では、具体的にどうすれば社会性の高いワンちゃんになるのでしょう?
最も理想的なのは、パピーのうちに社会性を身に着けさせることです。
人間の赤ちゃんの場合、よく
『生後13週までに100人の人と触れ合う』
というのが社会化の理想といわれています。
ヒトもワンコも、頭と心が柔軟な幼いうちに、たくさんの他者と触れ合い、様々なものを見て聞いて、できるだけ多くの経験をさせることによって社会性が身についていきます。
この、社会化の最適期のことを【社会化期】と呼びますが、ワンコの場合の【社会化期】は、だいたい生後4週~13週ごろまでの2ヵ月間あまりです。
この時期の子犬は、外からの色々な刺激に対して、【恐怖】よりも【好奇心】や【興味】といった受応力の方が勝っているため、素直にそういったものに慣れ親しむことができるのですね。
ところが、生後13週ごろをさかいに、この受応力が低下していきます。
そして、同時に高まってくるのが、新しい刺激に対する【警戒心】です。
特に、【社会化期】に色々な刺激に接してこなかった子は、興味を抱いたものや触れ合ったものが安全で安心だった・・・という成功体験をあまり持っていないために、知らないものに対して過剰な【警戒心】をいだいてしまうことがあります。
せっかくの社会化期に社会化のチャンスを持てなかったのですから、他の犬や、知らない人、聞きなれない物音や気配、嗅ぎなれない匂いなどに対して、必要以上に吠えたり、オドオドしてお散歩を怖がるようになったりするようになってしまうのも無理はありませんね・・・
このテーマの一番最初に、
『犬の社会化』という言葉はもう一般的になってきているにも関わらず、それに反してむしろ社会化できていないワンちゃんが増えているような気がする・・・
と書きました。その理由のひとつとして、
飼い主さんがワンちゃん自身が苦手とするものを遠ざけてしまうことによって、他者との触れ合いの機会や、苦手なものを克服する機会を得られない・・・
というようなことを書きましたが、もうひとつ、考えられる理由があります。
それは、次のようなことです。
一般的に獣医さんは、
『ワクチン接種が終わるまで、お散歩は避けるように』
と仰います。
それはもちろん、抵抗力の弱い子犬を、おそろしい感染症から守る目的で言われることです。
けれども、ワクチン接種が終わるまで待っていると、生後14~16週になってしまいます。
先ほどお話した【社会化期】は、生後4週~13週ごろでしたね?
『社会化期、終わっとるやないか~~~いっ!!』
ということになるんです(トホホ・・・)
では、どうするか・・・
長くなるので、続きは次回に。
さて、本日も行ってきました。
ワンチ拾い♪
さすがに、昨日の今日ですから新規ワンチはあまり多くなくて・・・
いやいや、それでも1kg弱はありました Σ( ̄ロ ̄lll)
そうそう、ワンチ拾いしていたら、向こうからラブラドールレトリバーを連れた撮影隊らしき人々が寄ってきました。
どこかで見たことあるような・・・と思い、帰宅後に調べてみたら、昔、テレ東で、今はBSのみで放映しているポチたまペット大集合という番組の『まさはる君が行く』というコーナーのようでした。
『この辺りで有名なワンちゃんはいませんか?』
と尋ねられ、
『有名な子ですか~?特に有名ってことはないですけど、いつもお散歩しているワンちゃんはお互いをよく知っていますからみんな有名っちゃぁ有名ですしねぇ~』
と、お答えしたところ
『例えば、何かの受賞歴があるワンちゃんとか・・・』
ということでしたので
『あー・・・そういうことなら残念ながら知りませんねぇ』
とお話して別れました。
有名な犬という意味では、例えば
会う人、会う犬全員に吠えまくる子
だとか・・・
ロングリードで、他の犬にいきなり襲い掛かるデンジャラスな和犬
なんかも、お散歩仲間の中では有名なんですけどねぇ・・・
さすがに紹介できませんわねぇ( ̄▽ ̄)
どうせなら、うちのペットホテルの宣伝でもしておきゃよかったわ・・・
と、ワンチ袋を握りしめて後悔したわたしたちでした。
本日も大好きなお馬さんにグイグイいく”なつ” |
なかなか減らないワンチさんたち |