今回お伝えする2つのニュースは、動物愛護家たちから『虐待だ』と激しい非難を浴びた飼い主のお話です。
先日お伝えした、
●ニュージーランドの空港で射殺された検疫探知犬のニュース
●ロシアの空港でマイナス30度の屋外に置き去りにされて凍死したワンちゃんのニュース
これらのお話とは少し性質が異なると私は思っています。
どう異なるかというと、どちらも酷いお話なのですが、単純に『ひどい!言語道断だ!』と非難できない側面があるのです。
みなさんは、今からご紹介する2つのニュースについて、どのように考えるでしょうか?
①愛犬を整形した飼い主
ロシアのマリナ・エスマットさん(37才)は、息子のためにジャックラッセル・テリアの子犬を購入しました。
息子がジム・キャリー主演映画『マスク』に出てくるジャックラッセル・テリアが大好きだったからです。
ところが映画に出てくるジャックラッセル・テリアは耳が垂れている(ボタン耳)のに、買ってきたその子は耳が立っていました(立ち耳)
これはニュースのワンちゃんではありません。 お客様の小次郎くんです。これがボタン耳。 |
家族は飼い犬を映画と同じ外見に近づけようと、耳にコインなどの重りをつけ、テープや接着剤で固定してみましたがダメでした。
そこで家族は獣医さんに飼い犬の整形手術を依頼します。
「いずれは子犬も欲しいと思っているが、立ち耳だといいお相手にも恵まれません。それにドッグショーにも出したいんです。だからボタン耳になるよう手術をしてください」
獣医さんは
「そのような不要な手術はできない」
と最初は強く批判し、手術を断念するよう家族の元を訪ねてまで説得を試みたそうです。
けれども飼い主は
「耳が垂れている方が可愛い」
と主張。獣医さんに手術を要請したといいます。
最終的には獣医さんも家族の強い要望に負けて手術に踏み切りました。
手術は無事成功しました。
ジャックラッセル・テリアの耳は、飼い主家族の望むボタン耳となり、その引き替えに耳の軟骨を損傷したのです。
この話がメディアに紹介されると「拷問に近い」「残酷だ」と世界中から多くの非難の声があがりました。
さらに結局は手術をした獣医に対しても「なぜ最後まで断らなかったんだ?」「健康に関係ない手術を施すなんて獣医として間違っている」「そんなに金が欲しいのか?」という批判のコメントが多数寄せられました。
「手術は正しかったとは思っていません。でも、こういう飼い主さんもいるんです」
と語り、
飼い主は
「手術をしたおかげで耳が垂れて、ドッグショーにも参加することができます。繁殖させたくても耳が上向きになったままでは交尾の相手も見つかりませんでしたが、今では全て順調にいっていますよ」
と、大変満足げなコメントを出し、罪悪感のかけらもないのかと更に批判を浴びているようです。
(出典:LIFEニュース ロシア)
さて、このニュースについて、みなさんはどのような感想を抱かれたでしょうか・・・
長くなるので次回に続きます。
”なつ”わたしはアンダーショット(いわゆる受け口)なの。 でもちょー可愛いでしょ? |
”ボス”ボクはミニチュアって言われてたけどその割にデカいんだ。 でも、超イカしてるでしょ?え? |