2018年12月20日木曜日

無駄吠えは飼い主さんが直そう!③

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前々回ブログのつづきです。



【プロ顔負けの要求吠え犬養成をやってのける飼い主さん】


●しつこく要求吠えする犬はこうして完成する!


大事なトコロなので、前回のお話を復習しつつお話を整理しておきましょう。


◇要求吠え犬にした犯人は?


要求吠えをするワンちゃんが今までどのようにして何を学習してきたかというと・・・


自分が吠えるとスっとんで来たり、声をかけてくれたり(叱ったり)、注目してくれたりする飼い主さんを繰り返し見て、


「吠えれば確実に構ってもらえる♪」


ということをキッチリ学習していますね?

ですから、ワンワンしつこく吠えるワンちゃんは、


吠えれば来るように飼い主をうまくしつけている。

または

よく吠える犬になるように飼い主さんにうまくしつけられている。


そのいずれかだってことです。


しつこく吠え続けるワンちゃんの飼い主さんは、まず愛犬をそのような状態にした犯人が自分だということをしっかりと認め、ご自身の態度を改善しなくてはならないってことですね。



◇要求吠えを悪化させた原因は?


「ウソだろ をい?!まだ吠えてんの?!」

ってくらい長時間ずーーーーっと吠えつづけるワンちゃんを更に上級の吠え犬に養成してきたのは、飼い主さんの中途半端なしつけです。


「アイツめ~~、吠えればワタシが来ると思ってるな?

よーし、もうゼッタイに吠えても行かないぞ~!」


って決めたはずなのに、15分・・・30分・・・1時間・・・2時間・・・とつづく愛犬の声に絶えきれなくなって、結局は


「いい加減にしなさいっ!!」


ってやる行動を繰り返した結果、愛犬はこう思います。


「1時間吠えたら飼い主さんが来たな・・・ 次は2時間吠えたらやっと来たな・・・」


このように粘れば粘るほど飼い主さんは来る!ってことを覚えちゃうんですね。


こんなことを飼い主さんに教え込まれたワンちゃんって・・・本当に可哀想だと思います。


「オマエが声を枯らして数時間諦めずに吠え続ければ来てあげるよ!」


だなんて、あんまりにも酷なしつけじゃーあ~りませんか?(-_-;)


覚えておかなくてはならないのは、犬の忍耐強さは人間なんか足元にも及ばないくらいだよ!ってことです。


もうひとつ、中途半端に無視しては根負けして愛犬の元に行っちゃうという飼い主さんの行動には、おそろしいことに”プロが実践するしつけ”のノウハウが詰まっているんです!



●優秀な要求吠え犬を養成するプロ?!


たとえば、ワンちゃんに「オスワリ」を教えたいと思ったら・・・

まずは「オスワリ」をしたらご褒美をあげる(オヤツをあげたり褒めちぎったり)ということをくりかえしくりかえし行いますね?

これによってワンちゃんは


「なるほどなるほど・・・飼い主さんが『オスワリ』って言った時はボクにこの姿勢をしてほしいんだな


ってことを覚えます。

一般的なご家庭犬ならば、これで十分でしょう。

でも、プロのトレーナーや訓練士さんに言わせると、上記のようなことを犬が覚えただけではまだその犬は「オスワリ」を完璧にマスターしたとはいえないんです。

たとえば・・・


「『オスワリ』って言ってるけど・・・今はやりたくないからやらな~い」

「『オスワリ』って言ってるけど・・・オヤツ持ってないみたいだからやらな~い」

「お腹が空いたから言われてないけど”オスワリ”してねだろ~っと」


・・・みたいなことを、賢い犬たちはするからです。

あるよね~~~~(笑)


そこで、プロのトレーナーさんが犬の訓練を「その先」に持っていくために行う方法のひとつに・・・


ご褒美をランダムにあげたりあげなかったりする


ってことがあるんです。


「えー?・・・でも、ご褒美をもらえないことがあると、ワンちゃんのやる気が失せちゃうんじゃないの~?」


と思いますよね?

それが逆なんですよぅ~!


このようなランダムにご褒美を与える訓練でトレーナーさんが作り出しているのは”ギャンブル性”なんです。


実は、毎回確実にご褒美をもらえるよりも、数回に1回ときどきもらえるっていう方がワンちゃんはガゼン夢中になってオスワリするようになるんです。


「今回はオヤツがもらえるかな?ワクワク♪ 次はどうかな~?ヤッタァもらえた キャッホーーイ!」


ってな感じです。

ギャンブル依存症のオジサンが家族を捨てて借金してでもパチンコに通うのは、パチンコでお金が儲かるからではないんです(ゼッタイ儲からないし~・・・)

実は、ご褒美がもらえるかもらえないかというドキドキ感やスリルこそが、オジサンを惹きつけて止まないんですねぇ~!

犬だっておんなじようにギャンブル性のスリルの虜になっちゃうんですヨ!!



●あきらめるな!!


さあ大変です!

