2018年10月18日木曜日

チャコの三浦海岸物語(その4)

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。






【初めてのトリミングサロン】


●もうすぐ1年


いつもこのブログをお読みくださっている方はよくご存じでしょうが、毎日PetHotel11!にいる3匹のワンズ(ボス&ナツ&チャコ)のうち、わたしたちが飼っているのはチャコだけです。

ボス&ナツの飼い主は実家の母ですから、ほとんどの時間をPetHotel11!で過ごしていますが、夜はおうちに帰ることもあるし、お散歩は体調の許す限り母が連れて行っています。


チャコが我が家にやってきて間もなく1年が経とうとしています。

チャコに出会ったのは昨年の10月29日。

茅ケ崎保健所の緊急譲渡会の会場でした。

30匹の仲間たちと一緒に繁殖屋によって河川敷の小屋に押し込められ、劣悪な環境で暮らしていたチャコは、我が家にやってきた当初、頭はボサボサのくせに下半身の毛は皮膚疾患でハゲハゲ・・・という無残な姿でした。


パンツを履き忘れたチューバッカのようだったチャコ



投薬や薬湯、そしてヒバ湯や免疫療法などを根気よく続けた結果、チャコの毛は見事にフッサフサになりました♪



●ボーボー


フサフサになったと喜んでいたあの頃が懐かしく感じるくらい、現在のチャコは毛量が多く、しかも毛が伸びるのが異常に早い!!

(いや、でも健康な皮膚になったことは実に喜ばしい♪)


基本的にボス&ナツ&チャコのグルーミングはわたしがヒマを見つけて行っているのですが・・・このところ大変ありがたいことにヒマがなく、ボーボーのモップのようなチャコを横目で見ながら「刈らなくては・・・」と思いつつ、なかなか時間を取れずにいました。


トリミング前 ボーボーのチャコ

ボーボーでも可愛かった・・・(´;ω;`)


ちなみに、ボスはミニチュアダックス、ナツはチワックス(チワワ×ダックスMIX)なので、どちらもトリミングは必要なく、せいぜい足の毛とお尻まわりの毛をチョイチョイっとカットしてあげるだけで十分ですが、チャコは全身刈らないと大変なことになるシングルコートの犬種なのです。



●トリミングサロンへ


実は、PetHotel11!のお客様の中に、ものすごく上手なトリマーさんがいらっしゃるんです。

チャコを人様にカットしてもらう時には彼女にお願いしたいと思っていたのですが・・・


一昨日のお散歩中、チャコが草むらで背中をスリスリした後、鼻が曲がりそうなほど臭いにおいを纏って帰ってきました。

なんというか・・・クサヤの干物と納豆を混ぜ混ぜしたよーなキョーレツな匂いです!!


「コレはたまんなーい!とりあえずシャンプーだけでもしなくっちゃ・・・でもシャンプーするならカットもしたいのよねぇ~~・・・」


というワケで、急遽 近所のトリミングサロンですぐに予約が取れるところに飛び込みでシャンプーカットをお願いすることにしたワケです。


チャコにとっては初めてのトリミングサロンです。

オーダーは次のようにしました。


「体はすぐに伸びちゃうので全体的に短めにカットしてください。

シッポも同様にスッキリと・・・ネギ坊主みたいにはしないでください。

顔は小さめにしてください。

耳も短めにしていただいて結構です。

すっごく抵抗するかと思いますが、噛みついたりはしない子です。」


チャコをお迎えに行くまでの間、わたしたちはそれはそれは楽しみにしていました。


「はぁ~ドキドキするね♪チャコったら、いったいどんなに可愛くなって帰ってくるんだろーー?!(クネクネ)」



●衝撃の対面


トリミングサロンからの電話を受け、お迎えに行ったわたしは・・・わたしは・・・

ウチのチャコの首輪をつけた知らない犬を手渡されたような気持ちになりました。

だってだって・・・チャコの人相、いや犬相がスッカリ変わっていたんですもの~~~~!!

一生懸命カットしてくれたお姉さんを傷つけないようにひきつった笑顔を見せながら


「あはっ!チャコ~?チャコかな~?

