前回ブログのつづきです。
【海岸で首輪のないコーギーくんを保護したお話（つづき）】
●警察への報告
コーギーくんを保護して安全を確保したわたしは、お料理番がコーギーくんの写真をインスタにUPして情報の拡散を呼びかけている隣で、三崎警察に電話を入れました。
担当の警察官（Kさん）に、コーギーくんを保護した場所と時間、コーギーくんの特徴などを伝えましたが、まだ飼い主さんから警察に連絡は入っていないとのことでした。
以下、警察の方とのやりとりです。
Kさん「では、ワンちゃんをすぐに引き取りに行きます」
お庭番「ありがとうございます。でも見たところとても綺麗なので、たった今近隣から脱走してきた可能性が高いと思っています。
わたしはこの電話を切ったら保護した辺りに行こうと思っています。
ワンちゃんがいなくなったのに気づいて探しに来られるかもしれないからです。
飼い主さんから警察に連絡が行くかもしれないので、そうしたらココの連絡先を教えて差し上げてください。
明日まで待っても飼い主さんが出てこなかったら、改めてどうするか決めたいと思いますが、それまではウチで預かれます。」
Kさん「では、飼い主さんが現れなかった場合、そちらで飼っていただけるんですか？」
お庭番「いえ、ウチで飼うことはできません。ただ、飼い主さんが現れるまでウチで保護しておくことは可能だということです。」
Kさん「ああ、そうですか。一応保護犬はこちらで保管した場合は1週間ほど経っても飼い主さんが出てこなかったら保護センターに引き渡すことになります。
遺失物届けを出していただいた場合は、届け出をしてから2週間経っても飼い主が現れなかった場合、飼い主さんの所有権がなくなりますので、拾った方に所有権が移ります。
そのどちらかになるんですが・・・」
お庭番「ウチはペットホテルなんです。
ですから、警察署でケージに入れられているよりもワンちゃんを快適な環境でお預かりすることができるので、こちらでお預かりさせて欲しいというお話をしています。
ただ、先程もお話したようにウチで飼ってあげることもできません。
ですから、飼い主さんが現れなかった場合、新しい飼い主さんをわたしたちが探すか、場合によっては信頼している保護団体さんにご相談するかもしれません。
いずれにしても保護センターに連れて行くのは避けたいと思っていますので、ウチに置かせてください。
先程のお話だと、遺失物届けを出してから2週間経っても飼い主さんが現れなければ飼い主さんの所有権は失効するんでしたよね？
であれば、明日まで飼い主さんが出てこなかったら遺失物届けを出します。
それで、2週間経ったら新しい飼い主さんを探しても大丈夫ということですよね？」
Kさん「う～ん・・・たぶん・・・そういうことになりますかねぇ・・・実は私、担当ではありませんで・・・担当は会計課になるんですが、もう終わってしまっているので詳しいことはわからないんです」
お庭番「では、今日のところはウチで預かっているので、飼い主さんから連絡があったらその旨お伝えください。
担当部署の方にも引き継ぎをお願いします。
明日は会計課はやっていますか？」
Kさん「あ！！ちょっと待ってください！
担当課の者がまだいたみたいです。
そちらに回しますので、担当とお話しください」
お庭番「あ・・・はい・・・でもあの、できれば飼い主さんが心配で探し回っているかもしれないので、今すぐにでも海岸に行きたいのですが・・・
できたら今の内容を担当の方にお伝えいただけますか？
それで、改めてどうすればいいかがハッキリしたらお電話いただけるとありがたいのですが・・・」
けっこうな時間を”担当ではないからよく解らない”というKさんとのお電話で費やしてしまったので、もう1回イチから会計課の方にこの内容をご説明する時間が惜しかったんです～！！
わたしの中では、ほぼコーギーちゃんは捨てられた子ではなく、何らかのアクシデントで脱走してしまった子だという確信がありました。
だから、愛犬がいないことに気づいた飼い主さんが『車に轢かれないかしらん？』とハラハラしながら血まなこで探し回っている様子が目に浮かんで、一刻も早く現場に戻りたかったんです～(-_-;)
ところが、Kさんも譲りません（お仕事だからね）
Kさん「いえっ！すぐですからすぐ！担当と話をしてください！！」
お庭番「う・・・わかりました。」（はやくはやくぅ～～～～）
●飼い主さん現るっ！！
仕方なく会計課の方と話しはじめて少ししたころのことです。
三崎警察にはスマホで電話をしていたのですが、固定電話が鳴ったのです！
お庭番「スミマセン！ちょっちょっとお待ちいただけますか？もしかすると飼い主さんからかもしれないので・・・」
結果はビンゴでした♪
