2018年12月9日日曜日

天使がくれる贈り物①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





【わたしたちの天使】


●初代ハイエース


こんな話題を見つけました。


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沖縄県 伊江島の知念フヂエさん(70才)は、島の”マチワグヮー”と呼ばれる小売店にお菓子を届けるお仕事をして4人の子供を育て上げたそうです。

フヂエさんの愛車は、初代トヨタ・ハイエース(1967年~1977年製造)

島の人たちにとって、フヂエさんのハイエースは「おかしの車」として特別な存在だったといいます。

この車が来るということは、お誕生会などの嬉しいイベントがあって「おかしが来る」「美味しいものが食べられる」っていうことを意味していたのですね。

そんな、島民たちから愛されたフヂエさんのハイエースが、このたび「おかしの車」の役目を終え、他の人に譲られた・・・・
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というお話です。

元記事は以下のサイトでお読みください。

(FNN PRIME “マニア垂涎”初代ハイエースでお菓子を届け続けて…島民から愛される70歳女性の人間力)



フヂエさんが45年もの間、修理をしながら乗り続けてきた初代ハイエースは、今やマニアが喉から手が出るほど欲しがるような希少な車です。

フロントライトは”丸目の四つ目”

どこか懐かしいそのフォルムは、まだ車に個性があった時代のイカしたデザイン

そんな希少な初代ハイエースを見るために、自動車整備の勉強をしている人や自動車マニアが、わざわざ島にやってくることも多かったといいます。

(今回、車を譲り受けた人も、何度も熱心に島に通って来られていた方だそうです)


リンク先に画像があるのでぜひご覧いただきたいのですが、フヂエさんの「おかしの車」は、塗装が剥げたりひどく錆びていたりする年季の入ったやたらカッチョイイ外観をしています。

それらも含めて「味」と感じさせてくれるのは、半世紀近い年月、ちゃんと車としての最も大切な役割=走るということをやってきた車だからでしょう。



●自動車修理工のお話


さて、このお話を知ってわたしがとても共感したのは、フヂエさんの初代ハイエースの修理に30年以上携わってきた島袋さんという自動車修理工の言葉でした。


「自分は先生だと思っていますね。一生懸命、修理に対してこの車で勉強させていただきました」


次々と新しい車が売り出され、修理に必要な部品の入手が困難になる中、中古で部品を探して取り寄せたり代用品で工夫したりと、ご苦労が多かったことでしょう。

よほど、


「フヂエさん、もうお手上げだ。

安いいい車があるから、それに乗り換えたらどうだい?」


と言ってしまった方が楽だったに違いありません。

そして、プロの修理屋さんがそう言えばきっとフヂエさんはその通りにしたでしょう。

でも、島袋さんはそうは言わなかったのですね・・・


「おかしの車」が車検を通ること実に44回!

44回も車検を通してきた島袋さんという修理工がいなかったら実現しなかったことです。



●犬たちに教えられ・・・


島袋さんがフヂエさんの初代ハイエースを「先生」だと思っているのと同じように、わたしたちも毎日のように犬たちにたくさんのことを教わっているという実感があります。


わたしたちのペットホテルはケージに犬たちを閉じ込めずにお預かりしているため、他の犬たちの安全や健康を脅かす危険性があると判断したワンちゃんをお預かりすることはどうしてもできません。

また、本犬さんが他の犬たちの中でひどいストレスを感じて健康を害してしまいそうな場合もやはりお預かりをお断りせざるを得ません。

でも、少々手がかかりそうな子だったり目が離せないような子だったり、正直面倒くさそうな子だったりしても、上記のようなリスクがないと判断した場合は極力お預かりすることにしています。

今振り返ると、そういった「大変だった子」にわたしたちが教えられたことは本当に多かったのです。



●天使たちが残してくれたもの


島袋さんは、フヂエさんの初代ハイエースを「先生」とおっしゃっていましたが、わたしたちは「手のかかる大変な子」を「天使」だと思うようにしています。

神さまがわたしたちのために使わしてくださった「天使」だと。


わたしたちのペットホテルには、そんな天使たちが残してくれた足跡がいっぱいいっぱい残っています。

それは、目に見える足跡であったり、目には見えない足跡であったりしますが、どの足跡を誰が残したものか、わたしたちはちゃーんと覚えています。

たとえば・・・



ガレージの出入り口の下部の細い隙間をふさいでいる部材は、小さな小さなAくんが残してくれた足跡です。

あんな細い隙間から出られる犬はいないだろうと思っていたわたしたちの予測を裏切り、Aくんはその隙間をすり抜けることができました!(笑)

