2017年3月12日日曜日

ワンコの災害対策(ハウスの重要性)

昨日は3・11からちょうど6年目でしたね。

以下の記事は、以前『ハウスしてますか?』というタイトルでこのブログに書いたものです。
けれども、明日くるかもしれない災害に備えて、ぜひ多くの飼い主さんに知っていただきたい内容なので、再度UPさせていただきます。

家具の転倒対策や、犬用の防災バッグ(フード・水・防寒具・排泄シートなど)の準備と合わせてぜひご検討ください。

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ハウスしてますか?
なんだか「セコムしてますか?」みたいになっちゃいましたけど・・・
お宅のワンちゃんは”ハウス”してますか?

ワンちゃんの有事対策で、この”ハウス”はとーっても大事なんです。

飼い主さんの中には、
「ハウス(ケージ)に閉じ込めるのは可哀相だから、うちにはハウスは置いてません」
という方も意外とたくさんいらっしゃいます。

まず 可哀相ってことについてですが、犬という動物は、元々暗くて狭い穴ぐらで眠る習性があるので、狭いところが嫌いということはないんですね。
むしろ、我が家のワンたちのように、宅急便が届いた後のダンボールをうっかり放置していると、
進んでその中に嬉しそうに体を丸めて入ってしまう・・・そういうおまぬけ可愛いワンちゃんは結構いるはずです。

捨て犬ではありません。グレムリンでもありません。
ダンボール箱があれば頼みもしないのに入るモカちゃん

ダンボール箱を奪い合うので仕方なくスーパーで調達する始末
女帝”なつ”はなぜか”モカちゃん”には一番気に入った箱を譲ります

ではなぜ、”ハウス”がとーっても大事かというと・・・
万一の災害時、一家揃って避難所に行くことになったとします。
道路がふさがれて、車で移動できない場合はどうしましょう?
そもそも車のないご家庭はどうしましょう?
なになに?いつものようにリードを付けてトコトコっと歩かせるってー?
ブッブー♪ダメです。それではいけません。
避難所のほとんどは、ワンちゃんと人間のスペースは完全に分けられています。
衛生的な理由と、避難している人の中には、ワンちゃんが苦手な人もいるからです。
そして、ワンちゃんは大抵、屋外か、ワンちゃん専用のお部屋で、ケージに入れられて過ごすことになります。
ワンちゃんに普段から持ち運びできるタイプのバリケンネルやケージを与え”ハウス大好き犬”になっているワンちゃんの避難所生活でのストレスは、ハウスに慣れていないワンちゃんに比べて大きく軽減されます。

有事以外にも、おうちの中でワンワン吠えすぎて困るというワンちゃんの中には、ハウスがないことが原因で吠えている子もけっこういるんですよ。
犬は縄張り意識がとても強いのはご存知ですよね?
ハウスがあれば
「自分の縄張りはこのハウスだ」
と考えますから、縄張りの見張りはさほど大変ではありません。
でも、ハウスがないと・・・人間の住宅すべてが自分の縄張り=守らなくちゃならない場所ってことになって、ちょっとした物音にもいつも神経をとがらせ、家中を見回っているため、とってもストレスがたまってしまうんです。

もちろん、ハウスは安心できる場所でなくてはなりませんから、
ハウスでごはんをあげる
ハウスでおやつをあげる
ハウスでナデナデしてあげる
ハウスで寝るようにしてあげる
というのはOKです。というかむしろとても良いです。

でも、いけないことをしてハウスに閉じ込める・・・これはいけません。
お仕置き部屋だと犬がイメージしてしまうってことは、ハウスは牢屋と一緒ということになってしまいます。
牢屋に自ら入りたがったり、牢屋で心からくつろげますか?ってことですね。

愛犬にはぜひスイートハウスを!!

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「ねーねー早くお腹なでてよ~う」
”ハルちゃん”必殺のおねだりポーズ
明日はママと一緒におうちに帰れるね♪