ボスはもう6歳になろうかというオジサン犬ですから、小さい頃から綿密に育まれた問題行動を正していくには、それなりの根気が必要です。
”ボス”がPet Hotel 11!に超長期預かりとなって、半年近く経ちます。
さて、”ボス”は、現在どうなっているでしょうか?
●極度に臆病(よその人も犬も怖い)
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臆病ではありますが、『極度』という感じはもうありません。
以前のようにお散歩中に他のワンちゃんが遠くに見えただけで尻込みしたり、すぐに尻尾を後ろ足の間に丸め込んで吠えたてたりすることもなくなりました。
むしろ、お散歩中は余裕しゃくしゃくといった感じで堂々と歩いています。
ただ、他のワンちゃんとの交流が好き!っていうことはなく、
「ボクのことは、できれば放っておいてよ」
ってな感じです。
●もう6歳のオッサンになろうというのにうれション癖がある
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うれションは、このところほとんどしていません。
久しぶりに母が”ボス”に会いにやってきて、”ボス”が興奮状態の時に甲高い声で呼びかけたりすれば、チョロリと出ちゃってましたけどね・・・(^-^;
●ボールに対する異常な執着(正気の沙汰ではないほどの・・・)
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ボールは相変わらず大好きです。
でも異常でも執着ってほどでもなくなっています。
ボールで遊びたがっても「ダメ」と言えばすぐに「チェッ」という感じで諦めますし、咥えたボールも「アウト」のコマンドで出すようになっています。
●興奮すると制御できない(グルグルピョンピョンうれションジョロロ~~)
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これもほぼ制御できています。
グルグルもピョンピョンも、し始めたらすぐに制止すれば、ちゃーんとお座りしています。
●「遊んで!」「ボール取って!」「寂しいからこっち来て!」などの要求吠えが執拗に続く
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これは一番最初に克服しました。
今はもう、声がかれるまで泣き続けることは一切ありません。
●実家の階段をひとりで降りることができない
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これについては、もはや実家に住んでいないため検証してみてはいません。その必要もないでしょう。
ただ、現在、”ボス”が生活している範囲内に、彼が怖がって近寄れない場所や、歩けない場所はひとつもありません。
『あのボス』が!!
↑『このボス』です
こんな風になるまでには、もちろん「忍」「忍」「忍」の日々で、それなりにたくさんのことを実践してきました。
けれども、それがすごく大変だったかといえば、そんなことはありませんでした。
むしろ、『あのボス』のままでいられる方が、ずっと大変な思いをしていたことでしょう。
わたしたちが”ボス”に実践したことの中で、一番目に見えて、彼の問題行動全般に効果があったと思うこと・・・それは次回ご紹介することとします。
美しいキャベツ畑とイタグレのろいろくん