どうか、シリーズの最後までお読みいただくまで絶対に行動を起こさないでください。
つづきです。
その前に、私たちが試行錯誤を始める前、そもそも我が家の2ワンがどんなごはんを、どのように食べていたのかご説明します。
基本はペレット状のドライフードでした。
そこに缶詰のウェットフードやジャーキー、時にキャベツなどをトッピングしたりしなかったり・・・
ミニチュアダックスの”ボス”は、とんでもなく早食いです。
あまりに早いので、毎回小分けにして食べさせていたほどですが、正直、小分けにしようが一気に食べようがあまり大きな健康上の違いはないと感じてもいました。
チワックスの”なつ”は、実家にきた当初はものすごく食べるのが遅く、まるで猫が小動物を玩ぶかのようにごはんを扱う『遊び食べ』をしていました。隣で瞬食した”ボス”が
「要らないんだったらちょうだいよぅ~~!」
と身悶えするのを愉しむかのようなドSチワワ”なつ様”・・・
そして”なつ”は便秘気味でかなりポッテリ体型でした。
けれども実家から私たちのところに来てからは、お散歩にかなり時間をかけたため、便秘解消。体はスッキリ♪。そしてごはんも遊ばずに食べるようになりました。
ただ、”ボス”のごとく【アホみたいな早食い】は決してせず、女子らしくキチンと噛んで食べます。
さて、その【アホみたいな早食い】をする”ボス”に、ハサミでカットした骨付き鶏肉を与えた結果、普段のフードと同じように【アホみたいな丸呑み】をして、結果夜中にゲエしたことを受け、私たちは翌日、”なつ”には昨日と同じ大きさにカットしたものを、
”ボス”にはカットしない状態で骨付き手羽先を、量は前日と同様1本ずつ与えてみました。
その結果・・・
前日同様、美味しそうな鶏肉の香りにたいそう色めき立つ2ワン。
そして・・・
”ボス”は噛みました(万歳!)まあ噛まないと絶対食べられないサイズですからね・・・
でも・・・
「え?もう?飲み込む?2~3噛みしかしてないけど大丈夫?!」
と思うくらいの噛み方で、見ているこちらの心臓に悪い悪い・・・(滝汗)
それでも食べ終えた本犬さんは「あー美味しかったよ~♪」という風情でお皿まで丹念に舐めてケロリとしています。
でも騙されないぞ・・・昨日だってそんな顔しててゲエしたんだからアナタは!
翌朝、ドキドキしながらハウスに向かうと・・・
やりましたっ!ゲエしていませんっ!
もちろん、よく噛んで食べた”なつ”も元気モリモリ♪
「このままの量でもう少し続けてみて、スッカリ安心と思えたら、ドライフードの分量を減らし、骨付き鶏肉の量を増やしていってもいいね!あんなに美味しそうに食べるのを見ていると、こっちまで嬉しくなっちゃうものねぇ!」
そんな風にルンルンで語り合いました。
ところが翌朝・・・”ボス”はまたしてもフードボウルにゲエしていたのです!
しかも・・・ゲエ達者は貫禄が違う!
自らのゲエに片方の垂れ耳をドップリ浸からせてグウグウ爆睡していたのですっ!!
人間の私たちですら「臭っ!」とたじろぐような強烈な臭いだとゆーのに
ヒトの1億倍(イチオクバイですよ奥様!)の嗅覚を持つ犬が犬が・・・自身の耳をそこに突っ込んで熟睡した挙句
「ああ~よく寝た♪ん?もう朝なのですか?」
みたいな顔するのはなぜ・・・(アホみたいなゲエ術家だから?)
・・・まあ今でこそ振り返ってこんな風にお茶らけてますけどね、実際当日の私たちは相当ガックリきました。
あんなに美味しそうに食べる骨付き鶏肉をもう諦めなくてはならないのか?・・・という残念さ。
私たちのせいで苦しい(その上臭い)思いをさせてしまった申し訳なさ。
フード問題の一筋の光が見えたと思っていたのにそうではなかったのかという失望感。
色んなものがない交ぜになり、やりきれない気持ちになりました。
だいぶ長くなりましたのでつづきはまた・・・
”ボス”「なんかものすごくボクの悪口言われてる気がするけど・・・」
”なつ”「ケケケ!そ~よ。アンタが鈍感だって言ってるのよ」