2017年2月12日日曜日

愛犬フード問題⑧

”ボス”と”なつ”に骨付き鶏手羽を与え、苦しい思いをさせてしまった私たちは、現在は

それまで食べていたカリカリフードに、鶏の手羽元のお肉と軟骨をトッピングして与えています。
※手羽元は必ず十分にレンジで加熱しています。
手羽先でなく手羽元にしたのは、お肉と軟骨がきれいに骨から取れるので無駄がないからというだけの理由です。
ただ、ご存じのように皮の部分はかなり脂っこいので、皮抜きにしたり、あげる量や頻度そのものを調整するなり、様子を見て都度対応しています。

今回、つくづく感じたのは、
『人間が如何に自分が信じたいと思う情報を信じる生き物か?』
ということでした。
もともと私たちの中に
ドッグフードや、そこに表記されている成分の信用度に懐疑的な気持ちだったり、美味しくなさそうという感情だったり、日持ちしすぎることへの気味悪さを感じていたりということがあったのです。

けれども、”ボス”と”なつ”が胃腸を壊して、冷静になってから改めて考えてみると、次のようなことに気づきました(←気づくのが遅すぎでーす)

●”ボス”も”なつ”も、カリカリフードですこぶる健康で元気モリモリだった。
●毎日カリカリフードばっかりなのに毎食とても喜んで食べていた。
●以前実家で飼っていたビーグルの”リンダ”はカリカリフードだけ食べ続けていたけれど、大きな病気もせず、17才で眠るように大往生したんだった。

米国の「オルタナティブ ファクト」じゃあありませんが、インターネットの普及に伴って、この先も私たちは真逆の情報がどちらも『真実です』と語られている情報をたくさん浴びながら、ますます真実を見抜くための冷静な判断力を求められていくのだろうと、気持ちの引き締まる思いがしています。

だからドラえも~ん!【うそ発見器】出してぇ~~~!(←ボカスカ)

ちなみに、”ボス”と”なつ”は、本当に鶏肉をものすごく喜んで美味しそうに食べます。
それは事実なのですが、お腹を壊してから少しの間は鶏肉を中止して、お湯でふやかした元のカリカリフードを食べていたわけです。
その時に
「なにこれ?ちょっとスタッフー!鶏肉乗ってないんですけどー?!」
みたいな態度はまったくとりませんでした。
大変美味しそうに脇目もふらず食べてくれましたし、お腹の調子が良い時に、わざと鶏肉なしでカリカリフードのみ与えてみたこともありましたが、やはり美味しそうに食べました。それも事実です。

でも・・・ホテルでお預かりしているワンちゃん(いつも食べているフードを持参していただいています)が、鶏肉ののった”ボス”と”なつ”のごはんの匂いを嗅ぐと、持ってきたごはんを全く食べずにおねだりする・・・ってことは多いんです(苦笑)
その場合、事前に飼い主さんに許可を頂いて、鶏肉の脂の少ない部位をフードにトッピングしてあげています。
手ごわい子は、トッピングした鶏肉だけ食べて「もっと♪」と言うので、念入りにフードと混ぜ合わせて、鶏肉の香りが全体にいきわたるようにしています。
これも事実ですハイ

ロッティくん、お帰り前の波打ち際のお散歩でした。
また遊びにきてねー!