2018年10月7日日曜日

動物へのリスペクトについて考える①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




【人間に問われていること】


●なぜか「猿の惑星」


「猿の惑星」の映画をご覧になったことがある方は多いでしょう。

なんといっても衝撃的だったのは今から50年前の1968年に、フランス人作家 ピエール・ブール原作の小説を映画化した第一作目です。

(どーでもいいけど、個人的にはこの映画が公開になった1968年が日本で言うところの”申(サル)年”だってことにプチ感動!)


ご覧になったことがあっても記憶があやふやな方も多いかと思いますので、あらすじをお話しておきます。

ここからあらすじを書きますので、


「今から観るから筋は知りたくな~~~い!」


って人は読み飛ばしてくださいね。



◇猿の惑星 あらすじ


アメリカを飛び立った4名の宇宙船乗組員たちは、地球への帰還を目指して宇宙船内で人工冬眠状態になっていました。

ところが宇宙船は、予定外に見知らぬ惑星の海上に漂着し、その衝撃で乗組員は目を覚まします。

4名いた乗組員のうち、ただひとりの女性乗組員は人工冬眠装置の破損により、ミイラ化していました。

彼らが冬眠状態で宇宙を漂っている間に、地球時間にして2000年もの時が流れていたのです。

沈没する宇宙船からなんとか脱出した3名の乗組員たちは、荒廃した大地が広がる惑星を、食料になりそうな植物を探し求めて歩きます。

しばらく彷徨って、植物の自生している場所にたどり着いた乗組員たちは、人間のような容姿をした生物の群を発見して驚きますが、その人間たちは言葉が話せず、知能も低いようでした。

そこに、馬に乗って銃で武装し、洋服を着用した猿たちが現れます。

彼らの目的は「人間狩り」でした。


乗組員のリーダー”テイラー”は、その他の人間の群と共に猿に捕らえられる際、喉を負傷し声を発することができなくなってしまったため、自分が知性を持った生き物であると猿たちに説明することができなくなってしまいました。

猿たちは捕らえた人間たちを「動物実験」の材料とするため、檻に収監していました。

この惑星は、猿が支配する猿の惑星だったのです!!(ジャジャ~~ン♪)


テイラー以外の乗組員は、ひとりは死亡し、もう1人は猿によって脳を手術されて”フヌケ”に・・・

あわや、テイラーも手術されちゃう~~~~!!

ってところで、スッタモンダあった挙げ句・・・(←ガッサリはしょります)

なんとか逃げ出したテイラーは、森を目指して海岸線を盗んだバイク・・・いや盗んだお馬さんに乗って彼女と一緒にパッパカパッパカ旅しておりました。

(テイラーったら、ちゃっかり収監中に人間の彼女ができちゃうんですねぇ~~笑)


そして、一番有名なあのラストシーンざますっ!


テイラーは行手の小高い丘に、見慣れた建造物を発見します。

それは・・・下半身がすっかり土に埋まって風化した有名な銅像・・・そう、紛れもなくあの「自由の女神像」でした!!




映画はテイラーが海岸にガックリと膝をついて叫ぶ、次のセリフで幕を閉じます。


”OH, my God. I'm back. I'm home.All the time, it was. We finally really did it,You maniacs! You blew it up! God damm you! God damm you all to hell!”

「何てことだ。ここは・・・地球だったんだ。故郷だったんだ。本当にやってしまった!バカども!このザマは何だ! バカ野郎! 皆 地獄で苦しめ!」(字幕のまま)


テイラーは映画の冒頭シーンに宇宙船の中で、


「同じ人間同士なのに殺し合う愚かな人類は、自分たちが地球に帰還する時にはとっくに滅んでいるかもしれないなぁ~」


なーんて冗談をとばしているようなニヒリストだったので、本当に愚かにも自分たちの文明を滅ぼしてしまった人間に悪態をついたというワケです。



●支配され、利用される動物の気持ち


「猿の惑星」のすごさは、なんといっても原作者のピエール・ブールが、


”もしも自分たちが支配され、利用される側だったら・・・”


という空想を見事な物語に仕立てることで、「支配している側」の人間たちに多くの課題を突きつけているという点です。

「猿の惑星」は、宇宙パイロットが主人公で、時空を旅する・・・ちゅー内容のため、ジャンルとしては「SF小説」に分類されがちですが、ピエール・ブール氏は、この作品が「SF小説」と言われることを大変いやがり、「ソーシャル・ファンタジー」(社会派のおとぎ話)なの!!ソコんとこヨロシク!!と主張していたそうです。

いやホント・・・どう見たってこりゃ「SF」なんかじゃないでしょう!!