Aくんを見たとき、


「まさかとは思うけど・・・Aくんあそこを通れちゃったりしないよねぇ?」

「その”まさか”が起きたらシャレにならない。ちょっと見ててみよう!」


そう言ってジーーーっと観察していたところ、引田天功もビックリのイリュージョンを目の当たりにして、大至急ホームセンターへ走ったというワケです。



同様に、お庭に通じる仕切り扉の両端・・・柱と塀の間の隙間のところに置いてあるコンクリートはNちゃんが残した足跡。


必要ないかな・・・?と思うような様々な種類の首輪やリードをそろえてあるのはBくんが残してくれた足跡。


30万円もした防音のドッグハウスは、深夜から朝方にかけてとんでもなく大きな声で吠えるEくんが残してくれた足跡。


犬小屋の中にある小さなテーブルの位置を変えることにしたのはMくんが残してくれた足跡・・・


という風にです(笑)


それ以外にも、

オシッコシートを敷く場所だったり、

犬たちの足を拭くタイミングだったり、

たっぷり可愛がってあげるタイミングや叱るタイミング、

そろそろケンカを止めなくちゃならないタイミングや、休憩を取らせた方がいいと判断するタイミング・・・

また、相性の見極め方や予約の受付方法などといったオペレーション全体に関しても、数えきれないほど天使たちが残してくれた足跡がたっくさん!!


そのようにして、天使たちからもらったプレゼントはわたしたちにとってこのお仕事をしていく上での「経験値」というプライスレスの宝物になって、次にお預かりする犬たちのために生かされています。




長くなるので、つづきはまた次回にお話しさせてください。





<今日のPetHotel11!>

朝のおさんぽ♪
チャコ「Vくん、お散歩うまくなったんだって~?」
Vくん「うん・・・ってゆーか、リードをひじ掛け
みたいにして偉そうにするのやめてよねー」

Yちゃん、他の子にガルっちゃうの、
よく我慢したね~!エライッ!

Fくんも、キンチョーしながらもゴハン完食したね~!
エライッ!

ふたりとも、またお泊りにおいでね~(^▽^)/

Hちゃん「え?!YちゃんとFくん、帰っちゃうの~?!」

そーなんだよ~~
出発直後、Sくんのリードはまだネジネジしてません(笑)

プルプルプルプルッ!!!
Sくん「姉ちゃん、なんでプルプルするとき脚も
ジタバタなっちゃうの~?」
Hちゃん「オトナの遠心力よ!!」

ほぉ~~~( ̄▽ ̄)

Hちゃん「さて・・・」

「Cくんは帰っちゃったし・・・」

「今日は誰がワタシを助けてくれるのかしら~?」

「・・・・・・・・」

だーれも助けに来てくれませんでした(合掌)

Sくん「姉ちゃんゴメン・・・ボクもっと
大きくなって姉ちゃんを助けられるようになるからね」

えーーーーっ?!
Kくんの身に一体なにが・・・(;・∀・)

としお「Hさ~~~~ん」

としお「あそんでくださーーい」

やーめーなーさーーーい(-_-;)

他の犬がとっても苦手なKくん

Kくん「おーーーーい、みんな~~~!」

お?

Kくん「注目~~~!」

お?お?!なんだなんだ?!

Kくん「ボクんところに来ないでねーーーー!!」

呼んどいて なんだそりゃ?!

そんなKくんが勇気を出してSくんを
クンクンしに来た~~~!

ハッ!!気づかれた~~~!!
(そりゃ気づかれるって)

Sくん「Kくん、ボクと遊びたいの~~~?」
Kくん「いや・・・あそばな~~~~~い」

後ずさりしちゃった(;^ω^)

としお「あ! ナツさん!!」

としお「そのお洋服ボクが小さい頃に着ていた
お洋服ですよね?!なつかしいですぅ~~~」

としお「ナツさんに怒られちゃいました・・・(クスン)」

ナツに叱られて、ボーリングのピンのフリをするとしお
(ながっ!!)

午後のおさんぽ♪
Hちゃん「S、よ~く見てごらん!あの海の向こうに
何があると思う?」

Hちゃん「ワタシたちのおうちがあるのよ~!

Sくん「姉ちゃん、波打ち際まで走ろうよ!」
Hちゃん「S・・・話をききなさーい!
・・・って、またリード ネジネジしすぎーー!」

Hちゃん「みなさん、聞いてください!!」

Hちゃん「弟のSが、どうしてこんな風に
オシッコシートに頬ずりしているかというと・・・」

「ワタシたちのハウスに我が物顔で入ってきた
ナツさんが、Sくんのベッドを引きずり出して・・・
占領しちゃったから、オシッコシートの上しか
居場所がなくなっちゃったんですぅ~~~!」

ナツ「はぁ・・・ごくらくごくらく♪」

ナツ・・・返してあげなさーーーーい!!(-_-;)





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