2017年2月28日火曜日

ペットロスを考える⑥

いざという時に、亡くなった家族やペットに

「なんであんなことしてしまったんだろう・・・?!」
「なんでもっとこうしてあげなかったんだろう・・・?!」
「私には幸せになる資格などないんだ」

という罪悪感や後悔を抱かないために、常に怒らず寛大で柔和な人でいられれば、もちろんそれが理想です。
けれどもそれは無理ですね・・・(少なくとも私は無理です)

体調・仕事・経済的事情・人間関係などの全てにおいてギリギリな状態の時、平素ならば笑って見過ごせるような些細なことに腹を立てたりイライラしてしまうのが人間です。

ですから、大切な人やペットを失った時に、微塵も罪悪感や後悔の念を抱かないというのは難しいですね。

けれども、
【罪悪感や後悔を軽減する】
ことにより、ペットロス症候群になる可能性を減らすことは可能だと思います。


そこで、今日は1冊の絵本をご紹介したいと思います。
私も、私の子供たちも大好きな絵本です。

※版元の評論社さまに問い合わせた結果、ご許可いただいた範囲内でのご紹介となります。ご担当者さま、迅速なご回答をいただき、ありがとうございました。



ずーっと ずっと
だいすきだよ
版元 評論社
ハンス・ウィルヘルム/作  久山太市/訳


ぼくはエルフィーをわすれない。世界一すてきな犬だったんだ。
エルフィーとぼくは、いっしょに大きくなった。

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ときどき、エルフィーが
わるさをすると、うちのかぞくは、すごくおこった。

でも、エルフィーをしかっていながら
みんなはエルフィーのこと
だいすきだった。

すきなら、すきといってやればよかったのに
だれも、いってやらなかった。

いわなくっても、わかると
おもっていたんだね。
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ぼくの背がのびるにつれ、エルフィーはだんだん年をとり、階段の上り下りもできなくなります。


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ぼくはエルフィーに、やわらかい

まくらをやって、ねるまえには、かならず

「エルフィー、ずーっと、だいすきだよ」っていってやった。

エルフィーは

きっと分かってくれたよね。
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そしてある朝、ぼくが目を覚ますと、エルフィーは死んでいました。
家族も”ぼく”も、とても悲しみましたが、”ぼく”はいくらか気持ちが楽でした。
それは、毎晩”ぼく”がエルフィーに
「ずーっと、だいすきだよ」
と伝えていたから・・・


この本の解釈として、多くの方が
『愛情を言葉にして伝えることの大切さ』
を表しているのだと言われています。

本の解釈に正解はないと思っていますので、これに関して何も異論はありません。

けれども、私のこの本の解釈は少し違っています。


長くなるので続きは次回にします。

なんだかんだで、超仲良しなんだから(笑)