2017年2月11日土曜日

愛犬フード問題⑦

母から超長期お預かりしている問題だらけのミニチュアダックス”ボス”と、要領のいいツンデレチワワ”なつ”に、できるだけ質のいい”食”を・・・との思いから起こした行動でしたが、結果的に

カットの有無やカットの仕方
よく噛んで食べるかどうか

といったことに全く関係なく、加熱した骨付き鶏手羽を食した2ワンが2ワンとも、嘔吐や下痢、血便といった苦しい思いをしたことになります。

私たちは、激しく後悔し、反省しました。
けれども、今回のように試してみなければ本当のことは判らなかっただろうとも思いました。
後ろを振り返ってばかりいても仕方ない。
この経験を、犬を飼っているたくさんの人に知ってもらいたい・・・と思いました。
可哀相な思いをするワンたちはもう増やしたくないのです。

ネットで検索すると、膨大な情報が溢れていて、そのどれが一体本当なのか?を見極めることはとてつもなく難しいことです。
結局は自己責任において、どの情報を信じることにするか?ということになります。

そもそも私たちが何故、世間一般に言われている
『犬に鶏の骨はご法度。特に加熱した骨は絶対にダメ』
という常識を知っていたにも関わらず、
【実はそれは真っ赤な嘘で、むしろ骨付き鶏肉は犬の大好物であるばかりか、健康にもすこぶる良い】
という情報を信じてみることにしたのか?その理由を考えてみました。


●今までの常識が、実は間違っていた・・・ということはよくあり、実際に経験しているから。

「母乳だけでは栄養が足りない。粉ミルクの方が優れている」
「乳児の頭が絶壁にならないよう、うつ伏せに寝せるのが好ましい」

など、そう言われた人々が我が子のためを思ってしていたことが、実はウソでした・・・
ということはいくつもあるのです。
『犬に鶏骨ご法度』も、そのひとつである可能性は十分あるのではないか?
野生の犬は鶏を捕まえて骨ごとバリバリ食べたり、ゴミを漁ってケンタッキーの骨などをかじっているはずではないか?・・・そう考える方が自然な気がしたのです。


●この取り組みを始める前はもちろん、試している3日間もずっと、犬と骨付き鶏肉についてのサイトをいくつも読んだけれども、実際に骨付き鶏肉を食べた犬が酷い目に遭ったという情報に出会えなかったから。

むしろ、私たちと同じように骨付き鶏肉を犬にあげて、
「喜んで食べた」
「なんともなかった。まんまと騙されてたんだ」
「毛艶がよくなり元気になった」
という情報の方が多く見受けられました。
けれども、私たちの試みが失敗した後、あらためて別な検索の仕方で、注意深く個人のブログなどを見ていくと、実際に鶏の骨が喉に詰まったなどという経験をされている方が、ごく少数ですがいらっしゃるのを見つけました。
これはあくまで想像ですが、自分の犬に積極的に、または過失によって鶏の骨を食べさせてしまい、苦しい思いをさせた・・・という経験は、飼い主さんにとってうしろめたいことだから、成功事例よりも情報が少ないのかもしれません。

最後に・・・
犬に鶏の骨を食べさせることは本当に危険なのか?
この問の答えは、正直私には判りません。
私がお伝えできることは、ただ
『我が家の2匹の犬は、2匹とも骨付き鶏肉を食べて吐き、お腹を下し、血便をしました』
という事実のみです。
その反面、実際に大丈夫なワンちゃんたちもたくさんいるようです。
とても羨ましいです。

同じ環境で暮らしている人間でも、花粉症やアトピーになる人とならない人がいるように、元来野生の犬が食べられていたものでも、ドッグフードに慣れた子の中には消化することができる子とできない子がいるのかもしれません(あくまで想像による私見です)

『犬に鶏骨を食べさせることはNGだから絶対に止めましょう』
と声高に言うつもりはありません。

それでも敢えて、恥を忍んで私たちの失敗談をここに書いてきたのは、圧倒的に少なかった失敗例の情報を少しでも補完し、これから愛犬に鶏骨を与えてみようかと迷っている方のひとつの判断材料になればと考えたからです。


で・・・現在のうちの子たちのごはんですが、長くなりすぎましたので次回にします。

海に続く鏡のような川面
”なつ”の隣にいるのは”ボス”?
ブビー!カニンヘンのロッティくんです
シルエットがそっくり ( ´艸`)