみんなより高い場所が大好き。
なつのお立ち台にするために切り株拾ってきたんじゃ
ないんだけどね・・・

安心してください。生きてますヨ!

夕方になってやってきたFくん。
久しぶりにみたら、
ずいぶんふくよかになってるねぇ(笑)
明日からいっぱい歩こうね~~!
「え~~やだぁ~~~!」








2018年4月1日日曜日

犬は嘘をつく人を信用しなくなるのか?②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





エイプリルフールにふさわしい話題をお届けしております(笑)


前回のブログをお読みでない方はチンプンカンプンになると思われるので、まずコチラ↓からお読みください。


犬は嘘をつく人を信用しなくなるのか?①



【嘘つきは犬の信用も失うのか?】



●実験1の結果をどう見るか


ちょっとここで、実験1の結果を振り返ってみましょう。


<1-1>でAさんが指した方の容器に向かった犬は、Aさんに従った結果 オヤツを食べられたんですから、その時点ではAさんを信用していたはずですね。

ところが<1-2>でAさんはわざと空っぽの方の容器を指したので、犬はAさんに対して不信感を感じた可能性がありますね。

そのため<1-3>ではAさんが指したのとは反対の方の容器に向かった・・・


こういう推論が成り立ちます。

でも、この実験だけではまだこの推論を立証するには足りません


なぜならば、<1-3>92%もの犬たちが、Aさんが指した方とは反対の容器に向かったのは、単にその直前に行った<1-2>の結果を学習しただけかもしれないからです。


要するに、この時点で考えられる可能性はふたつ。


①犬がAさんを信用できない人物だと判断した。

②犬が「実験者が指した方と反対の容器にオヤツがある」と学習した。


このどちらなのか?を見極める必要があります。

実験者って本当に大変ですねぇ~~!

そこで、研究チームはもうひとつ、別パターンで実験を行いました。



●犬は嘘をつく人を信用しなくなるのか?②




◇実験2


実験1とは別の26頭のワンちゃんで実験します。

実験1の影響が出てしまわないようにするためですね)


<2-1>(<1-1>と同じことをします)

人間Aさんが 犬に対して2つの容器を見せます。

(匂いがもれず、中も見えない容器)

容器の片方にだけオヤツが入っています。

どちらにオヤツが入っているか、犬は知りません。

人間Aさんはオヤツの入った方の容器を犬に指して、そちらに行くように指示します。

犬はAさんの指示通りにすればオヤツが食べられます。


<2-2>(<1-2>と同じことをします)

人間Aさんが また犬に対して2つの容器を見せ、犬が見ている前で片方にオヤツを入れます。

人間Aさんは、犬に空っぽの方の容器を指して、そちらに行くように指示します。

(こっちだよ!って嘘をついて見せるんですね)

犬はAさんの指示通りにするとオヤツが食べられません。

(Aさんに騙されちゃうことになりますね)


<2-3>(ここが<1-3>と違います)

ここで、実験者を交代させます。

つまり、さきほど犬を騙したAさんではなくBさんが登場して、犬に対して2つの容器を見せます。

容器の片方にだけオヤツが入っています。

どちらにオヤツが入っているか、犬は知りません。

人間Bさんはオヤツの入った方の容器を犬に指して、そちらに行くように指示します。


さて・・・犬は果たしてどうすると思いますか?


なんと、ほとんどの犬が人間Bさんの指した容器に向かって、ちゃんとオヤツをゲットできました♪

指示したのがもしも人間Aさんだったら、実験1の結果と同じくほとんどの子がAさんが指したのとは反対の容器に向かったことでしょう!


犬たちは、直前の実験で学習したことを頼りに行動していたのではなく、明らかに指示を出す人によって対応を変えることが判明したことになりますね。



●実験結果から判ったこと


この実験から、犬は


① 嘘をつかれたということが認識できる。

② 嘘をついた人間の事を憶えている。

③ 嘘をついた人間はまた嘘をつくだろうということを予測できる。

④ 自分に嘘をついた人から受け取る情報を信用するかしないか、今後のその人との関わり方をどうするかを判断している。


つまり、


「犬は特定の人間を信頼できるかどうかを、自らの経験を踏まえて判断する」


ということが判ったというワケですね。


犬の社会的な知能が、とっても高度だということが改めて確認できましたね~!

