Pet Hotel 11! お庭番のブログ①: Googleの厳しいクチコミについて①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!（ペットホテルワンワン）のお庭番です。

【青天の霹靂】

●面談で受けたご質問

先日のことです。

はじめてご利用を検討されているお客様が見学＆面談にお越しくださいました。

面談も終わりに差し掛かった頃、

「わたしからのお話は以上ですが、他に何かご不明な点やご質問はありますか？」

と伺ったところ、

「ちょっと訊きにくいことなのですが・・・」

と、次のようなご質問をいただきました。

「インターネットでこちらのことを調べて、ぜひ利用したいと思ったのですが、ひとつ気になることがありまして・・・

Googleのクチコミを拝見したのですが、一番最近書かれたクチコミで、かなり辛辣なことを書いている方がいらっしゃったのが気になったので、その件について質問させていただいてもいいですか？」

ああそうか・・・！！

と思いました。

愛犬を預けるペットホテルがどんなところかを探す際に、Googleの口コミを参考にされる方は多いでしょう。

ご質問を下さった飼い主さん以外にも、同じように感じていらっしゃる方は多いのかもしれないと思いましたので、今回、ブログに書かせていただくことにしました。

●心当たりは？

実際のGoogleクチコミは誰でもご覧いただけるものです。

PetHotel11!のクチコミはコチラ。

今回、ご質問を下さった飼い主さんが具体的にお知りになりたかったことは、次のようなことでした。

「最初、何のことを書かれているのかわからなかったのですが、咬傷事故については、PetHotel11!さんのブログでご自身が書かれたものだったんですね。

そうと気づいて、該当する記事も読ませていただきましたが、私としてはそれを読んでも特に問題には感じませんでした。

むしろ、正直に公表されていて安心できると思いました。

ですから、クチコミを書いた方がなぜあんな風に書いていたのか不思議に思いまして・・・

差し支えなければ、その理由に何かお心当たりがあるかを伺ってもいいですか？」

ありがたいご質問でした。

きっと訊きづらいことを勇気を出して質問して下さったのだと思います。

愛犬の命を預けるに当たって、訊きやすかろーが訊きにくかろーが確認しておかなくてはならないことってありますよね。

それをちゃんと確認する飼い主さんの愛犬に対する愛情を感じて嬉しくなりました。

ちなみに、咬傷事故について書いた記事はコチラ↓です。

『ワンちゃん同士の咬傷事故について』

●想定内

Googleのクチコミは5段階評価で、☆（星1つ）　～　☆☆☆☆☆（星5つ）で評価されます。

今回、厳しいクチコミを下さったYさんは確かにウチのお客様で、実際にワンちゃんをお預かりしたことは2回ありました。

当初は☆☆☆☆☆（星5つ）をつけて下さっていたのですが、このブログに咬傷事故についての記事を載せた直後に☆☆☆（星3つ）に訂正されると共に、厳しいお言葉を頂戴しました。

わたしたちは事故の記事を書いた時から、

「そんなリスクのあるペットホテルにはウチの子を預けられないわ！！」

と考える飼い主さんが一定数いらっしゃっても仕方ないと覚悟していましたので、それについては想定内でした。

事実、記事にも書いたことですが、ペットホテルでワンちゃん同士の事故の可能性をゼロにするためには、それぞれのワンちゃんをケージに閉じ込めておく他ありません。

（もちろん、ケージレスのペットホテルでは、その可能性を限りなくゼロに近づけなくてはなりません）

ですから、

「子供をお友達と公園で遊ばせると怪我をするかもしれないから、ウチの子は家で遊ばせることにしよう」

と同じような考え方で

「ケージレスのペットホテルに預けると怪我をするかもしれないから、ウチの子はケージのあるペットホテルに預けることにしよう」

という選択肢もアリだと考えています。

●想定外

一方で、ご指摘いただいたクチコミの中で、正直ショックを受け、かなり凹んだ部分がありました。

それは

「自分たちが犬のことを、飼い主よりも分かったつもりになった結果だと証明されたようです。

帰宅時など、フィードバックを受けますが、そこにも「分かったつもり」要素が何度もあり不快感を覚えました。

（中略）

相手の本質を見抜けるようになると、上辺と本心がよく見えます。」

という内容に関してでした。

このクチコミを下さったYさんのワンちゃんを最後にお預かりした時は、お預かりのワンちゃんがたくさんいて、それ以上のご予約はお受けしないつもりでいた日でした。

けれども、Yさんが急にどうしてもワンちゃんを預けなくてはならない状況になられて大変お困りのご様子でご相談いただきましたので、お料理番と相談して

「そういうご事情ならば・・・」

と急遽当日のご予約をお受けして、大急ぎでワンちゃんをお迎えに伺いました。

（ご事情の内容は個人情報なので伏せさせていただきます）

すでに1度お預かりしたことがあったワンちゃんで、とても穏やかな子だということが解っていたのも、多少無理をしてでも受け入れることにした大きな理由でした。

その時はお帰りの日にちも未確定でした。

幸い、2日ほどしてYさんからご連絡を受けてワンちゃんをご自宅にお送りできるようになるまで、ワンちゃんは怪我をすることも体調を崩すこともなくリラックスして過ごしてくれたので、元気いっぱいで飼い主さんの元にお返しすることができました。

ご自宅にお送りした際には、

「この度は急な依頼を受けていただいて本当に助かりました♪」

と笑顔で言っていただいていましたし、その後のメールのやり取りも大変感じのいいものでした。

ですから、クチコミを読んだ時には、Yさんがそのようなご不満をお持ちだったことに露ほども気づいていなかったばかりか、むしろ関係は良好だとすら思っていただけに、青天の霹靂という感じでした。

最初は、ご自身のワンちゃんが危険な目に遭ったわけでもないのに、なぜ突然そのようなクチコミを書かれたのだろう・・・？！

”上辺と本心”って一体なんのこと？！

と、まったく状況が飲み込めなかったと同時に、クチコミの怖さを思い知らされました。

お預かりしたワンちゃんのことを一生懸命に考えながら日々やってきたのに・・・と、力が抜けるような感じがして、その日は不覚にも心が乱れました。

でも翌日には気持ちが落ち着いて、冷静に色々と考えることができるようになり、またお料理番とも今後の方針についてたくさん話し合いました。

そして、今ではもうすっかり腹が座っています（笑）

どのように考え、お料理番とどんな話し合いをしたかについては、長くなりますのでまた次回のブログでお話させてただきます。

＜今日のPetHotel11!＞