飼い主さん「あのっ！ウチのコーギーが脱走してしまったんですが、そちらで預かっていただいていると教えてもらったので・・・」
場所を伺うとやっぱりすぐご近所でした！！
三崎警察の会計課の方に飼い主さんが現れたと言って電話を切り、飼い主さんが待つ場所にコーギーちゃんを連れて行きました。
●ウソみたいな早期解決
お話を伺うと、コーギーちゃん（Dくんっていうんだって♪）はお家の中で排泄をしないため、いつものようにお庭に出して自由にさせていたところ、木戸のロープがゆるくなっていて開いてしまったらしく、そこから脱走してしまったようだとのことでした。
いなくなったことに気づいた時はもう姿は見えず、いつもおさんぽしている海岸の方へ行ったかと思って海に向かっていたときに、ワンちゃんをおさんぽ中の人を見かけ・・・
「ウチの犬、見ませんでしたか？」
と尋ねたところ、それがたまたまわたしたちとおさんぽで毎日のように会って立ち話をする”Cちゃんのお母さん”だったと・・・（笑）
Cちゃんのお母さんは、わたしがDくんを保護した時に、少し離れたところからこちらに向かってきていたので、わたしがDくんを車に乗せて立ち去った後で、一部始終を見ていた別の飼い主さん（こちらもウチのお客様です）に
「何があったの？」
と事情をすべてご存知だったんです！
「ああ！その子なら〇〇の辺りにあるペットホテルの人が保護してで預かってくれているみたいよ！
わたしはおさんぽでいつも会うだけだからお名前や連絡先は知れないけれど・・・」
とCちゃんのお母さん。
飼い主さん「ええっ？！そのペットホテルなら知っています！
いつか預けることがあったらお願いしようと思って私、スマホに連絡先を入れてあるんです！！」
まーーじーーで～～～～っ？！
・・・というウソみたいな偶然があって、その場からすぐにお電話して下さったというワケです。
さて、無事に飼い主さんの元に戻ったDくんですが、このお話にはもう少しつづきがあります。
それは長くなるのでまた次回にお話させていただきまーす(*^_^*)
＜今日のPetHotel11!＞
Wくんが遊びに来てくれたよ！
Wくんはまだ生後7ヶ月なの。
だいぶ大人っぽくなったねぇ～～！
Wくん「ねえ～Hちゃん、遊ぼうよ～」
Hちゃん「いいわよ～～♪」
Hちゃん「ワタシと遊ぶってことは・・・」
Hちゃん「どういうことかわかってるわねっ？！」
Wくん「えっ？！どういうことなんですか～～？！」
Hちゃん「こーゆーことよっ！！（ガシッ！）」
Wくん「きゃぁ～～～～っ！！」
Sくん＆Rちゃんもお泊りに来てくれたよ！
”としお”を小さいころから知っているふたりは
”としお”のオジサン＆オバサンみたいなもの。
”としお”はすっかりふたりに甘えていて・・・
としお「ねぇねぇ～～～～～！」
Sくん＆Rちゃん「まったく”としお”は・・・（タメイキ）」
5月だっていうのに
今日もまるで夏みたいに暑いねぇ～～！
Wくん「ボク、エライでしょ～？！
ちゃーんとお水の順番待ってるよーー！」
Wくん「まだかな・・・」
Wくん「おそいなぁーーーっ！！」
Wくん「んもーーガマンできないっ！
横から失礼しまーーーす！」
甲斐犬のMちゃんははじめてのトライアルお泊り。
とってもおりこうさんで、何にも心配の
いらないMちゃんでした～～♪
Mちゃんと”としお”はすぐに意気投合して・・・
会ってすぐにお庭でワンプロを始めたよ！
としおも甲斐犬の血が入っているから
やっぱり何か感じるところがあるのかもしれないね～！
”としお”をアニキと慕うWくんと
”としお”と仲良しのMちゃん
Wくん「Mさん、ボクと遊んでもらえますか？」
Mちゃん「いえ、遠慮しとくわ～」
ちょっと相性が合わなかったみたいです(^_^;)
Wくんは今日も”としお”にベッタリ♪
こうやって、”としお”もお兄ちゃんとしての
資質を学習していくんだねぇ～！
午後の海岸さんぽ♪
としお「Mさん、お顔に草の実がいっぱい
くっついてるですよ～～（笑）」
みんなとっても上手におさんぽできました
(*^_^*)
Mちゃんを波打ち際に連れて行ってみたら、
最初はおっかなびっくりだったけど・・・
慣れたらもうヘッチャラ～～～♪
Mちゃん「なーんだ！楽しいわ～～～♪」
よかったよかった(*^_^*)
波が引いた後の砂浜をホリホリすると・・・
中に海水が染み出してきて
とっても楽しいんだよね～～～♪
すぐにそれに気づいて夢中で掘り続けるMちゃん（笑）
それを見て触発された”としお”も・・・
おバカさんみたいな声をあげながら
ホリホリホリホリーーーっ！！」
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