2017年3月7日火曜日

愛犬を思う気持ち

昨日から1週間の予定でお預かりしている1歳3ヵ月のチワワ”ハルちゃん”
前回のブログにも書いたように、今回がお泊り初体験の小さな小さなワンちゃんです。
初めてのお泊りで、いきなり1週間ですから、飼い主さんはとても心配そうでした。

そこで、私はご予約いただく段階で、こう申し上げました。

「もしどうしてもご心配でしたら、途中でいつでも”ハルちゃん”の様子を見に来ていただいていいですよ」

幸い、飼い主さんは、何かあればすぐにお越しいただけるほど近くのホテルにて合宿研修でした。

昨日も、

「途中で時間を見つけて”ハル”の様子を見に来ます」
「どうぞどうぞ~!」

という会話があってのお預かりでした。

そして本日、実際に”ハルちゃん”の飼い主さんからお電話があり、

「今から伺いたいのですが・・・」

ということでした。

けれども私は悩みました。

昨日、飼い主さんが帰られた後、

「ここはどこ?」「ママはどこへいったの?」「ワタシはこれからどうなるの?」「この人たちとこのワンコたちは誰?」

という不安と心細さでブルブル震えていた”ハルちゃん”
それが、前回のブログにも書いたような経過をたどって、今とても良い感じに環境に慣れ、他のワンたちとも仲良くできていたところだったからです。

ワンコの性格によっては、初めてのお泊りでもぜーんぜんケロリとして、すぐに楽しそうにその場に馴染んでしまう子もいるのですが、”ハルちゃん”はナイーブさんでした。

今、飼い主さんがやってきて、束の間の再会を果たしたとしたら・・・
”ハルちゃん”はとっても喜んで、

「お迎えに来てくれたのねっ?!」

と期待してしまうでしょう。

けれども飼い主さんはまた”ハルちゃん”を置いて帰ってしまう・・・

「え?どうして?いかないでっ!ママぁ~~~!」(←想像し、目頭を熱くして書いているアホがここにいます)

小さな小さな”ハルちゃん”が、いろんな不安と闘いながら懸命に環境に慣れたところでの、そのフェイントは、あんまりにも酷なのでは・・・?
”ハルちゃん”はそのハートブレイクに耐えられるのか・・・?!

でも飼い主さんとはお約束していたことだし・・・
そこで、今の状況を飼い主さんにそのままお伝えし、会いにこられるかどうかのご判断は飼い主さんにお任せすることにしました。

すると・・・

「じゃあ”ハル”のために、すごく会いたいですが、グっとこらえてやめておきます」

とのお返事。。。

嗚呼・・・とても優しい飼い主さんだなぁ~と、私たちはジーンときました。
”ハルちゃん”は幸せな子だなぁと思いました。

本当の愛犬家とは、自分の気持ちより犬の幸せを優先できる人だと思っています。
当たり前のことのようですが、意外なことに、その当たり前のことができない愛犬家さんはけっこういらっしゃいます。
以前書いた「依存」の状態ですね。

”ハルちゃん”の飼い主さんのような方が増えるといいなと温かい気持ちになると同時に、ペットホテルオーナーとしての反省点もありました。

今後はあらかじめ

「ワンちゃんの状況によっては滞在中の面会はしない方がいいこともあります」

と、きちんとお話ししておく必要があるな・・・と私も学ばせていただきました。

”ハルちゃん”ママ
お約束を破る形になってしまってごめんなさい。
ご理解いただき深く感謝申し上げます。
ハルちゃんは、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちとお散歩でもグングン歩いて、今グッスリお昼寝しています。
いいウンチもしてごはんもモリモリ食べていますよ~!

あ!そうそう、ウンチといえば・・・

私たちの三浦海岸ワンチ拾い
昨日は雨天のため断念。
”ハルちゃん”が滞在中は、細心の注意を払う必要があるのでお散歩に集中し、ワンチ拾いはお休みでーす!
”ハルちゃん”のアンヨはとっても小さくて細いので、ちょっとした段差や溝でも怪我をしてしまう可能性があるんです。

また溜まっちゃうかなぁ~~・・・(^-^;)待ってろよーっ!ワンチたちっ!

ハル「わたし、がんばってましゅっ!」
なつ「アタイに任せといて~!」
ボス「ごはんまだかなぁ~~~」(ボカスカ)