2017年3月15日水曜日

ワンコをお散歩に連れて行って!!②

『ワンコをお散歩に連れて行って!!①』で、

--------
あまりお散歩させていないワンちゃんは、例えば、無駄吠えだったり、分離不安だったり、社会性がなく、他の人や犬に過剰に反応するなどの問題行動を起こしやすい・・・といったこと以外にも、ちょっとした問題があります。
--------

と書きました。
問題行動は、どちらかというと人間側が困る問題です。
けれども、その困った問題行動の原因の多くはストレスです。
このストレスは、ワンちゃんの健康にも当然影響を与えるはずです。
第一、小さなことにいちいち怯えたり過敏に反応している生活なんて、ワンちゃん自身の犬生が楽しくなくなってしまいますね。

ストレス以外にも、筋肉が衰えて、年齢を重ねると共に足腰の不調に陥りやすくなる可能性も上がるでしょう。
肉球が鍛えられず傷つきやすくなったりすることも考えられます。
犬は裸足で歩くんですからね?
猫の肉球は、クッションの役割ですが、犬の肉球はスパイクの役割です。つまり、猫のようにヒラリと高いところから音もなく降り立つことはできない代わりに、急ブレーキをかけたり、走る時に力強く地面を蹴り出す時の滑り止めになるものです。
ですから、猫の肉球に比べて、分厚くて硬くて強いはずなのです。
けれども、お散歩が極端に足りていないワンちゃんの肉球は、まるで猫ちゃんの肉球のようにフワフワで柔らかく、薄いんです。
人間が見て気づかないような小さなガラスの破片やとがった小石、舗装の荒いアスファルトなどで、踏ん張ったりブレーキをかけようとして簡単に傷ついてしまうかもしれません。

それから、実際にうちにやってくるワンちゃんで、お散歩が足りていない子は、爪が伸びている確率がとても高いです。
爪が伸びてたっていいじゃないの?と思われるかもしれませんが、ワンちゃんの爪は指の上のところから、地面に向かって曲がって伸びていきます。
そして、人間の爪のように薄い形状ではなく、爪切りでカットすると切り口は丸にちかい楕円形です。ですから、とても丈夫で強いんですね。
その丈夫な爪が、かぎ針のように曲がった形で伸びすぎると・・・
何かに引っかかった時に爪が根本から折れてしまったり剥がれたりして大変危険です。
頑丈な分、そうなった場合のワンちゃんの負う痛手や出血は相当のものになります。(書いていてもう痛くて鳥肌がたっている)

更に、爪がひどく伸びてしまうと、曲がって伸び続けるために、ワンちゃん自身の肉球に食い込んで・・・(ああ~~~もう書きたくな~~い!!)

刺さりますΣ( ̄ロ ̄lll)(ギャァァァァ~~~~書いちゃった)

「お散歩なんかで削れなくても、爪なら定期的にトリミングに連れて行って切ってもらっているから大丈夫です」

と仰るかもしれません。
けれども、そういったワンちゃんが、トリミングでどんな目に遭っているかご存じでしょうか?

お散歩をたくさんしているワンちゃんの爪は、自然に削れているために、そもそもあまりカットする必要がないくらいなのですが、ある程度は伸びているのでやはりトリマーさんに爪切りで切ってもらうことになります。
爪中心部には、血管と神経が通っています。
お散歩で自然に削れている爪の場合、この血管と神経は先の方まではきていません。
散歩のし過ぎで爪の先から出血するということはないわけですね。

ところがっ!あまりお散歩をしていないワンちゃんの爪の血管と神経は、爪の先の方まで伸びてきてしまうんです。
そうすると、トリマーさんにが適切な長さ(床に爪が当たって滑らない。また何かにひっかかって折れたりしない長さ)にカットする際に、かなりの高い確率で、血管と神経をちょん切らなくてはならなくなります。
その時、爪の切り口の断面中央部からは当然出血し、ワンちゃんはとても痛がって

キャイイイイイーーーーーーンッ!!

と鳴き声をあげます。

当然です。血管と一緒に神経も切っているのですから・・・(ウウゥ・・・痛いよイタイヨ~)

トリマーさんは、そんなワンちゃんにはもう慣れっこになっていますから、粛々と止血剤を爪につけて圧迫止血しながら16本(狼爪のある子は18本)
※稀に、後ろ足にも狼爪のある子はいます。

キャイイイイイーーーーーーンッ!!

と鳴いて暴れるワンコを押さえつけながら作業を続けていくのです。(*´Д`)ハァハァ痛いよぅ~

そんな可哀相な思いをさせているとも知らず
(トリマーさんの多くは、いちいち出血したなどと言いません)

「まぁ、きれいになってよかったねぇ~~♪」

とワンちゃんを引き取り、バギーに乗せて帰っていく飼い主さんを見送りながら、

「ああやって歩かせないからまた次回も爪が伸びまくって出血必至の状態で連れてくるんだな・・・可哀相だなぁ・・・」

と、トリマーさんたちは思っているわけです。
可愛い我が子にそんな苦痛を味わわせていーんですかっ?!


※お散歩をしていても、体が小さかったり、歩き方によっては爪が削れにくい子もいます。

※狼爪は、地面につかない場所にあるため、お散歩でも削れませんから、お散歩が足りていてもやすりで削ってあげたり切ってあげる必要があります。


※背骨に疾患があるなどの理由で、足を引き摺るような歩き方をするワンちゃんの中には、アスファルトのような摩擦の大きな場所を長く歩かせると、爪が削れ過ぎて出血してしまうこともあるようです。


想像しすぎて爪が痛くなってきたので、続きは次回にします。

モカちゃんも、爪切りとシャンプーを終えてフワフワ♪
よく頑張りました!!えらいね!




さて・・・気分を変えて、本日、雨もあがり、久々に楽しいたのしい海岸のワンチ拾いをしてきました♪

いつもと同じく、片道2km。
本日の三浦海岸は、冷たい強風が吹きつけていて、過酷だった割には収穫はあまりありませんでした。
落とし物が少ないのは本来喜ぶべきことなのですが、少ない理由は、どうやら風で飛ばされてしまった + 海岸から巻き上げられた砂によって覆い隠されてしまった・・・というのが実際のようでした。

というわけで、本日の収穫は。。。


およそ1㎏でした~!(ザンッ♪)