前々回ブログのつづきです。
【可愛い犬には旅をさせよ！】
●アウェイ から ホーム へ
このシリーズの最初の方でお話しましたが、初めて利用するペットホテルというのはワンちゃんたちにとって間違いなく”アウェイ”の場所です。
でも、どうせペットホテルに預けられるのなら、自宅と同じくらいとまではいかずとも、そこで可能な限りワンちゃんたちがリラックスして楽しむことができた方がいいとは思いませんか？
愛犬が、預けられたペットホテルで泣き暮らしていたり、ストレスに数日間晒され続けて様子がおかしくなって帰ってきたり、体調を崩してしまうようでは、飼い主さんだって安心して用事を済ませたり旅行を楽しんだりできないでしょう。
”アウェイ”だったペットホテルが、そのワンちゃんにとっての”ホーム”になるためには、ワンちゃん自身の頑張りによってその環境に馴染んでいくためのある程度の時間と、それをサポートするような環境が必要なんです。
その過程段階で飼い主さんが中途半端に愛犬の様子を見に寄ったり、一時的に連れ出したりすることは、ペットホテルがワンちゃんにとって”アウェイ”から”ホーム”になるのを阻害してしまいます。
だから、ワンちゃんにとって酷なことだとお話してきたんですね・・・
●”1泊トライアル”の意味
PetHotel11!では、初めてのワンちゃんのために”1泊トライアル”という制度を設けています。
実際に飼い主さんがお出かけになる時（わたしたちは”本番”と呼んでいますが）は、万一PetHotel11!がワンちゃんに合わない環境だったとしても、期限までワンちゃんには我慢してもらうしかありません。
事前の1泊トライアルの時は、どうしても無理そうな場合は飼い主さんに救出（お迎え）に来ていただくこともできますね？
たとえば、知らないワンちゃんに囲まれた環境がどうしてもムリなワンちゃんなら、むしろケージに入っているタイプのペットホテルの方がリラックスして過ごせる場合もあります。
また、1泊トライアルを無事に過ごせたとしても、ペットホテルでの過ごし方や、おうちに帰った時のワンちゃんの様子を飼い主さんがご覧になって、もっと違うタイプのペットホテルの方がよさそうだ・・・と思うこともあるかもしれません。
もちろん、他のワンちゃんたちに攻撃的な行動をしてしまうワンちゃんだったりした場合は、わたしたちの側から本番をお断りせざるをえない場合もあります。
つまり、1泊トライアルというのは、飼い主さん、ワンちゃん、ペットホテルの三者が、お互いに「大丈夫そうかな？」ということを判断するためにあるんです。
●数時間からお願いしたい
ところがこの1泊トライアルに関して、よく飼い主さんたちから次のようなご要望があります。
「本番はぜひこちらにお願いしたいと思っているんです。
でも、他のワンちゃんに慣れていないので、いきなり1泊は心配で・・・
たとえば2～3時間程度の短時間から少しずつ慣らして行きたいのですが、それは可能ですか？」
もちろん、そういうことも不可能ではありませんが、わたしたちは次のようにお答えしています。
「可能ですが、慣らす目的であれば短時間から始めるよりもむしろ1泊してしまった方がぜんぜんイイですよ」
その理由は・・・もうお解りですよね？
コレって、人間の子供だっておんなじだと思うんです。
小学校低学年の転校生に、
「最初はムリせずに1時間目だけ出席しておうちに帰りましょうね」
ってことをやったとしたら、その日おうちでお母さんに
「新しい学校はどうだった？楽しかった？」
と訊かれた子供はなんと答えるでしょう？
「う～ん・・・あんまり・・・まだよくわかんない」
そりゃ～そーでしょーよ！！(^_^;)
週明けになって、
「さあ、今度は3時間目まで出席してみましょうか？2時間目と3時間目の間でお母さんが様子を見にいってあげますからね！」
なーんてやったら？
わたしがその子なら
「もうやめてお母さん！
お願いだから来ないで！
みんなと一緒にお昼を食べたりお掃除をしたり、放課後一緒に帰ってきたりさせてっ！
そうでないとワタシ・・・みんなと仲良くなれない！！
学校がキライになっちゃうーーー！！」
そう・・・コレが、わたしたちが数時間ではなく1泊トライアルをおすすめしている理由なんです（笑）
●理想は「行ってヨシ！帰ってヨシ！」
