前回ブログのつづきです。
【飼い主さんと愛犬の法則?③】
引き続き、今回の記事はしかるべき研究結果などとは違い、まるっきり独断と偏見による法則ですので、気楽に遊び半分で読み流してくださいませ。
●飼い主さんがアメリカ人のワンちゃんには優等生が多い理由(その2)
◇室内に靴を履いたまま上がる文化
ご存知のように、ほとんどの欧米人はお家に入る際、玄関で靴を脱ぎませんね?
対して、日本人で靴を履いたまま自宅で過ごすという人はあまりいません。
「人の心に土足で上がり込む」
という表現があるくらい、家に土足で上がることはとても失礼なこととされています。
その生活習慣の違いが、犬のしつけに大いに関係しているというお話をさせていただきましょう。
中学生の頃にアメリカでホームステイをさせてもらったことがあるのですが、わかっていたこととはいえ靴を履いたまま家に入ることに最初はかなり罪悪感がありました。
特に抵抗があったのが、日中ベッドにも靴を履いたまま上がることです。
わたしがお世話になった家にはカレンというティーンネイジャーの娘さんがいて、お部屋で寝っ転がって友達とお喋りをしたりするんですが、最初にカレンがベッドにスニーカーを履いたまま寝っ転がるのを見た時はカルチャーショックを受けました(^_^;)
ところが、さすがにアメリカ人だって寝具やソファのファブリックを下足で汚すのはイヤなんですね。
そのため、見ていると靴を履いたままベッドやソファに横になる時には、足先をニョキッと出していたり、うつ伏せになって膝を折っていたりという姿勢を取っていました。
キホン、靴は床か空中にあるって感じですね。
余談ですが、ホテルに宿泊する際、ベッドの足元に細長いカバーがありますね?
こんなヤツ |
あれは、ベッドスローとかベッドライナーといって、土足でベッドに上がる際に寝具を汚さないためのカバーなんです。
単なる飾りじゃないんですヨ!
だから、↓の画像みたいなベッドメイキングは、何がしたいのかよーワカラン!!って感じのトンチンカンなものです~(笑)
畳に土足で上がる前提なのかい?! |
◇ご家庭犬の動き
さて、カレンのお家にはディクシーという名の大変賢いボーダーコリーがいました。
ディクシーはカレンのお家で飼っている羊たちを追う牧羊犬でした。
見事な仕事ぶりでした!
また、ディクシーはオヤツのビスケットを両目の間、マズルの上に乗せてもらって「マテ」と言われると、命じた人の姿が見えなくなるほど遠ざかっても「オスワリ」の姿勢で待っていました。
そして、「ヨシッ!」と言ってもらうと、素早く顔を上に向け、その勢いで上に跳ね上がり落下してきたビスケットをパクッ♪と口に入れるのです。
その当時、日本のわたしの周りにはそんなことができる犬はいなかったので、ドエリャ~感動したのをよく覚えています。
あ・・・またお話が横道に逸れてしまいました(・・;)
さて、そのディクシーですが・・・
基本的にディクシーはおうちの中で暮らしていました。
排泄したくなると玄関のところで鳴いてお庭に出してもらい、用が済むとまた玄関の外で鳴いて入れてもらっていました。
日本であれば、お家に上がる時に飼い主さんが足を拭いたり洗ったりしますね?
けれども、アメリカでは人間も家に土足で上がっているのですから、ディクシーだってお外で用を足したらそのまま足を拭かずにお家に入ってきます。
よく観察していると、ディクシーは自由に家の中を闊歩しているように見えて、明確に入ることを許されていないお部屋や場所があることに気づきました。
◇立入禁止区域
ディクシーが入れない場所のひとつはキッチンとダイニングルームです。
そこにはたくさんの人間の食べ物があるので、ディクシーの立ち入りが厳しく禁じられていたのでしょう。
誤って口にしてはならないモノを食べて中毒になったりしないような安全対策でもありますね。
それから、リビングルームの中央付近に置かれたラグの上にはディクシーは決して上がりませんでした。
お家の中でも土足で過ごすご家族は、基本的に日本人のように床にペタリと座ったりコロンと横になったりはしませんが、カレンのお家のリビングのそのラグの上は、みんなでうつ伏せになってトランプなどをするスペースになっていました。
きっと、日本のお家の「畳のお部屋」のような存在だったのだと思います。
そして、もうひとつディクシーが決して許されていなかったのは、人間のベッドおよびソファに上がることでした。
それは、人間が汚れた靴底をベッドやソファに付けるのと同じことになってしまうからでしょう。
もし、ディクシーが人間がするように、脚だけ中に浮かせた格好で背中からゴロンとソファに倒れ込むようならば、あるいはソファに上がることを許可されたのかもしれませんね(笑)
こんな風に・・・ |
お家の中を犬が自由に闊歩しているように見えながら、実は人間にしか立ち入ることができない区域や人間にしか上がることができない場所が複数あり、そのルールが徹底されている・・・
このことは犬のしつけにとって、大変大きな意味があります。
◇家の主(あるじ)は誰ですか?
