2017年3月13日月曜日

ワンコをお散歩に連れ行って!!①

わたしたちのペットホテルでワンちゃんをお預かりする時、飼い主さんに普段の様子やワンちゃんの特性、好き嫌いなどについて様々な質問をします。
お散歩についても

「お散歩は好きですか?」
「普段、1日に何回、どのくらいの時間お散歩していますか?」
「雨の日のお散歩はどうしていますか?」

などという質問をさせていただいています。

そうすると、たまに

「この子はお散歩が嫌いなので、排泄のために家の前にちょっと出すくらいです。」

「お散歩が苦手なようなので、抱っこで公園に連れて行って帰ってくる感じです。」

「歩きたがらないので途中から抱っこで歩くかバギーに乗せて外の空気を吸わせています。」

「そもそもペットショップで買う時に店員さんからほとんどお散歩が必要ない犬種だと聞き、それが購入の決め手だったので室内で放しておくことで運動量は十分です。」

という内容のお話をされる飼い主さんがいらっしゃいます。

本当にお散歩が嫌いなワンちゃんはいるんでしょうか?
私は、お散歩そのものが嫌いなワンちゃんはいないと思っています。
(あくまで個人の見解ですのでご了承ください)

お散歩が嫌いではないのにお散歩に行きたがらない・・・または少し歩くとボイコットする・・・
それには理由があるはずです。

考えられることをいくつか挙げてみましょう。

● 老齢だったり、健康上の問題(足や腰が痛いなど)があって歩くのが苦痛

● 以前、お散歩中に怖い目に遭ったことがトラウマになっている

● 雑踏や車の音、お散歩中に出会う他のワンちゃんが苦手

● 小さい頃からお散歩をほとんどしていないために肉球や足腰の筋肉が弱い

● 首輪とリードを付けられる状態が好きではない

● お散歩の途中でボイコットすると必ず飼い主さんに抱っこしてもらえると覚えている

パっと思いつく理由はざっとこんな感じでしょうか・・・

いずれにせよ、飼い主さんが
「うちの子はお散歩が嫌い(苦手)なんです。」
「お散歩の必要ない犬種なんです。」
と仰って、実際にあまりお散歩させていないワンちゃんは、ちょっと困ったことになります。

例えば、無駄吠えだったり、分離不安だったり、社会性がなく、他の人や犬に過剰に反応するなどの問題行動を起こしやすい・・・といったこと以外にも、ちょっとした問題があります。
次回はそういったことを書いていきます。


※今回のテーマはお散歩ですから、高齢犬や健康上問題を抱えたワンちゃんについては除外して考えていただきたいと思います。



ハルちゃん、今日無事にママの元にお帰りです。

また遊びに来てね~!!