ただでさえ要求吠えが習慣になってしまっているワンちゃんに、飼い主さんが中途半端に無視してみたり、数回に1回、それもワンちゃんがしつこく長時間吠えれば吠えるほど叱りに行ってしまったりしているうちに・・・

飼い主さんはプロ級の腕前で愛犬を要求吠えコンテストの上位入賞犬にまで育て上げてしまっているってことなんですねぇ~(;・∀・)

もはや、このようにして養成された要求吠えをするワンちゃんたちは、中毒状態に近い感じで吠えているってことですねぇ・・・


ぞ~~~っとしましたか?

「やーっちまったぁああああ~~~!」

って、ムンクの叫びみたいになっている飼い主さんがきっとたくさんいるはずです(笑)


でも大丈夫♪(←吉高由里子風に)


犬はしつこさでは人間には負けないくらいの忍耐力がありますが、同じ様に人間とは比べ物にならないほどの柔軟性も持っているんです。


だからね・・・要求吠えチャンピオンになれるほど優秀なオタクのワンちゃんならば、正しくしつければ必ず、静かで落ち着いたワンちゃんにだってなれるんです。


それを飼い主さんが信じてあげなくては訓練は絶対に成功しませんからね。



さて、では飼い主さんはそんなワンちゃんにどう接していけばいいのでしょうか?

まず現在は、


「オマエが声を枯らして数時間諦めずに吠え続ければ来てあげるよ!」


ということを飼い主さんに叩き込まれているワンちゃんに「叱る」という行動はまったくもって無意味だということを肝に銘じてください。

そのしつこい吠えは「叱る」なんてことでは打ち消せないほどに定着してしまっている行動だからです。

ですから、やかましく吠え続けるワンちゃんに


「いい加減にしなさーーい!」


と叱る行為は直ちにやめてください。


ここまで要求吠えが酷くなってしまったワンちゃんを吠えない子にする方法はただひとつ・・・


「オマエが静かに落ち着いて待ってさえすれば来てあげるよ!

吠えたらゼッタイに来てあげないよ!」


ってことを覚えてもらうしかありません。

言われてみれば当たり前だなって思いませんか?


その方法は、もちろん吠えたら無視をつづけることなのですが、それにはとっても大事なコツがありますので、ソコんところを次回お話していきたいと思いまーす!






<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪
綺麗な色だねぇ~!

ハイハイ、抱っこはしませんよ(笑)

Bくん、ホントはこんなにお散歩上手なんだから
おうちに帰ってもちゃんと引っ張らないで歩くんだよ

Bくん「まかしといてっ!!」

ホントかなぁ~~~(ーー;)

砂浜では走らずにいられないよー!

はじめまして!
ボクサーのBくんです♪

ヨダレの量なら誰にも負けませんっ!!

こんにちは♪

ウリくんもやってきたよ!
自分より大きなワンちゃんが苦手なウリくんだけど・・・

なぜか今日はBくんにも大きなSくんにも
自分から寄っていったんだよ~!!

ウリくんすご~~~~い(拍手!)

Iくん「ボクもすごいんだよっ!」

Iくん「ホラ見て!ジャーンプ!」

Iくん「ねっ?!ねっ?!」

うんうん、すごいドヤ顔だね(笑)
そんなことよりも・・・Iくん、キミがすごいのはね、
お姉ちゃんがいないとあんなにオドオドしていたキミが
こんな大きなワンちゃんたちと一緒に
平気な顔してお庭で遊んだり・・・

かけっこしたりしていることだよ!!

ホント・・・逞しくなったねぇ~(ウルウル)

なかなかの迫力ある外見のふたりだけど・・・
大きなSくんは怖がりさんだし
ボクサーのBくんはハシャギやさん
そしてふたりともすっごい甘えん坊なんだよ(*^_^*)

仲良く遊んでいるように見えるけれど
このふたり、一切絡みません(笑)

大きなSくんは犬には興味がなくて
人間とボールだけが好きなんだよね~(^_^;)

(ボスと一緒ぢゃ~ん?)

としお「大きいSくん、ボクにもボールくださいな」

としお「あ・・・また聴こえないフリするんですね」
Sくん「う・・・(ちょっと大人げないかもって思ってる)」

としお「負けないですよ~~~!」
ボス「としお、ウリくんにかけっこで勝つなんて
ぜったいに無理だよ」

そのとーり、もう犬かどうかもわかんない、
煙のような物体になって移動するからね(笑)

走れ走れ~!

走れ走れ~!

走れ走れ~!
Bくんと煙(笑)

Sくんも走れ走れ~!

Sくん「お願いです。ボールを投げてくださーい」

はいはい(^o^;)

としお「ボールガジガジ・・・」
ボス「じぃ~~~~~~~~」

としお「はっ・・・見られてる?!」
ボス「はっ・・・見ていることに気づかれた?!」

ボス「ピープー♪見てませ~ん」
としお「バレてますよボスさん・・・」

午後のおさんぽ♪
Bくん、とっても上手に歩けました~!

あ!お馬さんだ~~♪

Tちゃん、お馬さん好き?
Tちゃん「う~~~~~ん・・・・」

Tちゃん「わかんないっ!!」

わかんないよね~~~~(^o^;)

ホラホラ、キミたちも引っ張ると乗っちゃうよ~~!
Bくん&Sくん「もう引っ張りません」

としおーー!
そんな長い枝は持って帰れないから諦めなさーい!

いつのまにか・・・ウリくんよりもとしおは
大きくなりました(-_-;)









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