前回、アメリカ式の子育てや犬のしつけのやり方は、いたってシンプルでわかり易いというお話をしました。
室内飼いの犬にとって、立ち入ってよい区域と立ち入りを禁止された区域があるということは、
その家の主(あるじ)が一体誰なのか?
誰がこの家のルールを決めるのか?
誰がこの家と群全体(家族や愛犬)の安全を守るリーダーなのか?
ということを、最もシンプルに示してあげていることになります。
そのため、主従関係が逆転することが少なく、飼い主さんの指示にキチンと従うおりこうなワンちゃんになりやすいんですね。
◇日本の室内犬たち
さて、日本の室内飼いのワンちゃんたちの中に、お家の中で立ち入り禁止区域が複数あるワンちゃんはどれくらいいるでしょうか?
人間のベッドやソファに上がることを禁じられているワンちゃんはどれくらいいるでしょうか?
その割合はわかりませんが、ワンちゃんがソファの一番居心地の良い場所を陣取っていたり、家中どこでも勝手気ままに歩き回ることができるワンちゃんがとっても多いように感じています。
それどころか、ワンちゃんが勝手に自分の場所と決めたエリアに人間が立ち入ろうとしたり、ソファで寝ているワンちゃんをどかそうとすると怒り出す・・・なんてお話もよく聞きます。
そのような状態で、いくら感情を込めて
「誰がごはんをあげている?ね?リーダーは人間なんだからねぇ~~~!
わかってんの?オマエは・・・ん~~~?」
なんて説得を試みたところで、ワンちゃんに伝わるはずもありません(^_^;)
◇解りづらい日本のカルチャー
そもそも、人間同士のコミュニケーションでも、日本人の表現は大変解りづらいですね。
「よろしくお願いします」
「おそれいります」
「お疲れ様です」
これらの日常的にわたしたちが使う言葉は英語に訳せない微妙なニュアンスの表現です。
直接的な表現を避けることでお互いの意図を汲み、慮る(おもんぱかる)コミュニケーションは、古くから「わび・さび」にも通じる日本の美徳とされてきました。
たいへん趣(おもむき)のある文化なのですが・・・
そのようなコミュニケーションが染み付いているわたしたち日本人は、時に犬たちにとっては非常に不親切で難解なシグナルを発しているのかもしれません。
更に、無意識に犬に自分の意図や感情を察してもらおうとする傾向があるかもしれません。
「ウチの子、わたしたちがすごくイヤそうにしていることに何故気づかないのかしらねぇ~?
鈍感なのかしら?」
なーんて嘆いている飼い主さんは、言葉や表情以外の、もっとわかりやすい形でもって、犬にルールを教えてあげるということを試してみてもいいのでは?
<今日のPetHotel11!>
L兄弟、朝のおさんぽ♪ とっても上手~!! |
もう何度もお泊りに来ているから、 すっかり自分たちのくつろぎ場所を確保(笑) また遊びにおいでね~(^o^) |
Mくんの必殺フニャフニャ甘えん坊顔(笑) |
Nくんもぬいぐるみみたいなお顔で 「甘えさせてぇ~~」 |
昨日はBくんにグイグイ来られて 戸惑うばかりだったAくんだけど・・・ |
根負けして遊ぶようになったと思ったら・・・ |
今日はむしろAくんの方が押してる感じ(笑) 「おわっ?!」ってなってるBくんの 表情に注目! |
あらまぁ~~!!すっかり仲良しに・・・ よかったねぇ~♪ |
Mくん「抱っこぉおおおーーー!!」 ハイハイ(笑) お目めはどこにいったのかな? |
Nくん「あの・・・もしよろしければ・・・」 ん? |
Nくん「ボクと遊んでもらえませんか~?」 ハイハイ(笑) |
新しくプレゼントしてもらったまあるいクッション チャコがまず陣取る!! ボス「ボクも入りた~い」 |
ボス・・・収まってないよ(-_-;) ボス「収まってるの!」 |
ナツとチャコなら収まりそうだねぇ |
ナツ「収まったどーーーっ!!」 ドヤ顔するほどのことでもない(-_-;) |
夕方のお散歩 お空がすごーくキレイだったね♪ |
気持ちいい~~~♪ |
あ・・・Mくんのお目めがまた・・・ なくなっちゃうぅ~~~~ |
Bくん、すっかり落ち着いたね! お散歩もとっても上手に歩けるようになったよ! Bくん「エッヘン!!」 |
お散歩上手といえば、Nくんは 感心するほど上手に歩くんだよね~! |
ホラ、綺麗な夕焼け空だよ~ ・・・って、誰も見てないね(^_^;) |
明日もお天気になりますようにー!! |
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