犬に嘘をついたりするのは信頼関係を崩す可能性があるので絶対にやめた方がいいってことです。



●知らず知らずのうちに嘘をついているかも?


このブログをお読みくださっている愛犬家の方の多くは


「当たり前でしょ!純粋な犬に嘘をつくなんてこと、するわけがない!」


とおっしゃるでしょう。

もちろん、悪意を持って愛犬を騙してやろうとする人はあまりいないでしょう。

けれども、わたしはこの実験結果を知って気を付けなくては・・・と思ったことがあります。

それは、


「わたしたちは日常的に何気なく、自分でも気づかないうちに、愛犬から見たら『騙された』と感じるようなことをしてはいないだろうか?」


ってことです。


たとえば、次のようなことをしていることはありませんか?



◇愛犬が病院を嫌がるので、「ドッグランに行くよー!」などと言って車に乗せ、ドッグランには連れて行かない。


◇呼び戻してもぜんぜん帰ってこないので「ごはんだよー!」と呼んで、ごはんはあげない。


◇帰宅したら愛犬がゴミ箱をひっくりかえしていたことを叱ろうとするも、愛犬が殺気を感じて逃げたので、「おいで~!」と優しく呼び、その指示に従ってやってきた愛犬を叱った。
(犬から見ると・・・指示に従ったのになぜか叱られた?!ってことになる)


◇ボールやフリスビーで遊んであげている時に、投げるフリをして実際は投げず、騙されて追いかけた愛犬の姿が可愛いので笑った。


◇犬に対して決めたルールを家族の誰かが守っていない。
(たとえば・・・禁止されていたソファーにパパが乗せてくれたので、もういいことになったのかな~と思ってソファーに乗っていたらママにこっぴどく叱られた)



愛犬が、トレーナーさんや他の家族の指示はきくのに、アナタの指示だけはきかない・・・という方は、「下に見られている」可能性以外にも、「信用できないヤツと思われている」可能性も疑ってみた方がいいかもしれませんね。

もしかすると日ごろから愛犬をからかって遊んでいたりしませんか~~~~?



●信頼に対する考え方


この実験結果を受けて、もうひとつ感じたことがあります。

実験では、たった1度嘘をつかれただけで、犬はもうその人の指示とは正反対の行動をしましたよね?


「信頼を築くには根気強く誠実に付き合う必要があるけれど、信頼を失ってしまうのはほんの一瞬」


このことが当てはまるのは相手が人間でも犬でも一緒なんだな~・・・


そう感じました。

もちろんワンちゃんは飼い主さんが大好きですから、ほんの些細なことで日ごろの信頼関係が全面的に崩壊してしまうようなことはないと思います。

でも、裏切られたと感じているとしたらワンちゃんが可哀想ですから、やっぱり気を付けたいですね~!




高岡さん率いる研究チームの論文(抜粋)はコチラに掲載されています。
(全文を読むのは有料です)




<今日のPet Hotel 11!>

朝のおさんぽで・・・後ろから来るオジサンが
気になって気になって仕方ないNちゃん
・・・風太くんか?!

ん?呼んだ~?


久しぶりにCちゃんが遊びにきてくれたよ!
ルンルンで遊びました♪

新しいお友達の登場にNちゃんもルンルン♪

Cちゃんは体の大きなNちゃんのことを
ちょっぴり怖いみたい(;^_^A

SくんとRちゃん
遠慮なく嗅ぐねぇ~~~・・・(-_-;)

女の子同士でチュッ♡

よーし!ボクたちだって~!
男の子同士でチュッ♡

Sくん「じゃ、今度は男の子と女の子で・・・」
Cちゃん「絶対しないから~~~~!!」
(;'∀')

お腹を壊して隔離されているチャコを心配してくれる
風太くん Nちゃん。ありがとうね~~!

Sくんのお鼻にお花♪

Rちゃん、アラお水に花びら・・・風流だねぇ~!