【決断に至るまで】
●事前面談をお願いしている理由
わたしたちのペットホテルは、犬たちをケージに入れずに自由に交流させているため、初めてご利用いただく場合は事前面談をお願いしています。
事前面談の目的は主に次の3つです。
◇お泊りするワンちゃんのため
飼い主さんと一緒に一度訪れておくことで場所とスタッフに慣れておきます。
この一手間をするかしないかでワンちゃんの安心はぜんぜん違います。
知らない場所にいきなり連れてこられて、知らない人に預けられて飼い主さんがいなくなってしまうのとは大違いなのですね。
また、すべてのワンちゃんがケージレスのペットホテルで楽しく過ごせるとは限りません。
他のワンちゃんがひどく苦手な子の場合、かえって自分だけのケージで過ごせる方がストレスが少ない場合もありますから、そういったことを飼い主さんと一緒に見極めさせていただきます。
◇飼い主さんのため
魅力的な宣伝文句や広告があっても、実際にどんなホテルかは行ってご自身の目で確認しないと心配ではないですか?
お泊りしている他のワンちゃんたちの様子や、施設の安全設備、スタッフはどんな人かな?、ウチの子はここで楽しくお留守番できそうかしら・・・など、心配なことは納得がいくまで質問して、愛犬を任せられると判断したらお預けください。
◇他の犬たちのため
感染症の恐れのあるワンちゃんや、他のワンちゃんに咬み付いてしまう恐れのあるワンちゃんは、ケージレスのペットホテルではお預かりすることができません。
●マホロバマインズからのご依頼
ところが、少し前までpethotel11!では例外的に事前面談なしでご予約をお受けすることがありました。
それは、すぐ近くのマホロバマインズにご宿泊の方からのご依頼の場合でした。
マホロバマインズというのは、ここ三浦海岸で一番大きなホテル(人間用のね)です。
(他に民宿や小規模のホテルはあります)
三浦海岸に観光にみえる方のほとんどがこのホテルに宿泊されるんですね。
pethotel11!がOPENして少し経った頃、マホロバマインズのご担当者さまから、次のようなご依頼をいただきました。
「うちのホテルのお客様のワンちゃんを、そちらで預かってもらえませんか?
うちはペット同伴の宿泊ができないのですが、ワンちゃんを連れて来られたいというお問い合わせをよくいただくため、そちらのペットホテルをぜひご紹介させていただきたいのです。」
たまたま、ご担当者さまのお友達が、pethotel11!にワンちゃんを預けて下さったことがきっかけでした。
もともと、地元には何らかの形で貢献したいと考えていたわたしたちは、悩みながらもこのお申し出をお受けすることにしました。
それは、
三浦海岸に遠方から観光に来てくださる飼い主さんが、愛犬と離れている時間を最低限にしたいというお気持ちを汲んで差し上げたいという思い・・・
海を見たこともないようなワンちゃんに、砂浜の感触や波打ち際の楽しさを飼い主さんと一緒に堪能させてあげられたらいいねぇ!という思い・・・
そして、地元のホテルのお役に少しでも立てるのなら・・・
といった思いからでした。
問題は、遠方からお越しの飼い主さんには事前面談をしていただくことが不可能ということでした。
そのため、マホロバマインズにお泊りのお客様にはお電話でワンちゃんについて詳しくお話を伺い、更に次のようにご案内して了解をいただくことで、例外的に事前面談なしでのご予約をお受けすることにしていました。
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・当日、ワクチンの接種証明や抗体価証明などをお忘れになった場合はお連れいただいてもお預かりできません。
・万一、ワンちゃんが他のワンちゃんに噛みつくなどの迷惑を及ぼす危険性がある場合は、繋留またはケージに入っていてもらうといった措置をやむを得ず取らせていただく可能性もあります。
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この取組はおおむねうまくいっていました。
中には、マホロバマインズの宿泊を機にpethotel11!をとても気に入って下さり、他のご旅行の際にもわざわざ他府県からワンちゃんを預けに来てくださるようになった飼い主さんもいらっしゃいます。
マホロバマインズのご担当者さまには、pethotel11!の特性からお預かりできないワンちゃんもいることを事前にお伝えしてあり、よくご理解いただいていたので、連携もとてもうまくいっていました。
けれども、数は少ないながら 困ったケースも出てきてしまったのです・・・
●困ったこと
一番困ったのは、事前にお電話で伺っていたお話と実際のワンちゃんの実態が大幅に違っているケースが何件かあったことです。
たいてい、そういうケースの場合、飼い主さんはお電話でわたしたちからのどの質問にも
「大丈夫です。ぜんぜん大丈夫です。ハイ、大丈夫です」
という具合にお答えになります。
あまり具体的なお話はされず、大切なワンちゃんを預けるペットホテルに質問をするでもなく、ただただ「大丈夫です」と・・・
大丈夫と言われて
「本当にぃ~~~~?!」
とは訊けません(^_^;)
ところがお預かりしてみると、他のワンちゃんへの免疫がまったくなく、滞在中ずーーっと他のワンちゃんに攻撃的な態度をしていて、わたしたちが近づくことも許さないような子だったり・・・
逆に可哀想になるくらい怯えていて、滞在中ずっとお部屋の隅っこでガタガタブルブル震えていて、わたしたちの胸が張り裂けそうになるような子だったり・・・
そして、そういうワンちゃんの飼い主さんは必ずと言っていいほどお帰りの時になって
「大丈夫でした~?噛まれませんでしたか?ウチの子、噛みつくから~・・・」
とか
「大丈夫でした~?地元のペットホテルではずーーっと吠えているからって断られてたんですけど~・・・」
などと仰るんですねぇ~(-_-;)
残念ながら、最初から確信犯でウソの申告をされているとしか思えないのですが、お預かりしたからには、わたしたちは本犬さんも他の犬たちもできる限りストレスを感じることなく過ごせるように、もちろん必死で頑張ります。
夜中に吠え続ける子は懐中電灯を持ってお散歩に連れ出したり、
怯え続けている子にはつきっきりで安心してもらえるように声をかけたり、
他のワンちゃんに攻撃的な子は、できるだけケージに閉じ込めなくても安全が確保できるよう、やはりつきっきりでリードを握っていたり、他のワンちゃんと別な時間にお庭遊びをさせたり・・・
どのワンちゃんも決して悪い子や困った子ではありません。
マホロバマインズのご担当者さまもスタッフのみなさんも、とってもいい人たちです。
困ったちゃんなのは、ウソの申告をする飼い主さんの方なのです。
長くなるので、つづきは次回にさせてください。
<今日のpethotel11!>
海岸でテンションMAXの3ワンズ |
競争だっ!! |
ナツ「チャコ、毛刈りして速くなったんじゃない?」 チャコ「へへ、そうかなぁ~♪」 いいこともあってよかったねぇ(笑) |
チャコ「ねえボス、ワタシ、トリミングサロンで 可愛くなったかなぁ~・・・」 ボス「うん、もちろんだよ!すっごく可愛いよ!」 |
ボス「でも、前のボーボーチャコも ボクは好きだったなぁ・・・」 |
キレイな夕焼け! 雲がお行儀よく並んで流れていくよ~♪ |
チャコ「さっき、お散歩ですれ違ったCちゃんのママに 『この子は知らない子だね。お客さん?』 って言われちゃったんだけど、ヒドくなーい?! ボス「そりゃ無理ないよ。ボクだって昨日 チャコに吠えちゃったからね・・・」 |
うん、まあ・・・だいぶ見慣れてきたよ(笑) チャコはやっぱりサイコーに可愛い子だよ!! |
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