今日は更に踏み込んで、安楽死について考えてみたいと思います。
【安楽死はありか?なしか?】
この問いに即座に答えられる人はいるのでしょうか?
少なくともわたしは「う~~~ん・・・」と考え込んでしまい、即答することはできません。
昨日、兵庫県警のお手柄警察犬 グライフくんのお話をしましたが、次の動画もアメリカの警察犬のお話です。
ご覧になったことがある方も多いかと思いますが、ぜひご覧いただきたいと思います。
『152人を逮捕した警察犬が最後の敬礼をうけ安楽死に…』
わたしたちは、この動画に限らず、人やペットの安楽死について話し合う時はいつも、堂々巡りをし、そして結局結論は出せずに終わってしまいます。
倫理的な観点から考えると、
『そもそも生物の生死を、自分自身の生命維持(栄養の摂取や危険回避など)以外の目的で左右する権利はないのではないか?』
という風に感じてしまいます。
けれども、生き物は自由であるべきだ・・・という観点からみると、
『もう苦しむのはいやだ。どのみち近い将来亡くなるのであれば、さんざん苦しんだ後、ひとりぼっちで真夜中に亡くなるよりも、たくさんの愛する人々をに囲まれ、別れを告げて眠るように安らかに死を迎えたい』
という選択はありのような気もします。
一方、そういった意思表示をできないペット(ここでは犬に限定して考えます)については、実際に本犬さんが何を望んでいるかはわかりません。
飼い主さんの判断になります。
苦しそうにあえいでいる姿を見れば
「もう楽にしてあげたい」
と思うでしょう。
けれども、その苦しみの合間に、懸命に飼い主さんにシッポを振ろうとしたり、ご主人の帰宅時には、必死で起き上がろうともがく姿を見れば、
「この子は生きようとしている。それを奪うことはとてもできない」
と感じるでしょう。
安楽死についても、老犬の延命措置と同様に、選択肢があるからこその苦悩がありますね・・・
答えは見つからなくとも、こういったことが現実に起きていることを私たちは知っています。
知っているのであれば、他人事と思うことなく、近しい人と意見を交わし、話し合うこと・・・それはとても大切なことだと思います。
みなさんは、安楽死という選択について、どう思われますか?
ボス「ハルちゃんは”なつ”と違って優しいなぁ❤」 ハルちゃん「イヤン!”なつオバサン”に怒られるわよ♪」 |
なつ「だぁ~~れがオバサンだってぇ~~~~?!」 ハル「ヒィィィ!すみませんオネエサンっ!!」 |