大抵は、少し時間が経って安全が確認でき、環境に慣れてくれば、リラックスして過ごせます。
その場合は、ワンちゃんにとって、ペットホテルに預けられたことが社会化を向上させる大変よい経験になったと言えるでしょう。
けれども、ものすごく神経を張り詰めて、恐怖にブルブル震えて歯を剥き、ごはんもお水も口にせず、狭い空間に入り込んでジっと動かない・・・
または、ずっと落ち着きなくウロウロしながら吠え続けている・・・という子もいます。
そういった子の場合、時間をかければやがて様々な刺激に慣れ、安心して過ごすことができるようになって、結果的にペットホテルでの経験がよい方向に働く場合もあります。
けれども、1~2泊などの短期で帰ってしまう場合、残念ながらペットホテル経験は『ストレス』と見知らぬ恐怖だらけのところに置いていかれたという『絶望』、ワンちゃんによっては、飼い主さんに裏切られたような恨みがましい感情を抱いてしまう場合もあるのです。
最悪の場合、それをきっかけに性格がすっかり変わってしまうというケースもあるようです。預けられた経験がトラウマになってしまうのでしょうね・・・
(幸い、現在のところ、うちのホテルではそういったことがあったというお話は伺ったことがありませんが・・・)
お預かりしたワンちゃんのストレスを軽減し、少しでもリラックスさせてあげようと、私たちも懸命に努力はしますが、ひどくナーバスになっている子に対して、過剰な働きかけはかえって恐怖をあおることにもつながるため、対応はとても難しく、私たちにできることはあまり多くはありません。
そういったワンちゃんを見ていると、正直、とても可哀相だなぁと思ってしまうのですね・・・
余談ですが、私の大学時代の友人で、ご両親が大変厳格で、
『男性が参加する飲み会やスキーなどに行くことは許しませーーーん!』
と言われていた子がいました。
門限も厳しく、ちょっとでも遅くなったりしようものなら、門の前でお父様が鬼の形相で待ち構えているという具合です。
彼女は素直なお嬢さんでしたから、ご両親のいいつけ通りにしていました。
ところが、25才を過ぎたとたんに、お父様もお母さまも突如態度を変え、
『もう適齢期なのに、誰かいい人はいないのか?そんなことでは行き遅れるじゃないか!』
などと言って彼女に激しくプレッシャーをかけるようになりました。
その頃、彼女はことあるごとに
「学外でしか異性と出会えない女子大にいる娘に対して、2人がかりで徹底的に男払いしておいて、25過ぎたからって都合よく突然結婚相手なんてできるかーーーいっ!!」
と絶叫していました。
・・・何が言いたいかおわかりでしょうか?
普段、家族以外の人や犬と関わる機会を与えずに、決まったコースぐらいしかお散歩させていなかったようなワンちゃんを、予想もしていなかったような家庭の事情で、やむなく初めてペットホテルに3泊ほど預けることになったとします。
ケージに閉じ込めっぱなしのホテルはいやだと、ケージレスのホテルを探しますが、面談の場で、落ち着きなく吠え続けたり、他のワンちゃんにうなり声をあげて牙を剥いたりするために、どこも受け入れてはくれません。
時間もなかったので、諦めて仕方なくケージに入れっぱなしのホテルに預けることにしましたが、1泊目が明けた朝、ホテルからの電話が鳴ります。
「夜中鳴き通しでした・・・他の犬やご近所の迷惑になるので、連れ帰っていただけませんか?それから今後はもううちではお預かりできません!」
「そ・そ・そ・そんなぁ~~~~!!迎えに行けるくらいなら預けてないわよ!一体どうすればいいのよ~~~~?!」
うちのホテルでは、そういったことは今のところありません。
けれども現実にこの手のお話はよくきくことなのです。
そんなことになってから、ワンちゃんに対して
「あなたはどうしてそうなのっ?!他の子とも仲良くしなくちゃーダメでしょーがっ?!」
なんて言ったって、そりゃーワンちゃんにしてみれば
「急に社会性なんて芽生えるかーーーいっ!!」
ってことなんです。
今はそういう予定はなくても、必要に迫られてワンちゃんをどこかに預けたり、シッターさんにお世話を頼んだりするようなことは、絶対にないと言えますか?
病気や事故で入院することになったら・・・?
被災して家が倒壊してしまったら・・・?
長くなったので、また続きは次回に・・・
ゴン太くん お山でお花見♪ |
桜はまだだけど菜の花は満開♪ |
海岸で~若い2匹が~恋をするものがた~り~♪ 「愛してるヨ~~~~!」 ※この後、ゴン太はフラれてしまいました( ノД`) |
ブロッコリーって、こんな可愛らしいお花が咲くんですね~! |