同じ人間でありながら、黒人を支配し、奴隷として利用していた白人・・・

動物を支配し、その尊厳を無視した利用の仕方をする人間・・・


こういった「支配する側」が、自分たちの行いを顧みて震撼する、ちょっとした恐怖映画って言ったほうが近い感じです。


この作品がわたしたちに投げかけている課題は、それだけではありません。


仲間同士の殺し合い(戦争)をやめることができない人間の愚かさ

自分たちを地球上の支配者にのしあげた知性によって築いた科学や文明によって、結果的には自分たち自身を滅ぼすに至る人間の愚かさ

それから、自分たち人間以外の生物にまったく敬意を払わない人間の奢り・・・


そんなことについて改めて考えさせられると共に、わたしたちが愛してやまない犬たちへの人間の接し方についても、色々と考えさせられる作品です。


んがっ!!!


ここまで書いておきながら、わたしはこの映画を別にオススメしませ~~~ん(←はぁ?なに言っちゃってんの~~?!)


実は今回あらためてこの作品を見返してみたのですが、あらすじ書いてて途中の「佳境」んところをガッサリ省いちゃうほど、作品としては陳腐です。

いえ、すっかり目のこえた現代の感覚で観るとって意味ですあくまで・・・(^_^;)


ですから、ネタバレしてもいいや~って思ってあらすじ書いちゃったんですね~(エヘヘ)



わたしが、皆さまにぜひともオススメしたい作品は別にあって・・・


それは、この「猿の惑星」から着想を得て


「じゃあ一体人類はどうやって滅んじゃったんだろう?

なんで猿が地球を支配しちゃうようになったんだろう?」


っていうあたりを映画化した


「猿の惑星(創世記)」
「猿の惑星(新世紀)」
「猿の惑星(聖戦記)」


の3部作ですっ(ザンッ♪)



これは絶対に観るべき!!

動物を飼っている人や動物に接する人は観て、いろいろいろいろ考えるべきっ!!

(なにより とてつもなくよくできていて観ていて面白いし♪)




次回、ネタバレしない程度にこの作品のご紹介をするとともに、わたし自身が色々と考えた動物との関わり方についてお話したいと思います。





<今日のpethotel11!>

朝の海岸散歩♪

キモチいい~~~♪

13才のAちゃん

超ゲンキ!!

近所の脱走常習犯 Kちゃんとご挨拶(笑)

お天気がいいから、体力あり余り組は
お山の畑にも行ったよ!

いっぱい歩いたけどウンチは出なかったの~
全部栄養にしたのかな・・・(^_^;)

今朝、お部屋から出そうとすると
「うー・・・」と唸って
進撃の巨人みたいな顔していたCくん(^_^;)


1分後にはすっかりゴキゲンちゃん♪(笑)

トイプー同士、気が合うのか
Sくんとはすっかり仲良し(*^_^*)
 
Aちゃんは、誰とでもすぐに
仲良くなれちゃうのは、
ふだん、お店の看板犬やってるからなんだって!

みんなが大好きなお庭の土のところ~

ボス「すっごくいい枝見つけちゃったー♪」

ボス「チャコ、見てよ、このいい枝ぶり!」
チャコ「ちょっと何言ってるかよくわかんない」

ボス「噛んでみると・・・ホラ♪」

チャコ「どれどれ~?」

ボス「はぁ~~たまんない♪」

チャコ「飽きた~~」

ボス「こんないい枝を飽きるなんて
チャコってどうかしてるよね?!」

・・・ノーコメント(^_^;)

夕方のお散歩にはDくんが加わったよ!

気持ちいいね~~♪

みんなと仲良くできてるから安心してね!








0 件のコメント:

コメントを投稿