前回ブログのつづきです。
【猿の惑星(三部作)から考えたこと②】
「猿の惑星(創世記)」「猿の惑星(新世紀)」
「猿の惑星(聖戦記)」
を観た感想を書いています。
●動物は無駄な殺生はしない?
「人間は仲間同士で殺し合うが、動物は仲間同士で殺し合わない」
という主張と並んで
「人間は無駄な殺生をするが、動物は無駄な殺生はしない」
との主張もよく聞かれます。
でも・・・これも夢を壊すようで恐縮ですが、実際には違いますよねぇ~(-_-;)
わたしたちの身近にいる犬や猫だって、虫や小動物を転がしたり甘噛みしたりして、さんざん玩具にした挙句に殺してしまうということは、よくあることです。
もちろん、殺してやろうとして殺しているのではないように思いますが・・・
必ずしも栄養摂取のため必要に迫られた時しか殺生をしないかというと、そうではないということです。
ただ、無駄な殺生に関しても人間と他の動物との間には決定的な違いがあります。
動物が、目の前の動くものを本能的に追い、仕留めようとするのは生きるための狩の練習でもありますし、食べられる物かどうかを確認することでもあります。
けれども、人間は単純にハンティングそのものを目的として趣味で行います。
食べるためだったり身を守るためだったり、生きる術を磨くためならまだしも、ただ鉄砲で獲物を撃ち取り、その数を競ったり写真に撮って見せびらかすといったレジャーの殺しを行います。
しかも、目の前に現れた熊と相撲を取って仕留める・・・といったやり方ではなく、離れたところから鉄砲で撃つんですね。
人間が遊びで殺す動物の数は、他の動物が遊びで殺す生き物よりもうんと多いはずですし、仲間内の戦争に動物たちまで巻き込みますね・・・
きっと、動物界では
「人間ってホンットいやなヤツだよね~~!
やり方がフェアじゃないんだよな~~~」
なんてささやかれているんじゃなかろーかと思います(;・∀・)
●知恵がなければ最弱?
人間って生きものは、本気で四つに組んだら子犬にだって殺されてしまうくらい、実に弱っちい生きものです。
寒さや暑さ、他の動物の牙から身を守るための被毛もなく、ツルンツルンのやわらかぁ~い皮膚をしています。
歯も平べったくてとんがっていません。
爪なんか薄くてフニャフニャだし、
脚はのろいし
二足歩行で突っ立っているから安定性はないし
身体を守るための甲羅も棘も毒も持っていません。
こんな無防備な姿に進化してしまったのは、わたしたち人間には他の生物と比較にならないほどの高い知能があり、道具や技術を駆使して身を守ったり獲物を捕ったりできるからですね。
つまり、人間の武器は圧倒的な知能ということになります。
●足るを知らない人間
身体的にも体力的にも恵まれていなかった人間が、知能を駆使して生物ヒエラルキーの頂点に君臨しているのですから、すごいですよね~~!
うん、すごいすごいっ♪
ここで、「猿の惑星」の中でザイアス博士が言っていた言葉
「人間の知恵は愚かさと同居している」
について考えてみたいと思います。
人間の知恵は、確かに人間が生きるために獲物を確保したり、他の動物から身を守ったりして種を保存するのに大いに役立っています。
けれども、人間の欲には限りがなく、「足るを知る」ということがありませんでした。
知恵を使って他の生物と対等にわたり合うだけでは飽き足らず、しだいにもっと楽で快適な暮らしを・・・という方向にいった末に、今のような姿かたちとライフスタイルになっているのですが・・・
その「行き過ぎ」によって、結局は人類の最大の武器「知性」によって自らを滅亡への道へと追い詰めていくという愚かしさが、「猿の惑星」の最大のテーマなのではないかと感じました。
●バベルの塔とバビルサの牙
◇バベルの塔
バベルの塔というのは、旧約聖書の「創世記」に出てくる巨大な塔です。
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むかしむかし、人類は同じ言葉を話し、みな一緒に暮らしていました。
自分たちの知能にうぬぼれた人類は、やがて神の国に届くような高い塔(バベルの塔)を建設して神に挑戦しようと企てました。
その人類の奢りは神の怒りを買い、神は人々の言葉が互いに通じないようにして、世界中に散り散りにさせてしまいましたとさ。
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というお話です。
「神」=「自然環境や動植物など、すべての事象を司るもの」
と考えると、
知性を武器にやりたい放題好き放題し、自然や他の生物をかえりみず奢り高ぶっていると、今に自然からとんでもないしっぺ返しを食らいますよ!
という戒めの教えなのだと思っています。
◇バビルサの牙
バビルサという動物を知っていますか?
バビルサっていうのはこんなヤツです |
あらまぁ・・・・(;・∀・) |
バビルサのメスは、交配相手に牙の長いオスを選びます。
そのため、オスは闘いの際、相手の牙をへし折ろうとするそうです。
つまり、牙が長いオスほど、強くて偉くてモテモテっちゅーことになりますね。
ところが・・・
このバビルサの牙は伸び続けると自分の脳天を突き破ってしまい、結局は自らを死に至らしめるってゆーんですね(しょーげきぃ~~~!!)
