にも拘わらず、
「うちの子はお散歩が嫌いなんです」
と仰る飼い主さんがけっこういらっしゃるのは何故か?
お散歩が嫌いではないのにお散歩に行きたがらない・・・または少し歩くとボイコットすることについて、以前、考えられる理由をいくつか挙げました。
そのひとつひとつについて、どのようにその原因を取り除いてあげたらよいかを書いていきたいと思います。
● 老齢だったり、健康上の問題(足や腰が痛いなど)があって歩くのが苦痛
この場合は、無理にお散歩に引っ張り出す必要はありません。
かかりつけの獣医さんとよくご相談の上、気分転換やリハビリを目的としたお散歩をした方がよいということであれば、お外に連れ出してあげるのは良いことでしょう。
けれども、本犬さんがとても嫌がるのであれば、それを強要するのは酷だと言わざるを得ませんね。
● 以前、お散歩中に怖い目に遭ったことがトラウマになっている
● 雑踏や車の音、お散歩中に出会う他のワンちゃんが苦手
こういった場合は、無理矢理連れて行って、ますます怖がらせてしまわないように、注意深く様子を見ながら『何が苦手なのか?』を見極めてあげてください。
車通りや人通りの少ない緑地などで、短い距離からはじめて、
『お散歩は楽しいな♪思ったほど怖くないな』
とワンちゃんが感じ始めた様子が見えたら、徐々に他の場所にも連れて行きます。
このとき、絶対にやってはいけないのは・・・
●ワンちゃんの怯えた様子を見て、飼い主さんが抱き上げてしまうこと。
●怯えているワンちゃんを撫でたり、ヨシヨシしたりすること。
これをやってしまうと、怯えている状態をリーダー(飼い主さん)が肯定したとワンちゃんが受け取ります。
子供のころを思い出してください。
転んでちょこっと擦りむいて、たいして痛くもなかったけれど、お母さんが駆け寄ってきて優しく抱っこしてくれたり、
「まぁまぁ大変!大丈夫?イタイのイタイの遠ぉ~~いお山へ飛んでけぇ~♪」
と猫なで声でやってくれるのが嬉しくて、必要以上に痛がってみせたことはありませんか? え?いまだにやっている?! ハハ・・・ハハハハ・・・(^-^;)
犬だってそれやっちゃいます。
愛犬が怯えていても、毅然としたリーダーの姿勢を崩さず、
「大丈夫よ。私がついているから!安心してついてきなさい!」(キリリッ!!)
という態度を示してください。
頼れるリーダーさんと一緒なら、何も怖くなんかないんだ!!勇気リンリンだっ!・・・とわかったとき、今まで怯えていたのがウソのように、嬉々としてグングン歩き出すワンちゃんを何度も見てきました。
うまくいけば、1日で見違えるほどお散歩好きのワンちゃんになります。
※時間のかかる子もいます。思ったようにならないからと焦ったりイライラしたりするのもやめてあげてくださいね~。
そんな器の小さなリーダー、人間だってイヤですよね?
長くなるので、続きは次回とします。
今日は【パピコの日】? 偶然にも別々なおうちからパピヨン×2がお泊りにきてくれています。 2ワンとも、お散歩大好きでした♪ |
キリリとした男前 8才の”クリンくん” |
2回目のお預かり。美犬さんの”チョコちゃん”1才 |