すぐにお巡りさんたちが捜索。深夜に兵庫県警の警察犬2匹が出動しました。
そのうちの1匹=グライフ号は、靴下に残った男児の臭いを頼りに、なんと捜索開始からおよそ10分で、神社の境内で寝袋にくるまって眠っている男の子を発見したといいます!
ご家族による感謝が大きかったため、グライフ号は表彰されることになって、署員約75人が集まる朝礼の場でお手柄を讃えられました。
男性指導員は「たくさん褒めてあげたい」と目を細めたそうです。
この寒空の下、運が悪ければ凍え死んでしまったかもしれない男の子を、グライフ号が見事に救ったのですね!!
本当にいっぱい褒めてあげて~~~~と思いました。
このように人間のために役に立つ仕事をする訓練を受けた犬を使役犬といいます。
今日は、グライフくん(グライフ号って呼び方はなんだかあまり好きではないのでこう呼ばせていただきます)のような警察犬についてご紹介したいと思います。
「警察犬」には、各都道府県の警察が直接飼育・訓練している「直轄警察犬」と、一般の人が飼育・訓練して、審査にで合格した「嘱託警察犬」がいます。
現在、日本ではおよそ150頭の「直轄警察犬」とおよそ1300頭の「嘱託警察犬」が活躍しています
日本警察犬協会が指定している「警察犬」の犬種は7種類
【ジャーマン・シェパード】
1880年代にドイツ山岳地方にいた牧羊犬を、軍用犬として開発した犬種です。
現在、様々な国において、「警察犬」として一番たくさん採用されています。
【ドーベルマン 】
1870年代、ドイツのカール・ルイス・ドーベルマンという人が、ロットワイラー、ジャーマン・ピンシャー、ワイマラナー、イングリッシュ・グレイハウンド、マンチェスター・テリアを交配させて生まれた犬種です。
“犬のサラブレット”と呼ばれていて、多くの国が主に軍用犬や警察犬として採用しています。
【エアデール・テリア】
1800年代に、英国のヨークシャーで、労働者たちがオールド・イングリッシュ・ブロークンヘアード・テリアとオッター・ハウンドを交配させた犬種です。
“テリアの王様”といわれていて、イギリスやカナダで昔から軍用犬や警察犬として活躍しています。
【コリー 】
英国のスコットランド地方が原産の犬種です。
ある年代以上の方々は、『コリーといえば”名犬ラッシー”』が頭に浮かぶことでしょう。日本では、1958年に「警察犬」に指定されました。
【ボクサー】
1850年代に、ドイツやオランダで狩猟犬として活躍していたブレンバイサーという犬種に、他の地方の犬を交配させた犬種といわれています。
【ラブラドール・レトリバー】
カナダのニューファンドランド島が原産といわれている犬種です。もともと狩猟犬の中でも、獲物を回収(リトリーブ Retrieveする犬)でした。
今では補助犬や警察犬などの使役犬として、世界中で最も活躍している犬種です。
日本では1984年から警察犬に指定されています。
【ゴールデン・レトリバー】
19世紀後半の英国で、フラットコーテッド・レトリバーとトゥイード・ウォーター・スパニエル(今はもう絶滅してしまった犬種)を交配した犬種です。ラブラドール・レトリバーと同じように、もとは獲物を回収する狩猟犬でした。今では補助犬や警察犬として活躍中です。日本では1992年から警察犬に指定されています。
嘱託警察犬の中には、上記の指定犬種以外の犬もいます。
小型犬の警察犬は、あまり想像がつかないかもしれませんが、日本ではじめて警察犬として認められた小型犬は、ミニチュア・シュナウザーでした。
そのほかにも、ロングコート・チワワや柴犬も、嘱託警察犬として登録されています。
古くから使役犬として私たち人間の役にたってきた犬種は、そもそも
お仕事が大好き!
という特徴があります。いえ、お仕事が大好き!というよりもむしろ、お仕事しないとストレスがたまる・・・と言った方がいいかもしれません。
ですから、レトリバーなどの犬種の飼い主さんは、
「私たちのために使うなんて、この子が可哀相!」
などと考えずに、ぜひたくさんお仕事させてあげて下さい。
実際にお仕事でなくても、ボールなどを投げて取ってこさせる遊びなどでもいいんですよ。
なぜ”ハルちゃん”がこんなにハデハデな恰好をしているかというと・・・
寒がりの”ハルちゃん”に”なつ”のダウンを貸してあげたのですが、ブカブカですぐに前脚が抜けてしまうため、マナーバンドをお腹に巻いてみたら、うまい具合いったからで~す!
おまけに暖かそう♪
マナーバンドじゃないのよ!腹巻なのよっ!
”ハルちゃん”は海岸が気に入ったみたいですが・・・ |
海はちょっと怖いので波打ち際には近づきたくない。 一方、”ボス”はこの寒いのに海にガンガンいきたいタイプ。 そのボスをすごい勢いで叱っているのが女帝”なつ”様 |