2017年4月7日金曜日

ひきこもり犬にしないで⑦

獣医さんに

『ワクチン接種が終わるまでお散歩は避けるように』

と言われたので、おうちの中で大事に大事に育てているうちに、大事な大事な【社会化期】を逃してしまった!!

そんなことにならないために、子犬の貴重な【社会化期】をどのように過ごせばいいのでしょう?

●お散歩はまださせない!

これは獣医さんが仰る通りやめておきましょう。逆に、獣医さんとよく相談して

『少しくらいならお散歩させても大丈夫ですよ』

と言われたらそれに従うべきです。

要するに、この時期にお散歩したら必ず感染症になる・・・なんてことはないんですね。
(逆に、お散歩しなければ絶対に感染症にかからないという保証もないのですが・・・)

だからといって、獣医さんの注意を無視して抵抗力の弱い子犬をお散歩に連れ出した結果、万一感染症にでもなってしまったら、やはり飼い主さんとしては後悔してもしきれないでしょう。
実際、地面にはバイキンがいっぱいですからね。


●抱っこしてお外に連れ出しましょう!

お外で出会った飼い主さん以外の人に撫でてもらったり、おやつを渡して子犬にあげてもらったりしてください。

車やバイク、自転車などのたくさんの音や匂い、気配に慣れさせ、そういったものに必要以上に恐怖を感じることがない子にしましょう。
車に慣れさせるために、近所の公園などにドライブに連れて行くのもいいですね♪


●お客様をおうちに招きましょう!

人を招いて、わざと子犬のテリトリーに知らない人たちがやってくるシチュエーチョンに慣れさせることも、大変よい経験になります。
大きくなってから、必要以上にお客様に吠えたりしないワンコになってもらうために、ぜひ実践しておきたいことです。


●パピークラスを活用しよう!

たくさんのワンちゃんとのふれあいは、犬同士の社会性を伸ばすのに最適です。
だからといって、まだドッグランには連れて行けませんから、パピークラスを上手に利用しましょう。



さて、いかがでしたか?
お散歩を避けつつも、子犬の社会化のために飼い主さんができることはたくさんあるんですね。

もちろん、健康被害があっては大変ですから、飼い主さんがご自身の目でよく子犬の様子を観察しながら、無理のないようにしてあげるのは当然ですが、かかりつけの獣医さんともよく相談しながら、ぜひともこの【社会化期】にたくさんの経験をさせてあげていただきたいと思います。


「いやいやいやいや・・・それはわかったけど~・・・ウチの子はもう成犬なのよねぇ~・・・とーっくに【社会化期】は過ぎちゃってるから、もう一生社会化できないってわけなのねぇ~」

と、お嘆きの飼い主さま。

そんなことはありません!
もちろん、子犬の【社会化期】に比べて時間と忍耐を必要としますが、いくつになってもワンちゃんは社会化できます!

長くなるので続きはまた次回にします。


桜には興味ないけど・・・

菜の花はわりと好き~♪