・・・ずいぶん・・・変わったねぇ~~~ハハハハ・・・」


そう言うのが精いっぱいでした(´;ω;`)

当のチャコも、初めてのトリミングはあまり楽しくなかったようで、ちょっとイジけたようにわたしの顔を見ようとしません。

ううう・・・ますます本当にチャコなのか?と不安になるわたし・・・

チャコがあんまりカワイイから別犬と取り換えられてしまったのでは・・・?!(←バカ親)


担当してくださったお姉さんにトリミング中の様子をきくと、かなり苦労をされたらしく


「トリミング台から降りようとしてずいぶん抵抗したので大変でした・・・」


とのことでした。

はぁ・・・やっぱり相当イヤだったのだねぇ・・・

トリマーさんにもチャコにも申し訳ない気持ちでした。




●アレに似ている・・・


チャコを連れ帰ったときの他の子たちの反応ですが・・・

一番チャコと仲良しで、チャコをこよなく愛しているボスが血相を変えて激しく吠えたてたんです( ノД`)

違う匂いと姿で一瞬「よそ者」だと思ったのでしょう。

もちろん、すぐにチャコだと判り、ワラワラとみんな集まってきましたが・・・


チャコを膝に乗せ、落ち着いてよ~く見てみると(チャコは顔をそむけてなかなか見せてくれませんでしたが・・・)

うん・・・チャコです(かろうじて)


ただ・・・ただ・・・

これだけはどーしても言わせてくださいっ!!

一番ショックだったのは、チャコの可愛らしさが台無しになるようなカットだったことです。


「顔は小さめに」


と確かにお願いしたのですが・・・ヨーキーやトイプーなどと同様に、チャコのような顔立ちの子は、マズルの周囲の毛はまあるくカットするのがふつうだと思っていました。


こんな感じでまあるく・・・

ちょっとつぶれたおまんじゅうみたいだけど
コレも一応まあるくカットしているつもり・・・
(トリミング前のチャコ)


ところが、今回のカットはまったく立体的でなく、単に顔もバリカンで毛を刈り落とした感じになっていました。


そのため、愛嬌のあるあのチャコの顔は・・・まるで・・・

誰かに似ている・・・だれだろう?


あ・・・わかった・・・わかっちゃった・・・

アレだ・・・


ハイエナ・・・(号泣)


これがハイエナさん

コレがトリミング後のチャコ
「だーれがハイエナだって~~?」



●顔に傷


更に、チャコの顔にはトリマーさんが明らかにバリカンのエッジを立ててしまった痕跡が、傷のような1本線のハゲとなって残っていました(-_-;)

そのため、顔に傷があるように見えるチャコは、より一層「かわいらしさ」とは無縁な「ケンカ上等!」みたいな顔になっているんですねぇ~(;'∀')


鼻の横に傷みたいなハゲが・・・


もしかすると・・・チャコが動き回るため、ハサミでのカットは危なくてできなかったから


「でーい、もうコイツの顔はバリカンで刈ってしまえー!」


っていうことになり・・・

そのバリカンさえも失敗してしまった・・・ということなのかもしれませんね。




いずれにせよ、もう二度と同じトリミングサロンにチャコをお願いすることはいたしません。



早く毛が伸びますように・・・(勝手なこと言ってんなぁ~~~ 笑)





<今日のPetHotel11!>

Mくん、最後のお散歩

いっぱい遊んだねぇ~!
Mくん「うんっ♪」
楽しかったよMくん、また遊びにおいでねー(^▽^)/

R弟くん、今回はひとりでよく頑張ったね!

なんだかちょっぴりたくましくなった感じだヨ!

Yくんは相変わらずとっても元気な高齢犬
プルプルする脚でルンルンお散歩♪

ウリだよ~~~ん!
来てあげましたよ~ん♪

ウリくん「チャコちゃ~ん、トリミングサロンに
行くんだって?楽しみだねぇ~!
ボスをおちょくる遊びしながら待ってるからね~」
チャコ「ふーん?どこそれ?楽しいところ?」

ボス・・・楽しそうにおちょくられてる(笑)

ウリくん「キャッ!!誰?!」

ウリくん「もしかして・・・チャコちゃんなの?」
チャコ「そーだよ!何言ってるのよウリくん?!」
ウリくん「・・・・・汗」

態度は間違いなくチャコなんだけどねぇ~

「ボクもちょっとチャコちゃんに吠えちゃったよ(汗)」

うんうん、無理もないよ(-_-;)





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