よく飼い主さんたちが、PetHotel11!でとっても楽しそうに過ごす愛犬の様子をブログの写真でご覧になって
「もうおうちに帰りたくないって言われちゃうんじゃないかと思ってました～～」
なんておっしゃいますが、そんなこと絶対にあるはずがありません！（笑）
どんなに楽しそうに過ごしていたワンちゃんも、飼い主さんと再会するとシッポをちぎれんばかりに振って大喜びです❤
できることなら、ペットホテルに預けたりしないで飼い主さんがずっと一緒にいられればいいのでしょうが、そうはできないから預けるのですよね？
ならば、ペットホテルに預けられている間も愛犬がずっと幸せそうに過ごしているし、おうちに帰ってくれば更に幸せそうにしている・・・そんな
行ってヨシ！帰ってヨシ！
というペットホテルでありたいと、わたしたちは常に思っています。
●飼い主さんの複雑な心境
でもね・・・
人間ってとっても勝手な生き物ですから、飼い主さんの中には、次のような矛盾したお気持ちをほんのちょっぴり持っていらっしゃる方も・・・
・ワタシがいないとこの子はダメなんです！（←であってほしい）
・ワタシがいない間、この子はおそらくワタシを求めて鳴き続けているに違いない（←そうであってほしい）
もし、オタクのワンちゃんが本当にそういう状態だったとしたら・・・それは飼い主さんとワンちゃんの関係が”共依存”という不健全で不幸な関係だということになってしまいます。
”共依存”の関係がどうして不健全で不幸かというと・・・
「相手のことが大好きで信頼しているから一緒にいる」
↑コレが健全な関係。ポジティブでしょ？
「相手と一緒にいないとどうにかなってしまうから一緒にいるしかない」
↑コレが共依存の関係。ネガティブでしょ？
共依存関係ってゆーのは破滅的で排他的で独占的・・・簡単に言っちゃうと
「相手が自分といる時間以外にハッピーであることを認められない関係」
なんです。
それって・・・それって・・・ホントに相手を愛しているって言えますか～～？
心配しなくても、ワンちゃんは世界で一番飼い主さんが好きです。
それは間違いありません！
ですから、飼い主さんと離れている時間をワンちゃんたちが楽しく過ごすことを許してあげてください。
可愛いワンコには旅をさせてあげてください。
そうしたら再会の時に、ひねくれたような顔ではなくて弾けんばかりの笑顔で跳びついてくる、サイコーに愛くるしいワンちゃんに会えるはずです。
＜今日のPetHotel11!＞
朝の海岸んさんぽ♪
Rおじいちゃん、ハマヒルガオのお花畑で♪
Rおじいちゃん、朝はお鼻がムズムズで・・・
「ビエーーーックショイッ！！」
って何度も豪快にクシャミ（笑）
7ヶ月のビション Aくんが2回目のお泊りに来てくれたよ！
2ヶ月お兄さんの”としお”とおいかけっこ♪
キャッキャ♪
としお「Aくん、背中に葉っぱが生えてるですよ！」
Aくん「えへへ、すごいでしょ～～？！」
電車ごっこ(^_^;)
とにかく楽しそうなパピーたち(^o^)
AくんはRおじいちゃんが大好き！
ストーカーになっちゃってます(^_^;)
としおの最近のマイブームは・・・
こんな風に”するどい穴”を掘ることと・・・
このピンクのボールで遊ぶこと。
抱え方・・・（笑）
ナツは、さっきお庭で見つけた虫さんのところに
行きたくて仕方ない模様・・・(^_^;)
それをさせないためにドアを閉められちゃったんだけどね～
Aくん「ん？なに？お水飲みたいの？」
Aくん「ダメだよ！ボクがひとりで飲むんだからっ！」
いらないですよ～～～(-_-;)
Rくん「木陰ってサイコーさっ♪」
ボス「日なたってサイコーさっ♪」
Rくん＆ボス「はぁあ～～～気持ちいい～～♪」
午後のおさんぽ♪
Aくん、楽しんでるー？
Aくん「うん！楽しいよーーー！」
よかったよかった(*^_^*)
Aくん「ねえ？！どうしてRおじいちゃんを閉じ込めているの？」
閉じ込めているんじゃないよ。
AくんがあんまりしつこくRくんにちょっかいを出すから
ゆっくりできるように守っているんだよ～
Aくん「えーー？！ボク、しつこくちょっかいなんか
出してないよ～～～」
してるしてる・・・(^_^;)
14歳になるダックスのRおじいちゃんは今日も絶好調！
お散歩でこんなに早く走り出したよ！！
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