2017年3月30日木曜日

ひきこもり犬にしないで③

犬が社会化できていないと、どんな困ったことがあるのでしょう?

解りやすく言えば、人間でいうところの【ひきこもり】のような状態になってしまいます。

【ひきこもり】というのはどういう状態でしょうか?
一応、定義は以下のようなものです。

●6カ月以上、自宅にひきこもって家族以外の人間関係がなく、社会参加をしない状態が持続すること

●ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいこと

【ひきこもり】という言葉のイメージから、家から一歩も出ない人という風に思っている人も多いようですが、【ひきこもり】の人でもコンビニに行ったりお散歩をしたりと、外出する人はたくさんいます。

ほかの精神障害が原因ではない場合が多いことから、医学的な治療アプローチでの改善は見込めません。

【ひきこもり】の状態が続くことにより、二次的に困った事態が発生してきます。
たとえば・・・

●“対人恐怖”が起こり、本人が強い不安感とストレスを感じるようになる。

●自分の体臭や醜さにより人から避けられるという感覚に捕らわれるようになる。

●他者から悪く思われているに違いないという被害妄想が出現する。

●強迫症状や強迫行為(ドアのキーを閉め忘れていないか気になって何度も確認したり、何かに触るたびに執拗に手を洗ったりといった行動)が出現する。

●抑うつ症状・不眠・自殺念慮・摂食障害・心身症状・心気症状などが起きる。

●家族に対して狂暴になり、家庭内暴力をふるうようになる。

最初は精神障害がなかったにも関わらず、【ひきこもり】という状態を続けていることによって、二次的に精神障害になってしまったり、暴力をふるうようになってしまったりするケースが多いんですね。

こうして見てみると、【ひきこもり】の状態は、家族が困るだけでなく、当人にとって、大変なストレスを感じるものだということがわかります。

犬のお話に戻すワン!犬だって同じだワン!(あ、バカみたいですか?やめますやめます)

社会化できていない犬は、人間の【ひきこもり】のような状態になる・・・
そう言われてもどうもピンとこない。危機感は抱かない。大げさな!と思う・・・

『うちの息子がひきこもりで・・・』

と聞けば

『まぁ大変!!』

と思うけれど、

『うちのワンコは社会化ができてなくって・・・』

と聞いても

『あらぁ、うちもよぉ~~!一緒ね♪』

というお気楽な感じになるのはどうしてでしょう?

人間の【ひきこもり】は問題だと思うわ!
親だって歳をとるし、いつまでも【ひきこもり】の子供の面倒はみられないもの。
でもでも、犬の場合は家族以外とうまく関われなくたって、ずっと私が面倒みてあげるんだからそれでいいのよ♪独り立ちして食っていく必要性もないんだし。
ずっと可愛い私の赤ちゃんでいればいーのよ!

という感じではないでしょうか?

それもひとつの考え方ですね。
ワンちゃんと飼い主さんが幸せであれば、外野がとやかく言う必要はないでしょう。

けれども、それでワンちゃんが本当に幸せなのか?ということは、考えてみる価値がありそうです。

更に、将来的に困ったことも起こりえます。

長くなるので続きはまた次回に・・・


三浦海岸にいつもやってくるお馬さんは”なつ”の憧れ。
今日は感動の接近遭遇で興奮気味でした♪
本日お泊りのプリンおばあちゃん。
知らない場所でまだビクビクと不安そうです。
明日までの我慢だよ。がんばろうね~

昨日、久々に三浦海岸のワンチ拾いができました!
いつものように片道2km、探知犬”なつ”も大活躍(o^―^o)

ずいぶん間が空いてしまったので、たくさんあるだろうと思っていましたが、予想に反して収穫は1kgジャストでした!

もしかしてもしかして・・・私たちが拾っている様子を見ている人が持ち帰るようになってくれたのかなぁ~~、そうだとしたら嬉しいなぁ~と感じました!

今後もできる日は続けていきまーす!