だからバビルサは「自らの死を見つめる動物」と言われているそうです。
「やべぇ!牙、伸びてきた伸びてきた!
刺さる刺さるぅ~~~!・・・刺さったーー!
イッテーーーーーーッ!!」
とか思いながら伸びゆく自分の牙を見つめてるとゆー・・・(;・∀・)
この逸話の真偽については学者の間でも意見が分かれるようですが、もしこれが本当だとしたら・・・
バカなんぢゃないの?!
って思いませんか?
でも、人間がバビルサを笑えるんでしょうかねぇ・・・
「猿の惑星(最後の聖戦)」の中に、人間が電力を確保しようと命を懸ける場面があります。
電力が確保できなければ通信手段も経たれるし、音楽も聴けないし、夜は真っ暗になっちゃって動物に襲われちゃうし、暑さや寒さで死んでしまーう!!・・・ってことで、人間は手も足ももがれたようになっちゃうから命がけで電力を欲しがるんですね(-_-;)
英知を尽くして快適で便利で安全な生活を手に入れた人間たちは、ひとたびインフラが絶たれると恐ろしく無力でひ弱なツルンツルンの無防備なヤツらになっちゃいます。
なのに・・・まだやるか?!まだ欲しいのか?!
って勢いで快適さを追求しつづけ、地球環境や地球を保護しているオゾン層までも破壊してしまうんですから、他の生物までも道連れにして自殺しようとしているようなもんですね。
バビルサよりもタチが悪いじゃないですか・・・(-_-;)
どーでもいい余談ですが・・・
昔「バビル二世」というアニメがあったのをご存じでしょーか?
わたしが生まれるずっと前のアニメですね(←大ウソツキめ)
その主人公の超能力少年が住んでいるのがバベルの塔って設定でした。
バベルの塔に住んでいるのに、なんで「バビル二世」なのかってゆーと・・・
本当は「バベル二世」ってアニメにするはずだったのに、予告を作成する時に誤植で「バビル二世」になっちゃったんですって~~~!!(笑)
担当者でてこーい!って感じの余談でしたが、
バビルサ とか バベルの塔 とか バビル二世とか、紛らわしくって
はぁ~~ビバノンノン♪(←いえ、シラフですけど何か?)
さて・・・
「いつまで猿の話してんのさっ?!犬はいつ出てくんのよぅ?!」
って皆さんが感じたところで、明日はやっとこのシリーズの最終回にして初めて犬のお話につながっていきまーす(;^ω^)
<今日のPetHotel11!>
朝の海岸さんぽ♪ |
お散歩大好きーーー♪ |
SくんとCくんはホントに仲良しだねぇ~(笑) |
大きいけど犬なつっこいMくんは みんなに大人気(^▽^) |
夕べずーっと遠吠えしていた子は誰だ~~~い! Jくん「ハイハイハーーイ、ボクで~す♪」 |
Lくんは小さいのに自分よりだいぶ大きな子でも まったく怖がりません。 Jくんとパチリ♪ |
Mくんに「ねえねえ」 |
ぬいぐるみみたいなCちゃん(笑) |
とにかくボール遊びが大好き♪ |
Cちゃん「ねえねえボールさん、 ワンプロする~?」 (できないできない・・笑) |
「はっ・・・ナツ姐さん、いったいどうしたんだろう?!」 |
Lくん「ナツさん、しっかりしてーーー!!」 ナツ「うるさいなぁ・・・お昼寝しているだけだったら~」 |
ボス「ナツはきっとミミズを背中に なすりつけてるんだよ~」 |
Mくん、頼むからタックルしてこないでよね(;^ω^) |
Mくん「Lくぅ~ん あ~そ~ぼ~♪」 Lくんがあんまり好きすぎて、 Mくんがすぐに乗っかろうとするので 分離されてしまいましたとさ( ´∀` ) |
最初はMくんをすごく怖がっていたJくんだけど・・・ |
半日でこんなに仲良しになったどーー! |
いっぱいワンプロしていっぱい走り回って・・・ たのしかったねーー♪ |
Jくん「ボク、すっごく自信がついてきた!!」 |
CちゃんとSくんもとっても仲良しだね♪ |
Cくんは海が大好きで 波打ち際でテンションMAX!! |
Lくんも波打ち際が好きみたいで・・・ |
コラコラ、入っちゃダメーーー(笑) |
いつだって泳いで行っちゃいそうなMくん・・・ |
お?!なんか撮影してるみたいだよ! |
Fくん「朝のお散歩の時から準備してたよね~」 |
Fくん・・・ち・・・近いよ!!(笑) |
お山の畑道 いつまでもお散歩できそうないい季節だねぇ~♪ |
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